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盧溝橋事件55 中島顧問現地に向う2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/30 18:26 投稿番号: [553 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
200〜201p


《 中島顧問は、林耕宇と周参謀を伴って、秦徳純邸の応接室を出た。
その出会頭に鼻突き合せたのが問題の三十七師師長馮治安中将である。

「ヤア!   これは馮師長!   実に都合のいいところで出会った。
僕等はいまから盧溝橋に停戦指導に出かけるところです。

日本側は河辺旅団長も行っているんだから、馮さん、あなたも是非私と一緒に現地に
出かけなさい。あなたが現地で命令一つ下しさえしたら、今度の問題なんか一遍に解決だ。

こりゃいい人に出会った。アア!一緒に自動車に乗ろう。来なさい来なさい」
中島顧問は馮治安の袖をとらえて、懸命に車の方へと引張った。

しかし馮治安はニコリともせず
「私、今非常に忙しいのです。放して下さい。放して下さい」

ほとんど振り切らんばかりにして中島顧問から離れると、
歩度を速めて一散に応接室の方へ逃げ込んで行ってしまった。



中島顧問と周参謀、それに林耕宇ともう一人、三十七師の上校参謀を乗せた
二台の自動車は、まっしぐらに宛平県城さして走って行った。

西五里店の原に出たころ、戦線の方からはポコーン!   ポコーン!
次第に銃声が聞え始めてきた。

宛平城の東門は、鉄扉が堅く鎖されていたので、一行は迂回して城壁の北側伝いに、
西門の方へと進んで行った。鉄橋の方向で突然激しい銃声が始まった。

「ストーップ!」 一行は車からドヤドヤと跳び降りた。
「まだ射撃してやがる。白旗を出せ!   白旗を!」 そうどなったのは中島顧問である。

林耕宇が眉に皺を寄せながら 「どうも困りますねえ。あれはみんな日本軍の射撃ですよ……」
言いも終らず中島顧問 「何ッ?   日本軍か二十九軍か、この高いところに上ってよく見ろ!

無責任な出まかせをしゃべると、この俺が承知しないぞッ!」
顧問の一喝!   林耕宇は青くなって縮み上った。



周参謀は勇敢に長豊支線の線路上に駆け上って、白旗振り振り大声にどなった。
「射っちゃいかぬ。射っちゃいかぬ。師長の命令だ。射っちゃいかぬ。射っちゃいかぬ」

打ち振る度に白旗がハタハタと、心地よい音を立てる。

「もういいでしょ。早く宛平城に入りましょうよ」 林耕宇と上校参謀とは、
早く城内に入ろうとそればかりを焦っていた。



ようやくにして射撃は鎮静におもむいた。一行は宛平県城の西門を入って、
まず営本部に吉星文団長を訪ねて行った。

本部では金営長やその他の幹部連も集まって、しきりに会議の最中らしかったが、
一行が入って行くと、まず吉団長がスックと起ち上った。

周参謀の説明によって一行が和解調停の任務をもってやって来た事を知ると、
団長は領きながらにこやかにこれを迎え、手を差し伸べて握手を交した。》



つづく
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