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つづき9

投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2005/09/26 21:49 投稿番号: [7678 / 62227]
4.おわりに
  本稿においてはアラスカ、チュコトカにおけるホッキョククジラ捕鯨、コククジラ捕鯨のもつ意義を概観してきた。
  アラスカのイヌピアット、ユピットにおいては年間の活動がホッキョククジラの捕獲、分配およびそれに伴う儀礼などホッキョククジラ捕鯨を軸にして展開されており、ホッキョククジラのもつ文化的重要性はきわめて高いことが理解しえた。
  一方、チュコトカのチュクチにとってはソ連邦崩壊以降、コククジラが特に食料資源としての重要性が増大しており、またユピットにとってはホッキョククジラ捕鯨が伝統文化の復興に特に重要となってきている。
  アラスカ、チュコトカのいずれの地域においても、またイヌピアット、ユピット、チュクチのいずれの民族集団においても、ホッキョククジラもしくはコククジラが、文化的、栄養学的にそれぞれ重要性の違いはあるにしても必要不可欠な資源となっていることは明らかである。 2003年以降も、ベーリング海峡を挟んだ両側でホッキョククジラ捕鯨が平穏時に継続されることを期待して本稿を終えたい。





(1)筆者は第54回国際捕鯨委員会年次会議の先住民生存捕鯨作業部会ほかにセント・ヴィンセントおよびグレナディーン諸島国政府代表団の一員として参加した。
(2)IWC, "Final Press Release" (http://www.iwcoffice.org/2002PressRelease.htm).
(3)IWC, "Final Press Release" (http://www.iwcoffice.org/2002PressRelease.htm).
(4)IWC, "Final Press Release 2002SM" (http://www.iwcoffice.org/Final%20Press%20Release%202002SM.htm).
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