さあ!諸君!捕鯨問題だ!
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アメリカ合衆国が行っている捕鯨
投稿者: cj4a_nomal 投稿日時: 2005/09/27 09:48 投稿番号: [7679 / 62227]
>(でもおれはそれでも反対だけどな)
>(なぜなら「捕鯨しないと死んじゃう」じゃないからだ)
なーるほど。
やっぱり、キミの定義はソレなのね。
それなら、アメリカ合衆国が年間50頭ばかしの鯨が無いと自国民の一部を飢え死にさせてしまう国かどうかを検証すれば良い訳だ。
その定義ならイヌイットの村の現状はどちらでも結果は同じだよ。
鯨の量と、合衆国の能力で決まる。
現状、鯨が無いと飢える>合衆国政府が対策を取る。
現状、鯨がなくても飢えない>そのままで捕鯨を止めても問題ない。
ホラ、どっちでも結果は同じじゃん。
これは メッセージ 7666 (kujira77777 さん)への返信です.
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つづき9
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:49 投稿番号: [7678 / 62227]
4.おわりに
本稿においてはアラスカ、チュコトカにおけるホッキョククジラ捕鯨、コククジラ捕鯨のもつ意義を概観してきた。
アラスカのイヌピアット、ユピットにおいては年間の活動がホッキョククジラの捕獲、分配およびそれに伴う儀礼などホッキョククジラ捕鯨を軸にして展開されており、ホッキョククジラのもつ文化的重要性はきわめて高いことが理解しえた。
一方、チュコトカのチュクチにとってはソ連邦崩壊以降、コククジラが特に食料資源としての重要性が増大しており、またユピットにとってはホッキョククジラ捕鯨が伝統文化の復興に特に重要となってきている。
アラスカ、チュコトカのいずれの地域においても、またイヌピアット、ユピット、チュクチのいずれの民族集団においても、ホッキョククジラもしくはコククジラが、文化的、栄養学的にそれぞれ重要性の違いはあるにしても必要不可欠な資源となっていることは明らかである。 2003年以降も、ベーリング海峡を挟んだ両側でホッキョククジラ捕鯨が平穏時に継続されることを期待して本稿を終えたい。
注
(1)筆者は第54回国際捕鯨委員会年次会議の先住民生存捕鯨作業部会ほかにセント・ヴィンセントおよびグレナディーン諸島国政府代表団の一員として参加した。
(2)IWC, "Final Press Release" (
http://www.iwcoffice.org/2002PressRelease.htm).(3)IWC, "Final Press Release" (
http://www.iwcoffice.org/2002PressRelease.htm).(4)IWC, "Final Press Release 2002SM" (
http://www.iwcoffice.org/Final%20Press%20Release%202002SM.htm).
これは メッセージ 7677 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき8
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:44 投稿番号: [7677 / 62227]
では、チュクチの現況はどうであるのだろうか。チュコト半島の先端中央部、ベーリング海峡に臨む地にロリノがある。人口1,414人(1997年)、そのうちチュクチが86%、ユピットが7%を占めるチュクチ中心の村である(RUSSIAN FEDERATION 2002: 14)。
ソ連邦時代、先住民は国営農場の一員としてトナカイの遊牧やセイウチの狩猟に従事、トナカイ肉などを国に出荷し、給料を受け取ると同時に食料や燃料の援助を受けながら極寒の地で暮らしてきた(武田 1998:73)。
ソ連邦崩壊後は国営農場を共同経営化し、ギンギツネ飼育、毛皮製品製造、捕鯨やアザラシ猟、トナカイ飼育などで生計の維持を図ってきたが、肉や毛皮製品の販売ルートの不確立など解決すべき課題が多く残されている(武田 1998: 73)。
一方、ロシア政府による政権基盤の確立後、政府の捕鯨船による先住民への鯨肉供給用捕鯨は中止され、チュクチ自身によるコククジラ捕鯨が再開された。1997年ロリノでは24人の鯨捕りが6隻の小型ボートでコククジラ捕鯨に従事している(武田 1998: 71)。
1997年から2001年までの5年間、コククジラの捕獲数は60頭を下回ったことはなく、1998年には72頭が捕獲されている(RUSSIAN FEDERATION 2002: 14)。 2001年の住民1人当たりの年間野生食料資源消費量は358kg、そのうち海産哺乳類が68%を占め、その海産哺乳類の中ではコククジラが40%、セイウチが30%、アゴヒゲアザラシが11%、ホッキョククジラが0.5%となっている(RUSSIAN FEDERATION 2002: 13, 19,21)。ここでは海産哺乳類、特にコククジラが重要な食料資源となっていることが理解できる。
国家の経済破綻が先住民チュクチの自活を余儀なくさせ、コククジラ捕鯨を復活させた。しかし、1994年には鯨捕り3人が捕鯨中の事故で死亡するなど
(FREEMAN et al.1998: 85)、その復活の過程で多くの犠牲も払っている。
資源量が強固であるコククジラの捕獲に関しては、少なくともチュコト半島においては議論の的になることはない。これに対して資源量に関して不確実性が残るホッキョククジラの捕獲に関しては第54回国際捕鯨委員会年次会議での議論のように時には政治問題化される。ロシアの先住民とは直接関係のない外部世界の政治的対立の結果、ようやく復活の兆しをみせてきたホッキョククジラ捕鯨の中断を余儀なくされるとするならば、それはユピットとチュクチにとっては甚だ迷惑なことである。日米捕鯨対立をチュコト半島に飛び火させてはならない。
これは メッセージ 7676 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき7
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:43 投稿番号: [7676 / 62227]
3.2.先住民捕鯨復活
1991年12月25日ゴルバチョフ大統領が辞任し、ソビエト社会主義共和国連邦は崩壊した。社会主義国家としてのソ連邦、あるいは共産主義のイデオロギーの功罪は歴史が判断するのでここでは触れない。ただ、一般的に言えることは、全体としての国家の維持・発展のために、少数民族の権利がないがしろにされてきたことは事実である。もちろん国家の援助による少数民族の最低限の生活は保障されていたが、文化の多様性は一切考慮されなかった。その一例が政府の捕鯨船による先住民生存捕鯨であった。鯨を捕獲できない(してはならない)捕鯨民。そういう文化的抑圧がまかり通ったのである。
ところが、ソ連邦が崩壊、ロシアが誕生して状況は一転した。ソ連邦時代の市場原理を無視した計画経済の結果、財政は破綻、十分な社会保障は不可能となり、社会のあらゆる局面において規制緩和、自由化が余儀なくされたのである。
チュコト半島の先住民も表面的には政治的・経済的自由を回復した。そのかわりロシア政府からの援助は乏しくなった。生きる自由は取り戻したが、命の保障はなくなったのである。以下、チュコト半島の先住民ユピット、チュクチの今日的姿をみていく(地図1)。
チュコト半島のアナディール湾側に位置するシレニキは人口約550人(1997年)、そのうちユピットが63%、チュクチが29%を占めるユピット中心の村である(RUSSIAN FEDERATION 2002: 14)。
ソ連邦崩壊の結果、かつては2万頭以上飼育され、主要食料源・収入源であったトナカイの遊牧は存続不可能となり、シレニキの住民は経済的に大打撃を受け、野生食料資源(wildlife resources)に大きく依存するようになった(RUSSIAN FEDERATION 2002:13)。
2001年の住民1人当たり年間野生食料資源消費量は141kg、そのうち海産哺乳類が54%を占め、その海産哺乳類の中ではセイウチが62%、アゴヒゲアザラシが19%、コククジラが15%となっている(RUSSIAN FEDERATION 2002:19)。かつては忌避されていたコククジラも近年、重要な食料資源の一部となりつつある。
1989年以降、米ソ(米ロ)のユピットの相互交流が再開され、チュコトカのユピットのもとに米国アラスカのユピットから現代的な捕鯨道具が入ってくるようになり、ホッキョククジラ捕鯨への関心が再生してきた(KERTTULA 2000: 159)。
その結果、1994年にはアラスカのユピットから提供されたボンブ・ランスを用いて1972年以来久々にホッキョククジラ1頭が捕獲されている。そのホッキョククジラには若者が一番銛を打ち込み、別人が仕留めたが、ホッキョククジラは一番銛を打ち込んだ若者に帰属すると考えられていた(KERTTULA 2000: 160)。最後のホッキョククジラがシレニキで捕獲されてから20年以上が経過していたが、一番銛を打ち込んだ者を中心とするホッキョククジラ捕鯨の伝統は継承されていたのであった。
これは メッセージ 7675 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき6
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:42 投稿番号: [7675 / 62227]
19世紀半ばから終わりにかけての商業捕鯨者によるホッキョククジラの乱獲の結果、ベーリング海峡の両側でホッキョククジラが捕れにくくなり、チュコト半島では1940〜1950年代にかけてホッキョククジラ捕鯨からコククジラ捕鯨に移行し、ユピット、チュクチの鯨捕りたちのホッキョククジラ捕鯨に基づく伝統的文化は変わらざるを得なかったが、さらに共産主義政権下では政治的要因も加わり、政府の捕鯨船による先住民のための捕鯨が採用され、捕鯨文化は一層歪められてしまった。
この政府の捕鯨船による国営捕鯨もある見方からすれば、「亡失鯨問題を除去し、苛酷で危険な仕事から人々を救済した」(IVASHIN and MINEEF 1981: 504)となる。確かに捕獲成功率の観点からはそうかもしれない。しかし、同時に人々から生きる意味を奪ってしまったのも事実である。自らを育んできた文化から切り離され、生のみ与えられたとしてもそこに人生を見い出せるであろうか。
シレニキの住民が1972年に最後のホッキョククジラを捕った時、村にある5捕鯨チーム全てが捕鯨、曳航、解体に積極的に参加し、捕獲された鯨は昔と同様に一番銛を打ち込んだキャプテンから名前を受け取り、全村民が鯨肉、脂皮の加工に参加し、その製品の一部は近隣の村にも分配された(KRUPNIK 1987:28-29)。当然のことではあるが国営捕鯨からはこういう姿は見られない。
そもそもホッキョククジラ資源の涸渇についても、ユピットやチュクチとは全く関係のない商業捕鯨者の乱獲に起因するものであり、その災いがチュコトカの鯨捕りたちにホッキョククジラ捕鯨からコククジラ捕鯨への移行という形になってあらわれた。そのうえ、自国政府あるいは国際捕鯨委員会から捕鯨に制限を加えられてはたまったものではない。困難な状況下で自らの伝統的捕鯨文化の存続に苦闘している人々には特別の配慮が与えられてしかるべきである。文化を根絶やしにされ生きる意味が失われる前に、ホッキョククジラ捕鯨は復活させられなければならない。
これは メッセージ 7674 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき5
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:41 投稿番号: [7674 / 62227]
3.シベリアの捕鯨文化
3.1.国営「先住民」捕鯨
シベリア北部、チュコト半島においても2000年以上にわたって、ユピットとチュクチ(Chukchi)によって捕鯨が行われてきた(BOGOSLOVSKAYA et al.1982:395; KRUPNIK 1993: 186)。 1930年代まではホッキョククジラ捕鯨が中心で、コククジラ捕鯨は一部の地域に限られていたが、1940〜1950年代に大部分の地域では、ホッキョククジラの減少に応じてやむなくコククジラ捕鯨に移行していった(KRUPNIK 1987: 16; BOGOSLOVSKAYA et al.1982: 398)。さらに1969年以降、銛打ち亡失鯨の増大の結果、捕獲効率が悪い先住民自身による捕鯨は中止を余儀なくされ、国際捕鯨委員会の捕獲割当に応じてソ連邦政府の捕鯨船による「先住民のため」のコククジラ捕鯨が行われるようになった(KRUPNIK 1984: 106,1987: 28)。
チュコトカの鯨捕りたちはホッキョククジラ捕鯨からコククジラ捕鯨への移行、さらには自らの手による捕鯨から政府の捕鯨船による捕鯨への転換によって多大な影響を被った。コククジラ捕鯨はボートからのライフルの一斉射撃によって行われるので、コククジラ捕鯨への移行と共に、ホッキョククジラ捕鯨における一番銛を打ち込んだキャプテンとクルーの優先権、威信およびそれに基づく社会的規範や慣習は変わらざるを得なかった(KRUPNIK 1987: 26,28)。
老世代の住民によると、コククジラ捕鯨には何ら特別な儀礼的行為は伴わず、特にユピットの村では、それは伝統的文化の一要素としても考えられていなかった(KRUPNIK et al.1983: 561)。実際、1930年代の終わりに最後の鯨祭りがホッキョククジラ捕鯨に成功した3村落で実施されて以降、この種の祭りは行われていない。また、各村落の口誦伝承は、40〜50年前であるのにもかかわらず、最後にホッキョククジラの捕れた日のことを語り伝えている(KRUPNIK 1987: 26,28)。ホッキョククジラ捕鯨はまさしくユピットの人生であった。
ホッキョククジラの肉と食用鯨皮はどこにおいても最も威厳があり、おいしい食料として考えられている。コククジラによるホッキョククジラの代替は、チュクチの村では人々にそれほど困難を与えなかったが、コククジラの肉を低級な食料とみなし、嫌悪していたユピットの村では人々に多大な苦痛を与えた
(KRUPNIK 1987: 28)。
特に、チュコト半島におけるホッキョククジラ捕鯨の中心地であったシレニキ(ユピットが多数を占める村)ではコククジラによる代替は全く受け入れられておらず、村人は価値がなく不快であると考えているコククジラの肉と食用鯨皮は食べなかった(KRUPNIK et al.1983: 561)。いやいや食べるものはアラスカにおいてもシベリアにおいてもおいしくはないし、おいしくないものは食べたくもない。
ホッキョククジラ捕鯨からコククジラ捕鯨に移行するにつれて、捕鯨道具も手投げ銛から高性能ライフルヘと変わっていった。1940年代の資料によれば、捕獲を試みたコククジラのうち30%が手負いで逃げ、30%が海中に没した(KRUPNIK et al.1983: 560)。さらに、1950年代の終わりに大口径ライフルが導入されると共に負傷、亡失する鯨が増加し、ついには先住民自身の手による捕鯨は中止を余儀なくされたのであった(IVASHIN and MINEEF 1981: 504)。
これは メッセージ 7673 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき4
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:38 投稿番号: [7673 / 62227]
1988年10月、アラスカ、バロー岬沖で氷に閉じ込められていた3頭のコククジラがイヌピアットによって発見され、その救出作戦がメディアをにぎわした。米ソ両国が協力、580万ドル(8億7,000万円当時)以上もの大金を費やし(ROSE 1989: 239)、結局、2頭を救出し、まずは万々歳で終わった。
ところで、メディアでは全く語られていなかったが、前述したようにイヌピアットはホッキョククジラ捕鯨民であって、コククジラ捕鯨は重要な生計活動ではなかった。彼らの文化はホッキョククジラを中心に展開してきたのであり、ホッキョククジラの肉と食用鯨皮は称賛するが、コククジラのそれについては人々の間では意見が異なっている。
この救出作戦もイヌピアットにとって不必要なコククジラであったから実行しえたのであった。もし、氷に閉じ込められていたのがホッキョククジラであったならば、メディアの注目を集める前にイヌピアットの食卓を飾っていたはずである。イヌピアット社会が自らの文化的基準から不要物として捨て去ったものを米国白人社会が貴重品として拾い上げたのであった。鯨類保護にかかわっている人たちは伝統的食物への先住民の文化的選好を見落としている。代替食料は栄養学的には人々を充足させるかもしれないが、文化的、心理的には充足させえない。いやいや食べるものはおいしくはないし、おいしくないものは食べたくもない。
ホッキョククジラ捕鯨においては銛手に捕鯨クルーのキャプテンとしての特別な地位が与えられている。鯨肉の分配時には一番銛を打ち込んだキャプテンが最良の分け前を取り、以下、協力の度合いに応じて各クルーに分配がなされる。一時的に多くを得たキャプテンも解体作業時、あるいは祝宴時に自らの取り分を再配分することによって鯨肉を消費する。そのことによってキャプテンとしての威信が保たれ、同時に村落共同体の社会的安寧が保証されるのである。
ところが、一般的にコククジラは高性能ライフルで一斉射撃される(MARQUETTE and BRAHAM 1982: 387)。もしイヌピアット、ユピットが全面的にコククジラに依存せざるを得ない状況になれば、一番銛のキャプテンを中心にして確立されてきたホッキョククジラを巡る諸々の文化的複合は大幅に変わらざるを得ないであろう。幸いにして様々な外圧にもかかわらず、イヌピアット、ユピット社会においては2002年現在、ホッキョククジラ捕鯨は存続し、ホッキョククジラを中心とする伝統的な捕鯨文化も継承されている。
このホッキョククジラに基づくイヌピアットとユピットの捕鯨文化が捕鯨問題を巡る政治的対立の結果、変容をきたすとするならば、それは非常に残念なことである。
これは メッセージ 7660 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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今後更なる検証は必要だけれども
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/26 12:19 投稿番号: [7672 / 62227]
アラスカ州の10箇所の町村の「捕鯨」への依存度次第では、文字通り主要産業が「捕鯨業」という事になりうる。
これまでの、各町村の家計実態からすると、一概には肯定できないし恐らく大部分は豊かな収入があるため、捕鯨を生業とする必要性が無いだろうが、他の産業からの実収が比較的少ない村の場合、食料としての鯨肉、および副産物から製作された工芸品等による観光収入への依存度が高くなり、実質「捕鯨の町」と化している可能性は否定できない。
その場合、アメリカは事実上、商業捕鯨を国内では黙認している・・・と言う事になるのだが。
これは メッセージ 1 (whale_ac さん)への返信です.
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反対のための反対だからって
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/26 12:03 投稿番号: [7671 / 62227]
あんまりにも目に余る様な適当なことばっか言って、楽をしないこと。
資料はちゃんと読む。
証拠は調べ、内容は自分で検証する。
断言する時は、根拠や証拠を事前に有する。
嘘はつかない。
みんな基本だよ。
これは メッセージ 7664 (kujira77777 さん)への返信です.
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>決定的な違いは
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/26 06:45 投稿番号: [7670 / 62227]
全然無いって事だね。
アラスカでも鯨副産物から、結局は換金性が発生している。
しかし、そもそも「非換金性」と「地場消費限定」のルールは無く、君個人の勝手な「決め」に過ぎないから、関係ないけれどね。
これは メッセージ 7665 (kujira77777 さん)への返信です.
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>経済?捕鯨業?
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/26 06:42 投稿番号: [7669 / 62227]
君は肉さえ無料分配なら「非商業」って思っているのか。
crawlingchaos_g氏の掲載された資料には、鯨髭が換金商品としての利用が示されている。(別途調査した資料からは、工芸品の材料として加工・販売されている。マクシーン&ジェシー・ウィットニー博物館<アラスカ州>の売店で実際に売られているのを確認した。)
また、歴史の年数で決めると言うが、「何年なら伝統文化」という基準は誰が決めれるのか?。
それこそ、非科学的な「恣意」ってもの。
これは メッセージ 7664 (kujira77777 さん)への返信です.
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それぢゃ、くぢらフリーダムは
投稿者: s_mari8 投稿日時: 2005/09/26 02:59 投稿番号: [7668 / 62227]
鯨が増えたとき、潔くそのバカ出し反捕鯨をやめるんだね?
誓えるぅ?もう鯨を獲るなとは言いませんって誓えるぅ?
これは メッセージ 7667 (kujira77777 さん)への返信です.
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べつにクジラを一番上に持ってきたり
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/26 01:22 投稿番号: [7667 / 62227]
なんかしてるつもりはないよ。
水産業界というところは基本的には資源略奪型の体質。
ゼニ儲けのためなら絶滅しようがお構い無しにやる、
そういった体質を基本的には持つ。
環境保護に対立することが多い。
これは メッセージ 7653 (s_mari8 さん)への返信です.
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捕獲枠を守り
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/26 01:07 投稿番号: [7666 / 62227]
地域住民に無料でおすそ分けするのなら
「生存捕鯨」として認められることでしょうね。
(でもおれはそれでも反対だけどな)
(なぜなら「捕鯨しないと死んじゃう」じゃないからだ)
これは メッセージ 7665 (kujira77777 さん)への返信です.
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決定的な違いは
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/26 01:01 投稿番号: [7665 / 62227]
「換金性を伴わず」「地場消費限定」。
ぜんぜん違うだろうが、どアホ!
>鮎川や太地との「違い」を持たせる意味が無くなりますね。
これは メッセージ 7664 (kujira77777 さん)への返信です.
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経済?捕鯨業?
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/26 00:57 投稿番号: [7664 / 62227]
エスキモーの捕鯨に商業性があるか?アホ!
無料で分配してるだろうが!
適当なこと言ってんじゃねーつうの。
>地域経済が「捕鯨業」を生業と
>していると言うことなのでしょう。
エスキモーの捕鯨は2000年の歴史を
持つと言ってたよな?
鮎川はたかだか100年、太地も400年、
違いがあり過ぎるんじゃねえのか?
>鮎川や太地との「違い」を持たせる意味が無くなりますね。
これは メッセージ 7662 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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ありゃ・・・
投稿者: velociraptor_34 投稿日時: 2005/09/26 00:02 投稿番号: [7663 / 62227]
投稿制限が・・・・
明日は仕事だから今日はこれで・・・^ ^;;;;;;;;
crawlingchaos_gでした。
これは メッセージ 7660 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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しかしながら・・・
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 23:58 投稿番号: [7662 / 62227]
北西アラスカの民が「捕鯨民」である・・・との指摘は食文化をふくむ文化的理由からだけでなく、地域経済が「捕鯨業」を生業としていると言うことなのでしょう。
ますます、鮎川や太地との「違い」を持たせる意味が無くなりますね。
では、また改めまして・・・おやすみなさい。
これは メッセージ 7659 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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なるほど、日本語の論文としては
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 23:44 投稿番号: [7661 / 62227]
これは メッセージ 7657 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき3
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:33 投稿番号: [7660 / 62227]
2.2.コククジラ捕鯨
つぎにアラスカにおけるコククジラのもつ意義をみてみよう。イヌピアット、ユピットが捕獲対象としてきたベーリング海系統のホッキョククジラは1931年に商業捕鯨が禁止されたにもかかわらず、1980年代初頭までに600〜2,000頭程度にしか資源レヴェルが回復しなかった(GAMBELL 1983: 468)。
一方、1946年に商業捕鯨が禁止されたカリフォルニア系統のコククジラは、1980年代初頭には1万5,000〜1万7,000頭まで資源レヴェルが回復し(MARQUETTE and BRAHAM 1982: 386, 391)、一部の科学者はコククジラによるホッキョククジラの代替を考え始めた。
その結果、1979年に国際捕鯨委員会の意向を受けて開催された専門家会議において、ホッキョククジラを保護するために、イヌピアット、ユピットの食料におけるホッキョククジラとコククジラ、アザラシ、セイウチ、カリブー、烏、魚などの野生資源との代替の妥当性およびその実行可能性のさらなる調査を推奨する報告が出された(MITCHELL and REEVES 1980: 691-692)。
ところが、たとえば25トンのホッキョククジラに匹敵する動物数を計算してみれば、セイウチ(36頭)、アゴヒゲアザラシ(77頭)、ワモンアザラシ(303頭)、カリブー(273頭)となり(McCARTNEY 1980: 527)、実行不可能とは言えないまでも、捕獲には技術的、労
力的にかなりの困難が伴うと推定される。いわんや鳥や魚で代替するとしたならば、それこそ超天文学的な数になってしまう。では、コククジラはどうであるだろうか。
ベーリング海峡を通過してからアラスカ海岸沿の各村落を順次回遊していくホッキョククジラと異なり、コククジラはベーリング海峡を通過するとチュコト海に直進し、少数の個体しかアラスカ海岸沿を回遊しない(MARQUETTE and BRAHAM 1982: 391)。従って、現在ホッキョククジラ捕鯨を行っている10村落のうち、ガンベル、サヴーンガ、リトル・ダイオミード、ウェールズしか毎年十分な数のコククジラを期待できず(地図1)、他村の住民にとってコククジラは確実な代替品にはなりえないのである。このように非文化的理由だけでもコククジラ(あるいは他の動物)によるホッキョククジラとの代替は困難と結論しうる。
前述した捕獲数からわかるようにコククジラ捕鯨はイヌピアットにとっては重要な生計活動ではなかった。時々コククジラが捕獲されているガンベルの村人でさえも、ホッキョククジラこそが伝統的に好む鯨であると述べており(MARQUETTE and BRAHAM 1982:390)、一方、伝統的にホッキョククジラ捕鯨民の村として知られているポイント・ホープでは、コククジラは食料としては劣っており、また捕獲は余りにも危険であると考えられているので捕獲はされない(RAINEY 1947: 262)。実際、ポイント・ホープでは今日までコククジラが捕獲されたことを示す記録は残っていないし、1979年に3頭のコククジラがシヤチに襲われて死に近くの海岸に打ち上げられた時も村人は見向きもしなかった(MARQUETTE and BRAHAM 1982: 391)。
このように先住民にとっては大きな違いのあるホッキョククジラとコククジラも米国人(白人)一般の眼には同じ存在に映る。米国人一般がいかに鯨についての知識に乏しいかを例証した興味深い出来事がある。
これは メッセージ 7659 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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つづき2
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:31 投稿番号: [7659 / 62227]
数十トンもあるホッキョククジラを1クルーだけで捕獲するのは不可能であり、複数のクルー(通常は8前後)の共同作業となる。一番銛を打ち込んだキャプテンおよびクルーに形式的に鯨は所有されることになるが、その所有権は最良の部分を分け前として受け取れるという意味にすぎず、協力の度合いに応じて、鯨の他の部分はあらかじめ定められている分配法に基づいて各クルーに配分される。
ポイント・ホープでは一番銛を打ち込んだキャプテンおよびクルーが臍から後の部分を取り、2、3番目に現場に到着したクルーが臍から前の体の部分を二等分し、4、5番目のクルーが頭部の下半分を二等分し、6、7番目のクルーが口の周辺部を一つずつ取る(RAINEY 1947: 261)。
鯨の陸上への引き揚げ、および解体を手伝った村人には一番銛のキャプテンから食事と分け前が提供され、また男たちによる解体終了後には、女たちが死骸から肉片をそぎ落とすことが許され、さらにキャプテンの妻は、各世帯、または家族の中にクルーがいない人、および年配の人々や生活が苦しい人々に食用鯨皮(maktak)を分配する(WORL 1980: 317)。捕鯨シーズンの終わりを告げる祝宴など、様々な年間の儀礼時にもキャプテンは多くの鯨肉、脂皮(blubber)、食用鯨皮を提供することが期待されており、各機会に大量の鯨産物が消費される(RAINEY 1947:262)。
こうして村落共同体の全成員に何らかの形で鯨産物が行き渡り、消費される。最初の分配時に多くを得た一番銛のキャプテンも二次的な分配でかなりの部分を分け与えてしまう。鯨の所有および分配において理論的には一番銛のキャプテンが優越しており、その威厳と名誉は満たされているが、現実には様々な分配の強制により、富の消費がはかられ、村落共同体の社会的均衡が保たれるしくみとなっている。
鯨肉、脂皮、食用鯨皮以外にも全ての鯨体が利用されている。鯨髭は換金商品として、肋骨は網の重しとして、あご骨は墓碑、保存棚、家の入り口として、肝臓、肺の皮はドラムの皮として、脊椎は家屋の通風口や建築材料として、内臓は犬の餌として利用されている(RAINEY 1947: 262)。頭蓋骨は海に戻されるが、決してゴミとして捨てられるわけではない。頭蓋骨には鯨の魂が宿っており、海に戻せば魂はまた新しい体を見つけるだろうと考えられているからである
(RAINEY 1947: 259, 261)。
北西アラスカにおけるイヌピアット、ユピットの生活は鯨および捕鯨を中心に展開している。彼らは鯨の民、より正確にはホッキョククジラ捕鯨民なのである。
あるポイント・ホープの住民は捕鯨の意味を次のように語っている。「捕鯨は我々のクリスマスであり、独立記念日であり、感謝祭でもある」(BOCKSTOCE 1980: 54)。
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つづき1
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:29 投稿番号: [7658 / 62227]
2.アラスカの捕鯨文化
2.1.ホッキョククジラ捕鯨
アラスカの先住民イヌピアット(Inupiat)とユピット(Yupiit)は2000年以上にわたってホッキョククジラ捕鯨に従事しており(BRAUND1997:3)、今日においてもホッキョククジラ捕鯨は彼らの生活において中心的地位を占めている。アラスカでは伝統的にガンベル、サヴーンガ、ウェールズ、キヴァリナ、ポイント・ホープ、ウェインライト、バロー、ヌイクスット、カクトヴィクの9村落を中心にして捕鯨が行われてきており、1950年から1980年にかけて上記9村落他でホッキョククジラ505頭、コククジラ47頭が捕獲されている(MARQUETTE and BRAHAM 1982: 390)。
捕獲頭数を一瞥しただけでホッキョククジラの捕獲が圧倒的に優越していることがわかる。 1992年以降は上記9村落に加えて新たにリトル・ダイオミードでもホッキョククジラ捕鯨が開始され、2002年現在、10村落でホッキョククジラ捕鯨が行われている(FREEMAN
et al.1998: 119)。
冬をベーリング海で過ごしたホッキョククジラは、春にセント・ローレンス島とチュコト半島の間からベーリング海峡を通過し、アラスカ北西岸沿いに北上、ボーフオート海に入り、バンクス諸島付近およびマッケンジー川デルタ地帯で夏を過ごし、秋になると反転、アラスカ北岸をウランゲリ島付近まで西進し、そこからロシアの海岸沿いに南下し、北ベーリング海に戻ってくる(MARQUETTE 1978: 18-19)。
春の捕鯨シーズンは最南に位置するガンベル、サヴーンガで4月初頭に始まり、5月末から6月初頭にかけてポイント・ホープ、バローで終わる。一方、秋の捕鯨シーズンはカナダ国境沿いの最東端のカクトヴィクで8月末から9月初頭にかけて始まり、10月初
頭バローで終わる(MARQUETTE 1976, 1978)。
この定期的なホッキョククジラの回遊パターン、およびそれに合わせた捕鯨活動は人々に強く認識されており、鯨の所有権に関する慣習法の基礎となっている。全捕鯨村落における鯨の所有権に関する最も基本的な決まりは、一番銛を打ち込み、所有権を印したキャプテンおよびそのクルーに絶対的な権利を与えており、それはそのクルーが鯨を殺すことに成功しなかったとしても、あるいはそのクルーが追跡をやめ、他のクルーが鯨を回収してきたとしても変わりはない(WORL 1980: 315-316)。たとえ鯨から同時に複数の銛が見つかったとしても、春の回遊の場合は、鯨は南から北に向かうので最南に位置するグループが一番銛を打ち込んだと想定され、所有権が確定する(WORL1980: 315)。ただし、これは鯨の所有権に関する理論上の決まりであり、現実には鯨肉の分配時に、実質的に鯨の捕獲に功績のあったクルーに対して配慮を加えることによって労力が報われるシステムとなっている。すなわち、一番銛を打ち込んだけれども鯨を放棄した、あるいは亡失したキャプテンは、分配時に自らが受け取る権利のある部分の一部を実際に鯨を殺した、あるいは回収してきたグループに引き渡すのである(WORL 1980: 316)。
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北極圏地域における先住民生存捕鯨
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:25 投稿番号: [7657 / 62227]
−アラスカとチュコトカの事例より−
浜口尚:園田学園女子大学短期大学部
1.はじめに
2002年5月、山口県下関市で開催された第54回国際捕鯨委員会年次会議において米ロ共同提案による「アラスカ、チュコトカの先住民によるホッキョククジラ捕獲割当要求案」が否決された(1)。本要求案は「2003年から2007年までの5年間の陸揚げ数280頭、年間最大鈷打ち数68打撃、未使用鈷打ち分14打撃まで翌年ヘの繰越を認める」(2)という内容で、従来から当該地域の先住民に容認されてきた捕鯨形態とほぼ同じ内容であった。本要求案否決の背後には捕鯨問題を巡る長年の日米対立があったが、ここではその問題には立ち人らない。
アラスカの先住民によるホッキョククジラ捕鯨は1978年より「先住民生存捕鯨」として国際捕鯨委員会から容認されてきた。従来はアラスカの先住民のみに認められてきたこのホッキョククジラ捕鯨は、1998年以降はアラスカの先住民の捕獲割当の一部をチュコトカの先住民に譲る形で、チュコトカの先住民にも認められるようになり、そのかわりに、従来チュコトカの先住民にしか認められていなかったコククジラの捕獲が、チュコトカの先住民の捕獲割当の一部を譲る形で、米国ワシントン州に居住する先住民マカーにも認められるようになった(cf. FREEMAN et al.1998:82,109,117;小松2001: 95, 97)。
一方、チュコトカの先住民は従来から先住民生存捕鯨としてコククジラの捕獲が認められてきたが(1998年以降はマカー割当分を含む)、この捕獲に開しては
「2003年から2007年までの5年間、合計620頭、年間最大140頭まで」(3)という捕獲割当が全会一致で合意
された。
以上が2002年5月、第54回国際捕鯨委員会終了時点の話である。その後、2002年10月に国際捕鯨委員会特別会議が開催され、アラスカ、チュコトカの先住民によるホッキョククジラ捕鯨は「2003年から2007年までの5年間の陸揚げ数280頭、年間最大銛打ち数67打撃、未使用銛打ち分15打撃まで翌年への繰越を認める」(4)という内容で投票に付されることなく合意がなされた。その結果、2003年以降もアラスカ、チュコトカの先住民はホッキョククジラ捕鯨を継続できることとなったのである。最終結果は悪くはなかったが、この5か月間の騒動は何であったのだろうか。高度に政治化した捕鯨問題の一つの帰結であったことは確かである。
以下、本稿においては、外部の力によって多大な影響を被ってきた(また、現在も被っている)アラスカ、チュコトカの先住民社会におけるホッキョククジラ捕鯨、コククジラ捕鯨のもつ意義を探っていく。本稿が読者諸氏の当該地域における先住民捕鯨の現状理解の手助けとなれば、筆者としては幸甚である。
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わざわざどうもありがとうございます
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 23:23 投稿番号: [7656 / 62227]
心より謝意を申し上げます!。
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とりあえず・・・
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:20 投稿番号: [7655 / 62227]
ここにもUPしときます^ ^;;;;;;;;
出典は「北方民族文化シンポジウム報告;2003.3」です。
つづく・・・
これは メッセージ 7654 (crawlingchaos_g さん)への返信です.
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横>各村に何頭の〜私信
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/25 23:10 投稿番号: [7654 / 62227]
伝統文化の維持という「文化人類学」から見た生存捕鯨の必要性の解説をしている文献を見つけましたので送らせていただきます。
これは メッセージ 7640 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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お前は
投稿者: s_mari8 投稿日時: 2005/09/25 22:31 投稿番号: [7653 / 62227]
人にはしつこく質問するくせに、自分は逃げ回ってばかりだな。
人間の命の次に鯨がくるのは何故かと聞いた、答えろよ。
お前が動物の中から鯨だけを選択して一番上に持ってくる理由だ。
これは メッセージ 7651 (kujira77777 さん)への返信です.
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なぜ「具体性に欠ける」のか解るか?
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 22:26 投稿番号: [7652 / 62227]
それはSLAの二重規範性に対する、SC側の反証自体、科学的にも文語的にも全然意味を成さないから、彼らにはこれ以上は望んでも「具体的に」説明できないからだよ。
「目標が異なる」⇒入り口の設定を見た目に変えた所で、「鯨を殺して減らす事に違いは有るのか」という文語的意味合いの問いには沈黙せざるを得ないし、科学でその「違い」など証明できない。
「初めから獲るを目的とする」⇒前提は、「生存」のために必要な民が居るから・・・だった筈だが、要求資料に「必要度」を科学的に検証せよとの項目は無いし、生活実態を突き付けられれば、鮎川とグリーンランドとアラスカがどう違うのか、文語的にも説明できない。
所詮、先住民生存捕鯨とは科学と縁の薄い政治の寄りの産物であるがため、科学者に真っ当な根拠説明が出来るわけが無い。
まず、獲ることを前提としてしまったから、ちょっと考えても「後付け」の理屈が合わない。
それだけのことなのさ。
SLAについて君がどう考えようが、知ったことではないが、これは政治的茶番・・・科学的ダブルスタンダードであり、日本はそれを承知の上で「政治的に」賛成したと解する方に、私は1票だよ。
これは メッセージ 7651 (kujira77777 さん)への返信です.
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イメージとしては理解できるが
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/25 21:56 投稿番号: [7651 / 62227]
いまいち実感としてその違いは理解できないな。
なぜならその説明では具体性に欠けているからだ。
ではなぜ科学委員会で
『この程度の捕獲なら北極クジラの資源量に影響はない』
ってことで合意されたのだろうか?
「獲ることを前提」ならばこんなことは
あんまり関係ないことだろ?
これは メッセージ 7649 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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>おれの基本は
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 21:31 投稿番号: [7650 / 62227]
「決まり」が何処にも書かれて居なくとも、君がそう「思う」のであれば正しいと言うのか?。
ふざけすぎだな。
アラスカ州の裕福さと生存捕鯨の不要性を認識できないのは、アメリカに何か存念があるからなのか?。
IWCのコンテンツには書かれても居ない上に何一つ証拠を提示せずに、「換金性」と「地場消費性」がIWCの決まりだ・必須だ・・・等と言うのは虚偽頒布ではないのか?。
これは メッセージ 7646 (kujira77777 さん)への返信です.
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>「初めから獲ることを前提とする」とは
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 21:22 投稿番号: [7649 / 62227]
君は、下関会議の記録を何も読んでないようだね。それで良く反論が出来たものだ・・・それともお得意の「反問」かな?。
ビジュアルな簡易版で再確認したまえ。
http://www.e-kujira.or.jp/iwc/iwcmeeting-shimonoseki.html5月22日にSLAに関する説明でも明らかなように、SC側はSLAがRMPと二重規範なのでは?との問いに対しこう答えている。
『RMPとは目標が異なるものであります。それはまず捕獲することを前提に考え、獲れるとするものならばその限界はどれだけかを評価するものなのであり、(RMPのツールと)必ずしもダブルスタンダードであるとは考えていません。』
これで解らなければ、日本語解釈能力が足りない。
え?「目標」とは何を指すのかってか?。
考えるまでも無い。此処では、先住民生存捕鯨の検討を行っていた・・・彼らの言う「目標の違い」とは、生存と商業の違い・・・そして、ツールが「獲ることを前提」にする事と「獲れるかどうかを前提」にする違い。
だが、これでは「鯨を捕獲して資源を減少させる」結果は同じ事に2つの別々の基準をあてがっても良いのだ・・・と言う回答にはならない。すなわち、科学的ダブルスタンダードは解消できない。
さて、つまらん解釈論・文句言いは良いから、例の「換金性」と「地場消費性」の証拠を提示頂きたい。
これは メッセージ 7645 (kujira77777 さん)への返信です.
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アンタの基本は
投稿者: llu1jptsuihou 投稿日時: 2005/09/25 21:20 投稿番号: [7648 / 62227]
何の根拠もない書き込みを各サイトに書き汚し、何も知らない人達にウソを植えつけることだろ。
しかし、ひでえ商売だな、おい。
これは メッセージ 7646 (kujira77777 さん)への返信です.
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理由は?
投稿者: s_mari8 投稿日時: 2005/09/25 21:18 投稿番号: [7647 / 62227]
>「捕鯨しなくちゃ死んじゃう」じゃなければ
捕鯨反対ってこと、それに変わりはない。
人間の次に鯨ごときがくる理由。
これは メッセージ 7646 (kujira77777 さん)への返信です.
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おれの基本は
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/25 21:13 投稿番号: [7646 / 62227]
生存捕鯨だろうがなんだろうが
「捕鯨しなくちゃ死んじゃう」じゃなければ
捕鯨反対ってこと、それに変わりはない。
いっぽう『生存捕鯨』の必須事項に
「換金性を伴わない」「地場消費限定」
というのがある、これはIWCでの「決まり」だ。
(おれはその「決まり」を言っているにすぎない)
(おれの思いとは別に事実は事実として言っている)
(おまえらのゴマカシが多いからな)
つまりおれの基本は
「換金性を伴わない」「地場消費限定」だろうが
なんだろうが「捕鯨しなくちゃ死んじゃう」じゃなければ
捕鯨反対ってこと。
これは メッセージ 7642 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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「初めから獲ることを前提とする」とは
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/25 20:58 投稿番号: [7645 / 62227]
どういう意味?
RMPとの違いもからめて具体的、かつわかりやすく
説明してもらいましょうか?
>ホッキョククジラに対して、
>SLAという「初めから獲ることを前提とする」RMPとは
>「目標が異なる」ツール
「目標が異なる」?
では、それぞれの目標とは?
具体的、かつわかりやすく
説明してもらいましょうか?
これは メッセージ 7641 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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アンタの書きこみは
投稿者: llu1jptsuihou 投稿日時: 2005/09/25 20:46 投稿番号: [7644 / 62227]
ウソだらけって誰もが認めているわけよ。
これは メッセージ 7643 (kujira77777 さん)への返信です.
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たとえば?
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2005/09/25 20:44 投稿番号: [7643 / 62227]
おれは嘘は書いてないぜ。
>御偉方が鯨を獲るために悪いことやってるみたいな語りで、
ところでその「御偉方」ってどういう人達を指してるの?
これは メッセージ 7639 (s_mari8 さん)への返信です.
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K7君に対しては
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 19:37 投稿番号: [7642 / 62227]
アラスカ州の各町村における具体的な家計実態が、生存捕鯨不必要の「状況証拠」としては、不十分なワケを、日本人が解る日本語で説明してもらいたいね。
君は、「喰わなきゃ死ぬ」場合でなければ、そこでの生存捕鯨には反対なのだろ?。
では、全アラスカ州の生存捕鯨には反対であり、ホッキョククジラのSLAによる捕獲根拠は欺瞞だ・・・って流れに不服は無いだろうに。
何をムキになって、アメリカを擁護しようとするのかね?。
これは メッセージ 7637 (kujira77777 さん)への返信です.
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また、そうしてアラスカでは
投稿者: nobu_ichi95 投稿日時: 2005/09/25 18:45 投稿番号: [7641 / 62227]
凡そ総資源量7,500頭前後のホッキョククジラに対して、SLAという「初めから獲ることを前提とする」RMPとは「目標が異なる」ツールを許可して、毎年50頭の捕獲を行わせているわけだ。
「初めから獲る」というコンセプトは、本来のIWCの設立理念から考えても、同ベクトルであり、日本が「理念には賛成」というのは頷けるものだ。
これは メッセージ 1 (whale_ac さん)への返信です.
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