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1937年 体験談3 七百名の敵を捕らえる1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/06/25 18:51 投稿番号: [1729 / 2250]
東中野修道   編著   『1937南京攻略戦の真実』   小学館文庫
162〜164p


七百名の敵を捕らえる − 歩兵第四十七連隊(大分)   七本部   H軍曹


《 杭州湾に上陸して連隊本部付きで、一線中隊は各二百発ずつ弾薬を携行し、

自分は後の弾薬を海月庵に集め、大隊小行李   (しょうこうり)   を纏   (まと)   めて

一線へと十日出発しました。



十三日に松江   (しょうこう)   に到着して、それから二里半ばかりのところで

一本道路でしたが、前方に支那人が沢山いました。

このとき自分たちの兵力は、十二中隊が分散兵を集合せしめて約一ケ小隊、

小銃が四十挺   (ちょう)   ぐらいでしたが、クリークの岸に戦闘準備をしました。



すると、敵の将校らしいのが、前方二町ぐらいの所で止まりました。

それでこちらも前進しましたが、敵には全然戦闘意志はなく、

チェッコ九、小銃百三十、モーゼル三を持った敵が、

道路の両側にズラリと集まりました。



七百名ぐらいおりましたが、早速まず武装解除をさせました。

小銃には全部装填 (そうてん) してありました。

〝これだけの人員が、それに比較して殆ど戦闘力のない我々に向かってくれば、

ひとたまりもなかったのに〟 と後でホーッとしたことでありました。

これらの兵器は輜重   (しちょう)   兵に持たせました。



注   :   チェッコとはチェコスロバキア製の機関銃の事。


つづく
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