イラク戦争

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「歌は境界線を越えた」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/31 01:39 投稿番号: [4650 / 5091]
  NHKBS(2005.3.30(水)放映)   仏の放送より

  イスラエル人歌手ダビド・ブロザさん
  パレスチナ人ミュージシャン、サイード・モラド兄弟

  ヒット曲「心の中」
  ヘブライ語とアラブ語でのデュエットです。

「かつて人間が誕生した
  そして時が流れた
  今   問いかける   あなたの祖国は?
  真実は光の中にある
  そして心の中には愛がある」

  ブロザさんは、西岸のパレスチナの学校で、子供達の前でも歌いました。
「〝共生〟をテーマに歌います」(ブロザ氏)

  ラマラのラジオ「パレスチナの声」で放送されました。
  同じ時刻に
  テルアビブのラジオ「イスラエル軍放送」でも放送されました。

  境界線を越えた同時放送は、ノーベル平和賞受賞を伝えた94年以来11年ぶり
です。

「いいアイデアだと思いました。軍のラジオですが、聴衆は市民です。
  そろそろ双方とも向き合ってもいい時期ですから」
(イスラエル軍放送アナウンサー)

「いつかこの壁も消えて無くなると思いますよ」
(サイード・モラド氏)

「それが目標であり、希望です。
  我々イスラエルにもパレスチナにもそう思う人が多くいるのです」
(ダビド・ブロザ氏)

  互いを結ぶ力は、遠ざける力より強い、二人の信念です。


「シャローン」という言葉だけは聞き取れました。

「シーア派イスラム運動の展開」酒井啓子③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 22:03 投稿番号: [4649 / 5091]
  しかし、それはシーア派社会にとどまり、イラク全体、とりわけスンニ派
社会と共有できる運動枠組みではなかった。

『「シーア派は国家と並行して存在する独自の社会的政治的ネットワークに
   依存していた」が、国家に依存し国家のなかで生きていくことを常に
   選択してきたスンニ派は、寄り添うべき国家が不在の状況では国家に
  「反逆しやすい」存在となる』(ハーシミー:2003年)

「スンニ派イスラーム運動の多くがより強い反米・反占領を打ち出しており、
  その点でシーア派ウラマー界の政治方向性に比較して政治性、ナショナリズム
  性が強い」


  <私の感想>
①イラクのシーア派を分析する場合に、<宗教指導者層>と<平信徒=商人階層
  、部族>という二実体を措定すること。
②現代では、その二実体とは、<宗教指導者層>と<政治政党:ダアワ党や
SCIRI>
③その二実体の相互作用=対立と協調により、事態が進行してきたこと。
  両実体が共同すれば効果を発揮してきたという歴史的事例=1920年蜂起。
④1920年蜂起では、シーア派とスンニ派との共闘によってこそ一定の成果が
  挙がったと私は思いますが。
⑤フセイン政権末期に既にこうした諸実体は登場していること。
⑥本来は、政治的静謐主義のシスターニ師を頂点として、統一は保たれている
  ものの、呉越同舟、利害対立を抱えながら、辛うじて統一が保たれていると
  いうこと。つまり、情勢の変動によっては、統一は崩れるということ。
⑦シーア派と言っても、世俗化が進行している人々も多く、支持政党無し層や、
  イスラム復興を掲げる宗教性へ、むしろ忌避感を持つ人々も多いと思う。
  <シーア派世俗派>、<シーア派世俗派支持政党無し層>等々も存在して
  いると思う。
  選挙での統一イラクへの投票率からしてもそう分析できると思う。
⑧数十年前には、イラクのシーア派の貧困層のかなりの部分が、イラク共産党の
  支持者であったという歴史的事実については述べられていませんね。
  現在では、その影響力はかなり小さくなってしまっていますが
  (全国比例代表制なのに2議席だけだし)
⑨宗派分析も重要だと思いますが、イラク労働運動の分析も必要だと思います。

「シーア派イスラム運動の展開」酒井啓子②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 22:02 投稿番号: [4648 / 5091]
  湾岸戦争後、フセインがイランとの接近を図った為、フセイン政権による
イスラーム推進政策。
  湾岸戦争後、政府が充分なサービスを国民に提供できないことを補う為に、
イスラームを利用しようとした。同時にダアワ党とSCIRIという反体制政治勢力
の国内活動基盤を削ぐ為に行われたキャンペーンであった。
しかし、結果として、イラクにおけるイスラームの向上となった。
「バアス党政権下で世俗的社会構成論理が主流を占めていたのに対し、
  イスラームという宗教が社会動員の核となり得る環境がフセイン政権末期には
  準備されていた」


  第3節   イラク戦争後のシーア派イスラーム運動の台頭状況
・SCIRI:動員構造をウラマー・ネットワークに持つ
・ダアワ党:平信徒中心のイデオロギー的政治組織
  フセイン政権崩壊後の2004年4月のアルバイーンでは、100万人規模の参加者
  SCIRIはカルバラでの支持層拡大の為に行進行事を後援し、実施運営に貢献

  ダアワ党は1980年前後に複数の分派に分裂
  分派のいくつかは南部湿地帯で反政府ゲリラ活動を行う。
  湿地帯ゲリラ指導者のムハンマダーウィー氏(イラク・ヒズボラ)は
  統治評議会に登用される。
  ダアワ党などの政治組織は国内基盤と疎遠になった時期が長かった。

  ムクタダ・サドル師は父の築いた支持ネットワークを引き継ぐ。
サダムシティに戦後信徒間ネットワークを築く。サドルシティとなる。
サドル派の勢力拡張過程をみると、ワキールを核とした運動を展開している
ワキール制を有効に活用した
従来ワキールが複数のウラマーの代理として機能してきたナジャフの従来からの
方式から逸脱し、サドル師以外の代理を禁じている。

  各勢力とも戦後しばらくの間は、地域限定的な動員能力しかなった。
「ダアワ党やSCIRIがCPAによって任命された統治評議会に参加して、早くから
  米主導のイラク統治に協力的な姿勢を示したのは、シーア派社会全般に広範な
  広がりを持たないダアワ党やSCIRIが、国政レベルの政治的影響力を獲得する
  為に政治中枢への参画を重視したと見なすことができる」

  サドル派、ダアワ党、SCIRIなどが、それぞれ対立的に運動を展開することは
ハウザの分裂という危機を、政治化された者であれ、非政治的姿勢を貫く者で
あれ、ウラマー層全体に認識させることとなった。
シスターニ師は、サドル派のマフディ軍結成と武力衝突の頻発という事態に至り
ハウザ統合強化の必要性を認識した。

2003年4月、シスターニ師は、外国による支配を拒否することを真っ先に明言。
2003年6月、「外国占領軍には制憲議会を任命する合法性がない。まず総選挙が
   あって選挙資格を持つ国民が制憲議会を選出し、その後憲法草案を
   レファレンダムにかけるべきである」とのファトワを発出。
シスターニ師を頂点としてシーア派各勢力が選挙要求で一致した行動を取り
始めた。
  シスターニ師との連携を重視したシーア派政治組織が、シスターニ師の
ワキールの位置付けで活動する例もみられる。(SCIRIのサギール氏など)
「ワキールの活用は各地方のワキールの独断専行を生む危険性を持つもの」
「シスターニ師の名を利用して、政治的影響力拡大を図ろうとする勢力が
  存在することの深刻さ」

「戦後の秩序崩壊過程で地域的限定性を持つウラマー・ネットワークが
  活性化され、そのことがシスターニという、むしろこれまで政治化してこな
  かったが故に極めて脱地域主義的な立場にあったアッ・タクリードをもまた
  運動の動態要因として揺り動かした。この結果、それぞれのウラマー・
  ネットワークの持つ政治性の有無を超えて、シーア派社会全体がハウザの
  もとに一体としてイスラーム化した」
「暫定議会の選出方法を巡る論議が、シーア派内部の対立に一旦終止符を打ち、
  シーア派社会全般に運動を広げる運動枠組みを提供する契機となった」

「シーア派イスラム運動の展開」酒井啓子②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 22:02 投稿番号: [4648 / 5091]
  湾岸戦争後、フセインがイランとの接近を図った為、フセイン政権による
イスラーム推進政策。
  湾岸戦争後、政府が充分なサービスを国民に提供できないことを補う為に、
イスラームを利用しようとした。同時にダアワ党とSCIRIという反体制政治勢力
の国内活動基盤を削ぐ為に行われたキャンペーンであった。
しかし、結果として、イラクにおけるイスラームの向上となった。
「バアス党政権下で世俗的社会構成論理が主流を占めていたのに対し、
  イスラームという宗教が社会動員の核となり得る環境がフセイン政権末期には
  準備されていた」


  第3節   イラク戦争後のシーア派イスラーム運動の台頭状況
・SCIRI:動員構造をウラマー・ネットワークに持つ
・ダアワ党:平信徒中心のイデオロギー的政治組織
  フセイン政権崩壊後の2004年4月のアルバイーンでは、100万人規模の参加者
  SCIRIはカルバラでの支持層拡大の為に行進行事を後援し、実施運営に貢献

  ダアワ党は1980年前後に複数の分派に分裂
  分派のいくつかは南部湿地帯で反政府ゲリラ活動を行う。
  湿地帯ゲリラ指導者のムハンマダーウィー氏(イラク・ヒズボラ)は
  統治評議会に登用される。
  ダアワ党などの政治組織は国内基盤と疎遠になった時期が長かった。

  ムクタダ・サドル師は父の築いた支持ネットワークを引き継ぐ。
サダムシティに戦後信徒間ネットワークを築く。サドルシティとなる。
サドル派の勢力拡張過程をみると、ワキールを核とした運動を展開している
ワキール制を有効に活用した
従来ワキールが複数のウラマーの代理として機能してきたナジャフの従来からの
方式から逸脱し、サドル師以外の代理を禁じている。

  各勢力とも戦後しばらくの間は、地域限定的な動員能力しかなった。
「ダアワ党やSCIRIがCPAによって任命された統治評議会に参加して、早くから
  米主導のイラク統治に協力的な姿勢を示したのは、シーア派社会全般に広範な
  広がりを持たないダアワ党やSCIRIが、国政レベルの政治的影響力を獲得する
  為に政治中枢への参画を重視したと見なすことができる」

  サドル派、ダアワ党、SCIRIなどが、それぞれ対立的に運動を展開することは
ハウザの分裂という危機を、政治化された者であれ、非政治的姿勢を貫く者で
あれ、ウラマー層全体に認識させることとなった。
シスターニ師は、サドル派のマフディ軍結成と武力衝突の頻発という事態に至り
ハウザ統合強化の必要性を認識した。

2003年4月、シスターニ師は、外国による支配を拒否することを真っ先に明言。
2003年6月、「外国占領軍には制憲議会を任命する合法性がない。まず総選挙が
   あって選挙資格を持つ国民が制憲議会を選出し、その後憲法草案を
   レファレンダムにかけるべきである」とのファトワを発出。
シスターニ師を頂点としてシーア派各勢力が選挙要求で一致した行動を取り
始めた。
  シスターニ師との連携を重視したシーア派政治組織が、シスターニ師の
ワキールの位置付けで活動する例もみられる。(SCIRIのサギール氏など)
「ワキールの活用は各地方のワキールの独断専行を生む危険性を持つもの」
「シスターニ師の名を利用して、政治的影響力拡大を図ろうとする勢力が
  存在することの深刻さ」

「戦後の秩序崩壊過程で地域的限定性を持つウラマー・ネットワークが
  活性化され、そのことがシスターニという、むしろこれまで政治化してこな
  かったが故に極めて脱地域主義的な立場にあったアッ・タクリードをもまた
  運動の動態要因として揺り動かした。この結果、それぞれのウラマー・
  ネットワークの持つ政治性の有無を超えて、シーア派社会全体がハウザの
  もとに一体としてイスラーム化した」
「暫定議会の選出方法を巡る論議が、シーア派内部の対立に一旦終止符を打ち、
  シーア派社会全般に運動を広げる運動枠組みを提供する契機となった」

「シーア派イスラム運動の展開」酒井啓子①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 22:02 投稿番号: [4647 / 5091]
  「中東・中央アジア諸国における権力構造」岩波書店
  酒井啓子、青山弘之編(2005年3月24日発行)4400円+税

  第7章「イラクにおけるシーア派イスラーム運動の展開」酒井啓子

  従来イラクのシーア派社会において、ナジャフを中心としたシーア派の
ウラマー界:ハウザは民衆との社会的接点がむしろ薄いと言われてきた。
イラク戦争後、それまでの大衆からの遊離、政治への忌避姿勢を一転させて、
絶大な大衆動員力を発揮している。

<ハウザの社会的役割の転換は、何故イラク戦争後急に見られたのか?>
  これまで一切の政治勢力との接触を持たなかった勢力ですら、
政治に関与せざるを得ない環境がイラク戦争後生じている。
イラク戦争後、シーア派社会において社会が「イスラーム化」すると同時に、
イスラームのウラマー界が大衆化、政治化している。


  第1節   イラクのシーア派社会に関する先行研究
  1.平信徒/ウラマー層という二主体認識か、ウラマー層の二義性か
①「国家=政治的社会的主流派のスンニ派」
  「社会=シーア派」
②イスラーム運動の担い手は、
  ・宗教的なウラマー
  ・ナジャフの商人階層
  ・都市中間層たる近代知識人
③・平信徒活動家のサブ・ナショナルなシーア派運動
  ・ウラマーが展開する超ナショナルな理念を追求する運動
(ジャッバール「イラクにおけるシーア派運動」2003年)

  2.部族社会/ウラマー層関係の歴史的経緯
  聖地ナジャフにおける二重権力構造
・ムサッラフーン:武装した部族集団
・ムッライーヤ:ウラマー層

  片方の勢力のみの反英闘争は破れ、両勢力が協調した1920年の反英闘争は
一定の成果を収めた。
「異なる二主体が協働した際に初めて広域拡大性を持つ運動が成功する、
  という一種の歴史的モデルを作り上げる」

  ウラマー層が自衛の為に形成された武装集団であるとの異説もある。
(サウジからのワッハーブ派の侵攻に備えて組織した市警護員組織)

「ウラマー自身の持つ地域社会における政治勢力としての性格が
  突出した場合に、シーア派社会が部族制、武力依存性を強化する」
・非政治的・学問的存在としてのウラマーと、
・政治勢力としてのウラマーという二面性


  第2節   シーア派社会におけるイスラーム運動の諸相
・共同体構成員を統合し動員する社会的機能
・共同体構成員に倫理、秩序概念を提供する法学・学問的機能
  この二つの側面がシーア派社会を異なる二つの主体に分裂させる。
  二つの機能が組み合わされれば社会運動の展開に推進力となる。

  1930年代から1950年代におけるハウザの後退
  五分の一税やザカートの徴収すらできなかった。

・ダアワ党:平信徒から発信された近代的政治運動(創始者はM.B.サドル師)
  シーア派諸都市では商人が五分の一税の徴収を兼ねることが多く、そうした
社会的役割を背景としてアシュラなどの宗教儀礼の執行人の役割も果たしていた
  聖地における商人層は、その財力のみならず、儀礼執行や徴税行為を通じて、
シーア派社会の共同運営に直接関与する地方名望家的存在になっていた。
  こうした経済力を有し、一定の社会的役割も持つ商人層=平信徒が政党組織化
したものがダアワ党
「党は政治局が選挙や合議を通じての判断を優先させるべしという党の原則を
  明確に確認し、ウラマー/宗教的イデオローグと政治的指導部の間を明確に
  分離するという党の思想が流れている」

・ワキール制度:五分の一税などのイスラーム税の徴収を行う為の存在
「ハウザの再生の為に活用されたワキール制度は、ウラマーの政治化を促し、
  運動の幅を広げる契機となった」
  ワキールをダアワ党による政治活動の地方支部に準じた形で利用する
  パターンが成立

・M.S.サドル師による金曜礼拝再開
  ・部族集団との関係を緊密化
「フセイン政権下で政府への服従を強要されていた部族社会にとって、
  サドル師の初期の容政府姿勢はハウザへの接近を行い易くするものであった」

  90年代後半、影響力が大衆に浸透するにつれ、サドル師は政治性を強める。
政府に対して批判路線を採るようになる。
政治不介入派のホーイ師やシスターニ師を「沈黙のマルジャイーヤ」と批判し、
自らは「現場のマルジャイーヤ」と呼ばれた。

「シーア派イスラム運動の展開」酒井啓子

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 22:02 投稿番号: [4647 / 5091]
  「中東・中央アジア諸国における権力構造」岩波書店
  酒井啓子、青山弘之編(2005年3月24日発行)4400円+税

  第7章「イラクにおけるシーア派イスラーム運動の展開」酒井啓子

  従来イラクのシーア派社会において、ナジャフを中心としたシーア派の
ウラマー界:ハウザは民衆との社会的接点がむしろ薄いと言われてきた。
イラク戦争後、それまでの大衆からの遊離、政治への忌避姿勢を一転させて、
絶大な大衆動員力を発揮している。

<ハウザの社会的役割の転換は、何故イラク戦争後急に見られたのか?>
  これまで一切の政治勢力との接触を持たなかった勢力ですら、
政治に関与せざるを得ない環境がイラク戦争後生じている。
イラク戦争後、シーア派社会において社会が「イスラーム化」すると同時に、
イスラームのウラマー界が大衆化、政治化している。


  第1節   イラクのシーア派社会に関する先行研究
  1.平信徒/ウラマー層という二主体認識か、ウラマー層の二義性か
①「国家=政治的社会的主流派のスンニ派」
  「社会=シーア派」
②イスラーム運動の担い手は、
  ・宗教的なウラマー
  ・ナジャフの商人階層
  ・都市中間層たる近代知識人
③・平信徒活動家のサブ・ナショナルなシーア派運動
  ・ウラマーが展開する超ナショナルな理念を追求する運動
(ジャッバール「イラクにおけるシーア派運動」2003年)

  2.部族社会/ウラマー層関係の歴史的経緯
  聖地ナジャフにおける二重権力構造
・ムサッラフーン:武装した部族集団
・ムッライーヤ:ウラマー層

  片方の勢力のみの反英闘争は破れ、両勢力が協調した1920年の反英闘争は
一定の成果を収めた。
「異なる二主体が協働した際に初めて広域拡大性を持つ運動が成功する、
  という一種の歴史的モデルを作り上げる」

  ウラマー層が自衛の為に形成された武装集団であるとの異説もある。
(サウジからのワッハーブ派の侵攻に備えて組織した市警護員組織)

「ウラマー自身の持つ地域社会における政治勢力としての性格が
  突出した場合に、シーア派社会が部族制、武力依存性を強化する」
・非政治的・学問的存在としてのウラマーと、
・政治勢力としてのウラマーという二面性


  第2節   シーア派社会におけるイスラーム運動の諸相
・共同体構成員を統合し動員する社会的機能
・共同体構成員に倫理、秩序概念を提供する法学・学問的機能
  この二つの側面がシーア派社会を異なる二つの主体に分裂させる。
  二つの機能が組み合わされれば社会運動の展開に推進力となる。

  1930年代から1950年代におけるハウザの後退
  五分の一税やザカートの徴収すらできなかった。

・ダアワ党:平信徒から発信された近代的政治運動(創始者はM.B.サドル師)
  シーア派諸都市では商人が五分の一税の徴収を兼ねることが多く、そうした
社会的役割を背景としてアシュラなどの宗教儀礼の執行人の役割も果たしていた
  聖地における商人層は、その財力のみならず、儀礼執行や徴税行為を通じて、
シーア派社会の共同運営に直接関与する地方名望家的存在になっていた。
  こうした経済力を有し、一定の社会的役割も持つ商人層=平信徒が政党組織化
したものがダアワ党
「党は政治局が選挙や合議を通じての判断を優先させるべしという党の原則を
  明確に確認し、ウラマー/宗教的イデオローグと政治的指導部の間を明確に
  分離するという党の思想が流れている」

・ワキール制度:五分の一税などのイスラーム税の徴収を行う為の存在
「ハウザの再生の為に活用されたワキール制度は、ウラマーの政治化を促し、
  運動の幅を広げる契機となった」
  ワキールをダアワ党による政治活動の地方支部に準じた形で利用する
  パターンが成立

・M.S.サドル師による金曜礼拝再開
  ・部族集団との関係を緊密化
「フセイン政権下で政府への服従を強要されていた部族社会にとって、
  サドル師の初期の容政府姿勢はハウザへの接近を行い易くするものであった」

  90年代後半、影響力が大衆に浸透するにつれ、サドル師は政治性を強める。
政府に対して批判路線を採るようになる。
政治不介入派のホーイ師やシスターニ師を「沈黙のマルジャイーヤ」と批判し、
自らは「現場のマルジャイーヤ」と呼ばれた。

「国連改革とアメリカ」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/30 01:38 投稿番号: [4646 / 5091]
  「国連改革とアメリカ」
   NHKBS(2005.3.28(月)放映)

  アナン事務総長の報告書 in larger freedom
・欠乏からの自由:ODA大幅増額
・恐怖からの自由:予防的武力行使は安保理の承認が必要
・尊厳を持って生きる自由:大量虐殺などから国際社会が市民を保護
・組織改革:安保理改革

   武力行使の要件
  ・脅威が深刻か
  ・目的が適切か
  ・武力以外に手段はないか
  ・脅威に対する軍事力が釣り合っているか
  ・成功の見込みはあるか

  慶応大学の田所昌幸氏は、
  国連改革の背景として、イラク戦争だけではなく、もう少し大きな背景がある
・国際社会における脅威が多様化:国連憲章が当初想定した国家間の紛争以外の
  問題が増えている
・破綻国家の出現:国連憲章では、国連は加盟国家の関係を調停するという前提
  国内問題にも介入せざるを得ないのではないか

  安全保障、人道・人権、開発という諸問題を密接に有機的に連関して包括的に
論じている。
「安全保障なくして開発もない」「人権保障なくして安全保障もない」ことが
強調されていることが特徴。


  <私の感想>
・一国行動主義を掲げるアメリカと
・それは許せない国連
  これは本質的矛盾だと思います。
  矛盾を本質的に解決することはできなくても、現実世界では、
  矛盾は現実的に解決されていきます。
  国連加盟各国の多様な思惑、そのベクトルの総力の総和が、
  結果的にある方向性を生み出します。
  まあ、成るようにしかならないということですが、、、

キルギス「元側近が語る政変の裏側」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/29 20:41 投稿番号: [4645 / 5091]
  「元側近が語る政変の裏側」
   NHKBS(2005.3.28(月)放映)

  日銀出身の田中哲二氏は、1993年から二年間、IMFからキルギスに派遣される
形で、キルギス中央銀行最高顧問としてキルギスの経済運営にあたり、
その後もアカーエフ大統領の経済顧問を務めました。
  議会選挙後23日までキルギスにいて、24日は隣国カザフスタンにいました。

「南部で軍・警察まで反政府側に立ったと聞いて、今までよりエスカレートして
  いると感じた」
「キルギスは山国で北部と南部の間に大きな山脈があるので、その山脈を越えて
  デモ隊が北上する、軍・警察が南へそれを抑えに行くのは、雪解けを待たない
  とないのではないかと思っていた」
「ところが、これだけ早く事態が進んだというのは、軍・警察が反政府側に
  付いたということが、事態を加速させてしまった」

「私達が今直面する課題は法に従って政権移譲を行うことだ」
(テケバーエフ議会議長)

  自警団の創設により略奪行為は収まりつつある。

「バキーエフ氏は実務家肌の有能な官僚、行政能力はある」
「クーロフ氏は、独立前の旧軍の参謀総長で、軍・警察に睨みの利く人」
「人気のあるクーロフ氏を大統領、実務能力のあるバキーエフ氏を首相という
  のが、現時点でベストのセレクションではないか」
「1992年頃から、米国系の民主化支援団体が入り込んでいてずっと活動をして
  いたので、今回もその人達が相当に活躍しただろうということは類推するに
  やぶさかではない」

  <アカーエフ政権の15年間>
・ソ連崩壊直前、共産党候補に圧勝して大統領就任
  「中央アジアで最も開明的な指導者」
・市場経済導入、価格自由化、土地私有を許す、独自通貨導入
・IMF勧告に従い、緊縮財政を敷き、インフレ抑制
  「中央アジアの優等生」(IMF)
・1998年WTO加盟(旧ソ連の国としては初めて)
・米軍駐留基地

・2000年、憲法の三選を否定
・貧富の格差が広がり、国民の六割は貧困層

  田中氏は、
「90年代後半からは、経済成長が進まない、隣国カザフやウズベクと比べて
  国民生活水準が上がらない、国民に不満が鬱積、軍・警察の強化で強権的に
  反政府勢力を抑える」
「部族主義:アカーエフ氏は部族の代表でもある。一族の経済的利権拡大要求に
  Noとは言えなかった」

「キルギスの政変は『民主化』という帽子をかぶっているが、
  その実体は封建的な地縁血縁のグループ間の対立が原因だ」
(ロシアの政治評論化ミヘーエフ氏)


  <私の感想>
  キルギス周辺国:カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、
トルクメニスタンはいずれも10年〜15年という長期独裁政権です。
  政治的、経済的、文化的等々、むしろキルギスより後進的であり、
強権度・独裁度は遥かに高いそうです。
  キルギスより強権度・独裁度が高い故に、反政府活動は芽の内に摘み取られて
いるそうです。
  皮肉と言えば、皮肉な結果とも思います。
長期的には、中央アジアでも『民主化』の波は避けられないとは思いますし、
肯定的には評価します。
  石油・天然ガスという資源があり、経済的には、それなりに成長を遂げいて
いる国と、そうでない国とでは、経済的条件が違うという一つのモメントの違い
もあるとも思います。
  <カスピ海石油資源争奪戦>というモメントもあると思います。

キルギス「元側近が語る政変の裏側」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/29 20:41 投稿番号: [4645 / 5091]
  「元側近が語る政変の裏側」
   NHKBS(2005.3.28(月)放映)

  日銀出身の田中哲二氏は、1993年から二年間、IMFからキルギスに派遣される
形で、キルギス中央銀行最高顧問としてキルギスの経済運営にあたり、
その後もアカーエフ大統領の経済顧問を務めました。
  議会選挙後23日までキルギスにいて、24日は隣国カザフスタンにいました。

「南部で軍・警察まで反政府側に立ったと聞いて、今までよりエスカレートして
  いると感じた」
「キルギスは山国で北部と南部の間に大きな山脈があるので、その山脈を越えて
  デモ隊が北上する、軍・警察が南へそれを抑えに行くのは、雪解けを待たない
  とないのではないかと思っていた」
「ところが、これだけ早く事態が進んだというのは、軍・警察が反政府側に
  付いたということが、事態を加速させてしまった」

「私達が今直面する課題は法に従って政権移譲を行うことだ」
(テケバーエフ議会議長)

  自警団の創設により略奪行為は収まりつつある。

「バキーエフ氏は実務家肌の有能な官僚、行政能力はある」
「クーロフ氏は、独立前の旧軍の参謀総長で、軍・警察に睨みの利く人」
「人気のあるクーロフ氏を大統領、実務能力のあるバキーエフ氏を首相という
  のが、現時点でベストのセレクションではないか」
「1992年頃から、米国系の民主化支援団体が入り込んでいてずっと活動をして
  いたので、今回もその人達が相当に活躍しただろうということは類推するに
  やぶさかではない」

  <アカーエフ政権の15年間>
・ソ連崩壊直前、共産党候補に圧勝して大統領就任
  「中央アジアで最も開明的な指導者」
・市場経済導入、価格自由化、土地私有を許す、独自通貨導入
・IMF勧告に従い、緊縮財政を敷き、インフレ抑制
  「中央アジアの優等生」(IMF)
・1998年WTO加盟(旧ソ連の国としては初めて)
・米軍駐留基地

・2000年、憲法の三選を否定
・貧富の格差が広がり、国民の六割は貧困層

  田中氏は、
「90年代後半からは、経済成長が進まない、隣国カザフやウズベクと比べて
  国民生活水準が上がらない、国民に不満が鬱積、軍・警察の強化で強権的に
  反政府勢力を抑える」
「部族主義:アカーエフ氏は部族の代表でもある。一族の経済的利権拡大要求に
  Noとは言えなかった」

「キルギスの政変は『民主化』という帽子をかぶっているが、
  その実体は封建的な地縁血縁のグループ間の対立が原因だ」
(ロシアの政治評論化ミヘーエフ氏)


  <私の感想>
  キルギス周辺国:カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、
トルクメニスタンはいずれも10年〜15年という長期独裁政権です。
  政治的、経済的、文化的等々、むしろキルギスより後進的であり、
強権度・独裁度は遥かに高いそうです。
  キルギスより強権度・独裁度が高い故に、反政府活動は芽の内に摘み取られて
いるそうです。
  皮肉と言えば、皮肉な結果とも思います。
長期的には、中央アジアでも『民主化』の波は避けられないとは思いますし、
肯定的には評価します。
  石油・天然ガスという資源があり、経済的には、それなりに成長を遂げいて
いる国と、そうでない国とでは、経済的条件が違うという一つのモメントの違い
もあるとも思います。
  <カスピ海石油資源争奪戦>というモメントもあると思います。

ターニング・ポイントたる選挙

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/28 00:50 投稿番号: [4644 / 5091]
  やはり、今回の選挙は、イラク情勢にとって、実に大きなターニングポイント
になったと思います。
  全面賛美はできませんが、シーア派とクルドにとっては、概ね成功だと
言っていいと思います。
(クルドでは、長年の二大政党支配への若い世代の反発も醸成されていますが)
しかし、スンニ派がすっぽり抜けてしまったという意味において、イラク全体の
不安定さを形成してしまったとも思います。

  しかし、シーア派とクルドでの高い投票率という現実、
この現実が、スンニ派の市民、聖職者、スンニ派武装勢力に対して与えた影響は
実に大きなインパクトがあったと思います。

  少なくとも、今後の選挙には、参加するという方向に向かわない理由はない
ように思えます。
  実際、選挙後感想を求められたスンニ派の市民は、
「選挙に参加するべきだったかもしれません」と答えていました。
  また、キルクークで、クルド人の投票率が高いと伝え聞いた現地のスンニ派
住民が、急遽投票所に駆けつけたところ、投票用紙がなくて投票できなかった
という記事も読みました。

  少なくとも、憲法制定には、スンニ派も参加する方向で進んでいます。
『スンニ派が選挙をボイコットしたのは、スンニ派の勝手であって、そういう
  スンニ派に配慮する必要はない』という選択肢も採れると思うのですが、
そういう方向には進んでいません。
  勿論、そんなことをしたら、イラクの分裂がより深化してしまうということが
明らかだからだと思います。

  スンニ派市民が次の選挙には、参加するという方向に向かっているのなら、
「市民の利害と結びついている」と自称するスンニ派武装勢力も、
それを押し留めることはできないのではないかと思います。

  むしろ、停戦し、次の選挙に参加する方向に向いて欲しいという願望を
私個人は持っています。

もっと言えば、国会の場で堂々と米軍の蛮行を暴き出せばよいと思っています。

  ハマスやヒズボラも、選挙参加へのウェイトを移しつつあります。
ハマスは、ガザ地区では選挙で圧勝し、その余勢を駆って、7月の自治評議会
選挙にも打って出ます。PLOにも参加すると表明しています。
ヒズボラもレバノン国会に11議席を有し、次の選挙での躍進も予想されています

  スンニ派武装勢力も、停戦し、議会選挙へ参加するという方向へ進むことが
できないという訳でもないと思っています。

  アメリカがテロリストと交渉しないというのは、表向きの姿勢を示したもので
あり、現実には2004年4月のファルージャでは武装勢力と停戦を行いました。
  まあ確かに直接は交渉せず、イスラム聖職者協会を媒介者として、停戦交渉が
まとまったのですが。
  だから、今回も聖職者協会を媒介にして交渉できない訳でもないと思って
います。
  武装勢力と交渉するのではなく、スンニ派武装勢力が、スンニ派住民の多くに
支持され、スンニ派聖職者協会も同調し、スンニ派政党も同調するのなら、
単なる武装勢力との交渉ではなく、イラクのスンニ派層の多数派と交渉する
ということなのだからです。

  スンニ派武装勢力との停戦後も、テロ活動を続ける本物のテロリストに
対しては、イラク全国民が一致協力して、これを抑えればよいと思います。

  スンニ派武装勢力といっても、ファルージャだけでも二十からの組織があった
のですから、全てのスンニ派武装勢力が統一した対応を取れるのかどうかという
点も疑問です。

  スンニ派武装勢力の中の、特に過激な組織や諸個人が、米軍との停戦には
応じられないということも充分考えられます。
  その場合どうするのかという点も疑問です。

  スンニ派といっても数百万人いる訳で、パレスチナだって数百万人います。
極小の数え切れない組織まで、その決定に従わせるのは至難の業だと思います。
パレスチナは現在は停戦が続いていますが、ここまで来るのに一体何年掛かった
のでしょう、、、

  そもそも米側が交渉には応じない、或いは停戦交渉がまとまらないという
可能性の方が高そうだと思うのですが、では、その場合、どうするのか、
という点も疑問です。

「イラク武装勢力「出口戦略」を探し求める

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/28 00:50 投稿番号: [4643 / 5091]
  Iraq's insurgents ‘seek exit strategy'
  「イラク武装勢力「出口戦略」を探し求める」

  FINANCIAL TIMES 2005.3.25

http://news.ft.com/cms/s/7b2a3b4e-9d4e-11d9-a227-00000e2511c8.htm l

  英日翻訳ソフトの訳ですので、分かりにくいでしょうが、、、


イラクの反政府運動家「出口戦略を求める」

Many of Iraq's predominantly Sunni Arab insurgents would lay down their
arms and join the political process in exchange for guarantees of their
safety and that of their co-religionists, according to a prominent Sunni
politician.

  著名なスンニ派の政治家によれば、イラクの主にスンニ派のアラビア人の
反政府運動家の多くは武器を捨てて、彼らの安全性の保証および彼らの
同信者の安全性の保証と交換に政治過程に参加するでしょう。


Sharif Ali Bin al-Hussein,who heads Iraq's main monarchist movement and
is in contact with guerrilla leaders,said many insurgents including
former officials of the ruling Ba'ath party, army officers,and Islamists
have been searching for a way to end their campaign against US troops
and Iraqi government forces since the January 30 election

  シャリフ・アリ・ビンal-フセイン氏(この人はイラクの主な君主主義者運動を
率いて、ゲリラ・リーダーに接している)は、1月30日の選挙以来米軍および
イラクの政府軍隊に対するそれらのキャンペーンを終了する方法を、支配する
元バース党、陸軍士官およびイスラム主義者を含む多くの反政府運動家が
探索していると述べた。


“Firstly, they want to ensure their own security,” says Sharif Ali,
who last week hosted a pan-Sunni conference attended by tribal sheikhs
and other local leaders speaking on behalf of the insurgents.

  「第1に、彼らは彼ら自身の安全性を保証したい」とシャリフ・アリ氏
(この人は先週、反政府運動家を代表して話す、種族の首長および他の地方の
リーダーを伴った全スンニ派の会議を主催した)は言います。


Insurgent leaders fear coming out into the open to talk for fear of
being targeted by US military or Iraqi security forces' raids, he said.

  反政府のリーダーは、米軍やイラクの治安部隊の襲撃によってターゲットと
される恐れのために、開かれた話し合いに現われることを恐れると言いました。


Sharif Ali distinguishes many Sunni insurgents,whom he says took up arms
in reaction to the invasive raids in search of Ba'athist leaders and
other “humiliations” soon after the 2003 war,from the radical jihadist
branch associated with Jordanian militant Abu Musab al-Zarqawi.

  シャリフ・アリ氏は、ヨルダンの攻撃的なアブ・ムサブ・アル・ザルカウイに
関連した根本的なジハード潮流から、2003年の戦争の後にバース党幹部の摘発
および他の「屈辱」という侵略的な襲撃への反応で、すぐに武器を取った多くの
スンニ派の反政府運動家を識別します。


Unlike Mr Zarqawi's followers, who are thought to be responsible for
the big suicide bomb attacks on Iraqi civilian targets, the other Sunni
insurgents are more likely to plant bombs and carry out ambushes against
security forces and US troops active near their homes.

ザルカウイ氏の追随者(彼らは、イラクの民間人目標の大きな自爆テロに責任を
負うと思われる)と異なり、他のスンニ派の反政府運動家は、爆弾を仕掛けて、
地元近くで活動的な治安部隊および米軍に対する待ち伏せを実行する可能性が
ありそうです。


Sharif Ali said the success of Iraq's elections dealt the insurgents
a demoralising blow, prompting them to consider the need to enter
the political process

シャリフ・アリ氏は、イラクの選挙の成功が反政府運動家に堕落させる風潮を
加え、政治過程に参加する必要を考慮するように、彼らに促したと言いました。

「イラク武装勢力「出口戦略」を探し求める

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/28 00:50 投稿番号: [4643 / 5091]
  Iraq's insurgents ‘seek exit strategy'
  「イラク武装勢力「出口戦略」を探し求める」

  FINANCIAL TIMES 2005.3.25

http://news.ft.com/cms/s/7b2a3b4e-9d4e-11d9-a227-00000e2511c8.htm l

  英日翻訳ソフトの訳ですので、分かりにくいでしょうが、、、


イラクの反政府運動家「出口戦略を求める」

Many of Iraq's predominantly Sunni Arab insurgents would lay down their
arms and join the political process in exchange for guarantees of their
safety and that of their co-religionists, according to a prominent Sunni
politician.

  著名なスンニ派の政治家によれば、イラクの主にスンニ派のアラビア人の
反政府運動家の多くは武器を捨てて、彼らの安全性の保証および彼らの
同信者の安全性の保証と交換に政治過程に参加するでしょう。


Sharif Ali Bin al-Hussein,who heads Iraq's main monarchist movement and
is in contact with guerrilla leaders,said many insurgents including
former officials of the ruling Ba'ath party, army officers,and Islamists
have been searching for a way to end their campaign against US troops
and Iraqi government forces since the January 30 election

  シャリフ・アリ・ビンal-フセイン氏(この人はイラクの主な君主主義者運動を
率いて、ゲリラ・リーダーに接している)は、1月30日の選挙以来米軍および
イラクの政府軍隊に対するそれらのキャンペーンを終了する方法を、支配する
元バース党、陸軍士官およびイスラム主義者を含む多くの反政府運動家が
探索していると述べた。


“Firstly, they want to ensure their own security,” says Sharif Ali,
who last week hosted a pan-Sunni conference attended by tribal sheikhs
and other local leaders speaking on behalf of the insurgents.

  「第1に、彼らは彼ら自身の安全性を保証したい」とシャリフ・アリ氏
(この人は先週、反政府運動家を代表して話す、種族の首長および他の地方の
リーダーを伴った全スンニ派の会議を主催した)は言います。


Insurgent leaders fear coming out into the open to talk for fear of
being targeted by US military or Iraqi security forces' raids, he said.

  反政府のリーダーは、米軍やイラクの治安部隊の襲撃によってターゲットと
される恐れのために、開かれた話し合いに現われることを恐れると言いました。


Sharif Ali distinguishes many Sunni insurgents,whom he says took up arms
in reaction to the invasive raids in search of Ba'athist leaders and
other “humiliations” soon after the 2003 war,from the radical jihadist
branch associated with Jordanian militant Abu Musab al-Zarqawi.

  シャリフ・アリ氏は、ヨルダンの攻撃的なアブ・ムサブ・アル・ザルカウイに
関連した根本的なジハード潮流から、2003年の戦争の後にバース党幹部の摘発
および他の「屈辱」という侵略的な襲撃への反応で、すぐに武器を取った多くの
スンニ派の反政府運動家を識別します。


Unlike Mr Zarqawi's followers, who are thought to be responsible for
the big suicide bomb attacks on Iraqi civilian targets, the other Sunni
insurgents are more likely to plant bombs and carry out ambushes against
security forces and US troops active near their homes.

ザルカウイ氏の追随者(彼らは、イラクの民間人目標の大きな自爆テロに責任を
負うと思われる)と異なり、他のスンニ派の反政府運動家は、爆弾を仕掛けて、
地元近くで活動的な治安部隊および米軍に対する待ち伏せを実行する可能性が
ありそうです。


Sharif Ali said the success of Iraq's elections dealt the insurgents
a demoralising blow, prompting them to consider the need to enter
the political process

シャリフ・アリ氏は、イラクの選挙の成功が反政府運動家に堕落させる風潮を
加え、政治過程に参加する必要を考慮するように、彼らに促したと言いました。

「選挙後のイラクはどこにいくのか」論座

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/28 00:49 投稿番号: [4642 / 5091]
  「選挙後のイラクはどこにいくのか」論座4月号
   川上泰徳(朝日新聞中東アフリカ総局長)

・イラク共産党は2議席
・スンニ派世俗派のパチャチ元外相がキリスト教徒やシーア派を糾合した
  リストは一議席も取れなかった。
・アラウィ首相のイラキア・リストは14%を切った。
  当初得票率は20%に達するとの見方もあった。
  もしあと5%上乗せすれば、クルド勢力と組み、多数派工作で主導権を握る
  シナリオもあり得た。
・「アラウィ首相の敗北は米国にとって政治的な敗北と言わざるを得ない」
・「今後米国のイラクに対する影響力が低下することは避けられない」

「私は、スンニ派反米武装勢力十組織の連合体「イスラム民族抵抗運動」の
  統一司令部の幹部と接触した。入手した武装勢力の政治声明は、
  「政治参加の条件」として次の点を挙げている」
一.占領軍がすべての軍隊を撤退させるという計画を発表する
二.多国籍軍はいかなる軍事行動も行うことなく、すべての都市部から撤退する
三.占領との戦いで勾留された政治犯をすべて釈放する
四.アラブ連盟、欧州連合(EU)、イスラム諸国会議機構(OIC)の監督の下で、
  暫定政府を樹立する

  十組織の政治・軍事部門の代表は昨年十二月に政治声明を採択して
宗教者委員会に送り、同委員会も共同歩調をとることを承認したという。

この連合体は都市部で自爆テロを繰り返しているイスラム過激派組織ではなく、
各地で対米軍事攻撃を展開する地元の武装組織の集まり。

「イスラム過激派は米軍との話し合いを頭から拒否する。
  我々は人々の支持と利害に結びついている」と幹部は語る。

  昨年11月のファルージャ攻撃は、アラウィ首相が承認したからであるが、
今後、シーア派主導政権になれば、米軍の大規模な軍事作戦は制限されることに
なろう。

「因習を破るパキスタン女性」③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:53 投稿番号: [4641 / 5091]
「パキスタンの女性にとって差別的な法律や政策にも挑んだ」
(人権団体フリーダム・ハウス女性の権利担当サミーナ・ナジール女史)

「名誉というものが、パキスタンの農村部や部族地域の村では、
  特に重んじられます。
  自分達は名誉を守る為にやったと主張している人達に対し、
  実は彼らのとった行動こそが不名誉なものであると示した訳です。
  何が名誉となるかという考え方を一転させました」
(アメリカン大学教授アクバル・アーメド氏)

「アーメドさんは、部族が支配する地域で行政官を務めた経験をお持ちですが、
  そういった地域では、言わば二つの司法制度が並存している訳ですね。
  女性に対する暴力のようなケースは、どのような形で決着がつくのでしょう」

「とても複雑な為にムクタル・マイさんが動きが取れなくなる可能性もあるん
  です。
  四つのシステムが同居しています。
  一つはイスラムの法。
  二つ目が国の刑法。これは植民地時代のイギリスの法律に由来するものです。
  三つ目は、州の法。
  四つ目は、部族の法。
  このような中で、例えば彼女が部族評議会に訴えを起したとしても、
  容疑者は裁判所にこれを持ち込むことができるのです。
  やり手の弁護士を雇い、時間を稼ぐこともできます。
  パキスタンの庶民に待つ時間やゆとりはありませんから、無力となって
  しまいます」(アクバル・アーメド氏)

「地方では司法制度を利用する手段がありませんし、中央政府も地方にまで手が
  届かないからです」(サミーナ・ナジール女史)

「パキスタンのムシャラフ大統領は、恥辱の報復として、殺すとか、レイプする
  といった行為を取り締まり、政教分離に基づく司法制度を実施する政治的権限
  を持っているのでしょうか」

「権限は持っています。このような事件を厳しく扱うことは充分できます。
  今回の事件を教訓として、虐待を考えるような者達がいなくなるように
  もっていくべきです」(アクバル・アーメド氏)

「こうしたケースはたくさんあるのですが、残念ながらニュースとして取り上げ
  られることすらありません。今回のケースは次のような意味で重要なんです。
  司法制度を改革するだけでなく、パキスタンの女性の教育レベルを引き上げ、
  字が読めない人をなくし、地方の女性にも司法による公正さを与えるべきだ
  という認識を生み出すことに繋がるからです」(サミーナ・ナジール女史)

「ムクタル・マイさんが権利を主張して立ち上がったという事実は、
  パキスタンの社会の一部に脅威を与えるのでしょうか」

「ええ。封建社会の権力者側だけではなく、階級の高い人達もそう受け止める
  でしょう。パキスタンにはまだ昔からの階級制度が残っています」
(アクバル・アーメド氏)

「こうした女性を保護する為の政府からの支援態勢はない。
  政府によるサポート体制を整備する必要があるのです」
(サミーナ・ナジール女史)


  <私の感想>
  彼女には本当に心から感銘を受けました。
  21世紀現代に於いて、『名誉の殺人』がいまだに公然と行われていることは、
全人類にとっての恥辱であるとも思います。
何としても、女性の地位向上へと向かって欲しいです。
現代イスラムにとって、重大な課題であることは動かし難い現実だと思います。

  しかし、現情勢下では、アメリカの一連の『中東民主化』の動きとも連動して
いるとも解釈できます。
・<彼女の感動的な行いそのもの>と
・<米メディア・米政権が政治的に利用すること>
  この二つは、きちんと区別しなければなりません。
しかし、たとえ、そうであっても、イスラム世界に於ける女性の地位向上に
対しては、私は、全面的に支持します。

「因習を破るパキスタン女性」②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:52 投稿番号: [4640 / 5091]
  ムクタル・マイさんは、法廷以外の場でも闘いを始めました。

  その後、有罪となった六人の男は上訴し、ムシャラフ大統領はマストイ族の
別のメンバーからの報復を恐れ、ムクタルさんに二十四時間の護衛を付けるよう
指示しました。
  政府はムクタルさんに8300ドル相当の見舞金を出しました。
  現地の平均的年収の二十倍です。
  このお金で、ムクタルさんは、どこか遠くに逃れ、新しい生活を始めることも
できた筈です。
  しかし、彼女は思いもよらぬかたちで、このお金を使ったのです。

  ムクタルさんは、村を立ち去らず、代わりに、このお金で村で初めての学校を
作りました。
  子供達、特に女の子が、自分には叶わなかった教育を受けられるようにとの
想いからです。
「このような事件があった時、教育が助けになります。
  教育がないと、自分の権利を主張することもできません。
  この辺りの女性は、不当な扱いを訴えて出るようになりました」

  高等裁判所は、判決を変えました。
容疑者の一人は当初死刑を宣告されましたが、その後終身刑に減刑されました。
  三年前の初期捜査で信頼し得る証拠に欠けていることが判断の理由でした。

「250人もの人の前で暴行を受けたのに、裁判所が目撃者がいないと言って
  のけるのは驚きで、恥としか言いようがありません」
(女性人権活動家S・ボカーリ女史)

  ムクタル・マイさんは、イスラム教の範囲内での改革を求める女性の象徴と
なりました。
  彼女が敬虔なイスラム教徒であるという点も、あの社会で信頼を受ける理由
でしょう。
「容疑者が減刑されたのは、彼女にとってだけではなく、パキスタン全体に
  とっても大変な打撃と言えるでしょう」(NYタイムズ・N・クリストフ氏)

「容疑者が釈放されていて、私や私の家族は大きな危険に晒されています。
  何としても最高裁に訴え、最後まで闘います」

  上級審の決定に、パキスタンの世論は割れました。
  ムクタル・マイさんがやっていることを脅威と感じているパキスタン人は
たくさんいます。
  彼女が屈辱を受ける、危険に晒される、容疑者が釈放される、
これを喜んでいる人達がいるのです。

  その一方で、これをひどいことだと感ずる人も多いのです。

  まさに全く違う世界観がぶつかっているのです。

  先週、最高裁は本件の審理を行うと決定。

  同じような状況で自殺してしまう女性が多い中、彼女は大きな社会運動の
先頭に立つに至りました。
  これから社会を変えるには、何年も掛かるでしょうが、これがパキスタンの
都市部以外、そして他の国の改善にもつながって欲しいですね。

  先週金曜、暴行した男達は再逮捕されました。
ムクタルさんが首相と会い、命の危険を感じると訴えたからです。

「因習を破るパキスタン女性」②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:52 投稿番号: [4640 / 5091]
  ムクタル・マイさんは、法廷以外の場でも闘いを始めました。

  その後、有罪となった六人の男は上訴し、ムシャラフ大統領はマストイ族の
別のメンバーからの報復を恐れ、ムクタルさんに二十四時間の護衛を付けるよう
指示しました。
  政府はムクタルさんに8300ドル相当の見舞金を出しました。
  現地の平均的年収の二十倍です。
  このお金で、ムクタルさんは、どこか遠くに逃れ、新しい生活を始めることも
できた筈です。
  しかし、彼女は思いもよらぬかたちで、このお金を使ったのです。

  ムクタルさんは、村を立ち去らず、代わりに、このお金で村で初めての学校を
作りました。
  子供達、特に女の子が、自分には叶わなかった教育を受けられるようにとの
想いからです。
「このような事件があった時、教育が助けになります。
  教育がないと、自分の権利を主張することもできません。
  この辺りの女性は、不当な扱いを訴えて出るようになりました」

  高等裁判所は、判決を変えました。
容疑者の一人は当初死刑を宣告されましたが、その後終身刑に減刑されました。
  三年前の初期捜査で信頼し得る証拠に欠けていることが判断の理由でした。

「250人もの人の前で暴行を受けたのに、裁判所が目撃者がいないと言って
  のけるのは驚きで、恥としか言いようがありません」
(女性人権活動家S・ボカーリ女史)

  ムクタル・マイさんは、イスラム教の範囲内での改革を求める女性の象徴と
なりました。
  彼女が敬虔なイスラム教徒であるという点も、あの社会で信頼を受ける理由
でしょう。
「容疑者が減刑されたのは、彼女にとってだけではなく、パキスタン全体に
  とっても大変な打撃と言えるでしょう」(NYタイムズ・N・クリストフ氏)

「容疑者が釈放されていて、私や私の家族は大きな危険に晒されています。
  何としても最高裁に訴え、最後まで闘います」

  上級審の決定に、パキスタンの世論は割れました。
  ムクタル・マイさんがやっていることを脅威と感じているパキスタン人は
たくさんいます。
  彼女が屈辱を受ける、危険に晒される、容疑者が釈放される、
これを喜んでいる人達がいるのです。

  その一方で、これをひどいことだと感ずる人も多いのです。

  まさに全く違う世界観がぶつかっているのです。

  先週、最高裁は本件の審理を行うと決定。

  同じような状況で自殺してしまう女性が多い中、彼女は大きな社会運動の
先頭に立つに至りました。
  これから社会を変えるには、何年も掛かるでしょうが、これがパキスタンの
都市部以外、そして他の国の改善にもつながって欲しいですね。

  先週金曜、暴行した男達は再逮捕されました。
ムクタルさんが首相と会い、命の危険を感じると訴えたからです。

「因習を破るパキスタン女性」①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:51 投稿番号: [4639 / 5091]
  「因習を破るパキスタン女性」米ABC NIGHTLINE
  NHKBS(2005.3.24(木)放映)

  パキスタン、ハンジャプ州のミワラ村は、
首都イスラマバードから560キロほど離れた所にあります。
電気も水道もなく、近代法にも全く染まっていない地域です。

  ここでは部族が全てを取り仕切り、多くの問題は、
パンシャットという部族代表の男性から成る非公式の評議会で決着がつきます。
  女性は所有物とみなされ、時には家族の名誉を守る為の復讐の手段として
使われます。
  三年前、その復讐が起きました。
  部族間の争いを収める為、女性が性的集団暴行を受けたのです。
  よくこの地方であることで、後に何も問題が起きないのが普通です。
しかし、ムクタル・マイさんの場合、初めから対応が違いました。
そして劇的展開の末、ついにパキスタン最高裁で審理されることとなりました。

  ことの発端はムクタルさんの14歳の弟が、より有力なマストイ族の少女と
性的関係を持ったと非難を受けたことです。
  マストイ族の少女の家族にとっては、余りある侮辱でした。
弟は事実を否定しています。
間に入ったのが部族代表の評議会、
マストイ族の名誉の為に姉のムクタルさんが使われることとなりました。
ムクタルさんは、歩いて空き地までやって来て、
しきたりに則り、弟を許して欲しいと請いました。
「評議会まで歩いて行く途中、何を思いましたか」
「評議会のリーダーが、頭に手をかざして、『お前は私の娘みたいだ。
  許してやろう』と言ってくれるのがしきたりだと思っていました」
「でも私が到着すると、許しを請うチャンスも与えられず、四人の男性に虐待を
  受けたんです。250人もの男性の前で虐待されました」
「止めさせる為に何と言ったんですか」
「皆さんは私の兄弟のようなものですから、こんなことは止めて下さいと訴え
  ました。コーランと預言者モハメドとアラーの神の為に、私を傷付けないで
  下さいと訴えましたが、聞いてくれませんでした」
  彼女は全ての村人の目にさらされ、家まで裸で帰らされました。
「普通なら自殺するというのですか」「そうです」
「理由はどうであれ、自分の受けた辱めの為にですか」

「何が不名誉なことかというと、犯罪を犯したり、誰かを暴行することでは
  なくて、暴行を受けることが不名誉なんです。
  それは本人だけではなくて、家族全体の不名誉となるんです。
  名誉を回復する方法は、本人が自殺することであり、パキスタンの地方では
  それが当然とされているんです」

  地元のイスラム指導者が、この暴行を耳にしなければ、実際にそうなって
いたかもしれません。
「マストイ族が貧しい一族に復讐したと聞きました。
  私はモスクで礼拝中にそのことを非難しました」
「この辺りでは復讐は異例ではないでしょうか。
  この一件で特に何が問題だと思うのでしょう」
「これまでのケースと違っていたのは、残忍さがあったという点です。
  あんなことはこれまで起きなかったし、あんな復讐の仕方は予想して
  いませんでした」
  イスラム指導者は村人に警察に届けるよう説得しました。

  集団性的暴行の報道が広まり、全世界の女性がムクタルさん支持に立ち上がり
ました。
  そんな中、当惑したムシャラフ大統領は、直ちに暴行した男達を逮捕し、
裁判にかけました。
  検察は、性的暴行が立証される場合は、極稀だと主張、厳罰が下されました。
この犯罪では最高刑が適用されます。この場合は死刑です。

  ムクタルさんは、更に慣例を破り、次の行動に出ました。
法廷で男達の暴行について証言したのです。
ムクタルさんは、不名誉なのは、暴行を受けた方ではなく、暴行した方だと
犯人達の前で、はっきりと述べ、自らの嫌疑を晴らしました。
これは彼女個人だけでなく、パキスタン女性全てにとって極めて大きな
前進でした。
  彼女は体制そのものに真っ向から挑んだのです。
本来ならば自殺し、恥を受け入れ、姿を消す筈でした。
彼女はその代わり、それに真っ向から挑み、最終的には犯人達を刑務所に
送ったんです。
従来の考え方を覆したとまではいかなくても、少なくとも社会に激震を
与えたのです。

「判決で名誉が挽回できましたか」
「いいえ。でも名誉が回復されなくても私は満足していますし、
  同じことが繰り返されるのを防ぐことができるんです」

「因習を破るパキスタン女性」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:51 投稿番号: [4639 / 5091]
  「因習を破るパキスタン女性」米ABC NIGHTLINE
  NHKBS(2005.3.24(木)放映)

  パキスタン、ハンジャプ州のミワラ村は、
首都イスラマバードから560キロほど離れた所にあります。
電気も水道もなく、近代法にも全く染まっていない地域です。

  ここでは部族が全てを取り仕切り、多くの問題は、
パンシャットという部族代表の男性から成る非公式の評議会で決着がつきます。
  女性は所有物とみなされ、時には家族の名誉を守る為の復讐の手段として
使われます。
  三年前、その復讐が起きました。
  部族間の争いを収める為、女性が性的集団暴行を受けたのです。
  よくこの地方であることで、後に何も問題が起きないのが普通です。
しかし、ムクタル・マイさんの場合、初めから対応が違いました。
そして劇的展開の末、ついにパキスタン最高裁で審理されることとなりました。

  ことの発端はムクタルさんの14歳の弟が、より有力なマストイ族の少女と
性的関係を持ったと非難を受けたことです。
  マストイ族の少女の家族にとっては、余りある侮辱でした。
弟は事実を否定しています。
間に入ったのが部族代表の評議会、
マストイ族の名誉の為に姉のムクタルさんが使われることとなりました。
ムクタルさんは、歩いて空き地までやって来て、
しきたりに則り、弟を許して欲しいと請いました。
「評議会まで歩いて行く途中、何を思いましたか」
「評議会のリーダーが、頭に手をかざして、『お前は私の娘みたいだ。
  許してやろう』と言ってくれるのがしきたりだと思っていました」
「でも私が到着すると、許しを請うチャンスも与えられず、四人の男性に虐待を
  受けたんです。250人もの男性の前で虐待されました」
「止めさせる為に何と言ったんですか」
「皆さんは私の兄弟のようなものですから、こんなことは止めて下さいと訴え
  ました。コーランと預言者モハメドとアラーの神の為に、私を傷付けないで
  下さいと訴えましたが、聞いてくれませんでした」
  彼女は全ての村人の目にさらされ、家まで裸で帰らされました。
「普通なら自殺するというのですか」「そうです」
「理由はどうであれ、自分の受けた辱めの為にですか」

「何が不名誉なことかというと、犯罪を犯したり、誰かを暴行することでは
  なくて、暴行を受けることが不名誉なんです。
  それは本人だけではなくて、家族全体の不名誉となるんです。
  名誉を回復する方法は、本人が自殺することであり、パキスタンの地方では
  それが当然とされているんです」

  地元のイスラム指導者が、この暴行を耳にしなければ、実際にそうなって
いたかもしれません。
「マストイ族が貧しい一族に復讐したと聞きました。
  私はモスクで礼拝中にそのことを非難しました」
「この辺りでは復讐は異例ではないでしょうか。
  この一件で特に何が問題だと思うのでしょう」
「これまでのケースと違っていたのは、残忍さがあったという点です。
  あんなことはこれまで起きなかったし、あんな復讐の仕方は予想して
  いませんでした」
  イスラム指導者は村人に警察に届けるよう説得しました。

  集団性的暴行の報道が広まり、全世界の女性がムクタルさん支持に立ち上がり
ました。
  そんな中、当惑したムシャラフ大統領は、直ちに暴行した男達を逮捕し、
裁判にかけました。
  検察は、性的暴行が立証される場合は、極稀だと主張、厳罰が下されました。
この犯罪では最高刑が適用されます。この場合は死刑です。

  ムクタルさんは、更に慣例を破り、次の行動に出ました。
法廷で男達の暴行について証言したのです。
ムクタルさんは、不名誉なのは、暴行を受けた方ではなく、暴行した方だと
犯人達の前で、はっきりと述べ、自らの嫌疑を晴らしました。
これは彼女個人だけでなく、パキスタン女性全てにとって極めて大きな
前進でした。
  彼女は体制そのものに真っ向から挑んだのです。
本来ならば自殺し、恥を受け入れ、姿を消す筈でした。
彼女はその代わり、それに真っ向から挑み、最終的には犯人達を刑務所に
送ったんです。
従来の考え方を覆したとまではいかなくても、少なくとも社会に激震を
与えたのです。

「判決で名誉が挽回できましたか」
「いいえ。でも名誉が回復されなくても私は満足していますし、
  同じことが繰り返されるのを防ぐことができるんです」

アッバス議長NHKとの単独インタビュー

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 03:40 投稿番号: [4638 / 5091]
  NHKBS(2005.3.24(木)放映)

  アルジェで開催されたアラブ連盟首脳会議終了後、
アッバス議長は、NHKとの単独インタビューに応じました。

「和平交渉の一番の問題は、2月にエジプトのシャルムエルシェイクで開かれた
  首脳会談で合意した内容をイスラエル側が一部しか実行していないことです。
  合意した内容を完全に実行しなければ、この先更に大きな問題が出てくる
  可能性があります。
  我々はパレスチナの全ての武装勢力に停戦合意をさせました。
  それがイスラエル側の一番の要求だったからです。
  ですからイスラエルにも、やるべきことをやってもらわなくてはなりません。
  私達はロードマップを守っているのです。
  イスラエルにも守ってもらわなくてはなりません。

  全てのパレスチナの武装勢力は基本的には停戦に合意しています。
  そして更に重要なこととして、武装勢力、中でもハマスが議会選挙に参加する
  ことを決めました。
  パレスチナの武装勢力は、今後政党として生まれ変わることでしょう。
  武装勢力が政治集団になることで、暴力の停止は確かなものになるでしょう。
  もしパレスチナに和平が訪れれば、当局が武器を押収などしなくても、
  武装勢力は自らの手で武器を放棄することになるでしょう。
  過激派のハマスは、今度の議会選挙に参加することを発表しています。
  イスラム聖戦もいずれ参加することになると思います。
  選挙への参加を通じて、議会のメンバーになるということは、すなわちPLOの
  メンバーにもなることを意味しています。
  今パレスチナでは全ての武装勢力が停戦に合意しています。
  現状では、パレスチナは安定した状況を保っています。
  我々の側は、イスラエルとの和平の実現に向けて、きちんと約束を守って
  いるのです。
  イスラエル側が停戦合意をしっかりと守ってくれれば、
  完全な停戦が実現します」


  <私の感想>
  NHKの記者の解説では、
「米、イスラエルが要求する、ハマスなどの武装解除を強行すれば、
  パレスチナの分裂を招くという事態だけは何としても避けたいということ。
  過激派組織をPLOの傘下に取り込んで、テロを自発的に放棄させるのが
  最も望ましいという戦略を思い描いている」と分析していました。

  まあ確かに最も望ましいし、そうなる可能性もあるとは思うのですが、
少々、または、かなりバラ色過ぎる楽観的見通しとも言えるでしょうね。
あるいは、公的、対外的、表面的には、そう述べるしかないということ
なのでしょうね。

  私としては、過激派が選挙に積極的に参加すること自体は肯定的に評価して
いますが、今までの経緯を省みれば、楽観視することはできません。

  大きな流れとしては、民主化・議会選挙への参加という方向へは、
確かに向いているとは思いますし、時代の大きな流れはそうなのだと
思っています。
  しかし、現実の歴史は、紆余曲折を経るものなので、
そうストレートに理想的には、いかないものなのでしょうね。

  ハマス等からすれば、現状では、あくまでも、選挙参加と武装闘争という
二本立てであって、今後の情勢次第で、どちらによりウェイトを置くかは、
流動的なのだからです。

  そして、そもそも、根本的な問題として、ロードマップの構想の内容自体が、
パレスチナの多くの人々にとっては、受け入れがたい内容だということが
根底にあると思っています。
  いくつかに分断されたパレスチナ国家など、そもそも国家と言える代物なのか
ということです。

「イラクにおける宗派と結束」(転載)②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 02:48 投稿番号: [4637 / 5091]
  <私の感想>
  バグダッドにあるSCIRIの本部のレダフ・ジャワド・タキ氏は、
本部が選挙前に自動車爆弾に襲われたことに対し、
「イラク人であるスンニ派のイスラム教徒がイラク人であるシーア派のイスラム
  教徒を暗殺しているという証拠は何もない」

  サドル事務所のスポークスマンでもある代理人の
ガイス・アル・タミニ・アルカディミ師は、
シーア派モスクへの攻撃とシーア派の政治家暗殺事件に対し、
「私達は兄弟であるスンニがシーアに対してそのような犯罪を犯すとは思わない
  が、もしそのような犯罪者を見つけたら、彼らは私達に互いに争わせる為に
  イラクで外国人とシオニストの陰謀を企てているのであり、これこそがアメリ
  カ人とほとんどの衛星国が話しているところの内戦である」

  シーア派に対するテロについて、非常に冷静に分析していると感じます。
スンニ派がそんなことをするとは思っていないと。
つまり、シーア派とスンニ派の分断・抗争を狙った第三者による政治的謀略で
あると分析しているようです。

「イラクにおける宗派と結束」(転載)①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 02:43 投稿番号: [4636 / 5091]
  イラクにおける宗派と結束
  Sects and Solidarity in Iraq /Dahr Jamail's Iraq Dispatches
  ダール・ジャマイルのイラク速報(3月23日)
  http://dahrjamailiraq.com

『ネイション』2005年3月7日

The Nation
Dahr Jamail
March 7, 2005  

  シーア派のアヤトラ・シスタニのバグダッドにおける広報担当
サヤク・クマイト・アル・アサディ師は、
  サダムのもとで彼らを抑圧したスンニ派のエリートに対するシーア派の嫌悪感
は、米占領者への同情には転化することはない。
「我々はイラクにいる西洋人を受け入れるようシーア派教徒に押しつけることは
  できない。彼らはアメリカという蛇の尻尾であるからだ」

  4月のファルージャ包囲の期間に、私はスンニ派とバース党員の多い
バグダッドはアダミヤ地区にあるハニファ・モスクで、たくさんのシーア派教徒
が群れとなって、食料袋と輸血用の血液、大勢の「人道的な」ボランティアの
若い男性をトラックに乗せているのを見たことがある。包囲攻撃されている
ファルージャに荷物を送る用意がすべて整っていた。

  ダーワ党の広報担当幹部であるアハメド・アル・アサディは、選挙の直後
に、首都バグダッドのマンスール地区にある彼の事務所から、
「私達はいかなる種類のものであれ国を分断することに反対だ」と答えた。
イラクを分断することは外国に政治的および社会的、経済的な支配を許すことに
なると彼は考えており、彼はそのことに強く反対している。

  アサディは、「メディアで言われているように互いに戦うつもりはないな」
「敵が望んでいるような内戦には何の希望もないし、本当のイラク人なら内戦を
  望んでいるとは思えない」
  このスポークスマンは宗派の違いがあることは認めたが、
「これは互いに戦うような違いを意味してはないんだ」。

  バグダッドにあるSCIRIの本部では、レダフ・ジャワド・タキが同じような
  見解を表明した。
「宗派の違いがあり、各宗派がそれぞれの考えを持っているが、それは宗派の
  違いがシーアとスンニの兄弟、すなわち私達自身の結束を妨げるということに
  はならない」
「私達の敵は私たちが互いに争いを始めるのとを待っているが、そんな争いは
  決して起こらないだろう」。

  彼らの本部は選挙前に自動車爆弾に襲われたが、タキはその事件が暴力の連鎖
を引き起こすかもしれないという懸念を一蹴した。
「イラク人であるスンニ派のイスラム教徒がイラク人であるシーア派のイスラム
  教徒を暗殺しているという証拠は何もない」と彼は言う。
「私達の国の分断という考えを受け入れる者は、私たちの国が占領されたままで
  あることに賛成する人々だよ」

  サドルシティーに広がるスラム街では、サドル事務所のスポークスマンでも
ある代理人のガイス・アル・タミニ・アルカディミ師が、思いもよらない見解を
述べた。最近のシーア派モスクへの攻撃とシーア派の政治家暗殺事件が内戦の
引き金になりうると感じるかという質問に、彼は不気味な返答をした。
「私達は兄弟であるスンニがシーアに対してそのような犯罪を犯すとは思わない
  が、もしそのような犯罪者を見つけたら、彼らは私達に互いに争わせる為に
  イラクで外国人とシオニストの陰謀を企てているのであり、これこそがアメリ
  カ人とほとんどの衛星国が話しているところの内戦である」と。

  バグダッドにあるアブ・ハニファ・モスクのムアイヤド・アル・アダミ導師も
また、宗派間の緊張を増幅させる最近の話については外国の影響だと非難した。
「アメリカ人は相違点を利用して、イラクのイスラム教徒を分裂させようとして
  いる」
「だがイラク社会はまずモスレムであり、次に部族である。つまりスンニと
  シーアは親類であり、しばしば一つの(大)家族のなかでも多くの(両方に
  またがる)縁戚関係と宗派間結婚がある。それが私達の社会であり、私達を
  分裂させようとする者はその事実に気づいていない」

  この聖職者は二つの宗派間の結束の例を示した。昨年、シーア派である彼の
隣人がアシュラ祭の時期に自爆攻撃に遭ったとき、人々に輸血を呼びかけたのは
最初の(スンニ派)モスクだった。隣人はアダミヤ地区からチグリス川を渡った
所にあるカダミヤ地区に出かけていた。

「私達は彼らと何かが違っているとは思わない」とムアイヤド師は強調した。
「彼らはモスレムであり私たちはモスレムを助けなければならない。彼らがカダ
  ミヤで私たちの兄弟に献血するとき、その血液がスンニのものだとか\xA5

「イラクにおける宗派と結束」(転載)

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 02:43 投稿番号: [4636 / 5091]
  イラクにおける宗派と結束
  Sects and Solidarity in Iraq /Dahr Jamail's Iraq Dispatches
  ダール・ジャマイルのイラク速報(3月23日)
  http://dahrjamailiraq.com

『ネイション』2005年3月7日

The Nation
Dahr Jamail
March 7, 2005  

  シーア派のアヤトラ・シスタニのバグダッドにおける広報担当
サヤク・クマイト・アル・アサディ師は、
  サダムのもとで彼らを抑圧したスンニ派のエリートに対するシーア派の嫌悪感
は、米占領者への同情には転化することはない。
「我々はイラクにいる西洋人を受け入れるようシーア派教徒に押しつけることは
  できない。彼らはアメリカという蛇の尻尾であるからだ」

  4月のファルージャ包囲の期間に、私はスンニ派とバース党員の多い
バグダッドはアダミヤ地区にあるハニファ・モスクで、たくさんのシーア派教徒
が群れとなって、食料袋と輸血用の血液、大勢の「人道的な」ボランティアの
若い男性をトラックに乗せているのを見たことがある。包囲攻撃されている
ファルージャに荷物を送る用意がすべて整っていた。

  ダーワ党の広報担当幹部であるアハメド・アル・アサディは、選挙の直後
に、首都バグダッドのマンスール地区にある彼の事務所から、
「私達はいかなる種類のものであれ国を分断することに反対だ」と答えた。
イラクを分断することは外国に政治的および社会的、経済的な支配を許すことに
なると彼は考えており、彼はそのことに強く反対している。

  アサディは、「メディアで言われているように互いに戦うつもりはないな」
「敵が望んでいるような内戦には何の希望もないし、本当のイラク人なら内戦を
  望んでいるとは思えない」
  このスポークスマンは宗派の違いがあることは認めたが、
「これは互いに戦うような違いを意味してはないんだ」。

  バグダッドにあるSCIRIの本部では、レダフ・ジャワド・タキが同じような
  見解を表明した。
「宗派の違いがあり、各宗派がそれぞれの考えを持っているが、それは宗派の
  違いがシーアとスンニの兄弟、すなわち私達自身の結束を妨げるということに
  はならない」
「私達の敵は私たちが互いに争いを始めるのとを待っているが、そんな争いは
  決して起こらないだろう」。

  彼らの本部は選挙前に自動車爆弾に襲われたが、タキはその事件が暴力の連鎖
を引き起こすかもしれないという懸念を一蹴した。
「イラク人であるスンニ派のイスラム教徒がイラク人であるシーア派のイスラム
  教徒を暗殺しているという証拠は何もない」と彼は言う。
「私達の国の分断という考えを受け入れる者は、私たちの国が占領されたままで
  あることに賛成する人々だよ」

  サドルシティーに広がるスラム街では、サドル事務所のスポークスマンでも
ある代理人のガイス・アル・タミニ・アルカディミ師が、思いもよらない見解を
述べた。最近のシーア派モスクへの攻撃とシーア派の政治家暗殺事件が内戦の
引き金になりうると感じるかという質問に、彼は不気味な返答をした。
「私達は兄弟であるスンニがシーアに対してそのような犯罪を犯すとは思わない
  が、もしそのような犯罪者を見つけたら、彼らは私達に互いに争わせる為に
  イラクで外国人とシオニストの陰謀を企てているのであり、これこそがアメリ
  カ人とほとんどの衛星国が話しているところの内戦である」と。

  バグダッドにあるアブ・ハニファ・モスクのムアイヤド・アル・アダミ導師も
また、宗派間の緊張を増幅させる最近の話については外国の影響だと非難した。
「アメリカ人は相違点を利用して、イラクのイスラム教徒を分裂させようとして
  いる」
「だがイラク社会はまずモスレムであり、次に部族である。つまりスンニと
  シーアは親類であり、しばしば一つの(大)家族のなかでも多くの(両方に
  またがる)縁戚関係と宗派間結婚がある。それが私達の社会であり、私達を
  分裂させようとする者はその事実に気づいていない」

  この聖職者は二つの宗派間の結束の例を示した。昨年、シーア派である彼の
隣人がアシュラ祭の時期に自爆攻撃に遭ったとき、人々に輸血を呼びかけたのは
最初の(スンニ派)モスクだった。隣人はアダミヤ地区からチグリス川を渡った
所にあるカダミヤ地区に出かけていた。

「私達は彼らと何かが違っているとは思わない」とムアイヤド師は強調した。
「彼らはモスレムであり私たちはモスレムを助けなければならない。彼らがカダ
  ミヤで私たちの兄弟に献血するとき、その血液がスンニのものだとか

「議会選挙延期:苦境に立つカルザイ政権」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 00:02 投稿番号: [4635 / 5091]
  「議会選挙延期:苦境に立つカルザイ政権」
  NHKBS(2005.3.23(水)放映)

  アフガニスタンでの議会選挙が9月に延期されました。
延期はこれで三度目です。
  下院議会議員と州議会議員選挙の投票を9月18日に実施する。

  延期の理由は、
・有権者登録に必要な人口の調査が一部の地域で遅れている
・4000万枚の投票用紙作りが間に合わない

  カブールのNHK青木記者は、
「一番の理由は治安の安定が今も図れない状態にあります。
  南部のザーブル州など一部の州では、タリバンの残存勢力をはじめとする
  武装勢力の襲撃などで治安が悪く、人口調査を始める時期が大幅に遅れたり、
  今も実施できないままになったりしています。

  選挙では、どの地域に何人住んでいるかを確定する選挙区の区割りを
  しなければなりません。州や市の境界線を決めることになっています。
  しかし、この作業は、軍閥にとっては、言わば『縄張り』を決めることです。
  それぞれの利害が直接にぶつかる為、調整が難航しています」

  カヌニ元教育相は、軍閥勢力を束ねて、全国政党を作ろうとしています。

  軍閥が今最も反発しているのは、タリバンの中でもテロ活動を続ける強硬派と
は一線を画しているとされる穏健派タリバンとカルザイ政権の接触です。
 
  穏健派タリバンは、元外務省のメンバーを中心とし、大統領選挙で、
カルザイ大統領への支持に回りました。

  カルザイ政権は、武器を捨てれば、身柄を拘束せず、一般の生活は保障すると
呼びかけてきました。
  穏健派を取り込んで、タリバンの活動を押さえ込もうというものです。
  大統領報道官は、
「悪いことをしたのはごく一部の人で、ほとんどは同じ国の一員です」

  穏健派タリバンの中心的存在であるムタワキル元外相と交渉を続けています。
こうした取り組みは、軍閥だけでなく、国民からも強い反発をよんでいます。
「まだテロ活動を続けているんだから迎え入れるべきではないね」
「タリバンに頼るなんて政府は弱腰すぎる。他に取るべき方法があるだろう」

  大統領選ではカルザイ氏を支持した政党の中には、成果が挙がっていない
として、議会選では支持しないと表明している政党もあります。
「残念ながら全ての行政機関で不正は続いています。
  判事でさえ金がなければ何もしてくれないんです」

  青木記者は、
「カルザイ政権への支持を明確に打ち出している政党が今の所ないだけに、
  仮にこのままの状態で選挙が実施されますと、議会の大勢を野党勢力が占める
  ことにも繋がり兼ねず、カルザイ大統領は厳しい政権運営を迫られそうです」
「市民生活を脅かす凶悪な事件が一向に収まらないことへの不満。
  例えば、カンダハル州では、子供の誘拐事件が相次いでいます。
  数千人の市民が地元の警察当局を非難するデモ
  凶悪事件やテロに脅えている市民は政府への不満を募らせています」


  <私の感想>
  恥ずかしながら、私は穏健派タリバンという存在を知りませんでした。
しかも、彼らがカルザイ氏を支持していたことも知りませんでした。
元外相のムタワキル氏ら外務省の人々が、バーミヤンの大仏破壊に反対し、
一時は、優勢でしたが、その後、ビン・ラディンからの進言を受けて、
大仏破壊に至ったと、NHKBSの番組で観たことがあります。
  確かに、ムタワキル氏ら外務省の人達等、近代的な思考のできる人達が
いたこともまた事実だと思います。

  アフガニスタンで穏健派タリバンを受け入れるということが、
イラクでスンニ派武装勢力とも妥協し、停戦するということとがダブります。
スンニ派武装勢力は、民族派と宗教派が半々だそうだが、その内の穏健な勢力と
妥協することは、決して不可能なこととも思えません。
憲法制定への参加を表明している穏健なスンニ派の政党や聖職者協会を媒介に
して、水面下で停戦交渉を進めて欲しいと願っています。

「議会選挙延期:苦境に立つカルザイ政権」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 00:02 投稿番号: [4635 / 5091]
  「議会選挙延期:苦境に立つカルザイ政権」
  NHKBS(2005.3.23(水)放映)

  アフガニスタンでの議会選挙が9月に延期されました。
延期はこれで三度目です。
  下院議会議員と州議会議員選挙の投票を9月18日に実施する。

  延期の理由は、
・有権者登録に必要な人口の調査が一部の地域で遅れている
・4000万枚の投票用紙作りが間に合わない

  カブールのNHK青木記者は、
「一番の理由は治安の安定が今も図れない状態にあります。
  南部のザーブル州など一部の州では、タリバンの残存勢力をはじめとする
  武装勢力の襲撃などで治安が悪く、人口調査を始める時期が大幅に遅れたり、
  今も実施できないままになったりしています。

  選挙では、どの地域に何人住んでいるかを確定する選挙区の区割りを
  しなければなりません。州や市の境界線を決めることになっています。
  しかし、この作業は、軍閥にとっては、言わば『縄張り』を決めることです。
  それぞれの利害が直接にぶつかる為、調整が難航しています」

  カヌニ元教育相は、軍閥勢力を束ねて、全国政党を作ろうとしています。

  軍閥が今最も反発しているのは、タリバンの中でもテロ活動を続ける強硬派と
は一線を画しているとされる穏健派タリバンとカルザイ政権の接触です。

  穏健派タリバンは、元外務省のメンバーを中心とし、大統領選挙で、
カルザイ大統領への支持に回りました。

  カルザイ政権は、武器を捨てれば、身柄を拘束せず、一般の生活は保障すると
呼びかけてきました。
  穏健派を取り込んで、タリバンの活動を押さえ込もうというものです。
  大統領報道官は、
「悪いことをしたのはごく一部の人で、ほとんどは同じ国の一員です」

  穏健派タリバンの中心的存在であるムタワキル元外相と交渉を続けています。
こうした取り組みは、軍閥だけでなく、国民からも強い反発をよんでいます。
「まだテロ活動を続けているんだから迎え入れるべきではないね」
「タリバンに頼るなんて政府は弱腰すぎる。他に取るべき方法があるだろう」

  大統領選ではカルザイ氏を支持した政党の中には、成果が挙がっていない
として、議会選では支持しないと表明している政党もあります。
「残念ながら全ての行政機関で不正は続いています。
  判事でさえ金がなければ何もしてくれないんです」

  青木記者は、
「カルザイ政権への支持を明確に打ち出している政党が今の所ないだけに、
  仮にこのままの状態で選挙が実施されますと、議会の大勢を野党勢力が占める
  ことにも繋がり兼ねず、カルザイ大統領は厳しい政権運営を迫られそうです」
「市民生活を脅かす凶悪な事件が一向に収まらないことへの不満。
  例えば、カンダハル州では、子供の誘拐事件が相次いでいます。
  数千人の市民が地元の警察当局を非難するデモ
  凶悪事件やテロに脅えている市民は政府への不満を募らせています」


  <私の感想>
  恥ずかしながら、私は穏健派タリバンという存在を知りませんでした。
しかも、彼らがカルザイ氏を支持していたことも知りませんでした。
元外相のムタワキル氏ら外務省の人々が、バーミヤンの大仏破壊に反対し、
一時は、優勢でしたが、その後、ビン・ラディンからの進言を受けて、
大仏破壊に至ったと、NHKBSの番組で観たことがあります。
  確かに、ムタワキル氏ら外務省の人達等、近代的な思考のできる人達が
いたこともまた事実だと思います。

  アフガニスタンで穏健派タリバンを受け入れるということが、
イラクでスンニ派武装勢力とも妥協し、停戦するということとがダブります。
スンニ派武装勢力は、民族派と宗教派が半々だそうだが、その内の穏健な勢力と
妥協することは、決して不可能なこととも思えません。
憲法制定への参加を表明している穏健なスンニ派の政党や聖職者協会を媒介に
して、水面下で停戦交渉を進めて欲しいと願っています。

アラブ連盟首脳会議:スペイン首相演説

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/24 00:00 投稿番号: [4634 / 5091]
  NHKBS(2005.3.23(水)放映)

  スペインのサパテーロ首相は、アラブ連盟首脳会議で、
「テロとイスラムの教えとは全く無関係」
「アラブの国であっても民主主義を確立することは可能だ」
  と訴えました。

「自由を恐れてはいけません。法治国家における自由こそ、
  不寛容と狂信的行為への最も有効な対抗手段なのです」


  <私の感想>
  イスラム原理主義過激派の伸張は、アラブの政治権力者にとっても、
頭痛の種です。
  ファナティックなイスラム原理主義過激派の跋扈は、
文明の後退であるかのようにも見えます。

  イスラム原理主義過激派の存在、それは、
他国の内紛を煽ることにとっては、一つの<政治的カード>かもしれませんが、
自国内での勢力伸張に対しては、強権的な弾圧で臨んできたと思います。

  政治的自由の拡大、議会、選挙といった、統治形態の民主的変革という体制の
ラディカルな変革に向かう、その必然性が、既存の政治権力者にあるのかどうか
は、かなり疑問ですが、、、

「開戦から2年 現地は今」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/22 22:08 投稿番号: [4633 / 5091]
  「開戦から2年   現地は今」
  NHKBS(2005.3.22(火)放映)

・米軍:使命が変化?
  米ABCは、
「任務が変わったのです。今、イラク治安部隊の訓練に100%集中しています」
「休暇が明けても何人かは戻りません。殺されてしまうのです」

  NHKのバグダッドの別府記者は、
「米軍への攻撃は毎日平均して約40件ほど。一時期に比べ減ったとしています」
「米軍は、イラクの部隊や警察を治安維持の最前線に立たせ、
  米軍は市内などのパトロールを減らしています」
「このことは、米軍への攻撃を減らすことになりましたが、
  逆にイラク側の犠牲が増え続けることを招いています」
「首都バグダッドの夜間外出禁止令は出たままです」
「武装勢力の攻撃は、ここにきて更に無差別化する様相を見せています」

  バグダッド中心部の商店街の一角、洋服の生地を売る店数件に白昼、
武装勢力が銃を撃ちながら、なだれ込んで店員三人を殺害。
  事件後、警察官の制服に使う生地を扱う販売店はアメリカの手先だとして
脅迫が寄せられていたことが明らかになりました。
  しかし、生地を扱っているという程度の繋がりだけで攻撃を受けるとは
誰も考えてもみませんでした。

  葬儀で、24歳の末っ子を失った父親は、「なせだ、なぜなんだ」と号泣して
いました。

「人々は、戦争でイラクが、外国からのテロリストを招き寄せる磁石のように
  なってしまったと感じています」
「何故、自分達の国が、アメリカが地球規模で進めるテロとの戦いの最前線に
  押し出されたのか」
「何故、安心して街を歩けないような国になってしまったのか、
  人々は納得できないでいます」


・イスラム主義の高まり
  バグダッドの床屋で散髪に加えて、男性に人気があるのは、糸を使ってヒゲを
  抜くサービスです。
  ヒゲはイスラム教徒の象徴ともされていますが、イラクでは、これまでは、
  すっきり剃るのが一般的でした。
  「週に一度はやってもらうよ。さっぱりするからね」
  最近、このサービスを止める床屋が相次いでいます。
  ヒゲを抜くのはイスラムの教えに反する行為だとして、イスラム過激派の勢力
  から床屋に対して、いっせいに脅迫が寄せられているからです。
  当初は脅迫に屈したくないと続けていた店も、店の近くに爆発物が仕掛けられ
  たので止めました。「これ以上続けるのは危険だと思いました」
  客も、「ヒゲを抜くのが戒律にかかわるなんて思いもしませんでした。
   でも殺されたくないからもうやめましたよ」

  女性団体の事務所にも脅迫が寄せられるようになっています。
女性の権利の拡大を望まない過激なイスラム勢力が背後にいるとみられています。
メンバーの女性達は社会の変化を敏感に感じています。
街を歩いていても、突然見知らぬ人から、イスラム女性ならばスカーフを被れ
と言われることが増えたといいます。
以前なら考えられなかったことです。
「最近は神を冒涜した服装だなどと罵られることもあります」
「スカーフをしていないというだけで銃殺された女性もいます」

「事態はアメリカが思い描いていた民主化の方向とは逆の方向にいっている」

「いつ自分や家族が殺されてもおかしくない、人々はそんな不安の中で過ごして
  もう二年になります」


  <私の感想>
  イラク警察に納める生地を扱っていたという理由だけで殺害するとは、
言語道断です。床屋に爆弾?
  こんなテロリズムは断じて許せません。
なによりイラク人自身が、このようなテロリストを憎んでいると思います。

  イスラム原理主義過激派が跋扈するイラク社会
こんなものを現出させるだけだったのなら
イラク戦争とは何だったのかということが根底的に問われると思います。

  No to American Terrorism
No to Isramic Terrorism

  私は現在では上記のスローガンに最も共鳴します。

  外国の軍隊の駐留に反対し、イスラム原理主義過激派の暴力にも反対する。
反対する闘争形態は、非暴力のものが望ましいです。
平和的なデモや、労働組合運動、地域住民の組織化等です。

  個人的には、スンニ派武装勢力の提示した停戦に応じ、
スンニ派武装勢力側は外国軍撤退時期の明記に拘らず、
選挙で選ばれた政権が外国軍の撤退を要求すれば、外国軍は撤退するという
当たり前の線で妥結して欲しいです。
その上で、約束通りアルカイダ系は排除することを実行する。

  アメリカは、2004年4月のファルージャでの妥協後、ファルージャが反米の
拠点化、要塞都市化したという苦い経験から、もう一度スンニ派武装勢力\xA4

「開戦から2年 現地は今」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/22 22:08 投稿番号: [4633 / 5091]
  「開戦から2年   現地は今」
  NHKBS(2005.3.22(火)放映)

・米軍:使命が変化?
  米ABCは、
「任務が変わったのです。今、イラク治安部隊の訓練に100%集中しています」
「休暇が明けても何人かは戻りません。殺されてしまうのです」

  NHKのバグダッドの別府記者は、
「米軍への攻撃は毎日平均して約40件ほど。一時期に比べ減ったとしています」
「米軍は、イラクの部隊や警察を治安維持の最前線に立たせ、
  米軍は市内などのパトロールを減らしています」
「このことは、米軍への攻撃を減らすことになりましたが、
  逆にイラク側の犠牲が増え続けることを招いています」
「首都バグダッドの夜間外出禁止令は出たままです」
「武装勢力の攻撃は、ここにきて更に無差別化する様相を見せています」

  バグダッド中心部の商店街の一角、洋服の生地を売る店数件に白昼、
武装勢力が銃を撃ちながら、なだれ込んで店員三人を殺害。
  事件後、警察官の制服に使う生地を扱う販売店はアメリカの手先だとして
脅迫が寄せられていたことが明らかになりました。
  しかし、生地を扱っているという程度の繋がりだけで攻撃を受けるとは
誰も考えてもみませんでした。

  葬儀で、24歳の末っ子を失った父親は、「なせだ、なぜなんだ」と号泣して
いました。

「人々は、戦争でイラクが、外国からのテロリストを招き寄せる磁石のように
  なってしまったと感じています」
「何故、自分達の国が、アメリカが地球規模で進めるテロとの戦いの最前線に
  押し出されたのか」
「何故、安心して街を歩けないような国になってしまったのか、
  人々は納得できないでいます」


・イスラム主義の高まり
  バグダッドの床屋で散髪に加えて、男性に人気があるのは、糸を使ってヒゲを
  抜くサービスです。
  ヒゲはイスラム教徒の象徴ともされていますが、イラクでは、これまでは、
  すっきり剃るのが一般的でした。
  「週に一度はやってもらうよ。さっぱりするからね」
  最近、このサービスを止める床屋が相次いでいます。
  ヒゲを抜くのはイスラムの教えに反する行為だとして、イスラム過激派の勢力
  から床屋に対して、いっせいに脅迫が寄せられているからです。
  当初は脅迫に屈したくないと続けていた店も、店の近くに爆発物が仕掛けられ
  たので止めました。「これ以上続けるのは危険だと思いました」
  客も、「ヒゲを抜くのが戒律にかかわるなんて思いもしませんでした。
   でも殺されたくないからもうやめましたよ」

  女性団体の事務所にも脅迫が寄せられるようになっています。
女性の権利の拡大を望まない過激なイスラム勢力が背後にいるとみられています。
メンバーの女性達は社会の変化を敏感に感じています。
街を歩いていても、突然見知らぬ人から、イスラム女性ならばスカーフを被れ
と言われることが増えたといいます。
以前なら考えられなかったことです。
「最近は神を冒涜した服装だなどと罵られることもあります」
「スカーフをしていないというだけで銃殺された女性もいます」

「事態はアメリカが思い描いていた民主化の方向とは逆の方向にいっている」

「いつ自分や家族が殺されてもおかしくない、人々はそんな不安の中で過ごして
  もう二年になります」


  <私の感想>
  イラク警察に納める生地を扱っていたという理由だけで殺害するとは、
言語道断です。床屋に爆弾?
  こんなテロリズムは断じて許せません。
なによりイラク人自身が、このようなテロリストを憎んでいると思います。

  イスラム原理主義過激派が跋扈するイラク社会
こんなものを現出させるだけだったのなら
イラク戦争とは何だったのかということが根底的に問われると思います。

  No to American Terrorism
No to Isramic Terrorism

  私は現在では上記のスローガンに最も共鳴します。

  外国の軍隊の駐留に反対し、イスラム原理主義過激派の暴力にも反対する。
反対する闘争形態は、非暴力のものが望ましいです。
平和的なデモや、労働組合運動、地域住民の組織化等です。

  個人的には、スンニ派武装勢力の提示した停戦に応じ、
スンニ派武装勢力側は外国軍撤退時期の明記に拘らず、
選挙で選ばれた政権が外国軍の撤退を要求すれば、外国軍は撤退するという
当たり前の線で妥結して欲しいです。
その上で、約束通りアルカイダ系は排除することを実行する。

  アメリカは、2004年4月のファルージャでの妥協後、ファルージャが反米の
拠点化、要塞都市化したという苦い経験から、もう一度スンニ派武装勢力

「米団体がヒズボラ、ハマスと会合」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/22 21:46 投稿番号: [4632 / 5091]
  「米団体がヒズボラ、ハマスと会合」
  アルジャジーラ(NHKBS 2005.3.22(火)放映)

レバノンのベイルートで米政策決定にも影響力を持つとされる民間団体の代表と
ハマス・ヒズボラなどのイスラム過激派幹部との会合が開かれました。

  ハマス、ヒズボラの幹部がこのような会合に参加するのは初めてです。

  前例のない会合は、ベイルートのひっそりとしたスポーツクラブで開かれ
ました。
  米政府がテロリストと認定するハマス、ヒズボラの幹部と欧米の代表者、
特にホワイトハウスをはじめとする米政治に影響力を持った人物が会合を
持ったのです。

  ハマスのアブ・マルズーク政治局員は、
「この人達はアラブ・イスラエル紛争についての私達の考え方、目的などを
  我々の口から直接聞きたいということです。確かに前例のない集まりです」
  つまり彼らは、アラブとイスラエルの問題についてのイスラム過激派の
考え方を調査する為に来たんです。
  彼らは彼らの資格が非公式、民間であるということに拘っており、
紛争解決の為のフォーラムという米民間団体のメンバーとして参加していますが
この団体は、政策決定に強い影響力を持つ人々が参加していることで知られて
います。

  今後、武装闘争を放棄して、政治勢力として活動するつもりがあるかについて
も意見が交わされた可能性があります。


  <私の感想>
  ハマスは、ガザの地方選の圧勝を受け、7月の自治評議会選挙にもうってでる
ことを表明し、更にはPLOそのものにも参加を表明しています。
  武装闘争を放棄した訳ではありませんが、議会を通しての改革という路線への
ウェイトを強めていると思います。
  私は、このこと自体は肯定的に評価しています。
  ヒズボラは、ハマスとよく似たモメントも多いと思っています。
  つまり、武装部門を持ちつつも、一般住民への手厚い医療・教育・福祉活動を
行っており、その為、一般住民に強い支持を得ているという側面です。
また、ヒズボラは、議会に11議席を持っており、次回の選挙では、躍進が予想
されています。
  ヒズボラも、ハマスと同じように、議会選挙路線へのウェイト比重を移して
いくという方向に向かうのならば、それはとりあえず肯定的に評価できるのでは
ないかと思っています。

連続の非連続、非連続の連続

投稿者: ukiahcom 投稿日時: 2005/03/21 23:12 投稿番号: [4631 / 5091]
  確かに旧フセイン政権での悪行はきちんと裁かれるべきだと思います。
しかし、実行者に対しては、刑罰が与えられるべきだと思いますが、
末端のバース党下部党員で、実行者でない者にまで刑罰は及ぶかどうかは別です。
  実行者は罰せられるべきだということと、下部バース党員全てに対してまで
復讐するとしたら、行き過ぎです。

  フセイン独裁政権を生み出してしまったということを、旧バース党員は一人
一人、その精神内面で思想的にも反省し、自己批判し、過去の己と思想的に
決別する必要があると思います。

  私は、本来のバース思想までをも否定する必要はないと思います。
独裁者を生み出し、イラク国民を苦しめてしまったことを、思想的に真摯に反省
すればよいのであって、本来のバース思想まで否定する必要はありません。
  本来のバース思想は、アラブ民族主義と社会主義とがないまぜになったもの
だと聞いています。
  一つの思想、世界観として、それを自らの価値観、思想体系とするのは、
思想的自由なのだからです。

  ただ、その場合も、思想的自己批判は不可欠だと思っています。

  まあ、個人的には、「バース党」という名前に拘る必要はないとも考えて
います。
  「真バース党」とか、「新生バース党」とか、或いは、もう「バース」の名は
捨てて、「アラブ民族主義者党」とかにした方が、軋轢は少ないと思うのですが。

  また、もう少し具体的に考えると、一つには
・「党内民主主義の確立」という課題があると思います。
  また、一人一人の自覚の問題もあると思います。

  いずれにせよ、独裁者を生み出してしまったということを、痛苦に反省する
作業を抜きには、次の一歩は歩み出せない筈だと考えています。

  この作業を曖昧にしてしまえば、思想としては、もはや生命力の死を意味する
と考えています。
  何故なら、自らの内面を支え、他者の内面をも支える力をもはや持てないの
だからです。

「Iraqi Justice」英BBC

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/21 23:12 投稿番号: [4630 / 5091]
「Iraqi Justice」英BBC (NHKBS 2005.3.21(月)放映)

「シーア派やクルド系住民がかつての抑圧者を許すか、
  正義を求め更に暴力悪化の道を辿るか厳しい選択を迫られています」

  キャロライン・ホーリー記者のレポートです。

  シーア派のサイド・オムランさんが生き残れたのは幸運でした。
投獄された際受けた拷問の傷はまだ痛みます。
当時自分を拷問で苦しめた係官の内、少なくとも一人は自由に生活していると
オムランさんは言います。
拷問で肩を脱臼し、耳や乳首に電気ショックを受けたとオムランさんは言います。
数多くの友人が殺害された時のことがまだ今も忘れることができないと語ります。
「和解をと言いますが、悪魔とどう和解するのでしょうか」
「法律に違反すれば罰を受けるべきです。でなければ再び悲劇が起こる可能性が
  あります」
沢山の人々が殺害されましたが、加害者の多くはまだ誰も罰せられていません。
大規模な虐殺を支える組織なしには、こうした虐殺は実行できなかったでしょう。
多くのバース党員が報復を恐れています。
裁判所判事が襲撃されるなど一連の攻撃事件が発生しています。
宗教家指導者が自制を呼びかけなければ、更にこうした事件が起きる可能性が
あります。

  イラクの外務副大臣ハミド・アル・バヤチ氏は有力なシーア派で、
拷問を受けた経験があります。
「大半の場合、犯罪者は裁かれないでしょう。
  裁かれる者は少数にとどまると思います」
「過去ではなく、将来をみていく必要があると考えます」

  多くの市民にとっては過去は簡単には忘れられないものです。
それこそこれからの新政権の課題でしょう。
旧フセイン政権の下、最も抑圧された市民達は正義を強く求めています。
その気持ちを満たそうとして、更に襲撃事件が起こる可能性があるのです。

シャリーア、ヒジャーブ、ブルカ、タリバン

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/21 17:02 投稿番号: [4629 / 5091]
  イラクでも、イランのようなイスラム法シャリーアが導入されるかどうかは、
微妙だと思っています。
  かつての世俗国家イラクは崩壊しました。
  世俗性を支えた中間層が一度壊滅しました。
しかし、今また、新たな新中間層が構築されていけば、また政治的力関係は
変わっていくとも考えています。

  何故、イスラム諸国で、イスラム復興が力を得つつあるのかは、根底的な
問題だと思います。

  現代イランの政治権力は、宗教保守派が握っています。
しかし、現代イラン国民の過半数は、1979年のイラン革命を知らない若い世代で
あり、時間と共にその構成比は増えつつあります。

  若い男性は、ジーンズを好み、欧米の映画や音楽を好んでいます。
政治権力は保守派が握っていようと、
文化面、意識面では、次代を担う若者達とのギャップは日々拡大再生産されて
いるのだと思っています。
情報面でも、規制は完全には行えません。

モロッコでは、2004年2月に、女性の権利向上を記した新家族法が成立しました。

  現代イランの映像を観る限りでは、若い女性も、ヒジャーブを被っている人も
多いですが、被っていない人も結構見かけました。
そのヒジャーブも、結構カラフルで、ファッションとして楽しんでいるかのよう
にも見受けられます。
  内発的な自由意志でヒジャーブを被っているのか、それとも、何らかの外的な
強制で被っているのかは、外見からは、分かりませんからね。
  内発的な意思なのか、外的強制かという二つのモメントが、各個人の意識の
内面で、どう反映されているのか、つまり、その二つのモメントが、どう個人の
意識内で葛藤し、現実的に解決されているのかは、個々人によって違うのでしょ
うね。
  例えば、ある人は、外的強制に反発し、しかし、被らないという選択までは
  せずに、カラフルなヒジャーブを被ることで、矛盾を現実的に解決しているの
  かもしれません。
  ある人は、何の抵抗もなく日々ヒジャーブを被っているのかもしれません。
  ある人は、街頭でだけ被っているのかもしれません。
  ある人は、その日の気分や、その日の服装に合わせて、被る被らないを決めて
  いるのかもしれません。


  <参考>「タリバン」(田中宇:光文社新書)を読むと、
「タリバン兵がブルカを着用していない女性に暴力をふるう。
  アメリカの女性団体が女性差別だと声を上げた。
  しかし、パキスタンの難民キャンプで生まれ、パキスタンの神学校で育った
  「戦争しか知らない子供達」であるパシュトンの息子達であるタリバン兵は、
  実は祖国で生活したことすらなかった。
  もしアフガニスタンの農村で、見知らぬ女性に危害を加えたら、その女性の
  親族による復讐を覚悟しなければならないという。
  故国を知らないタリバン兵は、そんな故郷の「常識」すら知らなかったのだ。
  (まあ、もう既に故郷は、内戦で破壊し尽されていて、最早存在さえしていな
   いのだが、、、)

  ブルカは伝統的な上着であって、ブルカ自体を着たくないという女性は一割し
  かいないという調査結果が出ているという。
  彼女達が嫌悪しているのは、たまたま何らかの理由でブルカを着ていない女性
  に対して、タリバンが暴力をふるったり、投獄したりすることであるという。
  だから、アメリカの女性団体が、ブルカの存在自体が「女性差別」であると
  主張しているが、これはアフガニスタンの女性達にとっては、民族衣装を否定
  されたことになるため、アフガニスタンの多くの女性達が怒っているという」

「“イラク戦争”とメディア」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/21 17:01 投稿番号: [4628 / 5091]
  「“イラク戦争”とメディア」①テロの脅威がアメリカを変えた
  NHKBS(2005.3.20(日)放映)

  米ABCのピーター・ジェニングス氏の報道に対する批判が高まる。
9・11直後、大統領は大統領専用機に乗り込んだ後、どこへ向かっているか
不明というニュースの中で、
「4万フィート上空の大統領専用機の中なら安全でしょう」
批判のメールや手紙は一万件にのぼる。
ABCの視聴率は、8.6から6.9へと下がる。

2002年9月、New York Times 一面記事
イラクがウラン濃縮機の遠心分離機に使う特殊なアルミ管を購入する意欲がある
という報道。
米エネルギー省の核技術の専門家達は当初から、これは不自然だという意見が
ありました。
イラクで査察を行った経験を持つ
米科学国際安全保障研究所(ISIS)所長デビッド・オルブライト氏は、
「アルミ管を使えば、イラクが1991年の時点で持っていたウラン濃縮装置の
五分の一以下の能力しか得られないのです。しかもその為に他の部分の設計を
し直す必要があるのですから、全く現実的な話ではなかったのです」
NYタイムズの記者の政府見解への疑問記事は、18面に記載。
イラク戦争後、アルミ管は核兵器開発に使われなかったということが明らかに
なっています。

  パウエル国務長官の国連での「大量破壊兵器の存在」発言に疑問を投げ掛けた
ワシントンポストのピンカス記者の記事は、開戦4日前の3/16日、17面に記載。



  「“イラク戦争”とメディア」②アメリカ・問われる報道姿勢

  米軍と一体化して報道するケーブルテレビ局FOX NEWS は、百万人ちょっとの
規模から、三百五十万人へと三倍近い視聴者数を増大させました。

・イラクとアルカイダがつながっている証拠が見つかったと思う
  ・メディア全体の平均:48%
  ・FOX視聴者 :67%

・大量破壊兵器がすでに見つかっていると思う
  ・メディア全体の平均:22%
  ・FOX視聴者       :33%


  <私の感想>
9・11というのは、やはりアメリカ人にとって驚天動地の大事件だったのですね。
  リベラル派のメディアでさえ、政府批判ができないような状況だったのだから
です。
  戦争賛成派も、戦争反対派も、共に、自由に意見を公表し、議論できるという
ことが、民主主義の根幹なのであって、特定の意見が抑圧されるということは、
民主主義の根幹の危機でもあると思います。

  これだけネットが普及しているので、もう既に情報は過剰に氾濫しています。
その情報の洪水の中から、自己にとって必要で、貴重な情報を探し出すことの
方が、難しくなっているのではないかとも思います。

  かつて「第四の権力」とさえ言われたメディアが、権力側からのプロパガンダ
のみを流布するだけであるならば、それはメディアの生命の死を意味します。

北朝鮮の公開処刑復活の意味するもの

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 20:28 投稿番号: [4627 / 5091]
  「真相報道バンキシャ」2005.3.20(日)放映

  ここ2、3年はほとんど行われていなかった公開処刑。
2005年3月1日会寧市、中朝国境の街。
翌3月2日遊仙(会寧から12キロ)

「昔の公開処刑は殺人犯だけでしたが、今は祖国反逆罪という
  理不尽な法律を作りそれに全部当てはめて人々を殺しているのです」
(脱北者:朝鮮日報記者カン・チョルファン氏)

  公開処刑の場で、宣伝カーは「国境の徹底封鎖」を連呼していました。
3月2日の遊仙の公開処刑の場では、
「違法的に不法越境を図ったり、不純録画物を流布させる者は革命の敵と認め
  厳罰に処し」と宣伝カーががなっていました。

「不純録画物」とは韓国ドラマのビデオを指します。
会寧の向かい側の中国の延吉市のビデオショップの店員は、
「北朝鮮の人は少ないんですが、北朝鮮に売っている人(バイヤー)が
  よく買いに来ます」と答えていました。

  RENK代表の李英和氏によると、北朝鮮の内部文書には、
「異色的な録画物と出版物を利用・流布させる現象と力強く闘争しよう」
「かつての東欧社会主義の苦い教訓が示している」

  中国延吉の携帯電話ショップの店員は、
「北朝鮮で基本的に使えます」
「買うのに証明書とか要るんですか?」との質問には、
「最近は要りません」と答えていました。
国境に近い地域では、北朝鮮側でも中国の携帯電話が使えるという。

  韓国にいる脱北者は、北朝鮮の知人と携帯電話で連絡をとっている。
北朝鮮の知人は、時刻を決めて、その時だけ携帯の電源を入れるという。
「(長電話すると)探知機があって追跡してくるのです」
「10分までとにかく気をつければ電話できます」

  映像を入手したジン・ネット代表高世仁氏は、
「公開処刑が一番多かったのは90年代後半で、飢餓で、牛を殺して食べたとか
  工場から資材を盗んだとか」
「国境の街で公開処刑が復活したというのが非常に重要で、つまり国境で起こっ
  ている事態を金正日政権が危機的な事態だと認識していることを示している」
「逆に言うと、今、北朝鮮にとっての最大の弱点は国境にある」


  <私の感想>
・脱北者の増加
・不純録画物の流入
・携帯電話の流入
  これらに対する独裁者の対抗的な見せしめ、恫喝が、公開処刑の復活だと
  思います。
・公開処刑復活の場が中朝国境付近だということ
・処刑されているのが、脱北者を手引きした者だということ

  独裁者自身が「かつての東欧社会主義の苦い教訓が示している」と、
  事態を正確に認識していると思います。
  そして、それは、もはや留めることは不可能です。
  それ故、独裁体制崩壊の必然性はあると思っています。

イラクの女性の現状について②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 16:38 投稿番号: [4626 / 5091]
  <参考資料>
「バグダッド・バーニング」
  女性の立場ならではの観察も多い。イスラム原理主義の台頭による女性の政治
的・経済的立場の後退に対する危機感も強い。
  現在のイラクでは女性は外出するのさえ、家族の同意、誰が同行するか等々、
様々な制約がある。
「戦争前、バグダッドの女性の約55%がヒジャーブ(スカーフ)を被っていた。
以前はヒジャーブを被るかどうかは個人の自由だった。男性は娘や妻や姉妹
  にヒジャーブを被せている。抑圧するためでなく、守るために。」(8/23)
「ヒジャーブの目的は、女性をセクシャルハラスメントから守ることだ。
  一種のセーフガードとしての働きがある」(10/1)
「イラクでは男女同一賃金だった。」(8/24)
「占領開始以来、バグダッドだけで400人の女性が誘拐された。この数字は報告
されたものだけだ。たいていの家族は誘拐を米軍に届けない。無駄だと知って
  いるからだ」(8/29)
「誤解しないでほしい。クルアーンとムハンマドによる原姿のイスラム法は、
  女性に永久かつ固有の確たる権利を認めている」
「イラク憲法の下で男性と女性は平等。世俗法であるこれまでの家族法の下では
  、女性は離婚権、結婚権、相続権、親権、離婚扶養料取得権を持っていた」
(2004/1/15)
  4月から6月にかけてチャラビのINCの民兵が車を『押収』し、転売
「イスラム国家・イスラム原理主義に回帰している。原因は恐怖心と失業のため
  失業率65%のイラクで、イスラム原理主義グループは『支持』と引き換えに、
『賃金』を支払ってくれるからだ。『支持』とは、投票、爆破、押収、誘拐、
乗っ取り、、、を意味する。」(8/23)
「2日前、バグダッドのベリディヤート地区で、バドル旅団によって女性の校長
  が2人、”処刑”された。」(9/9)
「試験中の学校にサドル派やハキーム派などの過激派が侵入して、”サーフィラ
  ート”(ヒジャーブを被っていない女性のこと)を試験会場からつまみ出し、
  脅している」(9/16)

イラクの女性の現状について①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 16:38 投稿番号: [4625 / 5091]
  3/19(土)の朝日新聞の記事によると、バグダッドの街頭では、
女性の姿をほとんど見かけることはできなくなったと書かれていました。
  治安の極度の悪化により、つまり、誘拐、強盗、強姦という犯罪が蔓延して
いる為、女性が一人では、外出もできない状況だそうですね。
  その為、物売りで生計をたてている女性という貧困層にとっては、
大打撃だという記事を読んで、憂鬱な気持ちになりました。

  バグダッドでは、女性が一人では外出もできないとは、リバーベンドの
「バグダッド・バーニング」を読んで、知ってはいたのですが、、、

・戦争による混乱、経済状態の悪化、高失業率、低賃金等々が原因で、
  若者を中心にイスラム原理主義過激派にリクルートされるという状況。
・精神的支柱を求めて、宗教に回帰する。
  このような条件により、イスラム復古勢力が勢力拡大を果たしつつあると
思っています。

  今回の選挙では、法律で三割以上の女性議員が誕生しました。
イスラム世界では、断トツのトップに躍り出ました。

  もともとイラクは、イスラム世界でも、一、ニの世俗国家でした。
しかし、イスラム復古勢力が跋扈し出しているというのも事実だと思います。
  選挙後、
・アラブ民族とクルド民族の民族対立
・スンニ派とシーア派の宗派対立
  がクローズアップされていますが、
・<世俗派>と<イスラム復古派>の対立
  という観点も重要だと考えています。

2004年3月8日の国際女性デーに、イラクのいくつもの女性団体等がデモを行い、
イスラム法シャリーアの制定を破棄させようと運動を行いました。
この決議137号は、結果的に見送られましたが、予断を許さない状況です。
力関係によっては、シャリーアを法体系に組み込むことが普段に目論まれている
と思います。

  イラク女性自由協会(OWFI)のホウザン・マフマウド女史は、
「政治的イスラム勢力が非常な勢いで伸びていて、女性の生活に口を出し、
  非常に生活しにくくさせています」
  イラク女性自由協会は、バグダッドとキルクークに女性の為のシェルターを
設置しています。
親族による『名誉の殺人』から逃れてきたレイプ被害の女性を保護しています。
「女性は2級市民として扱われており、法律の力では解決できません」

  ハディール・ジャワッドさんは、親族からの『名誉の殺人』から逃れて、
イラク女性自由協会のバグダッドのシェルターに逃れました。
そしてその後、現在では、バグダッド地区の責任者となり、国際女性デーには、
数百人の女性をデモに組織し、デモの先頭に立ちました。
「最初はベールで顔を隠し目立たぬようにしていた。おどおどした感じで
  ほとんどしゃべらなかった」
「ベールを被り自分の身に起こったことも言えなかった女性が集会を呼びかけ
  デモの先頭に立つ。
  一人の女性が自立していく物語はそのままOWFIの歴史を形作っている」

  イラク女性自由協会は、日仏などの連帯組織からのカンパで、
バグダッドに市民ラジオ局エル・アル・アマム(前へ!)を開局し、
「女性の自由」という番組を放送しています。
しかし、ラジオ局の電波はバグダッドの一部でしか聞くことができず、
更なる出力の増大を計画していますが、資金がありません。
また、若者は、ほとんどラジオを聞かず、テレビを見るという問題もあります。
女性の為のシェルターはバグダッドとキルクークの二箇所にありますが、
ナシリーヤやバスラでも開設の必要がありますが、資金がない状況です。

また、代表には、暗殺予告、脅迫が何度も行われています。
アフガニスタンでは、女性運動の代表が実際に殺害されています。

  ちなみに、丁度現在、イラク女性自由協会の代表が来日しており、各地で
講演を行っています。


  出典:「イラク市民レジスタンス」MDSフォトレットNo.2 (667円+税)
  http://www.mdsweb.jp/doc/magazine/riron.html

  このブックレットによると、イラクでは「売春は社会的現象になっています」
と書かれていました。
  また、イスラム原理主義過激派が、
「美容院に爆弾を投げ込み逃げ出してきた女性を捕まえて髪を切り、
  酒やCDの店を爆破しています」とも書かれていました。

イラクの女性の現状について

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 16:38 投稿番号: [4625 / 5091]
  3/19(土)の朝日新聞の記事によると、バグダッドの街頭では、
女性の姿をほとんど見かけることはできなくなったと書かれていました。
  治安の極度の悪化により、つまり、誘拐、強盗、強姦という犯罪が蔓延して
いる為、女性が一人では、外出もできない状況だそうですね。
  その為、物売りで生計をたてている女性という貧困層にとっては、
大打撃だという記事を読んで、憂鬱な気持ちになりました。

  バグダッドでは、女性が一人では外出もできないとは、リバーベンドの
「バグダッド・バーニング」を読んで、知ってはいたのですが、、、

・戦争による混乱、経済状態の悪化、高失業率、低賃金等々が原因で、
  若者を中心にイスラム原理主義過激派にリクルートされるという状況。
・精神的支柱を求めて、宗教に回帰する。
  このような条件により、イスラム復古勢力が勢力拡大を果たしつつあると
思っています。

  今回の選挙では、法律で三割以上の女性議員が誕生しました。
イスラム世界では、断トツのトップに躍り出ました。

  もともとイラクは、イスラム世界でも、一、ニの世俗国家でした。
しかし、イスラム復古勢力が跋扈し出しているというのも事実だと思います。
  選挙後、
・アラブ民族とクルド民族の民族対立
・スンニ派とシーア派の宗派対立
  がクローズアップされていますが、
・<世俗派>と<イスラム復古派>の対立
  という観点も重要だと考えています。

2004年3月8日の国際女性デーに、イラクのいくつもの女性団体等がデモを行い、
イスラム法シャリーアの制定を破棄させようと運動を行いました。
この決議137号は、結果的に見送られましたが、予断を許さない状況です。
力関係によっては、シャリーアを法体系に組み込むことが普段に目論まれている
と思います。

  イラク女性自由協会(OWFI)のホウザン・マフマウド女史は、
「政治的イスラム勢力が非常な勢いで伸びていて、女性の生活に口を出し、
  非常に生活しにくくさせています」
  イラク女性自由協会は、バグダッドとキルクークに女性の為のシェルターを
設置しています。
親族による『名誉の殺人』から逃れてきたレイプ被害の女性を保護しています。
「女性は2級市民として扱われており、法律の力では解決できません」

  ハディール・ジャワッドさんは、親族からの『名誉の殺人』から逃れて、
イラク女性自由協会のバグダッドのシェルターに逃れました。
そしてその後、現在では、バグダッド地区の責任者となり、国際女性デーには、
数百人の女性をデモに組織し、デモの先頭に立ちました。
「最初はベールで顔を隠し目立たぬようにしていた。おどおどした感じで
  ほとんどしゃべらなかった」
「ベールを被り自分の身に起こったことも言えなかった女性が集会を呼びかけ
  デモの先頭に立つ。
  一人の女性が自立していく物語はそのままOWFIの歴史を形作っている」

  イラク女性自由協会は、日仏などの連帯組織からのカンパで、
バグダッドに市民ラジオ局エル・アル・アマム(前へ!)を開局し、
「女性の自由」という番組を放送しています。
しかし、ラジオ局の電波はバグダッドの一部でしか聞くことができず、
更なる出力の増大を計画していますが、資金がありません。
また、若者は、ほとんどラジオを聞かず、テレビを見るという問題もあります。
女性の為のシェルターはバグダッドとキルクークの二箇所にありますが、
ナシリーヤやバスラでも開設の必要がありますが、資金がない状況です。

また、代表には、暗殺予告、脅迫が何度も行われています。
アフガニスタンでは、女性運動の代表が実際に殺害されています。

  ちなみに、丁度現在、イラク女性自由協会の代表が来日しており、各地で
講演を行っています。


  出典:「イラク市民レジスタンス」MDSフォトレットNo.2 (667円+税)
  http://www.mdsweb.jp/doc/magazine/riron.html

  このブックレットによると、イラクでは「売春は社会的現象になっています」
と書かれていました。
  また、イスラム原理主義過激派が、
「美容院に爆弾を投げ込み逃げ出してきた女性を捕まえて髪を切り、
  酒やCDの店を爆破しています」とも書かれていました。

「永遠のハバナ」フェルナンド・ペレス監督

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 00:51 投稿番号: [4624 / 5091]
  NHKBS(2005.3.19(金)放映)

  実際にハバナに暮らす12人の日常を淡々と描いたドキュメンタリー映画。
街の音と音楽だけで、ナレーションもインタビューも一切ない。
30万人が劇場に足を運びました。

・障害児を育てる父親
・物売りの老婆
・豊かさを求めてアメリカに旅立つ若者の姿。
・革命時の演説をテレビで無表情で見つめる老婆

  エピローグでは、映画に登場した人物の夢が綴られます。
・父の夢「決して息子から離れない」
・祖母の夢「孫が自立できるよう導くこと」
・渡米した男の夢「家族を呼び寄せること」


  フェルナンド・ペレス監督は、
「観客は映画のスクリーンの中に自分達の姿が映し出されていると感じた」
「映画の中で年老いた女性が無表情でテレビの革命演説を見ているシーンが
  あります。
  革命直後の演説がいかに自信過剰なものであったかを伝えたかったのです。
  演説は、私達が今いる現実の社会を語るのではなく、理想の社会について
  延々と語っているのです。
  革命直後のキューバでは、人々は自発的に国旗を持って政治集会に参加して
  いたものでした。
  しかし今では、その行為も形式的なものに変わってきていると思います。
  私はまるで振り付けられたように旗を振る人々の姿をを見ていると不安に
  なります。
  政治的な演説は今後ますますダイナミックさを失い、機械的に繰り返される
  だけの儀式になってしまうのではないかと不安になるのです」
「革命後の60年代は素晴らしい時代でした。
  誰もが平等で公正な社会を達成するんだという夢を抱いていました。
  当時私は歴史は真っ直ぐに進むものだと信じていました。
  しかし、現実は、私が望むようにはなりませんでした。
  私はキューバの将来に希望を持っています。無償の医療や教育。
  革命が達成したさまざまな社会的成果がいつまでも守られていくことを
  願っています。
  同時に、今の社会を活性化させる為、柔軟な考えを持って、既存の制度を
  見つめ直して欲しいと思います」


  現代企画室編集長太田昌国氏は、
「官僚主義を批判する映画も作られた。
  そういう多様化の果てにこの映画も作られた」
「世界情勢が変わって、一体自分達のあの熱狂は何だったんだろうと
  捉え返さざるを得なくなっている」
「カストロが国際的に果たしている、経済格差を批判したり、第三世界が何故
  債務を抱えているかということに対する批判は正しいだろうけれども、
  もっと国内の矛盾について率直に語らなければ、高揚期のような革命的な演説
  だけで酔いしれている状況では、庶民自身がなくなっているという暗黙の批判
  が込められている」
「どんなに現状に批判的な観点を持っていようと、革命世代の人々は、革命が
  もたらしたメリット、プラス面もたくさん感じ取っている、経験してきている
  第三世界に対する医療援助、自分達で開発できたエイズ治療薬を安く分ける
  とか自己犠牲的な政策を一貫して採っている。
  国際的な連帯心、国内的な貧しさの平等、そういうものに裏付けされた精神が
  世界的なグローバリズムの動きの中で失われていくのは、耐えられない」

  革命への期待を依然として抱いているが、うまくいかない現実とのジレンマ
複雑な気持ち

  そういう監督のメッセージをキューバ国民も肯定的に受け止めているから、
この映画がヒットしたのでしょうね。

イラクの最新テレビ事情

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/20 00:29 投稿番号: [4623 / 5091]
  「イラクの最新テレビ事情」:NHKBS世界のリポート
   (2005.3.19(金)放映)

イラク初の民間放送局、アルシャルキーヤ。
英BBCの「ニューズナイト」より。

  フセイン時代、こんな冗談があったそうです。
「画面にフセインの肖像画を張ればテレビをつける手間も省ける」
フセイン崇拝の番組ばかりで国民はうんざりしていました。

  米が数百万ドルの資金提供している「アルイラキーヤ」は、エジプトや
レバノンから番組を買い付け、それも放映していますが、古い内容です。
「アルイラキーヤは国民の支持を失いました。モスクの映像を流し、イスラム
  教徒に配慮したつもりでも、映像に欧米の音楽を乗せれば宗教を冒とくした
  ことになります」

  今、イラクで最も人気のあるテレビ局は、「アルシャルキーヤ」です。
東洋を意味します。
イラク独自の放送を目指している為、外国の番組は放送しません。
海外のニュースも放送されます。
イラクの文化や歴史的な人物を紹介する番組。
占い師が視聴者からの質問に電話で答える番組。
コメディ番組も人気です。
「悲惨な映像にイラクの人々は飽き飽きしていました」
「彼らが求めているのは普通のイラク人を描いた番組です」
「アルイラキーヤが放送する外国の古い番組とは違います」
・風刺の効いたホームドラマ「現代の州知事」
  ある回の内容は、国立美術館から略奪された宝物を返却しようとする主人公と
  売り払おうとする妻との間の攻防。夫の浮気が発覚。
「コメディやドラマはイラクの現状を反映しています」
アルシャルキーヤで最も人気があるのは、生活情報番組やドキュメンタリー番組
です。
「悲惨な映像を流す海外の番組などに対抗して作られました」
「日常生活を取り上げた番組です」
・「幸せな結婚式」という番組では、結婚間近のカップルの生活を紹介します。
  挙式の費用は番組が負担します。
「暴力が横行しているからこそ平穏な生活を描いた番組が人気なんです」
・「労働と材料」:戦争などで苦しんでいる人々を取り上げた番組
   出演者の中には自宅を修復して貰った人もいます。
   「あなたが選ばれました。明日から修復工事です」
・「風刺漫画」:それぞれの立場を逆転させるというコメディ番組
   ・大人を誘拐した子供が身代金を要求する
   ・交通違反の取締りで、違反した運転手に警察官が賄賂を贈る
「以前のイラクは全く冗談が通用しない社会でした」
「今では風刺の効いた面白い番組が次々と登場しています」

  こうしたテレビの変化を快く思わない人達もいるようです。
シスターニ師のウェブサイトでは、ウェブ上のやり取りからは、
新しいテレビ番組を楽しむ人々と保守派の人々との間の温度差がうかがえます。
「神もお手上げです」
「もう後戻りはできません」
「イラクの人々は新しいテレビ番組で自由を享受してしまったのです」

ハマス幹部ハレド・マシャル氏インタビュー

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/19 02:41 投稿番号: [4622 / 5091]
  NHKBS(2005.3.18(金)放映)

「パレスチナ各派の異なった政治的立場をどう近づけ、我々の権利を実現させる
  政策をいかに統一するか、そうした問題解決に我々は至ったのだ。
  もともと問題はパレスチナ側にはない。
  イスラエルの占領にこそ問題があると世界に向けて発信したのだ。
  我々は合意を守る。
  ただしイスラエルも停戦を守るという条件付きだ。
  暗殺、追放、拘禁、家屋破壊といった暴力をやめ、拘禁されているパレスチナ
  人の解放の約束をイスラエルが守れるかどうかにかかっている。
  我々は抵抗する権利を放棄しているわけではない。
  占領されている限り決して武器を捨てない」
「我々は政治的により重要な役割を果たしたいと考えている。
  その為1月の地方選挙にも参加し、7月の自治評議会選挙にも臨む。
  パレスチナの政治のあり方を根本的に再編して、統一した指導体制を作る
  必要があると考えている。
  そのためにはPLOの改革が必要だ。
  私達はPLOに参加して政治を担ってゆくつもりだ。
  パレスチナ社会もさまざまな面で改革が必要だ。
  パレスチナの全ての政治勢力が協力してこの改革を進めるべきだ。
  我々が政治の民主化を進め、腐敗を一掃することで、パレスチナ人は独立国家
  を建設する権利があるのだと国際社会にアピールしようと思う」

  ファタハが主体の暫定自治政府は腐敗していると住民から強い批判があがって
います。
  ハマスはガザ地区の地方選挙で圧勝したことで自信を深めています。

  アッバス議長にとっても、ハマスがより穏健な政治組織に近づくよう、
政治参加を促していくというのが現実的な選択となっています。

  政治参加は意思決定に参加することを意味し、指導部としての決定に相応の
責任を負うことにもつながる。

イタリアのベルルスコーニ首相は

投稿者: gokuakulivable 投稿日時: 2005/03/16 18:54 投稿番号: [4621 / 5091]
15日夜(日本時間16日早朝)、イラクに展開する同国部隊について、9月から段階的な撤退を始めることを明らかにした。国営イタリア放送協会(RAI)の番組で語った。親米路線を貫いてきた同首相が撤退を表明したのは初めて。イタリア人女性記者らに対する米兵の銃撃事件で国民の反米感情が高まっており、来月の統一地方選への影響を懸念しての決断とみられる。
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