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映画「D.I.」:私は一度も笑えませんでした

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/20 22:29 投稿番号: [4752 / 5091]
  「D.I.」をDVDで買って、観ました。
一回目に観た時は、正直言って全然面白くありませんでした。
訳が分からないシーンが多かったし、爆破やアクションシーンも
少しも面白くありませんでした。
事実、私は一度も笑えませんでした。

  DVDに入っている小冊子の解説を読んでみました。
イスラエル国籍のパレスチナ人について知りました。
そういう人達もいるということを全く知らない訳ではありませんでしたが、
彼らが置かれている政治的・経済的状況については全く無知でした。
無知だったことを恥ずかしく思います。

  占領地のパレスチナ人とも、外国の難民キャンプのパレスチナ人とも、
重なりつつも、やはり『違う』モメントも確かにあるのだなと初めて知りました。

  政治的・経済的に抑圧されているイスラエル国籍のパレスチナ人のその鬱屈、
フラストレーションの表現こそが、私が訳が分からないと思ったシーンの
数々だったのだとやっと理解できました。

  しかし、二度目に観た時もやはり、私は一度も笑えませんでした。
一体何が笑わせるのでしょうか。私には全然理解できません。

  監督は、パレスチナ人が笑うことこそが、イスラエルに打撃・衝撃となるのだ
と語っています。

  確かに、日々抑圧にさらされているパレスチナ人にとっては、自らを自嘲的に
笑えるのかもしれません。

  しかし、日々、そんな非人間的な抑圧にさらされている訳でもない私には、
当事者でない私には笑えませんでした。

  いや、日本でも非人間的な抑圧が広く行われていることに無自覚なだけなので
しょうか。
  そうだとしても、そこまで論理的抽象度を上げれば、パレスチナ問題という
特殊性からすら逸脱してしまいます。
  少なくとも、日本に住んでいる私には、出かけるたびに毎日数時間も検問所で
待たされるということはありません。
  喫茶店に居る時に、ミサイルがぶち込まれるかもしれないという感覚は全く
ありません。
  夜寝ている時に、ブルドーザーで自分の家ごと押しつぶされるという不安を
抱きながら眠ることはありません。
  自分が長年大切に育て上げたものを、目の前で、同じ人間によって、
たった一瞬で根こそぎにされるという目に遭うとは思えません。

  この映画は、『イスラエル国籍のパレスチナ人の鬱屈』という
政治的プロテストしている作品として、私には非常に勉強になり、
更には、イスラエル国籍のパレスチナ人という私にとっては新たな問題意識を
生ぜしめてくれた有り難い作品です。
事実、ユダヤ人作家デイヴィッド・グロスマンがイスラエル国籍のパレスチナ人
をインタビューしたルポルタージュである「ユダヤ国家のパレスチナ人」という
本を読むきっかけになりました。
この本では、さまざまなタイプの人達が登場します。
必ずしも「自虐的」な人ばかりではありませんでした。
自己を自嘲的に笑うという行為は、素晴らしいものではありませんが、
そうせざるを得ない状況を問題提起しています。
ただ、その段階にとどまるべきでもないとも思いますが。

  この映画からは、実にさまざまな問題提起を受け、新たな問題意識も形成され
ました。しかし、映画の芸術性という観点からは、私には高くは評価できません。

「シリア〝民主化〟への攻防」NHKBS②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:55 投稿番号: [4751 / 5091]
  バース党若手党員の改革派アイマン・アブドゥルヌール氏(40歳)
一刻も早く改革を進めなければ党の存続が危ぶまれると考えています。
二年前からインターネットを通じて、民主化に向けた改革の必要性を訴え
続けています。
抜本的な改革を拒む党内の守旧派に対して挑んでいます。
「党大会で複数政党制について、実際に決まるのは理念だけのことだ。
  それでは意味がない」
「そもそも党大会に参加する党員のほとんどが70歳以上だ。
  改革なんかできる筈がない」
  守旧派からの反論
「今流行の民主主義に影響され、党の精神を壊そうとしている」
党内の守旧派は今の時代を読み誤っている。
「バース党は国際的変化に対応する為に、イデオロギーを近代化させ、
  今の時代に適応しなければならないのです。
  そうしなければ、バース党の存続は難しいでしょう」
父イブラヒム氏75歳、バース党発足時からのメンバーです。
急激な改革には反対です。
アラブ民族の統一というバース党結党以来の理念を守り通すことが
何よりも大切だと信じています。
「いいか、アイマン、バース党の理念を捨てて、急激な変化を起こしたり、
  資本主義になったりしたら、ソ連と同じように崩壊の道を辿ってしまうのか、
  アメリカの圧力に屈してはならんのだよ」
「違いますよ、お父さん。アメリカの言いなりになるのは私も反対です。
  ただ、今政治改革をしなければ、バース党は内部から崩壊してしまうと
  言ってるんです。そうなれば他の政党に支配されることになるんですよ。
  どうするんですか。だから、バース党を強化して維持、発展させなけらば
  ならないんです」
  議論は最後まで平行線を辿りました。
「バース党が大切に守ってきたイデオロギーは素晴らしいものです。
  アラブ民族の統一です。これは全てのアラブ諸国が求め続けてきた夢であり、
  悲願なのです。改革は速すぎてはいけません。社会の状況に見合った形で
  進まなければならないのです」
「私はバース党をなくそうなんて言っている訳じゃないんです。
  アメリカからの圧力に対処できるように、バース党は急いで準備しなければ
  ならないと言ってるんです」


  民主主義のための討論の場「アタシ会議」15の政治団体が参加
その後、9人が拘束。
それへの抗議デモ


  国営テレビの政治討論番組は放映されませんでした。


  バース党大会
民主化に向けた改革を示さなければ、国内外の批判をかわすことはできない。
しかし、体制の維持は何よりも重要である。
アサド政権のジレンマが浮き彫りになりました。



<私の感想>
バース党政権成立当時は、それなりに大衆の支持があったのだろう。
しかし、現在その支持率は高いとは思えない。
これが本質的矛盾だろう。
矛盾の本質的解決ではないが、現実的解決の一つとして、
複数政党制の導入があるだろう。
しかし、あくまでも、バース党一党独裁体制維持という
限定の範囲内でのことにすぎない。

  アサド大統領が、戒厳令廃止を宣言と伝えられ、
その後、実際には行われていない。
そういう生じた現象を通して、バース党内部での路線対立を
推測することはできる。

「上からの民主化」「下からの民主化」
その2モメントがある。
つまり、力関係。
今の所、下からの力は大きくはないようだ。
これまで歴史的に抑え続けられてきたということだろう。
そういう意味では、バース党は、一党独裁をこれまでは、
『上手く』維持してこれたと言えるとは思う。
しかし、今後も、一党独裁を維持することは不可能だろうし、
無理やり一党独裁を続ければ、「革命」状況が来るだろう。
複数政党制の導入が必要だろう。
しかし、ソ連圏の崩壊過程を、どう教訓化するか?
民主化、複数政党制の導入がソ連圏崩壊を招いたと教訓化するのかどうか。

  アメリカからの「外圧」は、現状ではまだ効果はないようだが、
最近の「民主主義革命の輸出」のやり方を実践するだろう。
しかし、シリアでは、「内からの」圧力、つまり、シリア国内の
反体制派への支援は、そう簡単ではないかもしれない。

「シリア〝民主化〟への攻防」NHKBS①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:54 投稿番号: [4750 / 5091]
  2005.7.9(土)放映

  バース党内部で、民主化を巡り、改革派と守旧派が対立。

スーク(市場)は賑わっている
ウマイヤドモスクは現存するモスクの中で世界最古
第四の聖地として世界中から巡礼者が訪れる
中国をモデルにした市場経済の導入を進めている
欧米スタイルの店も次々にオープン
インターネット・カフェは若者に人気

憲法「バース党は国家と社会を指導する」:一党独裁体制
野党の活動は認められていません

2000年7月アサド大統領就任:国民投票で97%の信任
・言論統制を徐々に緩和
・衛星放送を解禁
・インターネット解禁

・シリア国営テレビにも改革
  政治討論番組:放送部長マジド・ハリーメ氏
  バース党大会前
「討論の広場」反体制派作家ミシェル・キロ氏出演
「私の目から見てもバース党員は優遇されすぎています。
  差別ととられても仕方がありません」(政権支持派)
「集会は禁じられています。意見もまともに発表できない。禁止だらけです。
  どうやって市民が政治に参加できるっていうんですか」(キロ氏)
「新しい政党法を作って複数政党制を導入すれば、
  国の政策について活発な議論ができるようになるはずです」(政権支持派)
「もしバース党がこれまでの路線を変えることができないのであれば、
  シリアは今の停滞した状態から抜け出せないと思います」(政権支持派)
「バース党に何を期待しろと言うんですか。国営テレビの最新世論調査では、
  バース党大会に期待するものは何もないという答えが一番多かったんです。
  国民は諦めムードです。改革なんて掛け声だけです。期待を持てなんて
  無理な話です」(一般市民)
「シリアにとって今最も大事なのは自由です。国民に自由がなければ、
  国はいずれ崩壊してしまうでしょう。誰もが政治に参加することができ、
  自由に意見を発表できる権利を認めるんです。それができないのならば、
  いくら改革、改革と言っても何の説得力もありません」(キロ氏)


  キロ氏も参加する市民団体フリヤート:合法的団体を目指して政府に活動申請
「シリアは重大な危機にあります。この国を厳しい未来から救う為には、今こそ
真剣な行動が必要なんだということを考えなくてはならないのです」(キロ氏)


  シリア国民の多くは民主化が順調に進んでいるとは考えていません。
しかし、圧力を掛け続けるアメリカにも強い反感を抱いています。

  ダマスカスの国立劇場での風刺劇が市民の人気を集めていました。
「アフワン   アメリカ」:ごめんよ、アメリカ
舞台はダマスカス。米女性が、日頃から生活の不満を漏らしている男に、
一緒にアメリカに行くことを提案します。
「この国にいても良いことがある?   勉強したくてもできない。仕事もない。
  治安機関に国民は監視されている」
「アメリカには自由がある。人権が守られている。繁栄の国よ」
しかし、どうしても割り切ることができない男はジレンマに悩みます。
「誰がパレスチナ人を殺している?」「アメリカ」
「誰がイラク人を殺している?」「アメリカ」
「どんな状況になろうとアメリカと手をつなぐのは不可能だ」
悩んだ末に男は結論を出します。
「すまないが私達の尊厳は地球よりも重い。
  私達はアメリカの言う通りにはならない」
(会場は拍手喝采)

  シリアに民主化が必要だと認めつつも、自分達の手で成し遂げるというのが
劇のメッセージです。

  会場の市民達は、
「押し付けの民主化はいやよ」
「アラブの誇りを台無しにしてまで民主化をしたくはありません」

・米の圧力
・反体制派の要求
・根強い反米感情
  バース党はそれを、どう調整しながら改革を進めていくべきなのか

  アサド大統領が党大会前に、100万人のバース党員に宛てた質問状
「世界が大きく変化している中、党の思想、組織、行動を新しくする必要がある」
「シリア国民にとって民主主義とはどのようなものなのだろうか」

「シリア〝民主化〟への攻防」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:54 投稿番号: [4750 / 5091]
  2005.7.9(土)放映

  バース党内部で、民主化を巡り、改革派と守旧派が対立。

スーク(市場)は賑わっている
ウマイヤドモスクは現存するモスクの中で世界最古
第四の聖地として世界中から巡礼者が訪れる
中国をモデルにした市場経済の導入を進めている
欧米スタイルの店も次々にオープン
インターネット・カフェは若者に人気

憲法「バース党は国家と社会を指導する」:一党独裁体制
野党の活動は認められていません

2000年7月アサド大統領就任:国民投票で97%の信任
・言論統制を徐々に緩和
・衛星放送を解禁
・インターネット解禁

・シリア国営テレビにも改革
  政治討論番組:放送部長マジド・ハリーメ氏
  バース党大会前
「討論の広場」反体制派作家ミシェル・キロ氏出演
「私の目から見てもバース党員は優遇されすぎています。
  差別ととられても仕方がありません」(政権支持派)
「集会は禁じられています。意見もまともに発表できない。禁止だらけです。
  どうやって市民が政治に参加できるっていうんですか」(キロ氏)
「新しい政党法を作って複数政党制を導入すれば、
  国の政策について活発な議論ができるようになるはずです」(政権支持派)
「もしバース党がこれまでの路線を変えることができないのであれば、
  シリアは今の停滞した状態から抜け出せないと思います」(政権支持派)
「バース党に何を期待しろと言うんですか。国営テレビの最新世論調査では、
  バース党大会に期待するものは何もないという答えが一番多かったんです。
  国民は諦めムードです。改革なんて掛け声だけです。期待を持てなんて
  無理な話です」(一般市民)
「シリアにとって今最も大事なのは自由です。国民に自由がなければ、
  国はいずれ崩壊してしまうでしょう。誰もが政治に参加することができ、
  自由に意見を発表できる権利を認めるんです。それができないのならば、
  いくら改革、改革と言っても何の説得力もありません」(キロ氏)


  キロ氏も参加する市民団体フリヤート:合法的団体を目指して政府に活動申請
「シリアは重大な危機にあります。この国を厳しい未来から救う為には、今こそ
真剣な行動が必要なんだということを考えなくてはならないのです」(キロ氏)


  シリア国民の多くは民主化が順調に進んでいるとは考えていません。
しかし、圧力を掛け続けるアメリカにも強い反感を抱いています。

  ダマスカスの国立劇場での風刺劇が市民の人気を集めていました。
「アフワン   アメリカ」:ごめんよ、アメリカ
舞台はダマスカス。米女性が、日頃から生活の不満を漏らしている男に、
一緒にアメリカに行くことを提案します。
「この国にいても良いことがある?   勉強したくてもできない。仕事もない。
  治安機関に国民は監視されている」
「アメリカには自由がある。人権が守られている。繁栄の国よ」
しかし、どうしても割り切ることができない男はジレンマに悩みます。
「誰がパレスチナ人を殺している?」「アメリカ」
「誰がイラク人を殺している?」「アメリカ」
「どんな状況になろうとアメリカと手をつなぐのは不可能だ」
悩んだ末に男は結論を出します。
「すまないが私達の尊厳は地球よりも重い。
  私達はアメリカの言う通りにはならない」
(会場は拍手喝采)

  シリアに民主化が必要だと認めつつも、自分達の手で成し遂げるというのが
劇のメッセージです。

  会場の市民達は、
「押し付けの民主化はいやよ」
「アラブの誇りを台無しにしてまで民主化をしたくはありません」

・米の圧力
・反体制派の要求
・根強い反米感情
  バース党はそれを、どう調整しながら改革を進めていくべきなのか

  アサド大統領が党大会前に、100万人のバース党員に宛てた質問状
「世界が大きく変化している中、党の思想、組織、行動を新しくする必要がある」
「シリア国民にとって民主主義とはどのようなものなのだろうか」

「権威主義・独裁維持のための「多元主義」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:53 投稿番号: [4749 / 5091]
  「権威主義・独裁維持のための「多元主義」」
  バッシャール・アサド政権下のシリア:青山弘之
  (「中東・中央アジア諸国における権力構造」岩波書店)


<第一節>「名目的」権力装置の多元化

  表向きの三権分立の法治国家としての体裁は「名目的」権力装置にすぎず、
「真」の暴力装置たる、戒厳令下のムハーバラートと軍

・戒厳令下:1963年以来戒厳令下
  集会、結社、移動の自由などの制限
  ムハーバラート(情報機関、秘密警察、武装治安部隊)による
  検閲、尋問、拘束、逮捕、軍事裁判

・翼賛的な政治同盟「進歩国民戦線」:「多元主義」を体現する存在
  1972年結成
  傘下政党
  ・バアス党
  ・統一社会主義者党
  ・アラブ社会主義者運動
  ・アラブ社会主義連合党
  ・統一社会民主主義党
  ・シリア共産党
   等々

・憲法(1973年):「バアス党は社会と国家を指導する党」規定
  バアス党は、人民議会の過半数の議席と主要閣僚を独占
  他の政党にも議席や閣僚ポストを与える

・「進歩国民戦線憲章」(1972年)
  「軍および武装部隊内で組織化や党活動を行わない」


  進歩国民戦線結成の狙い
  ・バアス党が、ライバル政党を政権内に取り込み、権力基盤強化を狙う
  ・政権との協力の是非を巡る対立や分裂を狙う(事実、多くの政党が分裂)

・「ハーフェズ・アサド学派」:前大統領の最も特徴的な政治手法
  潜在的な政敵の分断を促し、内部対立を静観し、政権に対する相対的な力を
  弱化させようとする戦略

・2000年アサド大統領就任演説
  1.加盟政党による機関紙発行、非政府系の数十の新聞、雑誌が創刊
  2.活動領域の拡大:地方、行政レベルでの拡大
   「学生に対する組織活動」が解禁、地方選挙への独自参加
  3.戦線拡大:「左派」限定を廃し、ナセル主義政党、大シリア主義政党などの
   民族主義政党の参加を認める


<第二節>「ダマスカスの春」との戦い

  2000年7月、アサド新大統領就任以来の変革の波
・担い手:「有識者」
・政治目標:「市民社会の確立」という共通項
・活動形態:「文化会議」:主催者の自宅で定期的に会合

・「基本文書」2001年1月12日:千名以上の有識者等の署名
  各地で文化会議開催
  これに対し、アサド政権は、「積極的中立」という寛容な態度で臨む
・政治犯600人への恩赦
  しかし、その後、文化会議への規制強化
・有識者の側の内憂:政治的・思想的志向の相違
・有識者10名の逮捕と裁判

  「反政府運動への前提条件の暗示」
  超えてはならない一線を提示し、体制側の許容する範囲内での活動なら
容認するというもの

 
  <私の感想>
  若きアサド新大統領は、それなりに、政治力を発揮したとも言えると思う。
・新たな、世界情勢に踏まえている
・父親よりは、柔軟な姿勢を示し、かつ実践した。
しかし、あくまでも独裁体制維持の為の、その範囲内のものに限定されていた。
しかし、反体制派の力が、それを超えるならば、限界を超える。
今の所、そこまで反体制側の力が昂じていないようだ。

  反体制有識者の限界の一つに、一般市民や一般労働者とは、
乖離したレベルでの運動作りということもあると思う。

「権威主義・独裁維持のための「多元主義」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:53 投稿番号: [4749 / 5091]
  「権威主義・独裁維持のための「多元主義」」
  バッシャール・アサド政権下のシリア:青山弘之
  (「中東・中央アジア諸国における権力構造」岩波書店)


<第一節>「名目的」権力装置の多元化

  表向きの三権分立の法治国家としての体裁は「名目的」権力装置にすぎず、
「真」の暴力装置たる、戒厳令下のムハーバラートと軍

・戒厳令下:1963年以来戒厳令下
  集会、結社、移動の自由などの制限
  ムハーバラート(情報機関、秘密警察、武装治安部隊)による
  検閲、尋問、拘束、逮捕、軍事裁判

・翼賛的な政治同盟「進歩国民戦線」:「多元主義」を体現する存在
  1972年結成
  傘下政党
  ・バアス党
  ・統一社会主義者党
  ・アラブ社会主義者運動
  ・アラブ社会主義連合党
  ・統一社会民主主義党
  ・シリア共産党
   等々

・憲法(1973年):「バアス党は社会と国家を指導する党」規定
  バアス党は、人民議会の過半数の議席と主要閣僚を独占
  他の政党にも議席や閣僚ポストを与える

・「進歩国民戦線憲章」(1972年)
  「軍および武装部隊内で組織化や党活動を行わない」


  進歩国民戦線結成の狙い
  ・バアス党が、ライバル政党を政権内に取り込み、権力基盤強化を狙う
  ・政権との協力の是非を巡る対立や分裂を狙う(事実、多くの政党が分裂)

・「ハーフェズ・アサド学派」:前大統領の最も特徴的な政治手法
  潜在的な政敵の分断を促し、内部対立を静観し、政権に対する相対的な力を
  弱化させようとする戦略

・2000年アサド大統領就任演説
  1.加盟政党による機関紙発行、非政府系の数十の新聞、雑誌が創刊
  2.活動領域の拡大:地方、行政レベルでの拡大
   「学生に対する組織活動」が解禁、地方選挙への独自参加
  3.戦線拡大:「左派」限定を廃し、ナセル主義政党、大シリア主義政党などの
   民族主義政党の参加を認める


<第二節>「ダマスカスの春」との戦い

  2000年7月、アサド新大統領就任以来の変革の波
・担い手:「有識者」
・政治目標:「市民社会の確立」という共通項
・活動形態:「文化会議」:主催者の自宅で定期的に会合

・「基本文書」2001年1月12日:千名以上の有識者等の署名
  各地で文化会議開催
  これに対し、アサド政権は、「積極的中立」という寛容な態度で臨む
・政治犯600人への恩赦
  しかし、その後、文化会議への規制強化
・有識者の側の内憂:政治的・思想的志向の相違
・有識者10名の逮捕と裁判

  「反政府運動への前提条件の暗示」
  超えてはならない一線を提示し、体制側の許容する範囲内での活動なら
容認するというもの


  <私の感想>
  若きアサド新大統領は、それなりに、政治力を発揮したとも言えると思う。
・新たな、世界情勢に踏まえている
・父親よりは、柔軟な姿勢を示し、かつ実践した。
しかし、あくまでも独裁体制維持の為の、その範囲内のものに限定されていた。
しかし、反体制派の力が、それを超えるならば、限界を超える。
今の所、そこまで反体制側の力が昂じていないようだ。

  反体制有識者の限界の一つに、一般市民や一般労働者とは、
乖離したレベルでの運動作りということもあると思う。

「イスラエルのベドウィン遊牧民」

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/17 01:05 投稿番号: [4748 / 5091]
  「イスラエルのベドウィン遊牧民」DAYS JAPAN 7月号

  イスラエルの国土の半分以上を占める南部ネゲブ砂漠。
人口は全国民の約8%しか住んでいない。

  ベドウィン達は、1965年まではイスラエル軍の管轄下に置かれていた。
現在ネゲブに住むベドウィンは15万人。
その内約8万人は45か所の無認可の村々に住んでいる。
村人の多くは何世紀にもわたって住んでいるが、
イスラエル政府は土地を没収し、土地の所有を認めていない。
家を建てることも法律で禁止している。
法律を盾に「国有地を不法に占拠している無法者」とみなし、
家や畑を破壊している。

現在、政府はベドウィンを7つの地域へ集めて定住させようとしている。
7つの地域には、現在約7万人が暮らしている。
しかし、彼らには地域開発計画に参加することは認められていない。
農業への配慮もなされていない為、家畜を手放さねばならなくなり、
失業し、貧困と犯罪が深刻化している。

  アル・ザールーラ村では、5万ドルと一年を掛けて、モスクを建築するが、
完成間近で政府により破壊される。

  エロクビ族は、アル・アラキーブ地区に何世紀も前から住み続けている。
1952年、政府は、6ヶ月だけ土地を空ければよく、その後戻ることができると
説明した。
航空写真を撮影し、写真には土地所有者達の名前が書き込まれていた。
その説明を信じ、一時的に土地から移動した。
しかし、再び戻れることはなかった。
2000年、国の許可なく元の土地に戻った者達に対して、国は、家々を破壊し、
多額の罰金を科し、毒物を散布して農作物を壊滅させた。
2004年、人権団体が最高裁に訴えた後、やっと毒物散布が禁止された。

>ガザ撤退・自爆テロ

投稿者: dejimodenuite2980 投稿日時: 2005/07/15 22:16 投稿番号: [4747 / 5091]
imonoyamaさん、レスありがとうございました。

ガザの占領がイスラエルにとって経済的に非効率だということは言われていることですね。
また今度のテルアビブで起きた自爆テロがなんらパレスチナ側にはプラスに働かない非効率なことであることも充分過ぎる事実です。

アッバス議長の本意ということをテロ非難のコメントだけに見ようとか言うのではなく、私が感じていたことはパレスチナ人の抱える言いようもない無力感を現在の指導部がどこまで理解しているかということです。

前に妥協は現実的な交渉のために新指導部は選択したのだと書きました。
無理を道理でひっこめさすためには、現実的に見返りが保障されなくては、唯でさえ力の差があるイスラエル、パレスチナの対立の解消は結局、ここまで譲歩したというポーズをアピールするイスラエル側の戦術に見事に乗せられてしまい、事実の既成化だけをパレスチナ側が見せ付けられるということになってはいないのか・・ということをアッバス議長は本心で思ってはいないのかと疑問をもっていたのでそう書いたわけですが。

イスラエルのやり方は最初、極端にやる。
次に少しずつ譲歩する。
なにやら隣のどこぞの共和国の恫喝的な政策と酷似しています。

パレスチナ側には時間的余裕はありませんから、譲歩した分の見返りが期待できなければ当然この先どういう結果が生み出されるかは言うだけ野暮なものだと思いますが。

ガザ撤退・自爆テロ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/15 04:41 投稿番号: [4746 / 5091]
  今晩は、dejimodenuite2980 さん。

  ガザからの撤退については、いくつかのモメントがあると思いますが、
その一番目か、二番目の理由は、経済的な理由だと思っています。
ガザには、八千人くらいの入植者がいて、しかも、かなり多くの場所に散在して
います。
  それを軍事的に防衛するのは、馬鹿みたいに巨額の軍事費を浪費します。
こんな馬鹿げたことをやるのは、少なくとも経済的には余りにも非効率的ですし、
イスラエルにそんな経済的余裕などありません。

  もちろん、宗教的信念は、そんな経済効率などお構いなしですが。
一国の首相としては、当然の判断だと思います。
しかも、ガザ撤退ということを、和平推進ということで最大限利用できますし。

  まあ、経済的効率性を論じるなら、そもそも軍事占領など、非経済的なこと、
この上なしなんですけどね、、、
  まあ、ガザは、余りに非経済的すぎるということだと思います。


  アッバス議長の、自爆テロへのコメントを聞きましたが、
「こんな暴挙は、パレスチナを愛する者の仕業とは思えない」と語っていました。
全く同感です。本当に、イスラム聖戦がやったのでしょうか?
まあ、そうなのでしょうが、イスラエルにプラスにしかならない行為であること
は、明らかだと思うのですが、、、、

「イラク新政権:周辺諸国への衝撃」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/15 04:26 投稿番号: [4745 / 5091]
  NHKBS「きょうの世界」(2005.7.13(水)放映)

・シリア:人口の10%を占める150万人のクルド人
      この内20万人にはシリア国籍が与えられていない
      クルド語の出版も事実上禁止
   2004年3月北部カミスリ、アレッポでクルド人の暴動
   2005年6月にもカミスリで暴動
  アサド大統領は、無国籍状態のクルド人にシリア国籍を与えることを
  検討するよう指示を出した

・バーレーン:人口70万人
        立憲君主制:三年前に国王が憲法を公布
        女性の参政権、報道の自由拡大
        政治主導権は人口の三割に満たないスンニ派が握っている
   2005年5月シーア派の大規模な反政府集会
   7万人の会員を抱えるシーア派の反政府運動を率いるサリマン師
   シスターニ師の本が今年に入り、それまでの4、5倍の売れ行き
   街中にはホメイニ師の肖像が溢れる
   (改革前にはすぐに秘密警察が飛んで来て、はがしていた)

・サウジアラビア:東部油田地帯のシーア派


  <私の感想>
シリア国内のクルド人への取材を許可したこと自体は、肯定的に評価できる。
確かに、シリア政府は、一定の「民主化」を行っているとは思う。
しかし、それが、実質のある改革なのか、それとも実質のないポーズにすぎない
のかは、判定が難しい。
また、確かに改革は行っているのだとしても、現実世界の激動に比して、
改革の速度が余りにも遅いとも言えると思う。
そうすると、やはり批判は噴出してくると思う。

  イラクで、民族、宗派の違いを乗り越えて、国作りを進めることができるのか
否かは、イラク一国のみならず、周辺諸国にまで影響を与える。

>「聖地の「壁」閣議決定の波紋」NHKBS

投稿者: dejimodenuite2980 投稿日時: 2005/07/13 20:12 投稿番号: [4744 / 5091]
ごぶさたしておりました、imonoyamaさん。

なるほど・・・

ガザは陸の孤島のようなものですし、今更撤退したところで西岸地区のようなエルサレムの帰属問題は関係ないですし、まあエジプト経由で密輸される武器、弾薬類の遮断さえできればユダヤ入植者(一部の)の強固な反対を排除してでも国際社会にイスラエルの譲歩をアピールできますからね。
自爆テロの阻止という金看板を盾に、壁建設の続行に懸念を表明しているアメリカにも言い訳がきくわけで、しかしこのまま壁の固定化を閣議決定したことを、パレスチナ強硬派の自爆テロの徹底した取り締まりという譲歩に応じたパレスチナ側のアッバス議長はどう思うのだろう?

くしくもテルアビブで自爆テロが起こってしまったけれど、これはイスラエルの思うツボなのだけれども、にしても西岸地区では今もユダヤ人入植者たちの為の住居建設によるパレスチナ人の土地の接収や家屋の撤去が行われていて、これらには無力のパレスチナ人たちは悲嘆に暮れるほかに手がないのなら、自爆テロがイスラエルの強攻策にお墨付きを与えてしまっている現実は確かにパレスチナ側の戦略の未熟さ、稚拙さを露呈してしまっているが、それはまるでイスラエルがパレスチナに力無き者は現実を受け入れよという無慈悲な宣告にも等しいのではあるまいか・・・

これで本当に自爆テロを押さえ込むことなどできようか。
疑問を感じているのは私だけでしょうか。

「台湾:先住民族テレビ開局」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/13 03:48 投稿番号: [4743 / 5091]
  台湾の先住民族、12の民族約46万人。

  先住民族専門のテレビ局が、7月1日開局。
24時間放送。
各民族の報道、伝統の歌や踊りの紹介、各言語を学ぶ番組など。
運営経費に毎年10億円を予算に充てる。
開局セレモニーには、民進党陳水扁総統自ら参加。

  二年前には、漢民族の少数派、客家(はっか)のテレビ局も開局。


  <私の感想>
  パイワン族の竹細工の玩具は、
日本でも、かつて見かけたものそっくりでした。
竹の手で押す鉄砲など

  ある先住民族のキャスターは、SMAPの中居君にそっくりでした。

「中国と台湾は別の国だ」という自らの主張を支える一素材として
政治的に活用する。
多様な価値観を認めるという立場の宣伝。
という政治的思惑が背後にあることもまた確かだと思う。
多様な文化から形成される台湾の文化は、大陸とは別のものだという意識を
持たせようという計算もあるようだ。

「聖地の「壁」閣議決定の波紋」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/13 03:37 投稿番号: [4742 / 5091]
2005.7.12(火)

  7月10日イスラエルは、エルサレムの壁を9月1日までに完成させることを
閣議決定した。
  東エルサレムのパレスチナ人約5万5千人が、壁の外側に取り残されることに
なる。

  高橋和夫氏は、エルサレムの壁建設の狙いは、
「エルサレムという都市を、ユダヤ人が多数派の都市にして、その状況を固定し
  たい。
  エルサレムの帰属問題が問題になった時には、もうユダヤ人が多数派だという
  既成事実を作りたいということ」

  一般のイスラエル市民は、占領地には全く行かないので壁がどこを走っている
かを知らない。壁ができてテロリストがやってこなくなれば安心と理解している
自爆テロに脅えるイスラエル市民。
イスラエル国内向けには、「安全の為の壁」と押し出している。
従って、多くのイスラエル国民は壁を歓迎し、事実自爆テロも減っている。

「シャロン首相は、イスラエル国民の恐怖心を逆手に取って、それをテコにして
  自分の強硬な政策を推し進めている」
「そういう意味では、シャロン首相を一番助けているのは自爆テロかもしれない」

  シャロン首相が今、考えていることは、
1.77歳という自己の年齢からして、性急にことを進める
2.ブッシュ政権の内に、ことをできるだけ進める
3.人口増加率の推移
  ・イスラエル2.7人
  ・パレスチナ4.6人
今の内に、壁を作って、その中でユダヤ人多数派のイスラエルを安定化させたい。

  ガザ撤退から先が見えない。


  <私の感想>
  国際司法裁判所で違法だと判断され、直ちに建設を中止するように勧告されて
いる壁。
  にもかかわらず、強行する意図について、高橋氏から示唆を得た。
イスラエル側の思惑というものを少しは理解できたようにも思う。

「聖地の「壁」閣議決定の波紋」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/13 03:37 投稿番号: [4742 / 5091]
2005.7.12(火)

  7月10日イスラエルは、エルサレムの壁を9月1日までに完成させることを
閣議決定した。
  東エルサレムのパレスチナ人約5万5千人が、壁の外側に取り残されることに
なる。

  高橋和夫氏は、エルサレムの壁建設の狙いは、
「エルサレムという都市を、ユダヤ人が多数派の都市にして、その状況を固定し
  たい。
  エルサレムの帰属問題が問題になった時には、もうユダヤ人が多数派だという
  既成事実を作りたいということ」

  一般のイスラエル市民は、占領地には全く行かないので壁がどこを走っている
かを知らない。壁ができてテロリストがやってこなくなれば安心と理解している
自爆テロに脅えるイスラエル市民。
イスラエル国内向けには、「安全の為の壁」と押し出している。
従って、多くのイスラエル国民は壁を歓迎し、事実自爆テロも減っている。

「シャロン首相は、イスラエル国民の恐怖心を逆手に取って、それをテコにして
  自分の強硬な政策を推し進めている」
「そういう意味では、シャロン首相を一番助けているのは自爆テロかもしれない」

  シャロン首相が今、考えていることは、
1.77歳という自己の年齢からして、性急にことを進める
2.ブッシュ政権の内に、ことをできるだけ進める
3.人口増加率の推移
  ・イスラエル2.7人
  ・パレスチナ4.6人
今の内に、壁を作って、その中でユダヤ人多数派のイスラエルを安定化させたい。

  ガザ撤退から先が見えない。


  <私の感想>
  国際司法裁判所で違法だと判断され、直ちに建設を中止するように勧告されて
いる壁。
  にもかかわらず、強行する意図について、高橋氏から示唆を得た。
イスラエル側の思惑というものを少しは理解できたようにも思う。

もう戦争やめて!!!!!

投稿者: rurupuchi 投稿日時: 2005/07/12 17:11 投稿番号: [4741 / 5091]
イラク戦争で死亡したイラク人は39,000人だと。
テロも毎日のように起こってるようだし。
犠牲になるのは、イラク人、女性、子供。

もうやめて!!

3>>>ふん\\\

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/07/11 20:29 投稿番号: [4740 / 5091]
>アメリカ、中国、北朝鮮ってところだろう。

まあそんなところだろうと思ってたよ。
どこの国にも公然、非公然の仮想敵国があるからね。
だが俺は実弾のドンパチを避けるほうが賢明だと言っているだけなんだけどな。

勿論、無防備で握手しろと言ってんじゃない。ソレ相応の防衛力は備えなけりゃいかんだろう。

>まさしく中国の場合と同様な理由で日本が核を持ったとしても特に問題はないことがわかる。

中共政府が恐れているのは、外部よりは内部の暴発。
先だっての反日暴動も内実はなんとか抑えられたってところが内情、繁栄は続けたいが民衆の下からの欲求を抑えるので手一杯になりつつある。
反日政策は藪から蛇になりかねない、行過ぎた経済の自由化は民主化への要求運動デモに発展されればもっと過激に反日排日を掲げるポピュリズム政権が生まれかねない。中共政府が一番恐れるのは政怜経熱の現在が経怜に陥ってしまうこと。
これは日本にとってもよい動きではない。対中貿易は、今やアメリカを抜いて中国への輸出が日本の経済の下支えになっている。一方、アメリカが幅を利かすと言ったって、財政は火の車、貿易収支は万年赤字、おまけにドルの一極体制維持も四苦八苦の状況だ。軍事力だけは跳びぬけていても肝心の図体のほうは見掛け倒しってことだ。アメリカも中国の市場なしでは立ち行けず、日本もままならず、中国はまだまだ米日の技術力を必要としている、まさに三すくみの状況ではある。だからこそ核を持っての恫喝外交なんぞは愚の骨頂だと思うんだが、大体日本が核を持って対抗したところでなにか得るものがあるのかな?ま、いいや。

>うまく利用するっていうのは、イラク戦争に対しては立場を曖昧にし、北への圧力を引き出すことと思うが。バータ取引ではうまく利用したとはいえん

それが日本の外交力の稚拙さじゃあないか。外交下手が如実に現れているのが小泉政権だということだろう。

>それは安保を前提に日本がアメリカの同盟国であるから。
アメリカに逆らわざるを得ないときにどうするかということだ。
ユーゴやイラクと重なった状況になってからでは遅い。

日本がアメリカだけには、やに下がって無理難題を受け入れてきた1つには敗戦国、占領国というトラウマが抜けきらないからだろう。だからといって核の自立が選択肢の1つだというのには飛躍があり過ぎると思う。

2>>ふ〜〜ん‘‘‘

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/07/11 12:33 投稿番号: [4739 / 5091]
>日本にとって核の保持が対仮想敵国の何処に当たるわけ?

アメリカ、中国、北朝鮮ってところだろう。


>中国が持っているのは冷戦の産物としても北の場合、アメリカとの交渉の材料の意味合いが強いわけでしょう。
冷戦が終わっても東アジアではこの冷戦の本の朝鮮戦争の処理は済んでいない、故に銃置けの状態のままだ。
確かに東アジアの将来の不安としては中国の覇権的な台頭は懸念されるが、経済的繁栄を経験しつつある国家が地域の武力的な横暴を断行してまでも自身の利益を専有させるとは思わないし、今の中共政府にそこまでの余裕があるとは思えないがね。

まさしく中国の場合と同様な理由で日本が核を持ったとしても特に問題はないことがわかる。

>イラク戦争に賛成した理由の1つには北朝鮮への外交的な圧力をアメリカに強力にプッシュしてもらおうとした意図があったはずだが。

うまく利用するっていうのは、イラク戦争に対しては立場を曖昧にし、北への圧力を引き出すことと思うが。バータ取引ではうまく利用したとはいえん。

>アメリカが攻撃する前提はその地域にとってアメリカの利害に抵触し、しかも将来の脅威になりうるとアメリカが判断した場合でしょ。今の日本のどこがユーゴやイラクと重なるの?

それは安保を前提に日本がアメリカの同盟国であるから。
アメリカに逆らわざるを得ないときにどうするかということだ。
ユーゴやイラクと重なった状況になってからでは遅い。

ガッサーン・カナファーニーの作品

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/11 02:18 投稿番号: [4738 / 5091]
  ガッサーン・カナファーニーの日本語で読める作品

<現代アラブ小説全集   第七巻>(河出書房新社)
  「太陽の男たち」
  「悲しいオレンジの実る土地」
  「路傍の菓子パン」
  「盗まれたシャツ」
  「彼岸へ」
  「戦闘の時」
  「ハイファに戻って」

<現代アラブ文学選>(創樹社)
  「ハイファに戻って」
  「占領下パレスチナにおける抵抗文学」

<季刊前夜創刊号>(影書房)
  「ガザからの手紙」

<季刊前夜第2号>
  「スロープ」

<季刊前夜第3号>
  「ラムレの証言」

<季刊前夜第4号>
  「まだ幼かった、あの日」

  (季刊前夜掲載の作品の訳と解題を岡真理女史が行っています。)


  ガッサーン・カナファーニーの作品で、日本語で読めるものは以上だと
思います。

  上記二冊は絶版です。中古市場でもなかなか入手困難のようです。
「現代アラブ文学選」は中古で入手できましたが、
「現代アラブ小説全集   第七巻」は、Amazon、楽天フリマ、古書のサイトでも
入手できなかったので、仕方なく、図書館で借りて読みました。


  私が最も気に入ったのは「ハイファに戻って」です。
  なんとも難解な議論が長々と展開されるのですが、文学作品としては、
優れているとも思えないのですが、私はそもそも文学作品として読んでいません。
  1967年の第三次中東戦争後、パレスチナの人々が、一時的にイスラエルの元の
自分達の家に立ち寄ることができるという設定なのですが、これは歴史的事実
なんでしょうか?
それとも、小説の設定であるフィクションなのかも分かりません。
  イスラエルの威光を誇示するというか、宣伝の為だと書かれているのですが、
パレスチナ人が、イスラエルの個々の市民の家にふらっと立ち寄るなんてことは、
実存的な深刻な対話を行うという意味では、実に有意義なことだとは思うのです
が、中には険悪になって、喧嘩、傷害事件等々も充分予想されるので、本当に
こんなことが行われたのか疑問です。

  この作品では、延々と双方の議論が展開するのですが、内容的には
とても面白く、興味深いのですが、少々論理的過ぎるとも思います。
その為、文学作品としては硬すぎると思います。

  彼の作品は、ずっしりと重くのしかかってくる作品ばかりです。
とても重いテーマですからね。
1948年のナクバ(大災厄)について、小説ではありますが、
初めて少々イメージが湧きました。

>>ふ〜〜ん‘‘‘

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/07/11 01:05 投稿番号: [4737 / 5091]
イスラエルと日本を比較してもしょうがないと思うがな。
建国の成立過程からアラブ諸国に周りを取り囲まれた状況のいわば陸の孤島のイスラエルはその性格上、核の秘匿保持は自身の防衛の切り札として睨みを利かす意味として必要だったんだろうし、アメリカもそれを測ってあえてダブルスタンダードを許容していたんだろう。
日本にとって核の保持が対仮想敵国の何処に当たるわけ?

中国が持っているのは冷戦の産物としても北の場合、アメリカとの交渉の材料の意味合いが強いわけでしょう。
冷戦が終わっても東アジアではこの冷戦の本の朝鮮戦争の処理は済んでいない、故に銃置けの状態のままだ。
確かに東アジアの将来の不安としては中国の覇権的な台頭は懸念されるが、経済的繁栄を経験しつつある国家が地域の武力的な横暴を断行してまでも自身の利益を専有させるとは思わないし、今の中共政府にそこまでの余裕があるとは思えないがね。

>日本にアメリカを上手く使おうとする戦略は今までやられていなかったと思うが。

イラク戦争に賛成した理由の1つには北朝鮮への外交的な圧力をアメリカに強力にプッシュしてもらおうとした意図があったはずだが。

>安保理決議なしでユーゴやイラク攻撃したのにね。日本はなぜか攻撃されないと信じているの?

アメリカが攻撃する前提はその地域にとってアメリカの利害に抵触し、しかも将来の脅威になりうるとアメリカが判断した場合でしょ。今の日本のどこがユーゴやイラクと重なるの?
核を持った場合、中国や朝鮮半島とわが国の歴史的な経緯にただせば、充分に地域的な対立を生み出す。その時には君のいうアメリカの脅威は現実のものとなるだろうが。
まあその時はもはや日本の終わりを意味すると思うがね。

もう1つ、核による自立論の最終形態。
世界中の国家が核武装する、よって平和は保たれる。

これなら日本が核を持つ意味があるだろう。

>ふ〜ん

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/07/10 23:03 投稿番号: [4736 / 5091]
>イスラエルの狡すっからさを賞賛するワリには下手な戦略を立てるんだな。

核武装は単なる選択肢の一つだ。イスラエルとて核を持っている。
君がイスラエルと比較するのであれば、核を持つことがそれほど下手な戦略とはいえないと思うがね。


>アメリカを上手く使おうとして、結局ダシにされてるんじゃん。

日本にアメリカを上手く使おうとする戦略は今までやられていなかったと思うが。

>それにアメリカの力が及んでいても、現実的には不安定化は台頭してるがね。
核による自立は、安保解消後の高い軍事費のコスト削減というんならまあ安いものだが、周囲の国々との緊張関係とコストはアホほど高く付くだろうなあ。

すでに、中国、北朝鮮も持っているから、それに日本が加わっても大きな変化とはいわないし、それほど緊張関係とコストはかからない。


>それからアメリカが日本に向けてくるであろう脅威というのはどういうことですか?

ふ〜ん、アメリカの脅威なんてないとの主張なのか。結構アメリカのこと信用しているんだね。安保理決議なしでユーゴやイラク攻撃したのにね。日本はなぜか攻撃されないと信じているの?

現在、特に差し迫った脅威は無い。しかし、脅威が出てきたときから泥縄的に対策を立てるのは遅すぎる。
アメリカの脅威が無いのは日本がアメリカに追従しているからに過ぎない。アメリカの安全保障面でも脅威ではないしね。日米安保を前提にアメリカに基地を提供している。

で、日米安保をどうするかだ。正直核武装以上にこいつをどうするのかがやっかいだ。

日米枢軸によって世界を牛耳とるか、それともアメリカから一歩離れて独自の世界戦略をとるか。
そのためにも核武装はきわめて重要な役割を果たす。

ふ〜ん。。。

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/07/09 18:42 投稿番号: [4735 / 5091]
>煽るも何も、現に起こりつつあるアメリカの脅威にどうするかという前提なんだが。

イスラエルの狡すっからさを賞賛するワリには下手な戦略を立てるんだな。

狡すっからさはお隣の金チャンも同様だが、地政学的優位を手練手管で操って今じゃ日本は蚊帳の外も同然だ。

>アメリカのパワーが全世界を覆えるかどうかではなく、日本に対して向けられたときのことを考えているのだが。
それにアメリカの力が退潮すれば、アメリカの脅威は減るが、一方で秩序の崩壊し世界は不安定化するから今度はそれに対してどうするのかという問題が出てくる。

アメリカを上手く使おうとして、結局ダシにされてるんじゃん。
それにアメリカの力が及んでいても、現実的には不安定化は台頭してるがね。
核による自立は、安保解消後の高い軍事費のコスト削減というんならまあ安いものだが、周囲の国々との緊張関係とコストはアホほど高く付くだろうなあ。

それからアメリカが日本に向けてくるであろう脅威というのはどういうことですか?

ご教授宜しく。

ふ〜ん。。。

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/07/09 18:42 投稿番号: [4735 / 5091]
>煽るも何も、現に起こりつつあるアメリカの脅威にどうするかという前提なんだが。

イスラエルの狡すっからさを賞賛するワリには下手な戦略を立てるんだな。

狡すっからさはお隣の金チャンも同様だが、地政学的優位を手練手管で操って今じゃ日本は蚊帳の外も同然だ。

>アメリカのパワーが全世界を覆えるかどうかではなく、日本に対して向けられたときのことを考えているのだが。
それにアメリカの力が退潮すれば、アメリカの脅威は減るが、一方で秩序の崩壊し世界は不安定化するから今度はそれに対してどうするのかという問題が出てくる。

アメリカを上手く使おうとして、結局ダシにされてるんじゃん。
それにアメリカの力が及んでいても、現実的には不安定化は台頭してるがね。
核による自立は、安保解消後の高い軍事費のコスト削減というんならまあ安いものだが、周囲の国々との緊張関係とコストはアホほど高く付くだろうなあ。

それからアメリカが日本に向けてくるであろう脅威というのはどういうことですか?

ご教授宜しく。

「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/08 02:13 投稿番号: [4734 / 5091]
「人生そのものが変わっちまって、前と同じに見えるのは外側だけ。
中身はまるでメカニズムが壊れたみたいだ。
見慣れたものだって、中身はどうなってるんだかわかったものじゃない。
見慣れたものの表面を剥がすと、目に見えないよそよそしいものが隠れている」

社会的諸関係が変わったのだ。
共産党独裁体制から、資本の独裁体制へと。
人類史上初めての「社会主義」から資本主義への退行。
資本の原始的蓄積の醜悪な再現。
私的所有という陣取りゲーム。
ただしそれは必ずしも一回限りとは限らないのがロシア的特殊性のようだ。

「社会主義」体制から資本主義への激変。
社会の上から下まで激動の時代だ。
極少数の者は成り上がっていく。
しかし、多くの弱者は貧困へと叩き落されていく。
ソ連時代に戻りたいとは決して思わない。
しかし、ソ連時代は、体制に反逆しない限り、弱者は最低限の生活は保障されて
いた。
まるで、動物園のペンギンのミーシャのように。
そして、ペンギンのミーシャは、動物園の檻からは自由になった。
しかし、その「自由」な社会では、ペンギンのミーシャは生きていけなかった。

「無鉄砲な理想主義者は、階級ごと死滅したんだ。
残ったのは、無鉄砲な現実主義者ばかり」

「たぶん今の時代、自分の居場所を見つけて陣取るだけでも
たいしたことなんだろう」

「どういう状態を「正常」と呼ぶかは、時代が変われば違ってくる。
以前は恐ろしいと思われていたことが、今では普通になっている。
つまり、人は余計な心配をしなくていいよう、以前恐ろしいと思ったことも
「正常」だと考えて生活をするようになるのだ。大事なのは生き残るということ。
どんなことがあっても生きていくということだ」

「悪はすぐそば、すぐ近くに存在しているが、彼個人やその小さな世界を侵すことはない」

  唯一の警察官の友人の死。死後骨壷だけが送られてくる。
ソ連時代が良かったという訳では決してない。
「シルバーのリンカーン」に象徴される勝ち組。
「もしアパートをくれるなら三ヵ月命を延ばしてやる」と言われる老人に代表される負け組。


  ウクライナの「オレンジ革命」
  かつて、ソ連圏が「革命の輸出を行っている」と非難してきた米国は、
今や、公然と「民主主義革命の輸出」を行っている。
実は半年前から綿密な計画を立てていた。
「私達は市民が結束して抗議行動を行うように大規模な集会やテント村の設置
  などの準備を周到に進めていました」(野党陣営選挙参謀ポロシェンコ氏)
活動を支えていたのはアメリカのNGOズナーユだ。
USAID(アメリカ国際開発庁)キエフ事務所は1992年開設。
この二年間に約45億円の資金援助を行う。
アメリカ民主主義基金NEDによる『民主主義革命の輸出』
「ウクライナでは、グルジア等の周りの国から活動家が手助けに来ました」
「グルジアの政権交代を支えたのは、セルビアの活動家達でした」

今回の選挙はウクライナの政権エリート内部での権力争いという側面と、
腐敗したクチマ政権に対する体制変革の下からの動きというウクライナ内部の
政治対立の構図であったものを、西か東かという外交的な選択の構図に変えて
しまった。

民主化支援は、レジューム・チェンジの為の内政攪乱工作と紙一重だ。
民主化支援に普遍的な価値があるという主張の一方で、時の米政権の意向に
よって、ダブルスタンダードをつくるという現実がある。
民主主義を育む土壌や社会システムをつくるという神聖な国際支援が、
果たして米政権にとって都合の良い政治グループや個人を台頭させるという
政治工作行為とどれだけ一線を画するか。
民主化支援の国際ネットワークを強化するアイデアに反対する理由は全くない。
しかし、超大国の権益が、弱い国家の民主化プロセスを翻弄する、これに細心の
注意を払わなければならない。

「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/08 02:13 投稿番号: [4733 / 5091]
  「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ:ウクライナ『オレンジ革命』の虚妄を暴く視座①

ウクライナの首都キエフ。
ペンギンを飼っている売れない作家に、生前から要人の追悼文章を
用意しておくので、それを書かないかと声が掛かる。
しかし、何故か、追悼文を書いた人々が次々に死亡していく。
どうもマフィアが一枚噛んでいるようだ。
編集長も明らかに一枚噛んでいる。
要人のファイルには、愛人関係や裏稼業での罪状がこと細かく記載されている。
旧KGBでもなければ調べられないような内容だ。
そのマフィアの子分が、身を隠す間、幼い娘を預けていく。
次には、主人公自身が身を隠さなければならなくなる。
編集長まで身を隠す事態に至る。
危機は過ぎ去ったと思われたが、そうではなかった。
何と主人公自身の死亡記事が用意されていた。

相対立する国家安全グループ、政治家、大臣、裁判官、軍部、治安部隊、
警察、マフィアは、それぞれ二つの陣営に分かれて抗争を繰り返す。
ある議員が殺害される。
「やつが死んで、民営化賛成論者が数人パトロンを失う。やつは、そいつらから
もう前金を取ってたんだぜ。その上、自分の身の安全を確保して長生きできる
ようにって、何やら文書を抱えこんでてね。国会議員連中に関する文書らしい。
上のほうにいる連中も大変だよな。戦争してるようなもんだから」
次第に力で関係が決着していく。
マフィアに支配された街。
マフィアの葬儀は軍が警護する。
新聞社は治安部隊が警護する。
政治家、大臣、警察、裁判所、議会、マフィア一体となった支配体制の完成。
旧KGBと旧ノーメンクラツーラと新旧マフィアによる支配体制。
プーチンの言う「法の支配」「法の独裁」の実態だ。
アンナ・ポリトコフフカヤが「プーチニズム」で描く現代ロシアそのままの
世界だ。

  動物園のペンギン学者の老人は、
「この世で一番いい時期はもう経験しちまった」と言う。
旧ソビエト時代に生き、新たな現実世界にもはや順応しようとはしない。
静かに死にゆく。生前500万ルーブルを南極観測隊に寄付していた。
旧ソビエトに生きている者として「プーチニズム」でも、極東原子力潜水艦隊の
艦長達が薄給でも国土防衛に務めている。
「私はロシア国民を守っているのであって、国家の官僚を守っているのではない」

  大臣や議員や編集長は、旧共産党からの乗り移り組だ。
新時代へと鞍替えした者として描かれている。
「プーチニズム」でも、ウラル州裁判所長官は、
旧ソ連時代から、新たなオルガルヒへと鞍替えする。

  筆者は語る。ペンギンはいつも集団で行動する動物で、一羽だけコロニーから
出すと、そいつはどうしたらいいか分からなくなり、途方にくれてしまう。
ソ連時代を生きた人間にそっくりだと。
  そのペンギンを仲間のいる南極に戻してやろうとするが、それは決して叶わぬ
夢だった。
  つまり、現代のウクライナからは『出口なし』という絶望の表現だ。
そういう現代ウクライナの出口なしの絶望的な状況を告発している。

「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/08 02:13 投稿番号: [4733 / 5091]
  「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ:ウクライナ『オレンジ革命』の虚妄を暴く視座①

ウクライナの首都キエフ。
ペンギンを飼っている売れない作家に、生前から要人の追悼文章を
用意しておくので、それを書かないかと声が掛かる。
しかし、何故か、追悼文を書いた人々が次々に死亡していく。
どうもマフィアが一枚噛んでいるようだ。
編集長も明らかに一枚噛んでいる。
要人のファイルには、愛人関係や裏稼業での罪状がこと細かく記載されている。
旧KGBでもなければ調べられないような内容だ。
そのマフィアの子分が、身を隠す間、幼い娘を預けていく。
次には、主人公自身が身を隠さなければならなくなる。
編集長まで身を隠す事態に至る。
危機は過ぎ去ったと思われたが、そうではなかった。
何と主人公自身の死亡記事が用意されていた。

相対立する国家安全グループ、政治家、大臣、裁判官、軍部、治安部隊、
警察、マフィアは、それぞれ二つの陣営に分かれて抗争を繰り返す。
ある議員が殺害される。
「やつが死んで、民営化賛成論者が数人パトロンを失う。やつは、そいつらから
もう前金を取ってたんだぜ。その上、自分の身の安全を確保して長生きできる
ようにって、何やら文書を抱えこんでてね。国会議員連中に関する文書らしい。
上のほうにいる連中も大変だよな。戦争してるようなもんだから」
次第に力で関係が決着していく。
マフィアに支配された街。
マフィアの葬儀は軍が警護する。
新聞社は治安部隊が警護する。
政治家、大臣、警察、裁判所、議会、マフィア一体となった支配体制の完成。
旧KGBと旧ノーメンクラツーラと新旧マフィアによる支配体制。
プーチンの言う「法の支配」「法の独裁」の実態だ。
アンナ・ポリトコフフカヤが「プーチニズム」で描く現代ロシアそのままの
世界だ。

  動物園のペンギン学者の老人は、
「この世で一番いい時期はもう経験しちまった」と言う。
旧ソビエト時代に生き、新たな現実世界にもはや順応しようとはしない。
静かに死にゆく。生前500万ルーブルを南極観測隊に寄付していた。
旧ソビエトに生きている者として「プーチニズム」でも、極東原子力潜水艦隊の
艦長達が薄給でも国土防衛に務めている。
「私はロシア国民を守っているのであって、国家の官僚を守っているのではない」

  大臣や議員や編集長は、旧共産党からの乗り移り組だ。
新時代へと鞍替えした者として描かれている。
「プーチニズム」でも、ウラル州裁判所長官は、
旧ソ連時代から、新たなオルガルヒへと鞍替えする。

  筆者は語る。ペンギンはいつも集団で行動する動物で、一羽だけコロニーから
出すと、そいつはどうしたらいいか分からなくなり、途方にくれてしまう。
ソ連時代を生きた人間にそっくりだと。
  そのペンギンを仲間のいる南極に戻してやろうとするが、それは決して叶わぬ
夢だった。
  つまり、現代のウクライナからは『出口なし』という絶望の表現だ。
そういう現代ウクライナの出口なしの絶望的な状況を告発している。

「強権ロシアで〝反プーチン〟」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/06 17:48 投稿番号: [4732 / 5091]
NHKBS「きょうの世界」2005.7.1(金)

  ナショナル・ボルシェビキ党
若者を中心に支持を広げているという。

  石川一洋支局長は、
「先月の集会で目立ったのは、年配の共産党支持者と若者」

  党創設者は、ソ連時代からの反体制作家リモーノフ氏。

  先月29日にモスクワ市裁判所は、党を非合法化する決定

  プーチン大統領は若者との対話など、官製の若者組織を作ろうとしている。

  ロシアの既成政治家は90年代からほとんど代わっていない。
若者にとっては、古い世代が独占する政治は旧態依然とした世界と捉えられて
いる。
ナショナル・ボルシェビキ党は、若い世代の不満をうまく吸い上げている。

他の既成政党の中でも若者組織の活動は活発化している。
他の改革派諸政党の中でも、若者の下部組織が活発に活動を始めた党もある。

労働争議の数は増えている。
左翼政党は統一行動を取ることが目立っている。
(左翼政党の統一の動きが活発化)
2008年での左翼統一大統領候補は、ロゴジン下院議員擁立を目指すが内部分裂も
改革派からの統一大統領候補が出せるかどうかが、一つの大きなカギ

「米中〝水面下〟の攻防」NHKBS

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/06 16:35 投稿番号: [4731 / 5091]
  NHKBS「きょうの世界」2005.7.5(火)

・米:72隻:十割が原潜
・露:51隻
・中:69隻:一割が原潜:九割がディーゼル

  西海岸サンディエゴ海軍基地に去年、対潜水艦作戦司令部が新設される

スウェーデン海軍から最新鋭のディーゼル潜水艦(世界で最も静かな潜水艦)を
乗組員33人ごと年間19億円でレンタルで借り受ける。
この潜水艦を敵に見立てて来月から実戦的な訓練を行う。

・低周波ソナーを備えた艦艇
  低周波がクジラなどの海洋生物に悪影響を与えると環境団体が抗議
  二年前、米軍と環境団体間に使用範囲で合意
  (グアム・フィリピン・台湾・日本を結ぶラインと日本海などが範囲)


  中国は
・90年代後半からロシアからディーゼル式のキロ級を購入
・長距離弾道ミサイル発射原潜の開発も進める:
  米本土を射程に納める核抑止力という位置付け

  1996年の台湾危機で、米は二隻の空母を台湾海峡に派遣し圧力を掛ける。
それへの対抗手段。魚雷や機雷の敷設で対抗。
ロシアの開発した超高速魚雷シュクバル:90年代末に入手。


  <米中間の対話>
・米中の国防当局者間にホットラインを創設できないか協議中。
・米中の軍事交流
・ラムズフェルド国防長官の初の訪中を検討

  硬軟両面での対策

>>東條英機のお孫さんへ

投稿者: sasurainoshoubusi 投稿日時: 2005/07/06 09:31 投稿番号: [4730 / 5091]
日本の文化は恥を知るところからはじまるんじゃないでしょうか。戦後その伝統文化をこわした日本精神文化にたいする犯罪者だと私はおもいます。みごとに切腹すれば日本はすこしは変わっていたとおもいます。子孫がしゃあしゃあとでてくるところにデカダンスをかんじます。

 >東條英機のお孫さんの

投稿者: sasurainoshoubusi 投稿日時: 2005/07/06 06:57 投稿番号: [4729 / 5091]
iいきたはずかめをうけるなとさんざん「最前線の兵士や民間人にラジオであをって、じぶんがうけてちゃだめでしょう。むかしのことがわすれられたとしても、家族はおぼえているわけだから、いまの日本にはわたくしはデカダンスの匂いがいっぱいします。貴乃花騒動をとってもこのくにはおかしくなります。
わたしもふくめてみんあのあたまはでかだんすでありそのことにきずきもしないのだから・・・

サマーワ自衛隊宿舎内の英民間軍事会社

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/04 02:47 投稿番号: [4728 / 5091]
  7/3の「サンデープロジェクト」で
  青山繁治氏は、
・高機動車も内部に装甲が施されている。
・外務省は、コントロルリスク社という英の民間軍事会社に、
  2004年2月から契約を結んでいる。
  元英特殊部隊員が、自衛隊の宿営地に一緒に住んでいて、食堂で一緒に食べ、
  宿営地内で軍事訓練も行っている。
  今後、外務省が、ODA活動を行う場合に英民間軍事会社に警備を行ってもらう
  ということのようだ。

・イスラエルはF16-1という最新鋭機を購入。
  小型戦術核を搭載可能、航続距離1300キロ
  イスラエルの新参謀総長に、81年にイラクの原発を空爆した空軍司令官が就任


  東條英機のお孫さんの話はそれなりに感動的でした。
極東軍事裁判とは、戦勝帝国主義諸国が、敗戦帝国主義国を裁いたということ
です。
正義が悪を裁いたのではありません。
先日の朝までテレビでは、オーストラリアでは、日本の軍事侵略が、アジアの
植民地解放に果たした役割も、それとして評価するという動きもあるそうです。
勿論主要な要素としてではなく、副次的な要素としてはあると思います。

サマーワ自衛隊宿舎内の英民間軍事会社

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/04 02:47 投稿番号: [4728 / 5091]
  7/3の「サンデープロジェクト」で
  青山繁治氏は、
・高機動車も内部に装甲が施されている。
・外務省は、コントロルリスク社という英の民間軍事会社に、
  2004年2月から契約を結んでいる。
  元英特殊部隊員が、自衛隊の宿営地に一緒に住んでいて、食堂で一緒に食べ、
  宿営地内で軍事訓練も行っている。
  今後、外務省が、ODA活動を行う場合に英民間軍事会社に警備を行ってもらう
  ということのようだ。

・イスラエルはF16-1という最新鋭機を購入。
  小型戦術核を搭載可能、航続距離1300キロ
  イスラエルの新参謀総長に、81年にイラクの原発を空爆した空軍司令官が就任


  東條英機のお孫さんの話はそれなりに感動的でした。
極東軍事裁判とは、戦勝帝国主義諸国が、敗戦帝国主義国を裁いたということ
です。
正義が悪を裁いたのではありません。
先日の朝までテレビでは、オーストラリアでは、日本の軍事侵略が、アジアの
植民地解放に果たした役割も、それとして評価するという動きもあるそうです。
勿論主要な要素としてではなく、副次的な要素としてはあると思います。

「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/02 06:36 投稿番号: [4727 / 5091]
「私たちはブレジネフの『停滞期』からスターリンのあからさまな独裁へと
  退行している」
「ロシアには独立した司法制度や検察制度が存在しないのもまた明らかだ。
  判決は政治家の専横と政治の都合に左右されるのだ」
  プーチンのロシアを筆者はそう分析する。
しかも、問題は、
「プーチンの配下は社会の反応を注意深く見守っている。彼らが国民など気に
  しないと思うのは見当違いだ。今起こっていることに対しての責任は私たち
  国民にある。まず私たちにであって、プーチンにではない」
「社会のあきらめムード、これは底なしだ。これがプーチン再選の免罪符なのだ」
「ロシアの政治情勢を変えられるのは私たち自身しかいない」
  ロシア国民である自らこそがその責任者なのだと主体的に反省している。

  ソ連崩壊で価値基軸を喪失した旧支配階層が、新興権力へと乗り移っていく、
その精神構造の分析も面白かった。


  高支持率で再選されたプーチン。
最大の原因は、高い経済成長率だろう。
石油・天然ガスの輸出が好調。
原油高という幸運も重なった。
しかし、国内産業が育成されている訳でもない。
軍需産業くらいしかない。

  第二次チェチェン戦争開始と共に始まったプーチン政権。
軍部の復活、強いロシアの復活、
FSBという名の旧KGBを実体的基礎にして、
旧共産党のノーメンクラツーラと
新興実業家という名の新旧マフィアと
これらの複合体がプーチン体制のようだ。

  チェチェン人、イングーシ人、更にはコーカサスの人々を
民族排外主義的に国民総動員で排除する。
ロシア民族主義の高揚。

チェチェン戦争の進展と共に精神的にも腐敗が進行したようにも思える。

地方自治体の任命権を大統領へと中央集権制の強化。

相次ぐジャーナリストの不審な死。

民主主義への道から逆行しているとしか思えない。

国際的には、グルジア、ウクライナ、キルギスと、
『民主主義革命の輸出』にしてやられているように思える。
<プーチン流>は、ロシア国内的には貫徹できても、
国際的には敗退を重ね続けているように思える。


人類史上初めての「社会主義」から資本主義への退行。
資本の原始的蓄積の醜悪な再現。
私的所有という陣取りゲーム。
ただしそれは必ずしも一回限りとは限らないのがロシア的特殊性とは言えようか。
既存の理論だけでは、そもそも解明できない事態なのではないか。

「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/02 06:35 投稿番号: [4726 / 5091]
  「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ(NHK出版)①

  にわかには信じられないような、嘘のようなロシアの現実。
軍の腐敗、マフィアと政治家の癒着、汚職と賄賂。
それらが具体的・実証的に赤裸々に記述されている。

「2002年の一年間だけで500人を超す兵士が戦闘ではなく、
  暴行によって死亡した軍隊」
上官達は兵士達を安価な労働力として民間に提供し、労賃を受け取る。
不法な、信じ難いサイドビジネスに励む。

  91年のソ連崩壊以降中流階級が創造された。
自由市場と民主主義を支える存在だった。
98年の債務不履行(デフォルト)で中流階級が消滅した。
こうして、特権階級(ノーメンクラツーラ)が蘇った。
「エリツィン政権下ではあり得なかったほど贈収賄で汚職にまみれた」
「ロシアには政権内に支援者あるいは後見人のいない巨大企業は存在しない。
  こうした職権濫用は市場経済とは縁がない」
専業主婦だった一主婦が、闇市場で早朝から深夜まで働き、闇仕入れの元締めに
信頼され、やがては、自らが闇市場の仕入れ元となり、のし上がっていく。
彼女は言う。
「議会の腐敗がどんなにひどいかあなたは知らないのよ。
  エリツィン時代の盗人どもなんて及びもつかないわ」
「物事のやり方は変わったのよ。店舗を手に入れるためには、
  自分のお金で買う権利を役人に与えてもらわなきゃいけないの。
  それがロシア式資本主義ってものよ」

  ウラルの一匹狼のチンピラが、密造酒で一儲けし、警察に金を払って癒着を
深めていた。貯め込んだ資金でより大規模で、合法的な事業を始めようとした。
警察には過去の犯罪歴を消し去ってくれる者もいる。
こうして、一匹狼のチンピラは、新興実業家となった。
相対立する政治家、裁判官、警察署長、マフィアは、それぞれ二つの陣営に
分かれて抗争を繰り返す。次第に力で関係が決着していく。
アンドレイ・クルコフの「ペンギンの憂鬱」の世界がそっくりそのまま現実世界
で行われているようだ。
共同事業者が不審な死を遂げても、強引な乗っ取りを行っても、地区裁判所、
州裁判所、州警察と癒着しているので安泰だ。
今では州議会議員となり、不逮捕特権まで手中にしている。
今では「統一ロシア」ウラル支部の活動に協力を惜しまない。
マフィアに支配された街。
州警察、州裁判所、州議会、マフィア一体となった支配体制の完成。
プーチンの言う「法の支配」「法の独裁」の実態だ。
州裁判所長官は、ソ連時代からの生き残りだ。
ソ連時代を生き残ってきたのは、『決して上に逆らわない』という生き方
による。
ソ連崩壊で、一体何に従えばよいのか、自らの価値基軸崩壊に苛まれた。
そして、新たな価値基軸を見い出した。新興権力たるオリガルヒだ。

  カムチャッカの最新鋭原子力潜水艦の艦長達は、薄給で食事は
街のパン工場の掛けだ。天気の良い日には漁に出て食料を入手する。
朝は全員徒歩で出勤する。車なんてない。ガソリンもない。
「こんなことが信じられるだろうか。国際的な大国で核の盾を守っている人間が
  施しで食べているのだ」
そんな信じられないような境遇に耐えているのは、
「私はロシア国民を守っているのであって、国家の官僚を守っているのではない
  のですから」という信念だ。

  ロシア軍大佐が、チェチェンで18歳の女性を強姦し、殺害した容疑で裁判が
行われた。
  かつてソ連時代の反体制活動家に対して、「精神障害」と判定され、
「治療」という名の下に、向精神薬を強制投与されていた。
その筆頭たる悪名高きペチェルニコヴァが復活した。
「政治目的の精神医学と診断命令が復活した」
ドイツの連邦議会やシュレーダー首相から圧力が掛かっていた
  こうして、この裁判は二転三転する。

「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/02 06:35 投稿番号: [4726 / 5091]
  「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ(NHK出版)br>
  にわかには信じられないような、嘘のようなロシアの現実。
軍の腐敗、マフィアと政治家の癒着、汚職と賄賂。
それらが具体的・実証的に赤裸々に記述されている。

「2002年の一年間だけで500人を超す兵士が戦闘ではなく、
  暴行によって死亡した軍隊」
上官達は兵士達を安価な労働力として民間に提供し、労賃を受け取る。
不法な、信じ難いサイドビジネスに励む。

  91年のソ連崩壊以降中流階級が創造された。
自由市場と民主主義を支える存在だった。
98年の債務不履行(デフォルト)で中流階級が消滅した。
こうして、特権階級(ノーメンクラツーラ)が蘇った。
「エリツィン政権下ではあり得なかったほど贈収賄で汚職にまみれた」
「ロシアには政権内に支援者あるいは後見人のいない巨大企業は存在しない。
  こうした職権濫用は市場経済とは縁がない」
専業主婦だった一主婦が、闇市場で早朝から深夜まで働き、闇仕入れの元締めに
信頼され、やがては、自らが闇市場の仕入れ元となり、のし上がっていく。
彼女は言う。
「議会の腐敗がどんなにひどいかあなたは知らないのよ。
  エリツィン時代の盗人どもなんて及びもつかないわ」
「物事のやり方は変わったのよ。店舗を手に入れるためには、
  自分のお金で買う権利を役人に与えてもらわなきゃいけないの。
  それがロシア式資本主義ってものよ」

  ウラルの一匹狼のチンピラが、密造酒で一儲けし、警察に金を払って癒着を
深めていた。貯め込んだ資金でより大規模で、合法的な事業を始めようとした。
警察には過去の犯罪歴を消し去ってくれる者もいる。
こうして、一匹狼のチンピラは、新興実業家となった。
相対立する政治家、裁判官、警察署長、マフィアは、それぞれ二つの陣営に
分かれて抗争を繰り返す。次第に力で関係が決着していく。
アンドレイ・クルコフの「ペンギンの憂鬱」の世界がそっくりそのまま現実世界
で行われているようだ。
共同事業者が不審な死を遂げても、強引な乗っ取りを行っても、地区裁判所、
州裁判所、州警察と癒着しているので安泰だ。
今では州議会議員となり、不逮捕特権まで手中にしている。
今では「統一ロシア」ウラル支部の活動に協力を惜しまない。
マフィアに支配された街。
州警察、州裁判所、州議会、マフィア一体となった支配体制の完成。
プーチンの言う「法の支配」「法の独裁」の実態だ。
州裁判所長官は、ソ連時代からの生き残りだ。
ソ連時代を生き残ってきたのは、『決して上に逆らわない』という生き方
による。
ソ連崩壊で、一体何に従えばよいのか、自らの価値基軸崩壊に苛まれた。
そして、新たな価値基軸を見い出した。新興権力たるオリガルヒだ。

  カムチャッカの最新鋭原子力潜水艦の艦長達は、薄給で食事は
街のパン工場の掛けだ。天気の良い日には漁に出て食料を入手する。
朝は全員徒歩で出勤する。車なんてない。ガソリンもない。
「こんなことが信じられるだろうか。国際的な大国で核の盾を守っている人間が
  施しで食べているのだ」
そんな信じられないような境遇に耐えているのは、
「私はロシア国民を守っているのであって、国家の官僚を守っているのではない
  のですから」という信念だ。

  ロシア軍大佐が、チェチェンで18歳の女性を強姦し、殺害した容疑で裁判が
行われた。
  かつてソ連時代の反体制活動家に対して、「精神障害」と判定され、
「治療」という名の下に、向精神薬を強制投与されていた。
その筆頭たる悪名高きペチェルニコヴァが復活した。
「政治目的の精神医学と診断命令が復活した」
ドイツの連邦議会やシュレーダー首相から圧力が掛かっていた
  こうして、この裁判は二転三転する。

>うん・・?

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/07/01 22:17 投稿番号: [4725 / 5091]
>対立を煽って、危機バネに持っていきつつ生存を図る状況をあえて望む必要はないと言ってるだけ。

煽るも何も、現に起こりつつあるアメリカの脅威にどうするかという前提なんだが。


>そんなことはアメリカ占領時代の遺物のようなもんだと思うがね。

まあ、そう思い込みたいのも無理ないが、現実をみないと。


>現実的にアメリカのパワーが全世界を覆いつつある・・てのは所詮幻想に過ぎないわけで物理的手段で自立を選択せずともアメリカの力が退潮するに及べばいずれはあちらさんもコストの面から相応の対応をせざるを得ないだろうし。

アメリカのパワーが全世界を覆えるかどうかではなく、日本に対して向けられたときのことを考えているのだが。
それにアメリカの力が退潮すれば、アメリカの脅威は減るが、一方で秩序の崩壊し世界は不安定化するから今度はそれに対してどうするのかという問題が出てくる。

うん・・?

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/07/01 08:00 投稿番号: [4724 / 5091]
対立を煽って、危機バネに持っていきつつ生存を図る状況をあえて望む必要はないと言ってるだけ。

そんなことはアメリカ占領時代の遺物のようなもんだと思うがね。

現実的にアメリカのパワーが全世界を覆いつつある・・てのは所詮幻想に過ぎないわけで物理的手段で自立を選択せずともアメリカの力が退潮するに及べばいずれはあちらさんもコストの面から相応の対応をせざるを得ないだろうし。

日本もそれ相当のお付き合いをしてきたわけだからアチラの衰えに踵をいきなり返すようなことするのではなく要領よく離れるというのがいいだろう。

八方美人的外交は地続きの国境を持たない経済大国のわが国の生命線だと思うがな。

支持してくれる国はあった方が勿論いいに決まってるさ。
北だってあんな滅茶苦茶をやれるのも中国が見捨てていないてのもある、利害の面からもだが。

外交の破綻は一方だけに破滅をもたらすだけではない、アメリカの被った政治に対する国際的信用性のガタ落ちは一国支配の欠陥を現してると思うがな。

>あーねぇ・・・・

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/07/01 00:44 投稿番号: [4723 / 5091]
>中国の脅威を言い立てるのはサピオに任せときゃいいんじゃないの。

ふ〜ん、ずいぶんと極楽気分なんだね。

>国連、アメリカ、中国、時々で利用すればいいんじゃないの。

で、どう利用するの?


>我々は北の恫喝外交の二の舞をする必要はないし、第一核による自立は戦後日本の存立基盤を根底から変えることになる。

アメリカ支配という日本の存立基盤そのものを根底から変えるための核武装でもある。

>東アジアの不安定要因に日本のファクターが加われば中国はもとよりアメリカが黙っちゃいまい。

アメリカの支配による安定を覆すのが目的であるわけだからそうなるのは織り込み済み。

>核による自立を目指したところで一体どこが支持してくれるんだい?

外国の支持を求めるための核武装ではない。アメリカの脅威に対抗するためにはどうすかということ。
外国の支持なんぞアメリカの脅威に対抗するのにまるで役に立たなかったがな。

>気構えが必要なのは分かるが選択肢としてはどれも絞れないね。

で、君の選択肢は?

>虫が良すぎるだろうが、日本には曖昧な、よく言えばフリーハンドな外交のほうが性に合っていると思うがね。

まかり間違えれば、総スカンを食らうが。

無論、安定を求めるならアメリカによる秩序の基で生きる手もある。

>あーねぇ・・・・

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/07/01 00:44 投稿番号: [4723 / 5091]
>中国の脅威を言い立てるのはサピオに任せときゃいいんじゃないの。

ふ〜ん、ずいぶんと極楽気分なんだね。

>国連、アメリカ、中国、時々で利用すればいいんじゃないの。

で、どう利用するの?


>我々は北の恫喝外交の二の舞をする必要はないし、第一核による自立は戦後日本の存立基盤を根底から変えることになる。

アメリカ支配という日本の存立基盤そのものを根底から変えるための核武装でもある。

>東アジアの不安定要因に日本のファクターが加われば中国はもとよりアメリカが黙っちゃいまい。

アメリカの支配による安定を覆すのが目的であるわけだからそうなるのは織り込み済み。

>核による自立を目指したところで一体どこが支持してくれるんだい?

外国の支持を求めるための核武装ではない。アメリカの脅威に対抗するためにはどうすかということ。
外国の支持なんぞアメリカの脅威に対抗するのにまるで役に立たなかったがな。

>気構えが必要なのは分かるが選択肢としてはどれも絞れないね。

で、君の選択肢は?

>虫が良すぎるだろうが、日本には曖昧な、よく言えばフリーハンドな外交のほうが性に合っていると思うがね。

まかり間違えれば、総スカンを食らうが。

無論、安定を求めるならアメリカによる秩序の基で生きる手もある。

あーねぇ・・・・

投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2005/06/30 19:58 投稿番号: [4722 / 5091]
設問が極端過ぎるなあ。

中国の脅威を言い立てるのはサピオに任せときゃいいんじゃないの。

国連、アメリカ、中国、時々で利用すればいいんじゃないの。

我々は北の恫喝外交の二の舞をする必要はないし、第一核による自立は戦後日本の存立基盤を根底から変えることになる。

東アジアの不安定要因に日本のファクターが加われば中国はもとよりアメリカが黙っちゃいまい。

それでも核保持が真の自立だと疑わないならそれはそれで構わないが俺は御免こうむるね。

核による自立を目指したところで一体どこが支持してくれるんだい?

気構えが必要なのは分かるが選択肢としてはどれも絞れないね。

だから、答えは3つともだね。
虫が良すぎるだろうが、日本には曖昧な、よく言えばフリーハンドな外交のほうが性に合っていると思うがね。

>復員の既視君

投稿者: evangelical_knight 投稿日時: 2005/06/30 19:22 投稿番号: [4721 / 5091]
>現実的選択としてアメリカについて行くのが妥当だというのが君の主旨ではないのかね。

現実的選択として妥当だろう。


>それともマジ?

今後の選択肢として当然考えるべき課題だろう。

で、君はどうすべきと思う。アメリカにどこまでも着いていくの?それとも国連とかに甘えて暮らしていくの?それとも中国の属国になるの?
君はどうする?
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