「シリア〝民主化〟への攻防」NHKBS②
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/18 17:55 投稿番号: [4751 / 5091]
バース党若手党員の改革派アイマン・アブドゥルヌール氏(40歳)
一刻も早く改革を進めなければ党の存続が危ぶまれると考えています。
二年前からインターネットを通じて、民主化に向けた改革の必要性を訴え
続けています。
抜本的な改革を拒む党内の守旧派に対して挑んでいます。
「党大会で複数政党制について、実際に決まるのは理念だけのことだ。
それでは意味がない」
「そもそも党大会に参加する党員のほとんどが70歳以上だ。
改革なんかできる筈がない」
守旧派からの反論
「今流行の民主主義に影響され、党の精神を壊そうとしている」
党内の守旧派は今の時代を読み誤っている。
「バース党は国際的変化に対応する為に、イデオロギーを近代化させ、
今の時代に適応しなければならないのです。
そうしなければ、バース党の存続は難しいでしょう」
父イブラヒム氏75歳、バース党発足時からのメンバーです。
急激な改革には反対です。
アラブ民族の統一というバース党結党以来の理念を守り通すことが
何よりも大切だと信じています。
「いいか、アイマン、バース党の理念を捨てて、急激な変化を起こしたり、
資本主義になったりしたら、ソ連と同じように崩壊の道を辿ってしまうのか、
アメリカの圧力に屈してはならんのだよ」
「違いますよ、お父さん。アメリカの言いなりになるのは私も反対です。
ただ、今政治改革をしなければ、バース党は内部から崩壊してしまうと
言ってるんです。そうなれば他の政党に支配されることになるんですよ。
どうするんですか。だから、バース党を強化して維持、発展させなけらば
ならないんです」
議論は最後まで平行線を辿りました。
「バース党が大切に守ってきたイデオロギーは素晴らしいものです。
アラブ民族の統一です。これは全てのアラブ諸国が求め続けてきた夢であり、
悲願なのです。改革は速すぎてはいけません。社会の状況に見合った形で
進まなければならないのです」
「私はバース党をなくそうなんて言っている訳じゃないんです。
アメリカからの圧力に対処できるように、バース党は急いで準備しなければ
ならないと言ってるんです」
民主主義のための討論の場「アタシ会議」15の政治団体が参加
その後、9人が拘束。
それへの抗議デモ
国営テレビの政治討論番組は放映されませんでした。
バース党大会
民主化に向けた改革を示さなければ、国内外の批判をかわすことはできない。
しかし、体制の維持は何よりも重要である。
アサド政権のジレンマが浮き彫りになりました。
<私の感想>
バース党政権成立当時は、それなりに大衆の支持があったのだろう。
しかし、現在その支持率は高いとは思えない。
これが本質的矛盾だろう。
矛盾の本質的解決ではないが、現実的解決の一つとして、
複数政党制の導入があるだろう。
しかし、あくまでも、バース党一党独裁体制維持という
限定の範囲内でのことにすぎない。
アサド大統領が、戒厳令廃止を宣言と伝えられ、
その後、実際には行われていない。
そういう生じた現象を通して、バース党内部での路線対立を
推測することはできる。
「上からの民主化」「下からの民主化」
その2モメントがある。
つまり、力関係。
今の所、下からの力は大きくはないようだ。
これまで歴史的に抑え続けられてきたということだろう。
そういう意味では、バース党は、一党独裁をこれまでは、
『上手く』維持してこれたと言えるとは思う。
しかし、今後も、一党独裁を維持することは不可能だろうし、
無理やり一党独裁を続ければ、「革命」状況が来るだろう。
複数政党制の導入が必要だろう。
しかし、ソ連圏の崩壊過程を、どう教訓化するか?
民主化、複数政党制の導入がソ連圏崩壊を招いたと教訓化するのかどうか。
アメリカからの「外圧」は、現状ではまだ効果はないようだが、
最近の「民主主義革命の輸出」のやり方を実践するだろう。
しかし、シリアでは、「内からの」圧力、つまり、シリア国内の
反体制派への支援は、そう簡単ではないかもしれない。
一刻も早く改革を進めなければ党の存続が危ぶまれると考えています。
二年前からインターネットを通じて、民主化に向けた改革の必要性を訴え
続けています。
抜本的な改革を拒む党内の守旧派に対して挑んでいます。
「党大会で複数政党制について、実際に決まるのは理念だけのことだ。
それでは意味がない」
「そもそも党大会に参加する党員のほとんどが70歳以上だ。
改革なんかできる筈がない」
守旧派からの反論
「今流行の民主主義に影響され、党の精神を壊そうとしている」
党内の守旧派は今の時代を読み誤っている。
「バース党は国際的変化に対応する為に、イデオロギーを近代化させ、
今の時代に適応しなければならないのです。
そうしなければ、バース党の存続は難しいでしょう」
父イブラヒム氏75歳、バース党発足時からのメンバーです。
急激な改革には反対です。
アラブ民族の統一というバース党結党以来の理念を守り通すことが
何よりも大切だと信じています。
「いいか、アイマン、バース党の理念を捨てて、急激な変化を起こしたり、
資本主義になったりしたら、ソ連と同じように崩壊の道を辿ってしまうのか、
アメリカの圧力に屈してはならんのだよ」
「違いますよ、お父さん。アメリカの言いなりになるのは私も反対です。
ただ、今政治改革をしなければ、バース党は内部から崩壊してしまうと
言ってるんです。そうなれば他の政党に支配されることになるんですよ。
どうするんですか。だから、バース党を強化して維持、発展させなけらば
ならないんです」
議論は最後まで平行線を辿りました。
「バース党が大切に守ってきたイデオロギーは素晴らしいものです。
アラブ民族の統一です。これは全てのアラブ諸国が求め続けてきた夢であり、
悲願なのです。改革は速すぎてはいけません。社会の状況に見合った形で
進まなければならないのです」
「私はバース党をなくそうなんて言っている訳じゃないんです。
アメリカからの圧力に対処できるように、バース党は急いで準備しなければ
ならないと言ってるんです」
民主主義のための討論の場「アタシ会議」15の政治団体が参加
その後、9人が拘束。
それへの抗議デモ
国営テレビの政治討論番組は放映されませんでした。
バース党大会
民主化に向けた改革を示さなければ、国内外の批判をかわすことはできない。
しかし、体制の維持は何よりも重要である。
アサド政権のジレンマが浮き彫りになりました。
<私の感想>
バース党政権成立当時は、それなりに大衆の支持があったのだろう。
しかし、現在その支持率は高いとは思えない。
これが本質的矛盾だろう。
矛盾の本質的解決ではないが、現実的解決の一つとして、
複数政党制の導入があるだろう。
しかし、あくまでも、バース党一党独裁体制維持という
限定の範囲内でのことにすぎない。
アサド大統領が、戒厳令廃止を宣言と伝えられ、
その後、実際には行われていない。
そういう生じた現象を通して、バース党内部での路線対立を
推測することはできる。
「上からの民主化」「下からの民主化」
その2モメントがある。
つまり、力関係。
今の所、下からの力は大きくはないようだ。
これまで歴史的に抑え続けられてきたということだろう。
そういう意味では、バース党は、一党独裁をこれまでは、
『上手く』維持してこれたと言えるとは思う。
しかし、今後も、一党独裁を維持することは不可能だろうし、
無理やり一党独裁を続ければ、「革命」状況が来るだろう。
複数政党制の導入が必要だろう。
しかし、ソ連圏の崩壊過程を、どう教訓化するか?
民主化、複数政党制の導入がソ連圏崩壊を招いたと教訓化するのかどうか。
アメリカからの「外圧」は、現状ではまだ効果はないようだが、
最近の「民主主義革命の輸出」のやり方を実践するだろう。
しかし、シリアでは、「内からの」圧力、つまり、シリア国内の
反体制派への支援は、そう簡単ではないかもしれない。
これは メッセージ 4750 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afc0oah_1/4751.html