入って中国人に南京事件真相議論しましょう

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

盧溝橋事件55 中島顧問現地に向う3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/31 18:37 投稿番号: [554 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
201〜202p


《 中島顧問はまず真ッ先に 「団長!   桜井顧問は今どこにいますか?」 と鋭く尋ねた。
吉団長は落ち着いた態度で 「アア桜井顧問ですか。顧問はあちらの方で休んでおられます」

「何?休んでいる?   あなたがたは軍事顧問を監禁なんかしてやしないでしょうな」

「監禁なんてとんでもない。決してそんな事はしてはいません。
十分気をつけて保護しております。何ならすぐそちらの方にご案内致しましょう」

「じゃぁそうして下さい。その前にもう一つ団長にお話する事がある。日華両軍、
停戦協定が成立したんです。周さん!   これはあんたの口から、詳細に説明して下さい」



周参謀は持前の茶目気分で、協定成立の経緯から撤退の手段方法に至るまでを、
身振り手振り沢山に、詳細かつ早口に説明した。

吉星文は腕の時計を眺めながらいった。

「九時撤退といえば、あともう五十分しかありません。
雨も大分降っておりますし、荷物の運び出し、その他に相当時間がかかります。

ギリギリのところ、あともう一時間半ばかり延ばしていただきたいもんですなあ。
実際問題として九時までというのは、すこぶるむつかしい問題なんですが」

すると周参謀 「でも九時という時間は、北京ですでに協定済みの時間なんだから、
いまさら変更という事になると、もう一遍日本軍の方に行って掛け合って

こなければならないんです。そんな事してたらますます時間が間に合わなく
なってしまいますよ」 と一人で気をもんでいる。



  中島中佐は小首を傾けて、しきりに仁丹髭を捻っていたが
「そういえばもう八時過ぎだなあ!   よろしい。僕が責任を負って承認する事にしよう。

一時間半だね。十時半になってからまたまた延期だなんていったって、今度は僕が
承知しないぞ。一時間半だけ、僕が独断で日本側に何とか連絡をつけて上げよう」

「それだけやって頂けたら結構です」「しかしそれはそれだ。中国軍としてはそんな事を
当てにする事なく、出来得る限り迅速に、いまから早速撤退準備に取りかかんなさい」



林耕宇がそれを吉星文や金振中に通訳している間に、中島顧問はもう起ち上っていた。
「サア、話が決まったらこんどは桜井顧問だ。だれか桜井の居る所を案内してくれ!」》


つづく
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)