入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件55 中島顧問現地に向う1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/29 16:03 投稿番号: [552 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
198〜200p

《 日支両軍撤退の円滑を図るため、双方二名ずつの代表を現地に派遣し、
実地指導と行動の監視をすることになり、

日本側からは事件発生当時張家口におり、急遽北京への途を急いでいた二十九軍
軍事顧問中島弟四郎中佐とこれと同行していた二十九軍の周思靖参謀とは、

北京西直門駅でそれぞれ連絡をうけ、同駅から秦徳純市長からの迎えの自動車によって、
まだほの暗い九日の朝方、西直門をくぐってまず秦市長邸に入った。


ここも昨夜以来一睡もしていないらしい。机の上は一杯取り散らかされ、
地図は広げられたまま放りっぱなしにされていた。

部屋の中はムッとするくらい、煙草の煙がもうもうとしている。
中島顧問が入って行くと、秦市長はニコニコしながらもあわてて地図を裏返しにし、

「お帰り早々大変ご苦労様です。いまからもう盧溝橋にお出かけなんですか。
とにかく、早く事件が解決するよう、何分ご尽力をお願い致します」

中島顧問は、性格極めて明朗闊達、一見大久保彦左衛門を偲ばせるような、
直情径行の人柄である。



「大丈夫ですよ。お互いが誠意をもって交渉しさえすれば、決して拡大する
ことなんかありません。安心して一切を私達にお委せなさい。

だがまず第一に秦さん!   顧問に対して地図を匿すなんて何事です。
そんな事していたら事件はますます拡大しますぞ。

お見せなさいお見せなさい。いかにして二十九軍をよくしようかと、
そればかり考えて努力している我々に対し、匿し立ては一切ご無用!」

顧問はそういって地図を表側にひっくり返した。

「ハハア、なるほど、この青鉛筆が二十九軍ですな。
八宝山には三十七師の主力が出ていますね。

三十八師は南苑から、まさに豊台の虚を衝こうという態勢をとって
いるじゃありませんか。この矢印は確かそうなんでしょう。

いかんいかん!   こんな図を描いているようじゃ、いつまでたったって
事件の解決は出来ませんぞ。いやしくも不拡大な標榜する以上…‥」



「いえ、決してそういう意味じゃないのです。もし日本軍から攻勢に出られた場合、
二十九軍はいかなる態勢をもってこれを防ごうかという研究をしていたのです」

「イヤ、そういう釈明は信ぜられません。考えてもご覧なさい。
いま、華北に日本軍がいったいどれだけいると思いますか。

虫眼鏡で見なければわからないほど僅かな日本軍に対して、
あなたの方がこういう大袈裟な騒ぎ方をするもんだから、

日本軍はますます戦備を整えなければならなくなるんです。

ともかく、私はいまから現地に行って問題を解決してきますから、
その間に決して別の部隊を動かすような事をしてはいけませんよ。いいですか」

子供に教え諭すようにして念を押した中島顧問は、
林耕宇と周参謀を伴って、秦徳純邸の応接室を出た。》


つづく
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