入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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8月21日 松本重治氏の和平工作 2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/03/07 18:42 投稿番号: [768 / 2250]
松本重治著 『上海時代・下』 中公新書
200〜201p

《「そこなんだよ、エドモンド。僕の心配はそこなんだよ。 第三国の上海内外における
厖大な権益が少なからず飛ばっちりの損害を受けることは間違いがない。

日本側が第三国の権益を保護しようとしても、 中国側としては、 第三国の権益に
損害を与えることによって、第三国の干渉を招こうとする策略をもっているかも知れない。

このあいだ十四日の中国空軍機による租界の盲爆や、爆弾がジャーディン・マセソンの
埠頭の倉庫に落ちたり、米国のアジア艦隊の旗艦オーガスタ号の舷側附近に

落下したりしたことをみても、中国側の手口が判るように思われるよ。」
「そうかも知れんね、シゲ。」



「君もそう思うだろう、エドモンド。
何とかして上海地区だけでの停戦協定なんかをでかすことは不可能だろうか?

第一次上海事件の際は、英国のランプソン公使が首唱して、アメリカその他の
数カ国とともに共同提案をやり、日本も中国も停戦協定に調印したことがあるだろう。

こんどは、情勢が大いに変っているので、この前のとおりにはできないにしても、
こんども、上海地区の停戦協定を試みる努力だけは、充分価値があると私は思う

(私は、周作民・船津の提案をまだ知らなかった)   が、エドモンド、君はどう思う?」
「君の話を聞いてみると、こんども、同じ方向に努力すべきかも知れんね。」



「僕の私見に過ぎないが、とにかく、まずやるべきことは、
英国大使と川越大使とを会見させることだと思うが」   と、

ちょっと立止り気味にホール=パッチの顔を見つめた。 すると彼は、
「大使は、 今、 南京にいるよ。 君の考えは考慮に価するね」

「エドモンド、君はヒューゲッセン大使をどれほどよく知っているかね?」
「リース・ロスと同館で数回会ったこともあるし、リース・ロスが去ってからも、

僕は大使と何度も会っている。いい男だ。
彼は、以前に、たしかエジプトの高等弁務官をやっていたとき、

ロンドンの本省の指令を無視したり、指令なしに独断でやったりして、
ちょっと変ったレコードをもつ面白い外交官だと承知している。

こういう難しい場合には、かえってうってつけの男かも知れぬと思う」



「そりゃ、面白い。とにかく上海での両国大使の会見をでかそうじゃないか。
会見において停戦協定を協議する。

万一、双方の本国や、中国が聴く耳をもたぬとすれば、致し方なく諦めるほかはない。
しかし、そういう方向に両人が努力しただけでも、意味があると思う。

僕は、明日、川越大使に話をしてみる。君は、南京に電話をかけて君の大使に
意向を打診する。謀は密なるを要するから、この話は当分四人だけとしようや」

「ヴェリー・ウェル、シゲ。では、明夕、上海クラブで会おう」
ということになった。》


つづく
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