シャリーア、ヒジャーブ、ブルカ、タリバン
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/21 17:02 投稿番号: [4629 / 5091]
イラクでも、イランのようなイスラム法シャリーアが導入されるかどうかは、
微妙だと思っています。
かつての世俗国家イラクは崩壊しました。
世俗性を支えた中間層が一度壊滅しました。
しかし、今また、新たな新中間層が構築されていけば、また政治的力関係は
変わっていくとも考えています。
何故、イスラム諸国で、イスラム復興が力を得つつあるのかは、根底的な
問題だと思います。
現代イランの政治権力は、宗教保守派が握っています。
しかし、現代イラン国民の過半数は、1979年のイラン革命を知らない若い世代で
あり、時間と共にその構成比は増えつつあります。
若い男性は、ジーンズを好み、欧米の映画や音楽を好んでいます。
政治権力は保守派が握っていようと、
文化面、意識面では、次代を担う若者達とのギャップは日々拡大再生産されて
いるのだと思っています。
情報面でも、規制は完全には行えません。
モロッコでは、2004年2月に、女性の権利向上を記した新家族法が成立しました。
現代イランの映像を観る限りでは、若い女性も、ヒジャーブを被っている人も
多いですが、被っていない人も結構見かけました。
そのヒジャーブも、結構カラフルで、ファッションとして楽しんでいるかのよう
にも見受けられます。
内発的な自由意志でヒジャーブを被っているのか、それとも、何らかの外的な
強制で被っているのかは、外見からは、分かりませんからね。
内発的な意思なのか、外的強制かという二つのモメントが、各個人の意識の
内面で、どう反映されているのか、つまり、その二つのモメントが、どう個人の
意識内で葛藤し、現実的に解決されているのかは、個々人によって違うのでしょ
うね。
例えば、ある人は、外的強制に反発し、しかし、被らないという選択までは
せずに、カラフルなヒジャーブを被ることで、矛盾を現実的に解決しているの
かもしれません。
ある人は、何の抵抗もなく日々ヒジャーブを被っているのかもしれません。
ある人は、街頭でだけ被っているのかもしれません。
ある人は、その日の気分や、その日の服装に合わせて、被る被らないを決めて
いるのかもしれません。
<参考>「タリバン」(田中宇:光文社新書)を読むと、
「タリバン兵がブルカを着用していない女性に暴力をふるう。
アメリカの女性団体が女性差別だと声を上げた。
しかし、パキスタンの難民キャンプで生まれ、パキスタンの神学校で育った
「戦争しか知らない子供達」であるパシュトンの息子達であるタリバン兵は、
実は祖国で生活したことすらなかった。
もしアフガニスタンの農村で、見知らぬ女性に危害を加えたら、その女性の
親族による復讐を覚悟しなければならないという。
故国を知らないタリバン兵は、そんな故郷の「常識」すら知らなかったのだ。
(まあ、もう既に故郷は、内戦で破壊し尽されていて、最早存在さえしていな
いのだが、、、)
ブルカは伝統的な上着であって、ブルカ自体を着たくないという女性は一割し
かいないという調査結果が出ているという。
彼女達が嫌悪しているのは、たまたま何らかの理由でブルカを着ていない女性
に対して、タリバンが暴力をふるったり、投獄したりすることであるという。
だから、アメリカの女性団体が、ブルカの存在自体が「女性差別」であると
主張しているが、これはアフガニスタンの女性達にとっては、民族衣装を否定
されたことになるため、アフガニスタンの多くの女性達が怒っているという」
微妙だと思っています。
かつての世俗国家イラクは崩壊しました。
世俗性を支えた中間層が一度壊滅しました。
しかし、今また、新たな新中間層が構築されていけば、また政治的力関係は
変わっていくとも考えています。
何故、イスラム諸国で、イスラム復興が力を得つつあるのかは、根底的な
問題だと思います。
現代イランの政治権力は、宗教保守派が握っています。
しかし、現代イラン国民の過半数は、1979年のイラン革命を知らない若い世代で
あり、時間と共にその構成比は増えつつあります。
若い男性は、ジーンズを好み、欧米の映画や音楽を好んでいます。
政治権力は保守派が握っていようと、
文化面、意識面では、次代を担う若者達とのギャップは日々拡大再生産されて
いるのだと思っています。
情報面でも、規制は完全には行えません。
モロッコでは、2004年2月に、女性の権利向上を記した新家族法が成立しました。
現代イランの映像を観る限りでは、若い女性も、ヒジャーブを被っている人も
多いですが、被っていない人も結構見かけました。
そのヒジャーブも、結構カラフルで、ファッションとして楽しんでいるかのよう
にも見受けられます。
内発的な自由意志でヒジャーブを被っているのか、それとも、何らかの外的な
強制で被っているのかは、外見からは、分かりませんからね。
内発的な意思なのか、外的強制かという二つのモメントが、各個人の意識の
内面で、どう反映されているのか、つまり、その二つのモメントが、どう個人の
意識内で葛藤し、現実的に解決されているのかは、個々人によって違うのでしょ
うね。
例えば、ある人は、外的強制に反発し、しかし、被らないという選択までは
せずに、カラフルなヒジャーブを被ることで、矛盾を現実的に解決しているの
かもしれません。
ある人は、何の抵抗もなく日々ヒジャーブを被っているのかもしれません。
ある人は、街頭でだけ被っているのかもしれません。
ある人は、その日の気分や、その日の服装に合わせて、被る被らないを決めて
いるのかもしれません。
<参考>「タリバン」(田中宇:光文社新書)を読むと、
「タリバン兵がブルカを着用していない女性に暴力をふるう。
アメリカの女性団体が女性差別だと声を上げた。
しかし、パキスタンの難民キャンプで生まれ、パキスタンの神学校で育った
「戦争しか知らない子供達」であるパシュトンの息子達であるタリバン兵は、
実は祖国で生活したことすらなかった。
もしアフガニスタンの農村で、見知らぬ女性に危害を加えたら、その女性の
親族による復讐を覚悟しなければならないという。
故国を知らないタリバン兵は、そんな故郷の「常識」すら知らなかったのだ。
(まあ、もう既に故郷は、内戦で破壊し尽されていて、最早存在さえしていな
いのだが、、、)
ブルカは伝統的な上着であって、ブルカ自体を着たくないという女性は一割し
かいないという調査結果が出ているという。
彼女達が嫌悪しているのは、たまたま何らかの理由でブルカを着ていない女性
に対して、タリバンが暴力をふるったり、投獄したりすることであるという。
だから、アメリカの女性団体が、ブルカの存在自体が「女性差別」であると
主張しているが、これはアフガニスタンの女性達にとっては、民族衣装を否定
されたことになるため、アフガニスタンの多くの女性達が怒っているという」
これは メッセージ 4625 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afc0oah_1/4629.html