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1937年 トラウトマン工作のつづき

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/08/09 18:39 投稿番号: [1820 / 2250]
12月2日のトラウトマン・蒋介石の話を受けて、

12月7日、ドイツが日本に和平仲介の話を持って来ました。



児島襄著   『日中戦争4』   189〜190p


《 12月7日、駐日ドイツ大使ディルクセンが広田外相に面会して、

外相ノイラートの指示による和平仲介の覚書を提出した。

大使ディルクセンは、すでに参謀本部の意向も承知している。

蒋介石側も交渉希望も明らかであり、戦況も講和に適していると判断されるので、

日本側の   「色良い」   返事を期待した。



だが、

広田外相の口から出たのは、予想に反する言葉であった。


「最近の偉大な軍事的成功により、

一か月前に起草された基礎の上で交渉が行えるかどうか疑問である。

陸海軍の意見も得て検討したのち返答する」


大使ディルクセンは、日本側の見解がいつかわったのか、と、質問した。


「ここ数週間の戦果が情勢を変化させた」


大使ディルクセンは、日本側は拡大した新要求を用意していると感得し、

広田外相に強調した。


「蒋介石と和平するのが、日本にとって最善の解決になる。

蒋介石の失脚、あるいは過大な要求をして和平を拒否させるのは、

かえって日本の不為になりましょう」



貴国ならびに貴大使の好意に深謝する、というのが広田外相の反応だった。》



*   参謀本部はすでに、12月1日に、

   和平交渉条件の改訂案を作成していましたから、

   前のままでというわけにはいかないでしょう。

   即座に返答はできませんので、会議にかける事になります。



戦史叢書   『支那事変   陸軍作戦1』   460p

《 早速、首陸海外四相会議を開き、日本側のとるべき態度について検討した。》
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