12月17日 松井大将と柳川中将の喧嘩
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/10/07 18:36 投稿番号: [994 / 2250]
早瀬利之著
『将軍の真実
南京事件
松井石根人物伝』
139〜140p
《 この入城式典直後のことである。
首都飯店の方面軍司令官室で、松井と柳川との大喧嘩が起きた。
柳川平助は参謀長の田辺と二人だった。 松井司令官室で二人だけの話となると、
田辺はとなりの角良晴副官室でようすをうかがっている。そのとき、
となりの松井の部屋で、突然、松井にしては珍しく大声で怒鳴る声が聞こえた。
二人のようすが変なので、田辺は角副官に、 「なんとかしてくれ」
と心配そうに言う。
角は、日ごろから、柳川平助の、方面軍司令官を無視した行動といい、
直接東京の下村定第一部長と連絡して南京攻撃に出たことといい、
腹にすえかねていたことも多く、松井の気持ちがよく分かっていた。
田辺の慌てぶりに、女房役の角は、 「弱い参謀長殿だな」
と思いながら、
「大将と中将です。二人が取っ組み合いのケンカをするはずもないし、
軍政の根本問題ですから、しばらくやらしておきましょう」
と言って、ほっとくことにした。
このとき角が耳にした松井の声とは、
「支那のことは支那人にまかせ、日本軍はオブザーバーになれ」
だった。
これに対し柳川平助は、 「皇軍が血を流して取ったところである。
日本みずから、軍政を敷いてやるのが当然である」
と反論した。
この二人の激論から、占領後の南京をめぐり、軍政を敷くという柳川と、
中国人の自治体づくりによる政権、国際的視野を広げることとする松井との、
対立だったことが推測できる。
大激論がひとまずおさまった頃合いを見て、角はコーヒーを持って入った。
すると、二人とも黙り込んでいた。
角はそのとき、 「話し合いは決裂だな」
と直感した。
このときの会談は、柳川の方から申告されていて、
それに対して松井方面軍司令官が持論を曲げずに、柳川を説き伏せた形である。
頭ごしの
「軍政」
と
「中国人の自治政権」
との意見の相違だった。》
これは メッセージ 993 (kireigotowadame さん)への返信です.
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