イラク戦争

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「プーチニズム」アンナ・ポリトコフスカヤ

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/02 06:36 投稿番号: [4727 / 5091]
「私たちはブレジネフの『停滞期』からスターリンのあからさまな独裁へと
  退行している」
「ロシアには独立した司法制度や検察制度が存在しないのもまた明らかだ。
  判決は政治家の専横と政治の都合に左右されるのだ」
  プーチンのロシアを筆者はそう分析する。
しかも、問題は、
「プーチンの配下は社会の反応を注意深く見守っている。彼らが国民など気に
  しないと思うのは見当違いだ。今起こっていることに対しての責任は私たち
  国民にある。まず私たちにであって、プーチンにではない」
「社会のあきらめムード、これは底なしだ。これがプーチン再選の免罪符なのだ」
「ロシアの政治情勢を変えられるのは私たち自身しかいない」
  ロシア国民である自らこそがその責任者なのだと主体的に反省している。

  ソ連崩壊で価値基軸を喪失した旧支配階層が、新興権力へと乗り移っていく、
その精神構造の分析も面白かった。


  高支持率で再選されたプーチン。
最大の原因は、高い経済成長率だろう。
石油・天然ガスの輸出が好調。
原油高という幸運も重なった。
しかし、国内産業が育成されている訳でもない。
軍需産業くらいしかない。

  第二次チェチェン戦争開始と共に始まったプーチン政権。
軍部の復活、強いロシアの復活、
FSBという名の旧KGBを実体的基礎にして、
旧共産党のノーメンクラツーラと
新興実業家という名の新旧マフィアと
これらの複合体がプーチン体制のようだ。

  チェチェン人、イングーシ人、更にはコーカサスの人々を
民族排外主義的に国民総動員で排除する。
ロシア民族主義の高揚。

チェチェン戦争の進展と共に精神的にも腐敗が進行したようにも思える。

地方自治体の任命権を大統領へと中央集権制の強化。

相次ぐジャーナリストの不審な死。

民主主義への道から逆行しているとしか思えない。

国際的には、グルジア、ウクライナ、キルギスと、
『民主主義革命の輸出』にしてやられているように思える。
<プーチン流>は、ロシア国内的には貫徹できても、
国際的には敗退を重ね続けているように思える。


人類史上初めての「社会主義」から資本主義への退行。
資本の原始的蓄積の醜悪な再現。
私的所有という陣取りゲーム。
ただしそれは必ずしも一回限りとは限らないのがロシア的特殊性とは言えようか。
既存の理論だけでは、そもそも解明できない事態なのではないか。
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