イラク復興

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戦術と言うより戦略ですね。

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/17 17:59 投稿番号: [1375 / 1982]
シルバーさん
はじめまして

仰る様に湾岸戦争以降のフセインは当てにならない兵器を『はったり』で使いまわしたわけです。

ただ、これは戦術運用ではなく戦略的な運用と言うべきでしょう。
核開発もその文脈で理解されると思います。

湾岸戦争当時のイラクは地域大国として中東で戦争する限りにおいては第一級の軍備を持っていました。
最新装備ではないものの装備する量と錬度を考えれば必要充分なものだったでしょう。

それでも、湾岸戦争では歯が立たなかった。
米軍をはじめとする西欧先進国との戦力の差を湾岸戦争で思い知ったはずです。
あの戦争で戦力の根幹たる機甲戦力が壊滅しましたし、圧倒的敗戦でしたからイラク軍には深刻なトラウマが残ったはずです。

残された戦力では国内対策はできても体外的な戦力にはなり得なかったと思います。

ならばどうするか・・・それまでの「悪名」を利用するのが一番です。
スカッドは実際に使用しましたし、化学兵器の使用例もあったわけですから裏づけは充分ですね。

現実問題として経済制裁も厳しかったし、国連による査察もあったわけですから軍事的に意味のある戦力として運用するのは困難だったと思います。
しかし、誰も絶対無いとは言えない所が味噌ですね。
しかも少量であれば作るのは簡単ですから匂わせることは簡単に出来ます。

占領してしらみつぶしに探さない限り無いとは言えない状況を作ったところでフセインの戦略勝ちですね。
国づくりとしてはうまい方法ではないですが、フセインの生き残りとしてはうまくやったと言うべきでしょう。

で、こういう『はったり』や戦略的行動にどう対処するかと言うと米国がやったように見せしめの懲罰行動がひとつ、そして関係諸国が連合しての経済的締め上げでしょうか。

これは国連が世界政府的存在になるなら国連の仕事ですね。

一般社会でも目に余る違法行為は懲罰の対象です。

ただ、米国にその権利があるのかということと、そのために民衆が死んでもいいのかということは難しいところです。

本来地域の安定を考えれば無法者は誰かが退治しなければいけないのですが、今の国際社会で誰がそれをやるのか・・・やら無ければ無法者はのさばるだけですよね。

無法者は法律の埒外にあるわけですから、何らかの強制力がなければ取り締まりは出来ません。
法律と言うか取り決めで全て納まるなら警察力は要らないわけです。
戦争と犯罪を同一視すのは問題かもしれませんが、無法者に対しては根幹は変わらないと思います。

私が米国の行動を否定しきれないのは以上のように考えるからです。

取り敢えずです

「はったり」・「戦術運用」:カツラギさん

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/17 14:09 投稿番号: [1374 / 1982]
カツラギさん。
はじめまして。

カツラギさんのご指摘に考えさせられることが多かったため、書き込んでしまいました。

特に、

>それと届くと言う『はったり』が大事なわけです。〜

という部分のお話と、

>よく訓練された軍隊にとって『当たらない』のは「ない」と一緒ですから、射程距離が短くても命中率の高い兵器の方がいいわけです(もちろん程度問題ですが)。届かないのは戦術運用の話ですはありませんか。

という部分。

僕がカツラギさんのお話を正しく理解できているかどうかという問題もありますが、取り敢えずカツラギさんのお話から僕が感じたことをお話させていただくと、カツラギさんの仰る「はったり」や「戦術運用」を非常に上手に駆使し、立ち回っていたのが、イラクであればフセイン大統領だったのではないかと思うわけです。

おんぼろスカッドにしろ、殺傷能力が疑わしい化学兵器にしろ、「はったり」でうまいこと威嚇効果を発生させ、兵器の破壊力や命中精度、射程距離などの要素を補って余りある「脅威」のイメージを与えることに成功していたのではないかと考えるのです。

そして、フセイン大統領によるこうした「はったり」は、イランやイスラエルなどへの威嚇を構成していたと同時に、外部テロ組織がイラクへ流入しようとするのを思い止まらせたり、イラク国内の反体制派の運動を押さえ込むんだりする目的でも機能していたように思います。

フセイン大統領にとって、自国の兵器に関する「はったり」と「戦術運用」は、自身の体制を維持するため、敵を押さえ込む重石を作り出すための、重要な構成要素であったはずだし、サバイバルの知恵であったとも言えるのではないでしょうか。

翻って、テロ組織にとっても、カツラギさんが指摘されている「はったり」と「戦術運用」は、彼らの戦略の特徴でもあると思うわけです。

現在は、非民主的な独裁国家や、テロ組織などから生み出される脅威への対処に、安全保障上の焦点が当たっていますが、しかし、現在の兵器規制法規に基づく国際秩序体系では、こうした脅威への対応を考えると、非常に限界を感じます。

特に、既存の兵器規制関連の国際法規範は、明確に兵器の破壊能力や命中精度、射程距離などの兵器の性能を前提としており、それに伴い、規制方法の規定が定められるという形を取っております。

一方で、兵器の性能ではなく、「はったり」や「戦術運用」により脅威が生み出されてしまっている場合、それに対し、どう対処していけばよいのか――ということが今日的な課題なのだろうと思うわけです。

この場合は、兵器規制というよりも、兵器を開発・使用すると思われる者についての情報収集に基づき、そうした者を監視するという対応になるとは思うのですが、そうした対応を可能にする法体系なり制度なりが、依然未整備であるということが問題であるかと思います。

カツラギさんのお話に便乗し、僕の問題意識をお話させていただきました。

それでは。

横>飛距離は大事ですが・・・

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/17 12:44 投稿番号: [1373 / 1982]
ライターさん

エッセンスにしすぎですよ。
もちろんわかって書いてるんでしょうけど。(苦笑)

テロリストと第3世界の軍隊を同列に言ってしまうのは語弊があるかもしれませんけど、考えかたは一緒ですよね。
取り敢えずの効果があればいいわけですから。

自分たちのほうの人的損害がある程度許容出来るならローテク兵器でもかまわないんですよね。
特に民主主義が一般化してるところは世論が一番になるわけですし

軍事的効果を考えれば半数命中界がkmオーダーの兵器なんて核でも使わない限り意味がないんですけど、これが市街地の「どこか」に落ちて一般市民に被害が出るとこれは大問題ですよね。
イスラエルがしゃかりきになって打ち落とそうとしたのはそういう理由でした。

それと届くと言う『はったり』が大事なわけです。
高級な兵器は運用能力も高度なものが要求されるので、基本的に自国に高度な産業基盤がないと使いこなせません。
だからローテクの狙いが怪しいミサイルになるんですけど、そうは言っても狙われたほうにはどこに落ちるかわからないというのも確かに恐ろしい話ですからね。

で、よく訓練された軍隊にとって『当たらない』のは「ない」と一緒ですから、射程距離が短くても命中率の高い兵器の方がいいわけです(もちろん程度問題ですが)。届かないのは戦術運用の話ですはありませんか。

今の巡航ミサイルと昔の大陸間弾道弾の爆発威力は雲泥の差ですよ。
キロトンとメガトンでは差がありすぎますよね。
でも、数メートルから数十メートルの誤差しかない兵器と数キロの誤差を持つ兵器では必要とする威力に格段の違いが出るし、その運用のフレキシビリティがぜんぜん違うわけです。
その分、使いやすくなって困ると言う面もあるわけですが。

まあ、届かないと困るってのは否定できませんが、ゴルフの「OB」を例にあげればライターさんがエッセンスにしすぎの意味もわかるかと思います。

失礼しました。

軍人とゴルファーの発想

投稿者: lighter101rethgil 投稿日時: 2004/08/17 08:51 投稿番号: [1372 / 1982]
ロシア製のミサイルを原型にしているからと言って
ロシアが影でミサイル開発を援助していると言う話が出てこないのが
このトピのレベルの高いトコですねぇ〜

***********************************

さて、本題!
ただ、飛んでゆくミサイル・・・
そんなモノどうするの?
と思うかも知れませんが!
軍人に取ってはそれで良いのです。

軍人の発想の根底は!

『最良の状況とは
自分は攻撃出来ても
相手は攻撃出来ない、もしくは相手の攻撃を防げる。』

ナポレオンの砲兵戦術も
大艦巨砲主義も
弾道ミサイルも

全て根底はまずコレ!
敵の攻撃出来ない位置から
敵を攻撃できる。

攻撃が効果的に行えるか?どうか?
と言うのはまず、射程に捉えてから考える次の次元の話しなのです。

弾道ミサイルは慣性誘導と言って
加速度を内蔵の精密時計で測り
コンピューターで計算して弾道を修正しますので
距離が伸びれば伸びるだけ命中率は放物線を描くように低下して行きます。

巡航ミサイル、精密誘導爆弾、ステルス爆撃機
をテレビで見ている人には
旧式のおんぼろロケットなど役に立つのか?
と思えるかもしれませんが・・・

湾岸戦争時、フセインがおんぼろスカッドでイスラエルを攻撃した事実・・・
その結果、多国籍軍はこのおんぼろスカッドミサイルに攻撃を集中させました。

どんなに高性能の誘導ミサイルでも
相手を射程に捉えなければ意味が無い・・・
これが軍人の発想です。

Never up, never in

軍人とゴルファーの発想

投稿者: lighter101rethgil 投稿日時: 2004/08/17 08:51 投稿番号: [1372 / 1982]
ロシア製のミサイルを原型にしているからと言って
ロシアが影でミサイル開発を援助していると言う話が出てこないのが
このトピのレベルの高いトコですねぇ〜

***********************************

さて、本題!
ただ、飛んでゆくミサイル・・・
そんなモノどうするの?
と思うかも知れませんが!
軍人に取ってはそれで良いのです。

軍人の発想の根底は!

『最良の状況とは
自分は攻撃出来ても
相手は攻撃出来ない、もしくは相手の攻撃を防げる。』

ナポレオンの砲兵戦術も
大艦巨砲主義も
弾道ミサイルも

全て根底はまずコレ!
敵の攻撃出来ない位置から
敵を攻撃できる。

攻撃が効果的に行えるか?どうか?
と言うのはまず、射程に捉えてから考える次の次元の話しなのです。

弾道ミサイルは慣性誘導と言って
加速度を内蔵の精密時計で測り
コンピューターで計算して弾道を修正しますので
距離が伸びれば伸びるだけ命中率は放物線を描くように低下して行きます。

巡航ミサイル、精密誘導爆弾、ステルス爆撃br>をテレビで見ている人には
旧式のおんぼろロケットなど役に立つのか?
と思えるかもしれませんが・・・

湾岸戦争時、フセインがおんぼろスカッドでイスラエルを攻撃した事実・・・
その結果、多国籍軍はこのおんぼろスカッドミサイルに攻撃を集中させました。

どんなに高性能の誘導ミサイルでも
相手を射程に捉えなければ意味が無い・・・
これが軍人の発想です。

Never up, never in

ノドンとスカッド:シャハブ3

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/16 19:58 投稿番号: [1371 / 1982]
う〜ん、その程度のストーブ煙突式ミサイルの改良型っかぁ・・・
ただ、飛んでく、ってだけだろうなぁ、それじゃ

SS20は多弾頭でしたか・・それじゃいかにロシアでも簡単に
あの地域には出さないですね。
(僕はスカッド売りさばいたことを少しは悔やんでいてほしいなぁ、
と思ってますが)

前にカツラギさんとのお話で出ていた流れで、兵器も高精度になると
”維持管理”が難しくなると思うんです。

そういう意味でも高性能な機械(兵器)を使いこなせるか?は
ちょっと疑問ですね。
(日本位じゃないですか?高性能自動車をメンテフリーという
コピーで作って売ってるのは:実際は違うんだけど)

この話で思い出したので、
今1台だけですがゲレンデヴァゲン使ってるんですが
納車の時の”機械ですから、新しい内に不都合が出てくれないと
駄目なんです”という説明が妙に説得力があって、実際に5000k
を超える迄は、何やかやと手間が掛かりましたけど、超えた瞬間に
エンジンの音とか馬力の出方とかが素人でも分かる程ガラっと
変わって、細かい故障等もガクンと減ったのには驚きました。

(同じく)失礼しました

腐っても鯛・・なんですよね

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/16 19:29 投稿番号: [1370 / 1982]
こんばんは(ですね、日本は)
カツラギさん

>当事者としての米国に筋書きを発表してもらわなければ
  周りが動きにくくてしょうがないでしょう。

最後は、やはりそこに落ち着くことになるんでしょうね、やっぱり・・・

>発表情報を見る限りは米国が何をいつまでにするつもりなのかが
  よく見えてこない。

以前、シルバーさんが仰ってたんですけど、公式発表ってのは
95%以上正確だと思うんです。
特に、今後の米軍撤退と軸にした連合国側のロードマップに
関しては裏取引で済まないと言うか衆目の的になる”行動が伴う”話
だと思いますので、公式発表しない訳にいかないレベルだとも
思うんですね・・そうすると、現状でアメリカ自身の構想が見えない、
と言うのは、案が固まっていないか、交渉段階か、手詰まりか
のいずれかの状況といった印象を受けます。
ですんでラムズフェルド国防長官のこういう発言にも
繋がっているのかなぁ?とは思いますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040816-00000249-reu-int


>今回の処理に米国が失敗した場合、〜
  その未来は今より住み良い世界とはいえないと思います。

>ここは衆知を集めて突き放さず、見捨てずに絵を描かせるべきだと思います。

う〜ん、何やら
”頑張れよっ!君は大丈夫だっ、君なら出来るっ!”式に
なって来ましたね(苦笑)

でも、実際はそうなのかも知れませんね。
アメリカ自身を飽きさせないと言うか、国内に無用な厭戦観を
作り出させない為にも「めげさせない」衆知が必要になるでしょうね。
(同盟国と言われる諸国が何処迄支えるか、になって来る?)

僕の現在の感想は
9.11以降の”イラク開戦迄の理論構築”はなかなかのもんだったと
思うんですが肝心要の”引き時の理論構築”にてこずっている・・・・
そんな気がしています。
(これ迄の米国の歴史的な行動でも、この引上げ時が上手かった
事例ってのは余り無いんじゃないかなぁ)

これはやはり「占領ではなく解放」というテーマ自体を
アメリカ自体が上手く消化し切れていないことに原因があるような気がします。

つまり、
アメリカ軍がその地域に入ると”圧政に苦しんでいた現地の人達の
絶大な歓迎に迎えられる”というWWIIでのパリ解放のイメージが
未だに強過ぎると言うか(此処が善意なんだとも思いますが)
おかげで、復興の為の治安維持活動にも現地側が非常に協力的で
尚且つ撤退する時も「惜しまれて撤退する」というシナリオを
勝手に描いていることも原因だと思います。

そうしたアメリカ軍の世界展開ドクトリン自体を見直さなければならない
時期に来ている、のだとも思います。

こういう状況ってのは、かなり”日本のアメリカに対する立場や姿勢”
が重要になって来るんじゃないですかね?

取敢えずでした

シャハブ3について

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/16 17:12 投稿番号: [1369 / 1982]
蛇足ですが・・・イランの『シャハブ3』はパキスタン同様に元は北朝鮮の『ノドン』、大本は旧ソ連のスカッドですね。
SS20は本来役割としてはスカッドの後継なんですが誘導装置も高級ですし、射程距離がはるかに長くなります。意味合いは戦域核です。
おそらくイランあたりが国産化するには高級すぎるミサイルのはずです。
ロシアが積極的に技術援助すれば別でしょうが、おそらくロシアもお付き合い程度しかしていないのではないでしょうか。
もちろん核が弾頭化されれば意味はありますが、多弾頭が前提ですから、単弾頭で考えるならノドン程度充分なのではないでしょうか。

失礼しました

それでも米国に期待する

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/16 17:10 投稿番号: [1368 / 1982]
こんにちは
アセアンさん

治安維持の問題についてはイラク暫定政権の寝技に期待するところが大きいとは思いますが、当事者としての米国に筋書きを発表してもらわなければ周りが動きにくくてしょうがないでしょう。
それこそガキ大将の顔色ばかりうかがってしまう結果になりかねない。

イスラム諸国の治安部隊については実質的な派遣能力のあるのはシリア、パキスタンぐらいでしょうか、インドネシアも陸軍の規模からは大きいんですが・・・どうでしょうか。

いずれにしても経済規模からしてせいぜい旅団規模の派遣がせいぜいでしょう。国によっては大隊規模がいいところでしょうね。

10万以上の軍隊を兵站も含めて派遣できるのは米国ぐらいなものです。

となるとイスラム諸国の治安軍はあくまで象徴的な意味で、その兵站の維持や派遣費用は米国と日本(サウジはどうかな?)が面倒見ることになるのではないかと思います。
軍事に直結する部分は米国が行ない、後方支援の境界ぎりぎりのところまで日本が首を突っ込む可能性があるのではないかと思っています。

それと派遣能力のあるのはNATOですから、ここから5万の内のかなりの部分を出してもらうとすると、それこそ彼らが納得するための(それぞれの国民を納得させるための)ロードマップが必要ではないでしょうか。日本のぎりぎりの協力のためにも撤退に至る大義名分が必要なはずです。

ロシアはチェチェンがあるからまずいだろうし、中国も国内があるから高みの見物でしょうしね。

いわゆる『本音』の部分は別として、表向きは米軍のプレゼンスを減らしていかなければならないわけですから、目に見える軍事力を展開できる可能性のある国々が納得できる方向性はどうしても必要でしょう。

その辺の絵をかけるかどうかというとアラウィ氏では危うい感じがします。
実際、アセアンさんの言われるように発表情報を見る限りは米国が何をいつまでにするつもりなのかがよく見えてこない。

選挙後の新政権とのスタンスがどうなるのか、安全保障条約の大枠や駐留規模などもそうですし、かつてぶち上げた中東民主化構想などもまずは取り下げて新規の現実的提案にするとか、占領統治するつもりがないならないなりに国際社会が納得できるスキームを提示する責任が米国にはあるはずです。

自ら統治しないで影響力を残そうとすればみんなが納得する(妥協できる)枠組みを作らなければ傀儡政権だとして早晩クーデターでもおきかねない。
これに関しては何がどうでも米国が自ら動かないとまとまらないのではありませんか。

今回の処理に米国が失敗した場合、一極集中のパワーとしての存在はそのままとしても各国が面従腹背化し、米国を裸の王様として扱い、その結果米国の行動がますますぶれの大きいものになる可能性があると思います。
その未来は今より住み良い世界とはいえないと思います。

したがって、ここは衆知を集めて突き放さず、見捨てずに絵を描かせるべきだと思います。

取り敢えずです

サドル君とルバイエ顧問

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/16 12:16 投稿番号: [1367 / 1982]
今日は急がしめですので取り急ぎこれだけ。

イラク国民大会議開催。
サドル君派や「イラク・イスラム聖職者協会」のボイコットをはじめ、一部シーア派も退席するも、結局粛々と議事が進行されている模様です。

「イラク・イスラム聖職者協会」については、毎日新聞などは「スンニ派有力組織」と形容していますがどんなんでしょうね。僕としては、「イラク・イスラム聖職者協会」って、アルジャジーラのスローガンである「意見、もう一つの意見」の「もう一つの意見」側に属する組織かなぁ――という印象ですが…。メインストリームではないが、まぁ中には共感する人もいるだろうひねくれ者組織として頑張ってくれって感じかな?

アセアンさんの仰る、

>「これ以上、抵抗を続けるなら、母国復興を阻害する犯罪者集団として
  対応するが、家名と父上の名誉が泥にまみれる、覚悟は出来ているのか?」
と脅すしか方法はないんじゃないでしょうか?

というのが、どうやら暫定政府の方針のようですね。

一方で、サドル君徹底抗戦か?と思いきや、暫定政府のルバイエ国家安全保障顧問にアプローチし、何気に停戦交渉再開の働き掛けを密かに行っているようですけれど…。やっぱ、腹が据わっとらんお人ですなぁ。

週一ズレ:Kiilaa Oolimpik速報

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/16 00:14 投稿番号: [1365 / 1982]
やったぁ〜〜〜っ!

又、又、女子ウェイト・リフティングで

金メダル:ポラサク選手(タイ)
銀メダル:ラァンベワァス選手(インドネシア)
銅メダル:モスケェラァ選手(コロンビア)

う〜ん、第三世界の選手達、大活躍
うれしぃなぁ・・・アテネに響くタイ国歌

第三世界の女子選手の活躍・・・色々な意味で明日を開いてくれる

ちなみに、ポラサク選手の気合が入った顔って、マッハの
トニー君に似ているような、ウッシャァアッ!

週一ズレ:Kiilaa Oolimpik

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 22:29 投稿番号: [1364 / 1982]
ギリシャ・オリンピックが始まりましたね
(タイトルはオリンピック・スポーツっと言うタイ語なんですが・・・)

タイもマレーシアもまぁ選手団は送り込んでいますが
ぅうう、中継料が高過ぎるよぉ〜〜(涙)

此処は、国家を離れてASEANの選手を応援しまひょぅ

っと、おっ!タイ人初の女性メダリスト誕生ぅう!
Chaiyoo! -- -種目は、ウェイトリフティング   女子48kg級
アリー・ウィラサウォーンさん・・・見事な銅メダル

夕方のニュースでお父さん、お母さん、地元TVのインタヴュー
受けてましたが、アリーさんってお父さんにそっくりっすね

うん、うん、良かった、良かった

タイが得意とするのは、いわゆる格闘技系に期待があります。
ボクシング、テコンドー(ボクシングは金メダリスト2人居ます)、射撃
後は、男子テニスに、パラドォン・シィチャアパァンという
プロテニス選手(開会式でタイの旗手やってました)に期待が・・・

マレーシアは・・・く、く、苦しぃいいい
射撃は早々と予選落ち。。。。。(泣)

第三世界の選手達ぃいっ!頑張れぇえっ!

失礼しましたぁ

週一ズレ:Kiilaa Oolimpik

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 22:29 投稿番号: [1364 / 1982]
ギリシャ・オリンピックが始まりましたね
(タイトルはオリンピック・スポーツっと言うタイ語なんですが・・・)

タイもマレーシアもまぁ選手団は送り込んでいますが
ぅうう、中継料が高過ぎるよぉ〜〜(涙)

此処は、国家を離れてASEANの選手を応援しまひょぅ

っと、おっ!タイ人初の女性メダリスト誕生ぅう!
Chaiyoo! -- -種目は、ウェイトリフティング   女子48kg級
アリー・ウィラサウォーンさん・・・見事な銅メダル

夕方のニュースでお父さん、お母さん、地元TVのインタヴュー
受けてましたが、アリーさんってお父さんにそっくりっすね

うん、うん、良かった、良かった

タイが得意とするのは、いわゆる格闘技系に期待があります。
ボクシング、テコンドー(ボクシングは金メダリスト2人居ます)、射撃
後は、男子テニスに、パラドォン・シィチャアパァンという
プロテニス選手(開会式でタイの旗手やってました)に期待が・・・

マレーシアは・・・く、く、苦しぃいいい
射撃は早々と予選落ち。。。。。(泣)

第三世界の選手達ぃいっ!頑張れぇえっ!

失礼しました

「民主主義」の中身-2

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 17:58 投稿番号: [1363 / 1982]
ただですね、自治州であっても「知事」、「副知事」迄も選挙で選出する
と言うのは完全に反対なんです。

これは絶対に『百害あって一利なし』に確実になると思ってます。
(各州内の行政長も選挙での選出はまずいと思います・・・内務省からの
指名方式と移動を義務付ける方法がいいんじゃないかなぁ?・・・
村長さん程度は選挙の方が逆に意識が明確になっていいとは思いますが)

知事クラスは中央からの指名制度にしないと、自治州内で
内紛が起こる可能性さえありますし、それこそ公平で正しい選挙が
実施されたとしても当選した知事が行う地方行政が全く機能しなくなる
可能性が非常に高いので、そこそこの権威と権力を行使出来る
ようにする為にも公選制は採用しない方がいいと思う訳です。

それと、こうした指名制度の方が人事権を中央行政が握れますから、
地域行政の実行効果を上げられない知事は
即効で首にする・・・
っとしておけば、知事になった人間はかなり真剣に働くと思います。

こうした”現実の破壊力(?)”を亡命経験の有るイラク人
特にアラウィさんが理解していてくれると、幾らでも
欧米諸国を納得させられる形と制度を取り入れても
肝心要の”イラクらしさ”を失うことはないんだ、と確信犯で
暫定政権を率いていることを僕は願う訳です。

サドル君のことは、前の投稿で書かせてもらったように、
もしも、
強攻策に暫定政権が出ても、先ず問題は起きないんじゃないでしょうか?

逆に、今となっては暫定政権側が下手な根回しをしない方が
いいような気がするんですね(シスタニ師がロンドンへスタコラ非難した
のも、仲介する値があるかないかを判断した結果じゃないのかなぁ?)

ですから主権委譲する前なら、アメリカ軍との間で十分妥協出来たと
思いますけど、主権委譲後は表現悪いですけど
「これ以上、抵抗を続けるなら、母国復興を阻害する犯罪者集団として
  対応するが、家名と父上の名誉が泥にまみれる、覚悟は出来ているのか?」
と脅すしか方法はないんじゃないでしょうか?

欧米諸国からすると「そんなんが民主主義かぁ?」と見える内容が
第三世界と言うかイラク全体の政治体制を考えると
”それこそが彼らの部族的民主主義”なんじゃないかなぁ?と
僕は思います。

20年以上掛かりますよ絶対、欧米型の民主主義が出来るようになる迄

ですんでね、指導者層の質が当初は確実に問題になる!っと僕の結論は
なってしまうんですけどね

取敢えずでした

「民主主義」の中身-1

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 17:51 投稿番号: [1362 / 1982]
改めまして、こんにちは
シルバーさん

昼時に書いた投稿をアップしようとしたら、シルバーさんからの
書き込みがあって、サドル君の箇所が余りにも似ていて、
急遽、追加を前の僕の書き込みに付け足させて頂きました(笑)

シルバーさんが懸念される部分は分かります。
ただ、どうでしょうか?
『”制度”と”中身”は別モンだと割り切る』
と言うことでは・・・はい。

確かに
>イラクから一歩も出ずに生き延びてきたイラク人と、
  亡命イラク人との間に感性の乖離があるように感じるのです。

は、もう完全に数年単位でどうこうなる意識格差じゃないだろう
っと思うんですね。

前にトミーさんも書いてらしたし、僕も賛成というか
それが自然だと思うんですが、アラウィ首相勢が出来るのは

1.政党政治を行う政党結成という形と制度
2.議会制民主主義という形と制度
3.議会議員を選出する選挙という形と制度
4.内閣(大統領、首相等)を任命する院内選挙という
  形と制度

ここ迄しか多分出来ないと思うんです。

国民議会にしてもですね、
・議会場にデカイモニターか何か設置して、
・各議員の席には何が写っているかは別にコンピュータモニターを設置して、
・議員1人づつに専用の発現用マイクを設置して
・電子投票が出来るようにYse,Noのボタンを設置して、
・その集計結果が議場のデカイスクリーンに速やかに表示されて、
・アメリカ的に議会TVでも用意して中継させる・・・

選挙制度にしても政党制度を基本に届出制にして、選挙ポスターも
用意させて(小選挙区と比例区併用で)立会演説会やら選挙運動やらも
やって貰う訳です。

多分、これだけで欧米諸国からは文句は出ないと思うんです。
ただ、その実体は欧米型民主主義とは程遠い内容になると
思うんです・・・つまり、中身はバリバリの談合政治に黙っていても
絶対になってしまう、と思う訳です。

で、前にトミーさんとのお話での結論なんですが、
国際社会も下手な選挙監視団なんかを送り込んで来て「買収だぁ!」とか
「談合選挙だぁ!」と騒がない懐の深さが必要だと思うんです(苦笑)

いかに欧米感覚を持って洗練されたアラウィさんが政党結成して
比例区の応援で地方に行った瞬間に村の長老から
「シーア派の何とか言う候補は1票300円って言ってたけどアンタは幾らだね?」
って直接聞かれたら「票を買う訳ないだろっ!」っとは言えないと
思いますよ、多分。

欧米型の理屈が通じるのは本当に都市部の一定の階級以上でしかないし、
都市部でも下位階層や地方出身者と実際の地方では欧米の理屈
以前に同国人の上位層の理屈自体がほぼ100%通じない現実が
僕は簡単に欧米型民主主義制度の中に部族的民主主義を根付かしてしまう
と思っているんです。

続きます(あやぁ〜、笑)

イラン宗教評議会

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 16:41 投稿番号: [1361 / 1982]
こんなことを言うとそれこそ、みもふたも無くなるんですけど
旧ソ連でも中国でも、人道的介入等を他国に対してやった事等、一度も
ないのではないでしょうか?

大体、ロシア連邦(Federation)という枠組みが如何に欺瞞に満ちているか
は一目瞭然だし、南部連邦管区という呼称一つにしてもそうですし
あの狭い北コーカサスに13の”自治”共和国と州が存在していることも
あの地域をイスラム教国との緩衝地帯に利用する戦略なのは明らか過ぎる
位に明らか。

イランとの間にアゼルバイジャンやアルメニアがあってもカスピ海という
とんでも無い無国境地帯があるんだし、アゼルバイジャンやアルメニアに
しても、イスラム原理主義勢力のテロ組織や活動が飛び火してこよう
ものなら、これ迄同様、どういう侵略行為がテロ組織壊滅と言う名目で
発生するとも限らないような気がするんですけどね・・

その証拠に、カスピ海北側にあるカザフスタンで緊急展開部隊の
合同演習を既に始めている事実もある。

冷戦時代であれば、旧ソ連は躊躇せずにイラン宗教評議会を支援した
と思いますが、前にも書いたようにロシアになってからは
アフガンの苦い経験とその結果がもたらした、国内の疲弊と
チェチェン紛争としてのイスラム原理主義テロ組織の抵抗が
アフガンの失敗をどうしても思い起こさせるはずだから、
プーチン大統領としては、是が非でもチェチェン問題は解決しなくては
ならない”国内問題”になっている。

つまり、今のロシアには社会主義体制を拡散させる理由が消滅している
から、対米というスタンスだけでイランの宗教評議会を支援する
理由そのものが無い。

そうなると、現在行っている原子炉技術なりの支援は前の電波(笑)で
書いたように、ロシアの国内問題として処理している
チェチェンのイスラム教徒(既に原理主義なんてのは
どうでも良くなっている節が見える)の殲滅作戦に口出しするな!
という意味合いしか持っていない、と考えるのがロシアらしいんじゃない
ですかね?

それに、旧ソ連でもそうだったと思いますがロシアとイスラエルの関係は
悪い訳では決してないですよ。

そうした状況を宗教評議会が読み間違えて、イスラエルと直接対峙する
方向を鮮明にしたり、見境無くイスラム原理主義のテロ組織の
支援などしたら、唯でさえネットワークが曖昧で緩いから
自分達は選んでいるつもりでも、テロ組織側にはそんなイランのこと
等は無頓着に中央ロシアやチェチェンに支援内容が流れないとも
限らない。

強攻策の実行に掛けてはイスラエル所の話じゃないのは、前にも書いた
ようにチェチェンで既に署名している訳ですから・・・

ロシアの考えとしては、イスラエルはアメリカに叩かれて貰おう・・
ということで、自分がやっている”国内問題の処理”には
国際社会の耳目が集まらなければ、アムネスティやヒューマンライツ
程度ならまぁいっかぁ、だと思いますよ。
(ロシアは安保理で議題にならなければそれで全てOKという
指向方向だろうし)

そういう意味からもイスラエル側もイラン側も調子に乗った
安直な発言は絶対に慎むべきだ!
っと僕も思います。

取敢えずでした

サドル君分析

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 16:39 投稿番号: [1360 / 1982]
こんにちは
シルバーさん
(あらら、偶然にも似たような内容に、笑)

かかしさんが仰るように
この時点で、アメリカが徹底的な掃討作戦を本当に実行出来るでしょうか?
(暫定政権の方が逆に強硬かも知れませんよね、米軍司令官の発言をみても
米軍の方が暫定政権側をなだめているような感じを受けますが・・・)

サドル君が、以前僕がライターさんのご返事にも書かせて貰ったように
停戦条件として”マハディ軍の武装を認めよ!”と言う条件を
暫定政権に出してますよね。

一連の、ニュース報道からしても、彼れ?彼ら?が実際に望んでいる
ことは結局、”自分達をナジャフを守る勢力として認めろ!”
という内容に尽きる訳ですよ。

撤退するとか、しないとか、死守するとか、殉教してでもなんて言う
セリフも、全ては自分達はナジャフの守護者になるんだ(なりたいんだ)!
と言ってますよ、完全に。
(アメリカ軍との話は、まぁ、分かりやすいってだけで、使ってると
僕は理解しています)

彼らにしたら、そのことが最大の争点なのだから、アメリカ軍が
もっと上手に彼らの面子を立てられる戦術としての舞台装置を
早い時期に作り出していたら、ここ迄こじれることは
なかったんじゃないのかなぁ?とやはり思いますね。

ただ、現在のサドル君の実力では例え彼が死亡したとしても、殉教者として
英雄になれるとは、先ず思えない。
なぜなら、父親が偉大過ぎるし、立場も状況も違い過ぎる。
その偉大な父親の息子に対する一般大衆の評価というのは
ことの他、厳しいのがこうした地域の常なんで、慈善活動していた位で
”さすがサドル家の息子だ”といった評価は下さないし
”サドル家ならやって当り前だ”と言うのが正しい評価でしょう。

彼が本当に”さすがサドル家の跡取だ!”と評価されるのは、それこそ
この混乱を収めて、実質的な利益をナジャフに持ち帰ってから
でないと得られない。
(そうであっても、父親や家名を上回ることは出来ない・・・此処が
部族主義や一族主義の長所でもあり、短所でもあるんですよね)

暫定政権が”イラク人の意思では無いから即刻解散しろ!”ってのは
まぁ、自分(サドル家の正当な後継ぎ)を無視するとは何事か!っと
いうことでしょうから”サドル家を認めないような、政権は認められん!”
という理屈で、”サドル家を排除して後釜に誰をつけようてんだぁ!”に
(当事者達はある程度、分かっているだろうから余計に、後へは引けない)
なっていると思いますが・・・

つまりですね、彼らが実際に戦って迄死守しようとしているのは、
あくまでも”自分達一族の名誉”と言うエゴであって、社会全体に対する
理不尽な弾圧や抑圧等への義憤や怒り等では決して有り得ないだろうと思う訳です。

旧フセイン時代の父のサーディク師の立場は、問答無用で一方的に
弾圧される中で、公然と旧フセイン体制に反旗を翻したのと
今のサドル君のやってることは絶対に同じでないことを一番理解しているのは
イラク民衆ですよ。

ですから、まかり間違って彼が死亡したとしても民衆の反応は
思いの他”冷たい”と言うか、逆に父親の偉大さを強調することになるのは
サドル君自身が一番良く知っているはずです。

まぁ、今となっては、暫定政権側もサドル君側も引くに引けない
状況だと思うのですが・・・

戦略も戦術も完全に読み間違った結果だろうし、暫定政権の対アメリカへの
戦略とか、今後必要とされるイラク復興の為の能力とかを知った瞬間に
”政権内に自分の居場所が無い”ことを分かったかも知れない。

・・・”お父さんが生きていてくれたら”と言う彼の嘆きが聞こえてくる
気がしないでもないですが、彼の力量ではナジャフ地域の知事さえ
難しそうだし・・・・

偉大な父を持った二世の難しい所ですねぇ、つくづく。

続きます

まぁ、いつでも暑いですよ(笑)

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/15 16:31 投稿番号: [1359 / 1982]
こんにちは
かかしさん

タイ、マレーシアは熱帯気候に入りますです、はい。
簡単に言うと日中と夜間の温度差が少ない・・ということです。

一番、暑いのが4月、5月で特に4月は最高に熱いっ!
日中最高気温は40度を超えますね、午後10時でも36度前後から
下がらない。
ですが湿度はこの時期が一番低くなるので、ジリジリっと皮膚が焼ける
感触をしっかり味わえます(笑)

現在は、雨期に当るんで湿度は昨日は珍しく75%程度と低かったですが
平均すると85%以上あります。
(四六時中雨という訳ではなくてスコールが頻繁に降るってな程度です・・
降ってる最中は、身動き出来ない勢いですけど)

こういう時はどうなるか?ってぇますと、汗がとにかく乾かない
(天然繊維の下着、上着は先ず役に立たないですね、コットン100%だと
いつまで経ってもビショビショ、笑)
エアコンが効いている所から外に出ると眼鏡が一気に曇る
(これはいつでも同じかな?・・それと温度差が出過ぎるので、
エアコンは自然と使わなくなりますね、扇風機の方が快適ですよ)

ただ、日中は最高でも36度程度で夜は23度辺り迄さがることも”たまぁに”ある

11月、12月は乾期と言われてまして、雨は少なく一番すごしやすい季節かな?
稲作の収穫時期でもありますね、北部タイ等では夜間の気温が7度程度迄
下がりますので、そりゃもぉ”凍える寒さ”ですよ
この時期の”水浴び”はつらいっす・・・エイッヤァアッ!ってな按配(笑)

こうした分類よりは「暑い」、「メチャ暑い」、「メチャクチャ暑い」
の3シーズンということで・・・はい。

砂漠地帯の”熱暑”から比べると、脱水症状を起こす時期が限られていますが
いわゆる、開口部の多い服装よりは、少ない服装の方が結果的には
涼しいのは、確かです。
ただ、首周りとかウエスト周り、袖周りが絞られている服装はほぼ拷問に近い。
(煙突効果とか言うらしいです)

まぁ、死ぬ程暑い時期には余り動かない(笑)これです
ですから、4月、5月が学校も夏休み・・・勉強出来る雰囲気でもないし
農作業も農閑期っす。
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サドル君に関しては、僕も何度書いているので、負傷の件に関しては
シルバーさんのお話に譲るとして
この後で、少し僕のサドル君分析をシルバーさんのレスの中で
書かせて貰いますです。

シスタニ師に関しては、現状でどちらに対する発言をしても何の益にも
ならない、という理解だと思いますが・・・

取敢えずでした

新生イラクの「民主主義」とは?

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/15 16:10 投稿番号: [1358 / 1982]
アラウィの現在の強権政治路線は、現在のイラクの治安情勢を鑑みると理解できるものではあるのですが、一方で気になるのは、アセアンさんの仰る

>つまり、先進国等で言われる”大衆迎合のベタベタ利権型の政治”を行うことが
彼らにとっての「民意を考慮する」ことであって、

という部分のいわばあの地域特有の「民主主義」観ともいうのでしょうか?それがどれだけ尊重された仕組みがイラクにできるのだろうか?という点が気掛かりではあります。

サドル君との停戦交渉が決裂したことについても、サドル君側の理屈がいかにガキの理屈であり、交渉するだけムダであったとしても、決裂のさせ方に、本来は非常に時間がかかり、さまざまな根回しが前提となるようなあの地域で考えられている部族主義的プロセスというのか?そうしたプロセスを踏まえない強引さを感じます。

おそらくはアラウィ首相率いる暫定政府側に、米軍からの何かしらの外圧があるのだろうとは思います。アラウィ首相の現在の強権的政治路線の先にある新生イラクの体制を、仮に民主的なものであるとすると、それは極めて欧米的な合理主義が採用された、あの地域ではなじみにくいものになるのではないかという懸念があります。

アセアンさんが#580で「根回し9割5分の部族民主主義」と題し、お話しされている内容とも関係してくるとは思いますが、イラクの政治体制の統治レジームとして想定されているものは、明らかに代議制と多数決制に基づく欧米的合理主義が反映された民主的ポリティであるかと思われます。

イラク暫定憲法で規定されている「国民議会」も、選挙で選ばれた議員で構成される議会に大統領の罷免権も付与した大きな権限が与えられており、いわば議会での意思決定優先主義ともいえる統治レジームを想定しているようですが、これは明らかにイギリス型議会制民主主義の模倣でしょう。

しかしあの地域で重要なことは、非合理的であるし、非効率の極みであるかもしれないけれど、誰の顔も潰さず、対立を先鋭化させない根回しを前提とした意思決定プロセスの工夫であり、そうした工夫は、部族や宗派が入り乱れる地域で共存を生み出すための知恵の結晶であるかとも思われます。

イラクで現在、決してほめられたものではないあからさまに利権丸出しの武装闘争が起こってしまうのも、特にサドル君などはそうかもしれませんが、このままでは「俺の顔が潰される」「つまはじきにされる」といったような不安が動機になっているのだろうと思います。

開催が予定されているイラクの国民大会議についても、不参加を表明する勢力が多いのは、この国民大会議自体もまた、極めて欧米的な合理的民主制度を前提にしているものであり、参加する全ての勢力の顔が立つかどうかは分からないからではないでしょうか?

アセアンさんがいみじくも「部族民主主義」と名付けた統治レジームを、イラクを支援する各先進諸国がどれだけ理解し、尊重できるのかという点が、かなり重要でしょう。ただ、イラク暫定政府が向いている方向は、欧米的な合理主義に基づく民主主義ではないかと思います。またアラウィ首相はじめ、ほとんど亡命経験のある暫定政府のメンバー自身が、そうした欧米的合理主義に魅力を感じているようにも思えます。

ここにイラクから一歩も出ずに生き延びてきたイラク人と、亡命イラク人との間に感性の乖離があるように感じるのです。

僕は、アセアンさんの仰る「部族民主主義」という考え方を支持しますが、今年末、もしくは来年初頭に予定されている選挙を通じ確立されるイラクの政治統治レジームは、結局欧米型民主主義観を前提にしたものになるのではないかと懸念しています。

アラウィ首相のような人は、米国からの支援も得やすく、外交面で実績を上げやすいかとは思いますが、亡命イラク人が感覚として欠如していると思われる、イラク国内の部族的な根回しによる非合理的かもしれないけれどうまく各派の顔を立たせる根回しをもっとうまく活用すべきではないかと思うときがあります。

結局はイラクの挙国一致体制ということも、「部族的民主主義」という考え方の延長線上にあるものではないかとも考えるのです。

取り敢えず。

>真夏日連続記録更新

投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2004/08/15 04:45 投稿番号: [1357 / 1982]
シルバーさん、日本の皆さん、頑張ってますか?

>にしても、アセアンさんの
>>僕の居るASEANはこの7、8月というのは余り暑くないんですよ、日中35度程度
>ですんで、はい。

ははは、これには私も笑っちゃいました。でもですね、実は南カリフォルニアは砂漠気候なんで、谷間はフェーン現象とかで夏は華氏で100度以上を超える(摂氏38度)日が2か月くらい続いても不思議でもなんでもないんです。となりの州のアリゾナでは日中気温48度なんてざらです。

ただシルバーさんのいる日本やアセアンさんのマレーシアなどは亜熱帯気候?   だから湿度がすごいので、過ごしにくいのかな。無論湿度が低いから過ごしやすいのはせいぜい40度までですよ。その後は乾いた空気はかえって危ない。なにしろ体の水分が何もしなくても蒸発していくので、あっと言う間に脱水症状をおこして熱射病になります。そんななかを20kgの荷物かついでハイクをしてこれを体験してます。(笑)

イラクでは今最高気温が60度にも上がるそうですね。そんななかで重装備で戦争やってる米軍兵たちのタフさとは相当なもんです。イラクではアメリカ兵の下着には冷房装置がついているのではないか、とか冷却用の錠剤を飲んでいるのだとか色々噂がまことしやかにとんでるそうです。彼らにはアメリカ兵のタフさが信じられないようです。シルバーさんがイラクへ行った時も暑かったですか?

>話は変わりますがサドル君、ケガしてましたねぇ…。断言してもいいですけれど、ケガなんてしてないっしょ。イラク内務省はどうやらお分かりのようで(笑)。

あ、やっぱ、そう?    交渉は決裂したようですね。今度こそ最後までやってほしいもんです。ロンドンのシスタニ師が沈黙を守っているというのも(米軍を批判していない)寺院に遠慮せずに最後までやれってことじゃないでしょうか。

真夏日連続記録更新ですよ:カカシさん

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/14 18:56 投稿番号: [1356 / 1982]
>うちの方は25度前後の冷夏ですが日本はものすごく暑いそうですね。

そうなんですよ!日本では真夏日(30度超)が連続38(39?えっ40?)日連続で記録更新なんっすよ!

にしても、アセアンさんの
>僕の居るASEANはこの7、8月というのは余り暑くないんですよ、日中35度程度
ですんで、はい。

って一体…(笑)。

アセアンさんがすでにお話なさってますが…、

>そろそろあそこも政権交替なんて話しがでてくるんじゃないでしょうか。

これはやっぱまずいですよぉ。米国が今のイランのハタミ大統領はじめ改革派をどれだけ後押しできるかどうかが重要ではないかと思いますよ。舵取りは難しいとは思いますが…。

それから、

>イランでは15000人の若者がイラクで自爆テロをするといって集まったと書いてありました。イラン政府は関係ないと言ってるそうですが。

は本当に、イラン政府にとっては「関係ない」ことだと思いますよ。アセアンさんのお言葉を借りれば、まさに「寝耳に水」でしょう。

話は変わりますがサドル君、ケガしてましたねぇ…。断言してもいいですけれど、ケガなんてしてないっしょ。イラク内務省はどうやらお分かりのようで(笑)。

あの右手に巻いた包帯がセコすぎる…。

サドル君を見ていて、いつも感じていることなのですが、天国できっと、父のサーディク師はお嘆きではなかろうかと…。

「親の心子知らず」

おそらくはノドンですかね?

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/14 18:10 投稿番号: [1355 / 1982]
アセアンさん。
レスありがとうございました。
お話、たいへん興味深いです。

>>中距離弾道ミサイル「シャハブ3」最新型

>の原型て何処のミサイルなんでしょうね?
まさか、未だにSS20かが土台になっている訳じゃないですよね???

あぁ(笑)。アセアンさん、僕とカカシさん宛のレスでロシアについてのお話をなさってますが、ひょっとしてロシアとの関連でシャハブ3の原型としてSS20を疑ってます?(笑)

シャハブ3はどうやらノドンらしいですよ。北朝鮮が外貨獲得目的で、パキスタンとイランにノドンを輸出していると思いますので。

パキスタンの場合はガウリですが、イランも、ノドンと同様、もしくはノドンに若干の改良を加えたものが「シャハブ3」であるというのが大方の見方ですね。

>多分、イラク支援的な動きはハタミさんにしてみたら寝耳に水的な
ことばかりなんじゃないかなぁ?

はい。どうやらそのようです(笑)。

そもそもパウエル国務長官がハタミ大統領ら改革派に関係改善のシグナルを意識的に送り続けていましたし。イランがエジプトと国交回復したのも、ハタミ大統領が米・イラン関係の今後を考えたものであることとも思いますし。

ハタミ大統領は、表向きは米軍のナジャフにおけるサドル派鎮圧を狙った攻撃を批判していますが、かといって、イランがサドル派を支援しているなどと思われたくはないでしょう。

アリ・マジェディという方が駐日イラン大使をされており、今月いっぱいで離任されますが、彼も、占領から独立を求め武器を手に取るイラク人に同情を示しつつも、国連安保理決議1546の枠組みによる新生イラクの再建と多国籍軍による治安維持活動などに対し、イランとしてもできる限りの後押しをしたいということでしたしね。

>どうも、イスラム教の坊さん方ってのは世界情勢を読むのが下手と
言うか視野が狭いような気がして危なっかしい・・・

>中途半端に下手な支援をやっていると、全ての破壊工作の原因は
イスラム原理主義だ!で処理するロシアは、アフガンで懲りているから
アメリカみたいに配慮してなんてことは一切無いチェチェン型の
反撃に簡単に出てくる恐れがある

>頼むから、分かってくれよっ!
って言いたい気分が本当ですね。

うーん。ここが本当に興味深いお話ですね。
アセアンさんのこの懸念は、確かに「分かってくれよ!」って感じですね。

やり方に納得のいかない部分があるとはいえ、フセイン政権の崩壊は、中東地域にいろいろなチャンスをもたらしているとは思うのですが。そのチャンスをむしろ潰してしまうような動きは、非建設的な結果しかもたらさないだろうというのが僕の印象としてありますね。

イスラエルとイランの軍拡競争の激化なんて報道は、両国とも「何をやってるんだよぉー!ボンクラ!」って思いますよ。ホントに。

アセアンの独り言:国際支援NGO活動

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/14 17:22 投稿番号: [1354 / 1982]
何度か此処でも書かせて貰っていますが、現地で行う
国際支援NGO活動は決して”慈善活動”でも”福祉活動”
等でもないと言うことです。

なぜなら、週末や自分の空き時間を利用して何時間も飛行機に乗って
そこまで出かけて行く等という悠長なことが出来ません。
更に、一定期間(相当の長期間)母国を離れなければならない訳です。

その間の”自分(達)の生活”はどのように、誰が保障するのか?
この問題を全く考慮しないでこうした活動が出来るのは、余程
裕福な環境を持って暇な人間にしか出来ない。

更に”善意”と言うのが全てに渡って”持ち出すこと”であるならば
その人間は”いつ、再充電するのか?”という問題も解決しなければ、
個人が持つ知識や知恵一つ取っても、個人が内側に持つエネルギーは
有限であることを考えても無制限に持ち出せないモノであることは
明白です。

つまり、個人の善意にも、知識にも、知恵にも、どんなに素晴らしい
アイデアにも又その行動力にも行動範囲にも限界が厳然と存在する。

こうした個人の限界を乗り越えて、具体的な結果を生み出し且
継続させて行く為には「個人と個人との連携」はもちろんのこと
「個人と社会との連携」も必要になる訳です。

ただ、此処で注意しなくてはならないことは、善意という領域だけに
頼った連携や、いわゆる善意のスポンサー行為に頼った形では
”活動の継続性そのもの”に問題が生じてしまうこと忘れてはならない
のです。

例えば、僕らが所属する組織は各国、平均して約8000人の”個人会員”
が登録されています。
こうした会員の方々は、僕らの組織の活動趣旨に賛同して
入会費や年会費(各種有りますが)を払って”クラブ”として組織された
別組織で会員扱いをされ、月次の活動報告や年次活動報告に加えて
各国、各地の下部組織が主催する地域振興策イベントへの
招待や参加、会員の参加資格レベル別による地域特性を生かした
様々なノベルティ等を受取れるといった関係を僕らの組織と持つことで
支出する年会費に対する費用対効果を実感出来る形になっています。

つまり、どの分野でもあっても”一方的な持ち出し”の
関係が成立していないと言うことが出来ます(自立自走するという
ことはそういうことではないかと考えますし、この組織体が
運営するコープ店舗で販売する商材の約8割強が、僕らが居る地域で
生産された又はOEM生産されたモノで構成され、NGOであるが故に
販売価格は一般のコマーシャル材よりは確実に4割以上安い価格設定
でも生産地や生産者、OEM先、販売する店舗に加えて、
各地組織の維持費(収益)も十分に上げることが出来るようになっています。

現地に駐在して活動を続ける僕らの認識も同様に善意や慈善意識
等では決してありません、というよりはこうした意識は
邪魔な存在でしかない、と言っても過言ではないのです。

なぜなら、僕らは他者に「感動」や「同情」等といったモノを
与える為に活動をしている訳ではないからです。

何度か書かせて貰いましたが「一緒に働いて、一緒に幸せになろう」
という認識は、目の前にある状況を改善する活動の支援をする為に
僕らが現に現地に存在するのであって、僕らも当事者である、
からに他ならないからで。

つまり、この自分達の立場や置かれた状況を他者に振ることも出来ませんし
その責任を転換することも出来ない。

まぁ、泣きを入れても始まらない立場に自らがボランティア(志願)する
ことで、始まった話なので全ての責任は自分達にある。

ただ、自己完結型や自己満足型に陥っては決して駄目なんですね。

なぜなら、僕らが相手にするのは制度やシステムではなく
生身の人間であり、文化そのものだからですし、僕らにその活動の
継続を託してくれた多くのサポーターの人達が居るからでもあります。

そうした様々な人達の期待に応える・・・のでもありません。
単に自分の出来る責任を果たす、それだけの話です。

とまぁ、久々に気持ちのいい風が吹き抜けてくれる爽快な日にしては
静かな日でもあるもんですから、僕らの基本的な姿勢を
振り返ってみました・・・

現在、午後3時20分、室内気温33度、屋外気温35.5度、湿度75%、
風向:北北西、風力:4、薄曇り

イラク復興:混迷からの脱出へ向けて

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/14 13:50 投稿番号: [1353 / 1982]
治安回復部分に焦点を当ててしまうと、必然的にネガティヴな要素
ばかりが目だってしまうのが事実です。

こうした、まるで出口が見えない混迷した状況に陥ってしまう
最大の原因は”武力による交戦の停止=治安回復”と
言う前提条件に捉われてしまうことにも原因があるだろう僕は
考えています。

果たしてそうした前提条件の元で”治安下回復”という状況が
実現出来るのか?

一端、その前提条件を取り払った形で、違う切り口からの
アプローチで現在のイラクの治安回復が可能にはならないのか?

とい観点から、カツラギさんや他の方々とのお話が展開して来ていたと
僕は考えています。

その中心となるポントは
・国内経済を回復させることを最優先課題とした治安回復策
であると思います。

例えば、カツラギさんが強調されていた「隣の芝生論」や「飢餓感論」
等や僕も書いていた「地域限定した成功例の実現」
更に、具体的な成功例を導く為の「日本の公団方式の導入」等も
結果的に、武装闘争している人達に「こんなことしている場合じゃないぞ」
と気が付かせることを目的にしていた訳です。

職に就けないから、商売が出来ないから、武装勢力に加わる・・・・
(全部が全部そうだとも言いませんが)
こうした動機は余りにもネガティヴ過ぎますし、建設的でも
何でも無いのは余りにも自明です。
(小銃弾1発アメリカ軍に撃てたら幾らみたいな、そんな商売は
情けなさ過ぎますしね)

つまり、当り前の社会(ちょっと変な表現ですが)なら
『国内情勢が安定していたからこそ経済が発展出来た』
ものを
『規模の大小には関係なく、地域経済が発展成功することで
国内情勢の安定を目指す』
という手順を逆転させた試みを新生イラク復興では試してみる価値が
あるのではないか?という視点からの提言でもある訳です。

そういう意味で僕は以前から「これ迄とは全く違う概念と方法で
新生イラク復興にはイラク自身も又協力する国際社会も臨むべきではないか」
と書いていた訳です。

その為には、世界中の様々な地域で実施している地域振興策や
観光事業策、輸出奨励策、外資系企業の誘致策、貧困対策、
地域医療政策、教育制度、環境保護政策、男女雇用均等政策、
各種税制、国内法、憲法、更には都市開発、地方開発、
流通政策、等など
今後の新生イラクが参考に出来る事例は山のようにあるはずなのです。

こうした主権国家を建国する為に必要なモノをそれこそ
イラクは中東イスラム諸国のモデル国家として再生する為に
全てゼロから『作り上げることが出来るチャンスを手に入れることが出来た』
と、現状を否定的に評価することさえも逆転させて肯定的に評価する
姿勢からスタートしなければ、治安そのものさえ実現することは
難しいのではないか、と僕は考えています。

その上、世界中には”参考となる失敗例”も同時に山のように
存在しています。
それから学べることは、当然計り知れないモノがあるはずです。

新生イラクの将来において、世界中が犯した失敗から何処を、
何を改良し、どう運用することで同じ失敗を犯さずに済むのか?

国内事情でも同じで、どうすることで独裁政権や圧政を排除することが
出来て、自分達の宗教と今以上に共存することが出来るのか?

なぜ、イスラエルとパレスチナのような問題が混迷化するばかりで
解決の兆しが見えないのか?ああした状況に新生イラクの国内情勢や
周辺諸国との関係がならないにする為に”ボタンの掛け違い”を
最初から犯さない為に何が必要なのか?

大国や西欧文明との折合いをどのように付けて行くと
自分達の文化た尊厳や誇りを守ることが出来て且国際社会の
グローバル化から取り残されないようになるのか?

今のイラクの混迷を”外”から嘆いている”だけ”では
イラク復興は何も解決しないばかりか、自分達がそれぞれ置かれている
立場や環境の改善にさえ繋がらない恐れさえあるのではないか?

国際協調や国際協力という言葉が持つ真の目的と意義は
まさに、そこに、自分達の周辺にあることが自分達が暮らす
国から遠く離れた新生イラクの復興に関係するんだ!という
認識から始まるのではないか
っと僕は信じています。

取敢えず

サウジ提案の失敗-2

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/14 12:41 投稿番号: [1352 / 1982]
シルバーさんが書いてらしたクェート訪問にしても
”手土産一つ無しにクェートをアラウィ首相が訪問出来るか?”
とはちょっと思えないことからも、ある程度、アメリカ側は
アラウィ首相に譲歩したのではないでしょうか?
(アラウィ首相に相手側に差し出せる手土産的な譲歩という意味で・・・
現状では自国原油ではあっても、アメリカとの事前協議無しには
外交カードして使用出来ないでしょうし)

サウジとの国交回復は、サウジ側いつもの「太っ腹な所を見せられるサウジ」
という面子がありますから、余りせこい部分は心配は要らないと
思いますが、その後のサウジ提案と各国との交渉は
そうしたサウジの見栄っ張り精神が生んだ勇み足的なと言うか
”ええカッコっしい外交”がほとんど思いつきと勢いだけだったことを
表していると思います。

それと、イスラム教国でこの治安維持部隊を肩代わりするとなると
単純な計算ですが師団旅団規模を派遣出来る国力がある国がないので
せいぜい大隊規模でしょうから、良くて数千人規模の派遣が手一杯、
国境警備も含めて最低でも20万規模の治安維持部隊が要ると想定して
その何割をそうしたイスラム教国で構成出来るか?
かなり厳しいですよ・・・
その派遣費用をイラクが原油でバーターするとしても、
大体規模を派遣してしまうと国内問題を抱えている所からすると
バーターされる原油を使えなくなる体制になってしまう方が本音としては
怖いだろうし・・・

っと、言うことを考え合わせると、現在、アメリカが自分の舞台である
同盟国に対して展開している外交政策も何となく僕は理解が出来るんです。
(日本の常任理事国入りの条件もこうした延長線上にあるのかな?)

ですんで、現在の兵力を削減しないで維持したまま残りの
約5万をNATO、日本等の同盟国とアラブ系ではないイスラム教国からの
派遣で賄えるか?
という計算になるんですが、やはり比率が少ないですから
全治安維持部隊の総指揮を取る・・・という立場にちょっとなれない。

ですが、派遣しないよりは、派遣した方がその後のアメリカ軍の撤退に
関する道筋は付けやすくはなると思います。
(NATOと言うか仏独からすると、その米軍撤退という流れから
取り越されることを恐れているんで、参加そのもに躊躇していると思いますが)

イスラムのことは、やはりイスラムに任せた方がいいのではないか?
という考えがアメリカ側に既に出来ているので、イラク復興に
関する外交交渉も、イラウ暫定政権側とアメリカ側で
役割分担して進行させる方向になったのではないかと僕は考えています。

取敢えずでした

サウジ提案の失敗-1

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/14 12:40 投稿番号: [1351 / 1982]
おはようごじざいます
カツラギさん

>パウエル国務長官あたりでこの撤退のロードマップを
  書けないんでしょうかね。

う〜ん、難しいんじゃないでしょうか?
その理由として僕が思いつくのは、以下の2点でして

1.当事者ではあるが中東地域の問題解決を行える
  ”当事者能力が既に消滅している”
2.暫定政権を完全に支援して、治安回復することを撤退開始の
  ゴールとするのか?アメリカがイメージする”民主体制の確立”
  を撤退開始のゴールとするのか?が明確になっていない

で、現状では既にアメリカ自身が「自ら撤退時期や方法を
明らかに出来るタイミングも方法も逃してしまった」のではないか?
と思われるので、パウエル国務長官が何らかのロードマップを作りたくても
上記2点で、アメリカ政府の基本方針が確定しないと逆に「撤退する理由」
そのものに問題が起きるのではないでしょうか?

ですんで、
サウジでも誰でもなく”イラク自身がアメリカ軍撤退のロードマップを
作ってやるしかない”・・状況になっていると思う訳です。

実際、メッカを抱えるサウジのアラブ中東圏の盟主としての
権威だけでは、NATO非加盟同盟国のパキスタンでさえも”NO”となって
しまう訳ですから、言ってみると”仲介”そのものが成立しなくなっている
と考えた方がいいかも知れません。

前の僕の投稿で”アラウィ首相が’真意’を述べて”的な
書き方をしましたけど、これはあくもでも”アラブ的な真意”で
あって、欧米的且家族的な率直な意見を表明することではない訳で(苦笑)
当然、この地域の常として
『他人に何かモノを頼む、という行為には必ず見返りが必要となる』
ので、現状のイラク暫定政権がこうした”裏取引”が出来る
独自ネタを持っているか?又は独自に行使出来るか?は疑問だと
思います。

アラウィ首相が、それこそ事前にアメリカと交渉して
1.その後、生産される原油の数%でもメジャー経由ではなく
  治安維持部隊を派遣してくれる産油国ではないイスラム教国に
  優先的に売ることが出来るとする合意
2.アメリカからの経済援助等や軍事的援助を治安維持部隊を派遣してくれる
  イスラム教国に優先的に行う合意
(軍の駐留ではなく、いわゆる武器供与でもいいとは思いますが)
等が成せれていれば、話は早いとは思うんですね。

つまり、治安維持部隊を派遣してくれるイスラム教国を説得するよりは
アメリカを説得して見返り外交のネタ合意を取り付ける方が話は
スムーズに進むのではないか?と思う訳です。

続きます

イランの背後にあるモノ

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/14 09:15 投稿番号: [1350 / 1982]
おはようございます
かかしさん

>ちょっとお隣ではお盆休みをとったので

ははは、そういうことですか、成る程。

僕の居るASEANはこの7、8月というのは余り暑くないんですよ、日中35度程度
ですんで、はい。

このイランの問題は、早い話がロシアの出方一つじゃないか?
と僕は思っているんです。

ロシア側の考えとしては、現在のチェチェン周辺でのそれこそ
人権無視もはなはだしい、全滅型のテロ対策にイランの宗教評議会
等が口出ししないようにする為に原子炉技術やミサイル技術を
イランには供与しているはずなんですね。

(実際、ロシアがチェチェンでやっていることは、アメリカがイラクで
行っている軍事活動が児戯にも見えることやってる訳だし、
ロシア国内でのテロ活動でも実際にチェチェン人の
イスラム原理主義勢力がハッキリ関わったのは、例のモスクワでの劇場
襲撃事件だけで、後は全て犯人さえも特定されてないし、犯行声明も
明確には出ていないのに、全てのテロ行為は”チェチェンの
イスラム原理主義者が首謀者だ!”と、ロシア政府はしてますから、
アメリカの9.11の情報がどうのこうのという議論が出来るのは
僕からすると非常に健全に見える)

で、イランですが本当にペルシャ人、アラブ人の境を越えて
(人種的な区別無しに)迫害されているムスリムを支援する、と言うなら
チェチェン人を支援することの方が先だろうと思うんですが、
ロシアのロの字もイランからは出てこないでしょ。

結局ですね、ここら辺が中東地域や第三世界の人間が持つ
”大国=強国”という存在に対する認識なんですね。

つまりですね、旧ソ連はアフガン政策で完全な失敗をしたんですが
(失敗しても、そのやり方は相当にえげつなかったんですけどね)
チェチェンでさえも当初、2時間もあれば制圧出来ると豪語していたにも
関わらず、越年どころの騒ぎではない状態に陥っているんですが、
その対処の方法が、非戦闘員とか子供、女性、高齢者を巻き込まない
なんて、そんな悠長なことは一切やっていないし、アフガン時代から
比べて兵器の能力も数段向上しているから、より過激な殺戮方法に
なっている・・・こういった”情け容赦ない姿勢”を見せることが
統治者や大国としての真の姿なんだ、という方が彼らにとっても
理解が早いんです。

ですから、ロシアが実際にやっている他のことにクレームを付けない限り、
バーターとしての核関連技術やミサイル技術の提供を貰うことが出来る・・・
(飴と言うか褒美ですね)

ところが、このロシア方式とでも言う問答無用型をアメリカは
採用することが出来ないし、話し合いに持ち込もうとするので、
相手側からすると”脇が甘い”ように見えるし、実際の戦闘でも
問答無用型では無いから”付込める”と誤解してしまうんですよ。

一般的な国民の理解は僕が前に書いたように
『統治者がフセインからアメリカに変わっただけ』
というものだったはずなのに、その当のアメリカには占領意識が無いから、
歯車が噛み合わなくなるんです。

で、ですね
>そろそろあそこも政権交替なんて話しが〜

これは非常にマズイんです。
現在のイランでそれこそ冷静に且論理的に国際社会と話合いが
出来るのはハタミ大統領しか”居ない”んですよ。

この政権が交代すると言うことは、宗教評議会の保守派が台頭してくる
ことになるんで、それこそイスラエルとでも真正面から対峙する可能性
さえ、現実的な危険として出てきてしまうと思います。

それと、イランの宗教評議会の視野の狭さと自分達のエゴとして
サウジ王家が持つ権威よりも自分達の方が格付けが上だと、
いうことを示す為にも、今以上にイスラム原理主義を標榜して
分離独立運動や反体制的な破壊活動をしているテロ集団を
それらの背景を無視した形の中途半端な援助をする可能性さえ
高まるんで、そうなると、いかなロシアもそうそう黙っては居られなくなる。

かと言って、宗教評議会を排除することが何らかの形で出来るか?
となると、例えそれが出来たとしてもハタミさんの立場が
逆に悪くなってしまう・・・

民主党政権に、もしもなったとして、ケリーが、このイラン問題を
ブッシュ政権より上手く扱えるとは到底思えないんですけど?

電波続きでした

>>気になるイランの動向

投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2004/08/14 04:44 投稿番号: [1349 / 1982]
シルバーさん、アセアンさん、そして皆さん暑中御見舞いもうしあげます。うちの方は25度前後の冷夏ですが日本はものすごく暑いそうですね。ちょっとお隣ではお盆休みをとったので、こちらにお邪魔サマ。

実はこれも電波ですが、、(電波っていうのは、結局ネット上でのうわさ話ですよね?)   イランがアメリカを脅したという噂をアメリカのトークラジオで聞きました。色々検索したけど見つからないので事実の確認ができてません。

イラクのブログ、イラクザモデルでも、イランでは15000人の若者がイラクで自爆テロをするといって集まったと書いてありました。イラン政府は関係ないと言ってるそうですが。

サドルがイランの飼い犬だということは周知の事実ですが、ここまでイランが介入してくると、私としては面白いことになると思ってます。なにしろイランは悪の枢軸のひとつですからね。

最近の核兵器開発に伴って、そろそろあそこも政権交替なんて話しがでてくるんじゃないでそうか。もっともケリーが大統領になったらそんなことはないと思いますが。

私も電波を飛ばしてみました。

>アメリカ自身では作成不能

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/13 22:24 投稿番号: [1348 / 1982]
こんばんは
アセアンさん

お盆であるが故の暇な時間・・・です。

武力抵抗が沈静化しない限り大規模な復興プランの実施は困難ですし、NGO等の援助も全国的なレベルで展開させることは困難なはずです。
せめてカンボジア復興支援当時の治安レベルにならないと難しいでしょう。
歯車が悪いほうに回り始めれば、それこそ石油資源のみに治安部隊がいてあとは百鬼夜行の世界になりかねません。

自分たち自身も目を覚ます必要があるはずなんですが・・・。
その意味では当面のアラウィ首相のこわもて路線は必要な対応というべきなのでしょう。

サドル等の民兵集団はなまじ若い失業者をひきつける部分を持っていますから困りものですね。
日本の2.26事件だってそうなように、いかに真摯な考えも全体が見えなければその国の発展にとって良い訳ではありません。
今現在イラクに必要なのは治安の安定なのだということがわからずにただ暴れているとしか見えない。
これに聖職者が乗っかるようでは政治的安定など夢になってしまいます。
まさかそこまで聖職者が首を突っ込むことはないだろうとは思っていますが・・・。

後はイランですね。
アセアンさんが何度も仰っているようにハタミ大統領の現実路線上では考えにくいですが、宗教指導層と軍部が独自に動いている可能性は捨てられないでしょうね。

他国への干渉として確かに米国の中米・南米方式はとんでもない代物ではあるわけですが、あれは米国にとっても裏庭であり、より直接的な利害があるがゆえでしょう。
まさかイラクに適用するとも思えませんし、そのメリットもないでしょう。
米国は3万程度の駐留軍で済ますつもりではないのでしょうか。

サドルには、うまく立ち回れば世界に認められた形で(民主的に)勢力拡大を図る手段が目の前に転がっているのに見えないんですね。

>この手法は同盟関係にある欧州諸国には通じる手法かも知れないですが、
常任理事国の中国や、中東各国や第三世界の諸国が理解出来るか?

この問題は大きいかもしれません。
日本とか先進国といわれる地域にいると人道主義が常識のように感じられますが、中東各国や第三世界諸国、ロシア中国に通用するかは仰るように難しいでしょう。

ロシアと中国は米国の軍事力を正当に評価するでしょうが、その意図を誤解するかもしれない。
使うのにハードルの高い軍事力はある局面ではないのと一緒ですからね。

私が前に書いた「テロに対する定義と処理」というのはこの辺を心配しての話で、これだけの譲歩をするからこの辺の強攻策は世界も目をつぶってくれという意味も含んでいます。

テロリズムは正規の交渉を放棄したところから始まりますから、相手が受け入れない可能性を考えなければいけないし、意図を誤解されればそれこそ逆効果になりかねない。
相手に築くべき計画があるなら交渉も出来ますが、破壊ありきでは交渉になりません。
表に出る「力」はどうしても必要でしょう。

テロを生む環境や土壌を改善することは絶対必要ですが、現在いるテロリストは叩き潰すか封じ込めなくてはならない。
このあたりアラウィ氏が動けるような側面サポートが中東諸国に欲しいし、いい加減、仏独も折り合って欲しいですね。
彼らにしても中東地域の不安定化は避けたいでしょうに。

パウエル国務長官あたりでこの撤退のロードマップを書けないんでしょうかね。

取敢えずです。

撤退のロードマップ-2

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 20:56 投稿番号: [1347 / 1982]
どんなに、サドル等のアジテーションがイラク国内で吸引力があろうが
国際社会の見方は

>ただ、これまでの歴史を見る限りそこまで手放しで信用するなんて私にはできません。

これが本当だと思いますし、ライターさんじゃないですが、
武力抵抗が続けば続く程、治安の回復や復興をイラク人自身が
望んでいないのじゃないか?
となって行くだけなんですよね、そうすると、武装闘争が完全に終了する迄
は国際社会からの復興支援そのものが受けられなくなる可能性が
高くなって、第二のアフガン化してしまう可能性さえあると思います。
(石油資源だけは、持ち去られてしまって、国内経済とか何とかは
完全に見捨てられた形になるかも知れないですし)

ですから、僕もアメリカには一端手を出してしまったのだから、最後迄
責任を持ってことの収拾に当るべきだ
と考えます。

なので、現段階では、どんな国際世論の批判があろうが、兵力削減では
なく、兵力増員を断行して、治安プレゼンスを掌握する方向へ
持っていかない限り、どうしようもない状況に来ていると
僕も考えます。

ただ、どうでしょうね
>米国はこの点を十分反省して米軍撤退にいたるロードマップを示し、
  国際社会の同意を得なければならない。
  しかしながら、そこにおいて米国の非をあげつらうことはなんら
  建設的な意味合いを持たないと思います。

この手法は同盟関係にある欧州諸国には通じる手法かも知れないですが、
常任理事国の中国や、中東各国や第三世界の諸国が理解出来るか?
例えば、早々と白旗を掲げたリビアのカザフィや、国連の仲介待ちの
スーダン等といった民族対立が激しいアフリカ諸国、更には
東欧のユーゴやチェチェン等がどういう反応を示すかとなると
「反省」そのものが”怖気づいた”と理解する可能性が高くなる

つまり、アメリカはロシアのように、疑いがあると言うだけで、
検証も何もせずに一つの村にいきなり燃料気化爆弾を落としたり、
市街地で非難状態にある地域に弾道ミサイル打ち込んだり、
拘束と言う名目で誘拐して、返してほしかったら、保釈金を払えといった
主客転倒した情け容赦ない攻撃が出来ない”軟弱モノだ”という
理解に至ってしまった時に起こるだろう、今以上の混乱をどう
国際社会は対応するのか?又は出来るのか?・・・難しいですね、やっぱり。
(現状では、余り知られていないようですが)

こうした背景を漸く、アメリカも理解したのか、サドルシティの包囲作戦は
これ迄になくかなり強硬な対応をしているのではないでしょか?
(それでも、かなり配慮している発言を繰り返してはいますが)

シルバーさんが書いてらしたように、アラウィ首相の外交手腕に現段階では
掛かっているのが本当だと思います。

その上で、アメリカにはあくまでも軍事力プレゼンスを取り戻す意味で
イラク国内の治安回復に責任をとって貰う。
その間に、イラク自身がイスラム関係諸国との外交折衝を行って
各イスラム諸国に、新生イラクの暫定政権としての”真意”を伝達して
治安回復後半部分への協力を取り付ける

こういった手段で、アメリカ軍が撤退しやすい道筋を作ってやることで
暫定政権自身がアメリカに対して借りを作ることが出来る
・・・ここら辺り迄アラウィさんがしたたかに動けるか?

こうした撤退のロードマップは、僕は既にアメリカ自身では作成不能に
陥っているんじゃないか?と危惧しているんです。
(民主党政権になって、一気に縮小されると、更に状況は悪化する
可能性すらあるので、厭戦気分は一気に膨れ上がってモンロー主義に
なる可能性すらあるだろうし)

本当に困った、善意のガキ大将だと思います。

取敢えずでした

撤退のロードマップ-1

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 20:53 投稿番号: [1346 / 1982]
こんばんは
カツラギさん

お盆休み?ですよね・・・
わざわざ、ありがとうございます。

いやぁ、実は僕もかなり意図的に避けていた部分なんですが
仰る通りに避けては通れないんですよ実際は。

>どちらの方向にしろ基本的な戦略方向に占領統治は含まれていないはずです。
(軍事的可能性ではなく基本方針としてですが)
米国の軍事行動はあくまで懲罰行動であり、お仕置きであって、
常に引き返すことを考えた軍事行動です。

これだと思いますね、基本方針は
ですから、「圧政からの解放」と言うセリフを使いたがるのも
この基本方針があるからだと思います。

>米国はイラク武力行使においてこのイメージが強すぎたのではないのか?
イラクという国が近代国家だと思い込んでいたのではないか。
近代的な薄皮の下に前近代的というか、非西欧的な意識が厳然として横たわっている
ということを見落としていたとしか思えない。

僕もこれが全てだと思います。
前に僕が書いていた「誤解している」という意味もこの部分ですね。

例えばCIAが亡命イラク人の言説を信用し過ぎたのも
結局、自分達が理解可能な理屈と英語で話すイラク人が
実際は考えていたことが、アメリカが圧倒的な軍事力介入をして
フセイン政権を崩壊させてしまえば、そうした亡命イラク人達は
自動的にフセイン政権打倒後の新政権の要職に就けると
皮算用をしていたと思います。
(その代表格がチャラビだったでしょう、彼はほとんど利権屋ですね、思考が)

ところが、米国を良く知っていると思い込んでいた亡命イラク人でさえも
アメリカに占領統治する気が無いことを理解出来ていなかった

それ以上に誤解をしていたのがサドルでしょうね。
彼にしてみたら、チャラビよりはイラク国内でのシーア派としての
実績が(全てが自分自身のでは無くても)あるから、当然
『占領軍としてのアメリカは自分を優遇するはずだ』と
読んでいたと思いますが、それがいきなり民主的政治だとの国民大会議
だの選挙だのと言われてしまったから、自分自身のアドバンテージが
消えてしまうと考えたと思います。

ですから、今でも彼らのアジテーションには「占領」という言葉
使われている所から見ても誤解を誤解として認められないし
そういう表現を使った方が民衆にもアッピールしやすい。

彼が本当に自分の生家なりの名誉や”師”としての責任を果たそう
とするなら、武装闘争を止めさせるのが最もまっとうな筋だし
それが例え、自分をないがしろにした恨みで暫定政権側から
スピンオフしたにせよ、国際世論を見方に付ける意味からも
政治的な対抗勢力になった方が、人望もイラク国内に限らず
集められたはずなのに、全くその意思が見えない。

ですから、アメリカ側にもイラク側にも双方に”ボタンの掛け違い”が
あることをお互いが気が付かないままに、アメリカ側はイラク攻撃に
踏み切ってしまった。

続きます

>気になるイランの動向

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 19:23 投稿番号: [1345 / 1982]
う〜む、シルバーさん、これが電波だったら他の投稿はどうなるんです?(笑)

結論はここになるでしょうね、やっぱり

>上のようなメンタリティでザルカウィやサドル君を支援するような行動には、
  ハタミ大統領などは出たがらないでしょうが、問題は、
  イランの軍部と保守派強硬派ですね。イラン(の一部)が、
  ザルカウィやサドル君を支援しているという構図は、
  可能性として完全に排除できないようにも思われます。

前に僕もライターさん宛のレスで書いたんですけど、ハタミ大統領
の現実路線派と宗教評議会の保守派とそこがちやほやする
軍部保守強硬派との間の乖離現象だと僕も思います。

多分、イラク支援的な動きはハタミさんにしてみたら寝耳に水的な
ことばかりなんじゃないかなぁ?

ところで、この
>中距離弾道ミサイル「シャハブ3」最新型

の原型て何処のミサイルなんでしょうね?
まさか、未だにSS20かが土台になっている訳じゃないですよね???

で、ですね僕が意外と心配しているのは(同じように電波気味に、笑)
仰る

>一方で、イランがヒスボラやハマスを公然と支援するなど、
  対米・対イスラエルでかなり強硬な政策方針を取りつつあるようにも見え、
  気になっているのです。

部分の「対イスラエル」の所なんですね。
この部分を単純に対米にもしも彼らが結び付けて理解しているとしたら
それこそ、とんでもない大誤算と言うか彼らの背後が危なくなる
ことを彼らはちゃんと理解しているか?なんですね。
(正確には背後と言うよりは北西部ですね)

つまり、イスラム原理主義を理屈ぬきに嫌っているロシアと言う
国が既に、イランの東側の中央アジアで展開を始めている訳だし
現状のチェチェン問題がこのままの推移しか見せないで
尚且つ、現状のイスラエルに居るロシア系ユダヤ人の移民率は
米国よりも多いはずなんですよ。
(対イスラエルよりは北西部と東部からの挟撃体制に晒されているのは、
イラクじゃなくてイランの方だと思うんですけどね・・・・)

どうも、イスラム教の坊さん方ってのは世界情勢を読むのが下手と
言うか視野が狭いような気がして危なっかしい・・・

中途半端に下手な支援をやっていると、全ての破壊工作の原因は
イスラム原理主義だ!で処理するロシアは、アフガンで懲りているから
アメリカみたいに配慮してなんてことは一切無いチェチェン型の
反撃に簡単に出てくる恐れがある

頼むから、分かってくれよっ!
って言いたい気分が本当ですね。

以上、電波終わります。

アラウィの手腕:新生イラクの民主主義-2

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 18:37 投稿番号: [1344 / 1982]
ここら辺が、先進国がその定義無しでイメージする民主主義とこうした世界での
民主主義の違いを如実に表していると僕は強烈に感じる所です。

つまり、先進国等で言われる”大衆迎合のベタベタ利権型の政治”を行うことが
彼らにとっての「民意を考慮する」ことであって、
概念や理念、更には未来のヴィジョン等とは自分達の生活とは関係がある
とか無いとか言う議論の守備範囲以外の存在にある。

しかし、現状の優先順位は自国を復興させる為には挙国一致体制を
是が非でも作り上げることが先で、個人的な問題はその次だと言う
論をといても、相手から返えってくるのは、理屈でも何でもない
情緒的な、アメリカの手先だとか、バース党の残党のくせにとかだろうから
アラウィ首相としては、その説得を行う姿勢自体が、説得する順番とかも
含めて誤解を受けるだろうし、公開で行わないと今以上にあらぬ疑いと言う
かとんでもないゴシップが噴出す可能性さえあるから
そんなことの否定やら何やらに無駄な時間も労力も使いたくないというのが
本音でしょうから、いかな暫定政権であっても、自国復興の大命題に
議論ではなく武力抵抗で反抗する勢力には、断固とした姿勢で臨むことに
なるし、そうした姿勢を堅持することが、逆に欧米諸国の今以上の
介入を呼び込まないことも理解しているんだけど、そんなことは
武装勢力には全く理解出来ない。

ただ、こう言った地域の政治指導者の難しさで(先進国でも同じかな?)
「本音を公式に言えない」ってのがありますから、
上手いことそうした本音部分を国内政局で見せられる舞台装置が
いち早く出来ると、それなりの効果は上がるとは思うんですが。

取敢えずでした

アラウィの手腕:新生イラクの民主主義-1

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 18:36 投稿番号: [1343 / 1982]
シルバーさん
NY出張、ご苦労様でした。

ポイントはやはり
どのような民主主義を新生イラクは成立させるべきか?
だと僕は思っています。

一連の報道等を見ていても、アラウィ首相の”強硬姿勢”がかなり
目立って来ていますが、イスラム教国における”中立な立場”は
それこそ宗教指導者層だけで十分じゃないか?と僕は思う訳です。

特にシーア派にしてもスンニ派にしてもいわゆる真摯な姿勢の
宗教指導層は出来る限り、どちらのサイドにもつきたくない、
というのが本音でしょうね。

特に「民主化」という言葉にはバース党の生き残りであろうが、
シーア派であろうが、相当なアレルギーがあるとおも思われますから・・・

>ネグロポンテ

ですけど、彼がやっていたような南米方式を本当に採用したら
これは世界中の笑いモノになるんじゃないかなぁ?というのが僕の感想です。

この理由は「傀儡政権」ってな表現にも同じ違和感を僕は感じるんですが
いわゆる”代理戦争”でも何でも中東のあの地域で米国が展開する
メリットが何も無いですし、早い話が冷戦時代でもあるまいし
そんな時代遅れな手法を採用するでようでは、適正以前の問題のような
気がする訳です。

更に、現代の超高速な通信環境を実現した世界での大使なんてのは、
名誉あるメッセンジャーでしかないのも実情じゃないでしょうか?

仰る
>これらのイラクの国内紛争の沈静化に向け、アラウィが取っている方針は、
  フセインの重石の再生とまでは言いませんが、非常に強権的な、
  いわば強い指導者像の復活ではないかと思えます。

は、妥当と言いますか、現実的な手法ですよね。
現状での武装勢力群雄割拠状態では、イラク民衆自体が
誰を自分達の統一されたリーダーとして良いのかも
分からないでしょうし、前にも書いたように
「その後の具体的なヴィジョンがまるで見えない」不安の方が大きいでしょう。

>特に、今の暫定政府以外の勢力では、アラウィがイスラム諸国の歴訪で見せたのと
  同じような実績を上げることはできないと思われます。外交面における戦略を
  有しているとは到底思えず、イラクの世界各国と、イスラム諸国との関係回復を
  視野に入れ、国際協調の枠組みの中で、新生イラクの再建をめざすという
  ビジョンがないのです。

この能力が武装勢力に有るとは到底思えない!彼らの視線と言うか見ている
地平は、あくまでもドメスティックなモノだと思いますから、
その地平の先に何があるか?何が待ち受けているか?等を例え見ていたと
しても、そんな話を一般民衆に話しても、その民衆自体が
自分達の知らない世界のこと等理解出来るとも思えませんし・・・
結果的には

>反暫定政府を標榜するイラク国内の各勢力が、あまりにも烏合の衆と化しすぎており、
  ヘタな大衆迎合に走っていることも問題であるかと思います。

こうした方向へ走らざる得ない・・・と言うか、様々な意味で不満をもつ民衆を
最も分かりやすい理屈で、最も身近で且誰もが容易に利用出来る解決方向へ
向かわせることで支持を得ようとする手法を採用する

比較が悪いですが、小選挙区で安全保障をテーマにしても当選しないから
道路を作って橋を掛けますのイラク版と言っても良いかも知れないですね。

続きます

>イラク復興に必要なものとは-2

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/13 18:31 投稿番号: [1342 / 1982]
続きです

ひとつの案としては
米軍の短期増派によるプレゼンスの増大と、国境検問の厳格化、
この米軍増派と入れ替わる形でNATO軍派遣とイスラム諸国治安部隊の多国籍軍参加、
イラク治安部隊の育成と展開、民兵組織の政治的妥協による武装解除、
テロ地域の封じ込め、
米地上軍の段階的撤退とともにイスラム諸国治安軍のプレゼンス増大と多国籍軍のPKO化、
安全保障上条約上の駐留軍を除く米軍完全撤退(インド洋上の空母機動部隊のプレゼンス下)
と言ったスケジュールを出来るだけ多角的な合意の下に発表する必要があるのではないか。

米国の国益は国益としてイラクが主権国家として自立する目安は米軍のプレゼンス縮小にあるわけで、イラク政権の納得を前提に国際的な了解を取りまとめる必要があるのではないか。
また、この了解の中にイラクにおけるテロ行為の定義と対処をまとめておく必要があるのではないか。

と考えます。

望むらくはこの米軍撤退プランとリンクする形でイラク復興計画が出来れば一番いいし、そうあるべきだと思います。

取敢えずです

>イラク復興に必要なものとは-1

投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2004/08/13 18:26 投稿番号: [1341 / 1982]
こんにちは
アセアンさん

治安回復の問題は私も意識的に迂回してきたところでもあるわけですが、避けて通れないところでもあるわけです。

米国の軍事組織は第二次大戦以降ソ連との対峙を経て急速に変貌してきました。
もともとモンロー主義のもと、外征型の軍事組織ではなく防衛型の軍隊だといってもよかった。(スペイン戦争などは対応能力があったというだけです。対英戦争なら受身だったでしょう。)
基本的に米国は領土拡張が割に合うものだとは思っていない。
経済的な覇権が確保できればよく、それに必要な政治的発言力があれば良いと考えてるふしがある。
世界の警官として善意の押し付けをしようとする勢力がある一方、われ関せずで自分の利権が侵されない限り内にこもりたい勢力もある。(間に位置するいろいろな勢力もありますが省略)
どちらの方向にしろ基本的な戦略方向に占領統治は含まれていないはずです。(軍事的可能性ではなく基本方針としてですが)
米国の軍事行動はあくまで懲罰行動であり、お仕置きであって、常に引き返すことを考えた軍事行動です。
とはいえ、米軍の巨体が動けば意図はどうあろうとも蟻は踏み潰されるだけです。

少なくとも第2次大戦までは軍事行動の結果としての占領統治を考えていたはずなのですが、ここ近年、特にソ連崩壊後の米軍は相手を叩く軍事行動しか考えていないのではないでしょうか。
軍事目標はあるわけですが、軍事力が行使される人を対象としてみていない。
占領統治を考えるのであれば選択肢としては、①大規模兵力を一気に投入しての完全制圧から米国による完全な占領統治、②統治機構(フセイン)を残した形での軍事力の撃破から降伏受諾による政権移行、③軍事的圧力下におけるクーデターも含む政権移行が考えられます。
ただいずれにしても現在のイラクの状況に陥る可能性が高かったと思われます。
②の場合は権力構造が温存される可能性が高いですし、③の場合は国際的な合意は得やすかったと思いますが、軍事侵攻しないだけにイラク国内で内戦状態に陥る可能性が高いと考えます

米軍による侵攻なら負ける可能性はほとんどありえませんから周辺諸国も石油市場もそれなりに落ち着いていました。が、米軍が積極的に関与しない状態でのイラク内戦はどちらへ転ぶかわからないだけに先がまったく読めません。
周辺諸国が巻き込まれ、シリアとイラン、イスラエルがまかり間違って衝突すれば限定的核戦争の可能性すらあります。

ここまで行ったら日本の景気など吹っ飛んでしまうでしょうね。
今現在イラク自身の治安維持能力が低い状況で米軍が撤退した場合この最悪の状態に陥る可能性がある。
もちろん米軍という重石がなくなることによってテロリストも民兵も理性的になり、話しあいで物事が進む可能性もひょっとしたらあるかもしれません。
ただ、これまでの歴史を見る限りそこまで手放しで信用するなんて私にはできません。
少なくとも今の米軍に匹敵する文字通りの多国籍軍の重石が必要なはずです。
よって、①の状態が必要なはずだったのですが、米国は通常の占領なしの軍事侵攻オプションを採用してしまった。
どうも甘く見ていたとしか思えません。

ヒトラーのドイツにしろトージョーの日本にしろ統治機構が残った状態での降伏であり、停戦命令は曲がりなりにも全土に行き渡りました。
武装解除も粛々と行われ、暴発もほとんどなかった。
米国はイラク武力行使においてこのイメージが強すぎたのではないのか?
イラクという国が近代国家だと思い込んでいたのではないか。
近代的な薄皮の下に前近代的というか、非西欧的な意識が厳然として横たわっているということを見落としていたとしか思えない。
米国はこの点を十分反省して米軍撤退にいたるロードマップを示し、国際社会の同意を得なければならない。
しかしながら、そこにおいて米国の非をあげつらうことはなんら建設的な意味合いを持たないと思います。
米軍は巨大ですが無尽蔵に兵士がいるわけではない。
どこかで歪みがきますし、それが破局的な形で来た場合、そのとばっちりを最も受けるのはイラクであり、周辺国であり、米国以外の国々です。

この責任は一義的には米国にあるわけですが、放り出すわけにも行かない。
地域の安全は警察に任せればすべて終わるわけではなく、治安のよい環境はそこに住む地域住民すべての問題だからです。

続きます

気になるイランの動向

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/13 15:55 投稿番号: [1340 / 1982]
今まで殺到していた仕事を一気に片付けたため、今日は何やらヒマっす。

サドル君や彼の民兵である「マフディ軍」がイランの支援を受けていることは様々な報道で伝えられていることですが、イランがザルカウィを支援しているということも耳にします。ザルカウィは強硬な反シーア派主義者であるはずなので、彼をイランが支援するなんてことは、あまり考えられないですが…。

というわけで、上の情報に便乗し、ちょっとだけ憶測(電波? 笑)を述べてみたいと思います。

イランが、イスラエルを射程に収める中距離弾道ミサイル「シャハブ3」最新型の実験に成功したとの報道がなされ、イランの核開発疑惑とも絡み、イラン、イスラエルの両国間でミサイルの高性能化競争が激化するのではないかとの懸念が持たれています。一方で、イランがヒスボラやハマスを公然と支援するなど、対米・対イスラエルでかなり強硬な政策方針を取りつつあるようにも見え、気になっているのです。

翻って、主に米国の後押しで進められている新生イラクの再建を、イランは相当牽制しており、ゆえにザルカウィなどを支援するような行動に走らせていないだろうかとも思えるのです。

そうした行動の背景として考えられるメンタリティは、「米国の後押しにより、イラクで世俗的な連邦体制が出来上がることは、フセインのバース党政権なんかよりもよっぽどイランにとって危険だ」ということになるのでしょうか?となると、イラクでのそうした世俗的連邦体制の構築を妨害するザルカウィやサドル君などの動きは、そんなイランのメンタリティと合致するものにならないか?

上のようなメンタリティでザルカウィやサドル君を支援するような行動には、ハタミ大統領などは出たがらないでしょうが、問題は、イランの軍部と保守派強硬派ですね。イラン(の一部)が、ザルカウィやサドル君を支援しているという構図は、可能性として完全に排除できないようにも思われます。

特に核開発疑惑などをめぐり、イランが最近強気で大胆なので、動向が気になっています。

アラウィの手腕:内政が課題か?

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/08/13 15:15 投稿番号: [1339 / 1982]
みなさん、こんにちは。
お久しぶりです。

アセアンさんの投稿#1216の内容に関連して私見をば…。

アラウィ首相の歴史的と言ってもいいクウェート訪問による外交関係回復の合意や、サウジとも和解を果たし、近く両国で大使館を再開させることも決まるなど、彼のイスラム諸国歴訪はかなりの意味があったように思います。

イラク暫定政府は、外交面で着実な成果を上げつつあるようです。

一方、イラク中南部を中心に見られる相変わらずのサドル君騒動をはじめ、イラク北部ではクルド人とアラブ人、もしくはクルド人とトルクメン人など、外部テロ組織の流入と同じく、フセインの重石で抑えつけられていた宗派、民族単位で分化された紛争も表面化しています。これらのイラク国内の紛争の沈静化は、今後のイラク復興の一つの大きな課題でもあるでしょう。

これらのイラクの国内紛争の沈静化に向け、アラウィが取っている方針は、フセインの重石の再生とまでは言いませんが、非常に強権的な、いわば強い指導者像の復活ではないかと思えます。

たとえば、イラク国内では様々な反米・反暫定政府武装勢力がいろいろな形で登場しているようですが、一方でそれとは正反対の、反米・反暫定政府武装勢力叩きを目的とした武装勢力なども出現し、とりわけザルカウィなどが率いる外部テロ組織に対し、徹底抗戦の構えを見せています。「救世運動」や「神の剣」などと呼ばれる勢力のようですが…。

そして、どうやらアラウィは、「救世運動」や「神の剣」などの勢力を積極的に支援していると聞きます。アラウィのこうした姿勢は、そもそも選挙枠組み政府である暫定政府に想定されている権限を超えた行動にもつながりかねず、明らかにイラク各派にとって中立であろうとする立場を、イラクの治安悪化につながる不穏分子を叩くためであれば、放棄するという姿勢を鮮明にしていると言えます。

が、僕は、今のイラクの治安情勢を考えると、このアラウィの方針は妥当であろうと評価します。変に大衆迎合せず、ポピュリスト的な政策決定をしていないという意味でも。

ここでもし、イラク暫定政府が中立の立場に固執し、ヘタに民主的な姿勢を装うことでポピュリスト的な大衆迎合に走ってしまえば、結局はパレスチナの過激派を抱え込み、自治区内の治安回復に手をこまねき、袋小路に陥っているパレスチナ暫定自治政府のアラファト議長と同じ轍を踏みかねないように思われるからです。

アラウィは、過去にCIAの支援を受け反フセイン活動を行っていたり、バース党員であった経歴もあることから、当然ながら彼に対するネガティブキャンペーンも盛り上がっているようです。もともと、火がなくても煙を立たせてしまうような雰囲気があるイラクですから、いろいろと彼に血に飢えたイメージをくっつける噂が広がってもいるようです。

武力行使のトピで、ネオさんが、南米における米国傀儡型の体制を今のイラクに重ねた見解を述べておられましたが、そう思うのも確かに、ムリはないように思います(ネグロポンテがイラク大使を務めていることがダメ押しですが…)。が、一方で、反暫定政府を標榜するイラク国内の各勢力が、あまりにも烏合の衆と化しすぎており、ヘタな大衆迎合に走っていることも問題であるかと思います。

特に、今の暫定政府以外の勢力では、アラウィがイスラム諸国の歴訪で見せたのと同じような実績を上げることはできないと思われます。外交面における戦略を有しているとは到底思えず、イラクの世界各国と、イスラム諸国との関係回復を視野に入れ、国際協調の枠組みの中で、新生イラクの再建をめざすというビジョンがないのです。

外交面で成果をあげつつあるイラク暫定政府が、今後、特にイラクの治安回復などの内政面でも、大きな実績をあげることができるかどうかに、イラク復興の将来がかかっているように思います。

取り敢えず(久しぶりに使った…。やっぱ便利っす 笑)。

具体的な復興のアイデアを

投稿者: tommy39dec3 投稿日時: 2004/08/13 10:07 投稿番号: [1338 / 1982]
掲示板で出せる人の書き込みは、読んでいて楽しいものです。

曽野綾子が、まともで地道な活動を続けているのは周知の事実です。マザーテレサに類する冷静さを維持しながら援助活動を続けているのは、彼女くらいなものではないでしょうか?

掲示板に文句を言ったところで、代案が出せ無いなら同じことです。

現実に立脚した納得できるアイデアの提示、これがあるなら読む価値があります。

では。

イラク復興に必要なものとは-2

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/08/13 09:26 投稿番号: [1337 / 1982]
更に、世界中を見回して自国の軍隊が”内向きではない軍隊”を
持つ国家というのはアメリカしかない。
多くの第三世界の国々や独裁国家と言われる国が持つ軍事力は、
内向き=国家体制の維持が8割、周辺国家への”威嚇効果”が2割と
言うのが現状です。

それ以上に国家体制(行政組織も含めた体制)それ自体も
厳密には”生産性という機能を持っていない”のも事実です。
(税金を使うことは出来ても、効率や採算性等を気にしないのは
何処の国の政治家でも同じですし、国際情勢や安全保障問題を
地方で訴えても当選しないでしょうし、それよりは道路を作って橋を掛ける
と言った方が当選する現実がある・・かなり皮肉な言い方ですが
自然保護団体が持つ”票”には関心があっても、その団体が
保護しようとする動植物には参政権が無い・・と考えるのが政治家の
本質ではないかです・・・
当選しなければ、ただの人という理屈もある訳ですが)

ただ、こうした旧態然とした政治家像であってはならない
という意識でASEAN先進国では政治体制改革を具体的に進めています。
その代表例がタイが採用しているCEO型地方知事制度ですし
行政予算にしても、費用対効果が明確に示されないと聖域であったはずの
軍事予算でさえ却下されるようになっています。

ただ、僕はかなり以前にも此処で書かせて貰いましたが
思い付きでも何でもいいと思うんですね。
前向きなモノでさえあれば。
それが、手がかりになるのか結果になるのかは、その後の段階ですから。

例えば、侵攻してしまった米軍を撤退させる為の方策一つにしても
米国を含めた欧州勢や国連自体も”納得出来る方策”がなければ
撤退一つ出来ない。

それは、何もイラクやイラク人が米国を含めた国際社会に対して
”一方的な妥協をしろ”という話でもないし、元々この妥協というのは
”双方が納得しないと成立しない”存在でもある。

大国なんだから、小国をいたぶるな!我慢しろ!という理屈は
相手が大国であるが故に通じない・・通じていれば今回の攻撃自体が
起こっていなかった。

事実は事実でしかありえない、それを踏まえた上で
新生イラクがその主権をしっかりと再構築し、再度国際社会の
正式な一員となるには、どうしたら良いのか?

イラクや中東やアラブのことは良く分からないから、ある程度分かる
アメリカと日本のやり方を批判することで、中東も新生イラクも
第三世界の他の諸国さえもその地域文化圏の中に大人しく
留まっている方法がBestとするのか?

難しい問題であることは確かですが

取敢えず
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