入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件58 バケモノ保安隊3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/09/05 15:24 投稿番号: [559 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
207〜208p

《 やがて間もなく本物保安隊が西五里店に到着した。
今日のネグラがどこなるかも知らぬ顔の保安隊の兵隊達は、

饅頭を頬張ったり、隣のやつの頬ッペタを引っぱたいたりして、
雨のひとときをこの西五里店の部落でゴッタ返していた。



その時、私は特務機関で、盧溝橋駅からの電話にかかっていた。
話の相手は今朝程喧嘩したばかりの威勢のいい参謀である。

「こんな事件を引き起した以上、旅団としては保安隊を宛平城内に入れる事は
絶対不賛成だ。早速止めさせてくれい。

今朝方の事件なんか全く寝耳に水で、旅団は一生懸命、
盧溝橋と八宝山とを警戒していたら、

突然背後の北京街道から、灰色の大部隊が散開隊形でこちらに向って
前進して来るじゃないか。

大塚通訳生を遣ってこれを食い止めさせようとしたところ、かえって射撃で対応する
という始末、結局正当防衛としてもこちらは戦わなければならなくなったんだ」



「いま、笠井顧問からも電話で、その一件一件が報告されてきたところだよ。
だが保安隊入城の件は、昨夜来交渉の結果、中国軍の宛平県城撤退に伴う

交換条件として、こちらがすでに承認を与えた問題なんだ。
不拡大の目的達成のためには大事の前の小事というわけさ。

保安隊の入城を拒否する、その事は極めて易々たる問題だが、その反動として、
せっかく撤退した二十九軍がまたまた宛平城内に舞い戻って来たらどうする。

ことにこの間題は、軍司令部でもすでに協定通りやらせろという意向なんだぜ。
今朝だけの問題で、根本までひっくり返すような愚をなさぬよう、

その点はよくよく考えてくれい」



「だが最初の協定というやつがなあ!   余りにも軟弱過ぎたんだ。
まあ一応閣下に申し上げてみよう」

電話は暫くの間放置されて、受話器がジージー音を立てていた。

「今、閣下の意向を伺って見たんだ。軍の方針がそうと決まったら仕方がない、
入城の点では譲歩しよう。

しかしいったん日本軍に対して銃口を向けたような保安隊は、断じて城内に入れる
わけにはいかない。即刻、他の保安隊と取り換えて欲しいというご意見なんだ」

「その点はご心配無用!   すでに別の一隊を派遣してあるからその方を入城させる」



笠井顧問と中島顧問とは協議の上、これ等保安隊の編制装備について再検討を
加える事になった。そして松井機関長からの指示に基いて、入城保安隊には、

重火器に類するものは一切、即ち軽機関統といえども携行させない事にして、
弾薬の数も一人十発に制限し、特に人員の点では厳に百五十名に限定した。

こうして整理された保安隊百五十名は、笠井顧問及び愛沢、広瀬両機関員に
引率されて宛平県城へ、

また残余の五十名、及びバケモノ保安隊は、
中島顧問に引率されて北京指して引き揚げて行った。》


つづく
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