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「因習を破るパキスタン女性」③

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/25 06:53 投稿番号: [4641 / 5091]
「パキスタンの女性にとって差別的な法律や政策にも挑んだ」
(人権団体フリーダム・ハウス女性の権利担当サミーナ・ナジール女史)

「名誉というものが、パキスタンの農村部や部族地域の村では、
  特に重んじられます。
  自分達は名誉を守る為にやったと主張している人達に対し、
  実は彼らのとった行動こそが不名誉なものであると示した訳です。
  何が名誉となるかという考え方を一転させました」
(アメリカン大学教授アクバル・アーメド氏)

「アーメドさんは、部族が支配する地域で行政官を務めた経験をお持ちですが、
  そういった地域では、言わば二つの司法制度が並存している訳ですね。
  女性に対する暴力のようなケースは、どのような形で決着がつくのでしょう」

「とても複雑な為にムクタル・マイさんが動きが取れなくなる可能性もあるん
  です。
  四つのシステムが同居しています。
  一つはイスラムの法。
  二つ目が国の刑法。これは植民地時代のイギリスの法律に由来するものです。
  三つ目は、州の法。
  四つ目は、部族の法。
  このような中で、例えば彼女が部族評議会に訴えを起したとしても、
  容疑者は裁判所にこれを持ち込むことができるのです。
  やり手の弁護士を雇い、時間を稼ぐこともできます。
  パキスタンの庶民に待つ時間やゆとりはありませんから、無力となって
  しまいます」(アクバル・アーメド氏)

「地方では司法制度を利用する手段がありませんし、中央政府も地方にまで手が
  届かないからです」(サミーナ・ナジール女史)

「パキスタンのムシャラフ大統領は、恥辱の報復として、殺すとか、レイプする
  といった行為を取り締まり、政教分離に基づく司法制度を実施する政治的権限
  を持っているのでしょうか」

「権限は持っています。このような事件を厳しく扱うことは充分できます。
  今回の事件を教訓として、虐待を考えるような者達がいなくなるように
  もっていくべきです」(アクバル・アーメド氏)

「こうしたケースはたくさんあるのですが、残念ながらニュースとして取り上げ
  られることすらありません。今回のケースは次のような意味で重要なんです。
  司法制度を改革するだけでなく、パキスタンの女性の教育レベルを引き上げ、
  字が読めない人をなくし、地方の女性にも司法による公正さを与えるべきだ
  という認識を生み出すことに繋がるからです」(サミーナ・ナジール女史)

「ムクタル・マイさんが権利を主張して立ち上がったという事実は、
  パキスタンの社会の一部に脅威を与えるのでしょうか」

「ええ。封建社会の権力者側だけではなく、階級の高い人達もそう受け止める
  でしょう。パキスタンにはまだ昔からの階級制度が残っています」
(アクバル・アーメド氏)

「こうした女性を保護する為の政府からの支援態勢はない。
  政府によるサポート体制を整備する必要があるのです」
(サミーナ・ナジール女史)


  <私の感想>
  彼女には本当に心から感銘を受けました。
  21世紀現代に於いて、『名誉の殺人』がいまだに公然と行われていることは、
全人類にとっての恥辱であるとも思います。
何としても、女性の地位向上へと向かって欲しいです。
現代イスラムにとって、重大な課題であることは動かし難い現実だと思います。

  しかし、現情勢下では、アメリカの一連の『中東民主化』の動きとも連動して
いるとも解釈できます。
・<彼女の感動的な行いそのもの>と
・<米メディア・米政権が政治的に利用すること>
  この二つは、きちんと区別しなければなりません。
しかし、たとえ、そうであっても、イスラム世界に於ける女性の地位向上に
対しては、私は、全面的に支持します。
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