9月10日 増員要請に消極的な参謀本部
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/03/26 13:48 投稿番号: [787 / 2250]
上陸した陸軍は、待ち構えている敵に苦戦しますが、
敵は前だけではありませんでした。後ろにもいたのです。
早瀬利之著
『将軍の真実
南京事件
松井石根人物伝』
58p
《 松井は、少なくとも五師団は必要と思い、第三艦隊長官と川越大使に通報 》
61〜62p
《 9月10日の朝、参謀本部からの電報が届いた。
その電報は松井をびっくりさせるものだった。
電文は
「新たに第九、第十三、第百一師団を一時的に増加するが、 十月までに
二師団だけ残し、他の主力を北方に転用する予定」
という内容のものである。
この朝の松井の無念さが、日記の行間に読みとれる。
「遅くも十月末までに二師団
(うち一つは特設師団)
だけ残し、
主力を北方に転用する予定なりと知り吃驚せり。
かくのごとくして軍の攻撃ははなはだ不徹底となり、敵軍攻撃の半途にして
これを打ち切り、上海北方に小さく二コ師団をもって防守せんなどは
とうてい上海確保、人民安護の所以
(ゆえん)
にあらず。
かつ皇軍の威信を傷つくること絶大なりと考えられ、憂慮に禁ぜず。」》
*
兵隊をほとんど増やさず、増やしても一時的で、すぐよそに回すと言うのです。
石原参謀本部第一部長は、ソ連が参戦してきたら困るから、その防備に必要
という考えで、対中国戦は、あまり重要視していませんでした。
これで、「戦争やれ」
と言われても、言われた方が困ってしまいます。
こんな状態なのに、中国侵略などと言われるのですから、何をか言わん。嗚呼!
つづく
これは メッセージ 784 (kireigotowadame さん)への返信です.
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