入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件52 機関は二十九軍の親戚かッ!

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/26 18:31 投稿番号: [549 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
196〜197p

《 私はその時、北京の特務機関でちょうど顔を洗っている最中だった。
給仕の杉沢がやって来た。

「補佐官殿!   お電話でございます。豊台の旅団司令部から参謀の方らしゅうございます」
「よしきた。すぐ行く」

  私は電話口に立った。ガンガン破 (わ) れ鐘のような声が受話器に響いて来る。



「午前五時を期して日華両軍、永定河の両岸に一斉に撤退を開始するなんて、
あんなインチキ協定は、いったいだれが結んだんだ。

現在日本軍は協定通り、立派に撤退を開始しているんだ。
それなのに中国軍は退るどころか、かえって猛烈な射撃を浴せてきやがった。

いったい貴公ら特務機関のする事なんか、
もうスッカリ二十九軍になめられ切っているじゃないか。

やれ不拡大だ、やれ和平交渉だ、偉そうな事ばかり言いやがって、
事毎に軍の作戦行動を妨害している。

もう戦争が始まってしまった今日、特務機関なんか必要はないんだ。
貴公等も第一線に出て来て戦争をやれよ。

北京特務機関なんてもともと二十九軍の親戚じゃあないのか!
こういう言語道断な不信行為をあえてした以上、

旅団は断乎、今から宛平城を攻撃するッ!   今後は一切、貴公等のご厄介にはならぬ。
軍の行動には絶対嘴 (くちばし) を容れてくれるな!」 電話は荒々しく切られてしまった。



相手は私と士官学校の同期生鈴木京大尉である。
いかにお互いの気易さからとはいえ、これはまた何という暴言だろう。

もうこうなってしまったら仕方がない。
中国側がそういう瞞 (だま) し射ち的態度に出るのなら、我々も匙 (さじ) を投げた。

後は自然の成り行きに委せるより他はない。
私がなかば捨て鉢的気分になって起ち上ったところに、

また、別の電話がかかって来た。天津軍司令部の鈴木嘉一少佐からだ。



「いよいよ撤退の時間になりましたね。
いまごろ現地ではもう、両軍それぞれ新しい配置に向って行動を起している事でしょう。

唯、先程もお話したように、協定の実行を監視するということが、この際何より大切です。

旅団の方に対しては、別に私からも要求しますが、二十九軍側に対しては君の方から一つ、
万々間違いのないよう資任ある指導を要求して下さい。

とにかく、いま中央も、それから軍も、打って一丸となって不拡大に邁進している
一番大切な時ですからね。中国側もあくまでこの方針に同調させなくちゃいかん。

くれぐれも一つ、この点お頼み致しますよ」



私はこの一語によって、心境に翻然、一大変化を来した。

そうだ。我々は今、国家の重大危局に直面しているのだ。
さすがに軍司令部は常に大局に着眼し、

国家全面的の立場から物事を考えているから、このように冷静なのだ。
第一線の将兵は、身をドンドンパチパチの渦中に投じているから、

自然猪突盲進に陥り易い。我々までがそうした心理で二十九軍に突っ掛って行ったんでは、
国策だろうがなんだろうが、一遍でブチ壊しになってしまう。

そうだ。俺は依然不拡大主義で一貫しよう。
あくまで不拡大工作の奴隷になって折衝を継続するんだ!》


つづく
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