派遣陸軍の編成と方針
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/03/01 18:37 投稿番号: [761 / 2250]
8月14日
上海行きに
第3師団・第11師団の動員が下令されました。
8月15日に、松井石根大将を軍司令官とする、上海派遣軍の編組・任務が下令されます。
ただし、これは臨時のもので、本式のものではありません。
戦史叢書
『支那事変
陸軍作戦1』
266p
《 十五日、上海派遣軍(軍司令官
松井石根大将−9期)の編組、任務等が
次のように下令された。その任務は極めて限定された小範囲のものである。
また純粋の作戦軍ではなく、一時的派遣の意味をもって
「戦闘序列」
が下令される
ことなく軍の
「編組」
が示された。戦局不拡大方針の考えを見ることができよう。
(「編組」
とは隷属系統を規定する数個の部隊の組み合わせをいい、
「戦闘序列」
とは、戦時もしくは事変に際し天皇の令する作戦軍の編組をいう)》
そして臨参命第73号の第2項で
266p
《 上海派遣軍司令官ハ
海軍ト協力シテ
上海附近ノ敵ヲ掃滅シ
上海竝(ならびに)
其北方地区ノ要線ヲ占領シ
帝国臣民ヲ保護スヘシ》
という、出兵の目的が出されました。
次に、
8月16日には臨命第452号で参謀総長より各種の指示が出されます。
267p
《(1)
上海派遣軍司令官と第三艦隊司令長官とは協同関係であり、
上陸した陸軍部隊と海軍特別陸戦隊とは戦闘間先任指揮官が統一指揮する。
(2)
第3、第11師団は海軍艦艇をもって急派する。
(3)
上陸地は劉河鎮方面及び呉淞方面とし、敵前上陸を予期する。
(4)
中支方面における敵航空勢力の覆滅は主として海軍が任じ、
陸軍は該方面に陸軍部隊の自衛のため飛行隊の一部を派遣する。
また、上海は国際都市として列国の利害が錯綜し、かつ列国監視の中にあるので、
軍の行使には特に次の件に注意せよと述べている。
一
我カ正当ナル行動ヲ
中外 (チュウガイ:内外) ニ
理解セシムルヲ要ス
二
努メテ列国軍トノ協調ヲ保持ス
三
上海租界ニハ
兵禍ヲ及ホササル如ク努ム
四
飛行機ヲ以テスル対地攻撃
就中 (なかんづく) 爆撃実施ニ方 (あた) リテハ
目標選定其他ニ関シ
国際関係ヲ顧慮スルヲ要ス
五
渉外事項ニ関シテハ
任務達成上
直接関係アルモノノ外ハ
努メテ外務官憲等ノ
処理ニ委ス
之カ為
所在帝国外務官憲ト
密接ニ連繋ヲ保持ス》
つづく
これは メッセージ 760 (kireigotowadame さん)への返信です.
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