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7月27日 広部大隊救出行動6

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/12/12 15:24 投稿番号: [664 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
339〜341p

《 その時周参謀一行が、宣武門から西単牌楼 (シータンパイロウ) の方までも
情況偵察に行って、ようやく引き返して来たところだった。

自動車からとび降りるなり、
「大丈夫です。今大通りには人ッ子一人出ていません。

今のうちに行ったら成功疑いなしです。どうか急いで出発させて下さい。
そして何ですか。桜井顧問が見えないというんですか、こりゃあ困りましたねえ。

しかし中島顧問殿、部隊の誘導は急ぎます。桜井さんの事は私に委せて下さい。
そして部隊を一刻も早く公使館区城に入れて下さい」

人情の極致、戦友を救わんがために身を危地に乗り入れようとする、
中島顧問の友情も壮であるが、一方、任務の前に決然その翻意をうながした、

笠井顧問の態度もまた、立派だった。 中島顧問はついにその決心を翻した。
そして笠井顧問等と共に、集合位置の方に歩き始めた。



午前一時、白旗を翻した軍使の自動車を先頭に、十数台の車輌部隊は、
東交民巷 (トンチャオミンシャン) の北京警備隊目ざして前進を起した。

しかしこの事輌部隊の行進は、まるで葬送行進と思われるまでに、遅々として
進まなかった。さきほどの戦闘で、車輌がさんざん痛めつけられたからである。

菜市口付近、中国側団本部のまん前あたりで   「第四号事故障!」   と後方から
どなられるたびに、一番ヒヤリとさせられるのは、誘導に任じている我々軍使の一行だった。

一台故障車が出ると、全部の部隊を停止させ、兵を他の車に分乗させ、
牽引準備が終ってから再び行進を起すのだから、

その都度、十分ぐらいは空費してしまうのだった。
しかも故障車続出なのだからたまらない。

だが、もっともおそれられた中国軍の出撃をこうむることもなく、
どうにかこうにかようやく宣武門までたどりつく事が出来た。



時計は午前一時五十分を指している。
そうだ、城外部隊の広安門攻撃を、何とか早く食い止めなくてはならぬ。

私は宣武門内の警察局派出所にとび込んで、電話で   「東局二九八」   北京
特務機関に呼びかけた。ところが、例によって   「お話中」「応答なし」   である。

私は、とっさに   「俺は二十九軍の周参謀だ。今、広安門で重大事件が勃発している。
大至急日本特務機関に交渉しなければならぬから、

応答がなかったら出るまでジャンジャン、ベルを鳴らせ」
となかば命令的に交換手に対してどなりつけた。



すると直ちに特務機関が出た。私は機関長に報告した。
「寺平です。ただいま宣武門の交番におります。

城内に入った広部大隊は全部収容して、先頭はもう宣武門まで前途し、
後尾のトラックは故障のため大分遅れておりますが、

もう間もなくここへやって来ることと思います。
ついては早速ですが城外部隊の広安門攻撃ですねえ。

あれを至急中止するよう、豊台に連絡して下さい」

「そうか。それは大成功だった。ご苦労ご苦労。では河辺旅団に対しては、
今からすぐ電話する事にしよう」   と機関長は答えた。》


つづく
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