入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件48 秦徳純との会談3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/18 18:26 投稿番号: [541 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
182〜183p

《 なおついでに、これは第三案というんじゃなくて、
目下の情況に即応するための緊急措置として、

二十九軍から首脳者、とくに三十七師の師長か旅長を、
一刻もすみやかに盧溝橋の現地に派遣していただきたいのです。

その目的は中国軍第一線部隊の無統制な射撃を中止させるためです。
日本軍の方は高級指揮官が現地に至って、すでによく統制を保っていますが、

二十九軍の方は吉団長と金営長が、ともすれば部下に引きずられ気味で、
いまのままではいつまでたっても射撃が止まないばかりか、

ますます拡大して行く一方です。
どうかすみやかにこの措置を講ずるようにしていただきたいのです」



「よくわかりました。そこでもう一遍第一案に関して私の意見を申し述べますが、
宛平城内の二十九軍を撤退させるとして、全部を同時に撤退させる事なく、

一部を城内に残置するという事はいかがですか?   日本側として認めていただけますか?」
「一部〜一部って、いったいどのくらいの兵力ですか?」

「まあ一ケ連ばかり」
「じゃあ申し上げますがねえ。

宛平城内には平時から営本部と歩兵一ケ連、それだけしかおらなかったんですよ。
今日事件が始まってから後、中の島の方からさらに歩兵が一ケ連と、

迫撃砲連が増加して来たのを目撃しました。だから一ケ連残置したら、
それは何も撤退した事にはならないじゃありませんか!」

「じゃあ一ケ小隊」

「一ケ小隊であれ一ケ分隊であれ、城内に残しておく自体がいけないんであって、
これが端緒となって今後どんな不測の事態が引き起されるかわからないんです」



「不拡大という事に対する私の方の考えは、
さきほど寺平さんのおっしゃった日本側のお考えと、完全に一致しているんです。

ただ、立場を異にする私として、
最後に一、二、あなたに聞いていただきたい事柄があるんです」

「承りましよう」
「それは先程林委員からの報告にもあり、

また今日あなたが盧溝橋でまのあたりご覧になった事とも思いますが、
宛平城警備の営長金振中、

あれが非常に立派な態度をとって事件の不拡大という事に関し、
終始誠意をもってあなたがたと歩調を合せてきたという事です」

「その点は確かにこれを認めます。金営長が事件発端当面の責任者たる事は免れませんが、
個人的に非常によく出来た人物である事は、私も賞讃を惜しみません」



「そうでしょう。その金営長に対して上官たる我々が、今まで住み馴れた兵舎を
捨ててしまえ。そして河の西の何もない原ッパへ行ってしまえという事は、

人情上、どうしても命令が出せないのです。
もう一つは彼の面子の問題です。

いま、にわかに後にさがれという事は、金振中が何か悪いことでもしたかのように思われて、
同僚や部下に対し、彼は面子を失墜してしまう事になりましょう。

人情と面子、この二つの点から考えても、これに撤退を命ずるという事は、
我々としてすこぶる心苦しい事なのです。

あなたも軍人です。私のこの気持は、−番よくわかっていただけると思います」》


つづく
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