入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件42 桜井顧問から機関に電話

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/08/10 18:32 投稿番号: [532 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
168〜169p


《 盧溝橋付近で切断された電線は、その後森田中佐の方で応急修理をしたとみえ、
宛平城内に缶詰にされている桜井顧問から、午後一時五十分、

ようやく電話が特務機関にかかってきた。
ちょうど私が馮治安邸を訪れていたころの時間である。顧問は

「城内の中国軍に対しては、極力発砲を抑制しています。しかし日本軍の斥候や
伝令がとび出して来る度に、それに引きずられてまたポンポン射つ。

とにかく寺平君が持って行った撤退案が成立するまでは、日本軍の軍事行動は
一切ストップするよう、森田中佐にやかましくいって下さい」

と現地の現況を伝えてきた。



また通州の守備隊長藤尾心一中尉からは、午後二時十五分

「天津を出発した機械化部隊は、いまから三十分後には通州に到着し得る距離に
あります。至急、朝陽門通過の件を中国側に交渉して下さい」 と申し出て来た。

これに対して機関からは

「北京の空気は決してそんな生やさしいものではない。だから木原大隊が通ったように、
北京南方地区から、豊台に向うようにせられたい」 と回答した。



さらに憲兵隊の重松博治少尉は午後二時二十分
「ただいま桜井顧問から言い付けがございました。

現地には二十九軍の首脳部がだれもいないので、時局の収拾が出来ないそうです。
至急、責任ある高級幹部を現地に派遣するよう、

交渉していただきたいとの事でございます」 等々、
次から次へと錯綜し続ける電話である。



中国側では現地派遣どころか、秦徳純と馮治安とがそのころ西苑兵営に集って、
しきりに密議の真ッ最中だった。

もちろん日本側から提示した二つの案には真っ向から反対を唱え、
馮治安はすこぶる興奮して

「今日の事件は日本側が勝手に引き起した問題なんだ。 撤退すべき理由は
日本側にこそあれ中国側には断じてない」 といきまいていた。

不拡大なら不拡大らしく、また攻撃するなら攻撃するらしく、いずれにもせよ
早くその方向が決まってしまわない事には、盧溝橋における日本軍のこの時の態勢は、

河の両岸に分断されていて、実に危険極まる状態にあったのだ。
夜に入れば入るほど我々の危惧する危険性が増大してくる。



北京から午後三時、盧溝橋駅に到着した牟田口連隊長は、
自ら永定河堤防の線まで足を運んで、全般の情勢を観察した。

そして態勢上の危険を痛感したので駅の連隊本部に引き返すとすぐ、
次の要旨の命令を下した。

「連隊は木原大隊の戦場到着を待って、宛平県城を攻撃する企図を有す。
一木大隊はこの攻撃を準備するため、本日、日没後直ちに行動を起し、

西岸の陣地を撤去し、竜王廟北側付近において永定河を渡り、
部隊を大瓦ヨウ付近に集結すべし」

自主的に全兵力を永定河東岸に集結してしまおうというのである。命令受領者が
駅舎に集って、通信紙に鉛筆を走らせ始めた時、第一線の空気は再び緊張の度を加えて来た。

西岸の敵陣地から、ダダダダッ!   とチェッコ製軽機関銃声が不気味に聞えて来る。》


つづく
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