「“イラク戦争”とメディア」NHKBS
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/03/21 17:01 投稿番号: [4628 / 5091]
「“イラク戦争”とメディア」①テロの脅威がアメリカを変えた
NHKBS(2005.3.20(日)放映)
米ABCのピーター・ジェニングス氏の報道に対する批判が高まる。
9・11直後、大統領は大統領専用機に乗り込んだ後、どこへ向かっているか
不明というニュースの中で、
「4万フィート上空の大統領専用機の中なら安全でしょう」
批判のメールや手紙は一万件にのぼる。
ABCの視聴率は、8.6から6.9へと下がる。
2002年9月、New York Times 一面記事
イラクがウラン濃縮機の遠心分離機に使う特殊なアルミ管を購入する意欲がある
という報道。
米エネルギー省の核技術の専門家達は当初から、これは不自然だという意見が
ありました。
イラクで査察を行った経験を持つ
米科学国際安全保障研究所(ISIS)所長デビッド・オルブライト氏は、
「アルミ管を使えば、イラクが1991年の時点で持っていたウラン濃縮装置の
五分の一以下の能力しか得られないのです。しかもその為に他の部分の設計を
し直す必要があるのですから、全く現実的な話ではなかったのです」
NYタイムズの記者の政府見解への疑問記事は、18面に記載。
イラク戦争後、アルミ管は核兵器開発に使われなかったということが明らかに
なっています。
パウエル国務長官の国連での「大量破壊兵器の存在」発言に疑問を投げ掛けた
ワシントンポストのピンカス記者の記事は、開戦4日前の3/16日、17面に記載。
「“イラク戦争”とメディア」②アメリカ・問われる報道姿勢
米軍と一体化して報道するケーブルテレビ局FOX NEWS は、百万人ちょっとの
規模から、三百五十万人へと三倍近い視聴者数を増大させました。
・イラクとアルカイダがつながっている証拠が見つかったと思う
・メディア全体の平均:48%
・FOX視聴者 :67%
・大量破壊兵器がすでに見つかっていると思う
・メディア全体の平均:22%
・FOX視聴者 :33%
<私の感想>
9・11というのは、やはりアメリカ人にとって驚天動地の大事件だったのですね。
リベラル派のメディアでさえ、政府批判ができないような状況だったのだから
です。
戦争賛成派も、戦争反対派も、共に、自由に意見を公表し、議論できるという
ことが、民主主義の根幹なのであって、特定の意見が抑圧されるということは、
民主主義の根幹の危機でもあると思います。
これだけネットが普及しているので、もう既に情報は過剰に氾濫しています。
その情報の洪水の中から、自己にとって必要で、貴重な情報を探し出すことの
方が、難しくなっているのではないかとも思います。
かつて「第四の権力」とさえ言われたメディアが、権力側からのプロパガンダ
のみを流布するだけであるならば、それはメディアの生命の死を意味します。
NHKBS(2005.3.20(日)放映)
米ABCのピーター・ジェニングス氏の報道に対する批判が高まる。
9・11直後、大統領は大統領専用機に乗り込んだ後、どこへ向かっているか
不明というニュースの中で、
「4万フィート上空の大統領専用機の中なら安全でしょう」
批判のメールや手紙は一万件にのぼる。
ABCの視聴率は、8.6から6.9へと下がる。
2002年9月、New York Times 一面記事
イラクがウラン濃縮機の遠心分離機に使う特殊なアルミ管を購入する意欲がある
という報道。
米エネルギー省の核技術の専門家達は当初から、これは不自然だという意見が
ありました。
イラクで査察を行った経験を持つ
米科学国際安全保障研究所(ISIS)所長デビッド・オルブライト氏は、
「アルミ管を使えば、イラクが1991年の時点で持っていたウラン濃縮装置の
五分の一以下の能力しか得られないのです。しかもその為に他の部分の設計を
し直す必要があるのですから、全く現実的な話ではなかったのです」
NYタイムズの記者の政府見解への疑問記事は、18面に記載。
イラク戦争後、アルミ管は核兵器開発に使われなかったということが明らかに
なっています。
パウエル国務長官の国連での「大量破壊兵器の存在」発言に疑問を投げ掛けた
ワシントンポストのピンカス記者の記事は、開戦4日前の3/16日、17面に記載。
「“イラク戦争”とメディア」②アメリカ・問われる報道姿勢
米軍と一体化して報道するケーブルテレビ局FOX NEWS は、百万人ちょっとの
規模から、三百五十万人へと三倍近い視聴者数を増大させました。
・イラクとアルカイダがつながっている証拠が見つかったと思う
・メディア全体の平均:48%
・FOX視聴者 :67%
・大量破壊兵器がすでに見つかっていると思う
・メディア全体の平均:22%
・FOX視聴者 :33%
<私の感想>
9・11というのは、やはりアメリカ人にとって驚天動地の大事件だったのですね。
リベラル派のメディアでさえ、政府批判ができないような状況だったのだから
です。
戦争賛成派も、戦争反対派も、共に、自由に意見を公表し、議論できるという
ことが、民主主義の根幹なのであって、特定の意見が抑圧されるということは、
民主主義の根幹の危機でもあると思います。
これだけネットが普及しているので、もう既に情報は過剰に氾濫しています。
その情報の洪水の中から、自己にとって必要で、貴重な情報を探し出すことの
方が、難しくなっているのではないかとも思います。
かつて「第四の権力」とさえ言われたメディアが、権力側からのプロパガンダ
のみを流布するだけであるならば、それはメディアの生命の死を意味します。
これは メッセージ 89 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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