南京空襲の予告
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2009/06/07 19:07 投稿番号: [48 / 2250]
公大飛行場を確保した長谷川長官に、海軍中央部から、
中国に引き渡し予定の英国機九機が九龍付近で組み立て中、ソ連機数十機南京着、
9月15日上海方面空襲の算ありとの情報が入りました。
九龍は英国の領域ですので、手が出せません。
代わりに輸送中継地である広東が攻撃目標になります。
長谷川長官は、二連空に上海付近の敵飛行場の偵察を命じました。
しかし、いずれも敵機は見つかりません。
ならば奥地だということで、南京、広東、漢口、南昌への空襲が決まりました。
尤も南京空爆には、外国からの注文があってましたので、予告しました。
《 南京空襲実施にあたり、長谷川長官は戦禍が第三国人及び一般市民に及ぶのを避けんがため、
九月十九日岡本上海総領事を通じ在上海各国総領事あて、南京空爆の予告を通告した。
更に二十日付、中国非戦闘員に対し避難を勧告する宣言を発した。 》
( 戦史叢書 『中国方面海軍作戦〈1〉』 407p )
〔昭和12年9月20日 大阪毎日(号外)〕
《 長谷川長官の通告正文〔上海二十日発同盟〕
第三国に対する通告
支那軍の敵対行為を終息せしめ、
もって時局の迅速なる収拾をはかることは我が軍の作戦の目的とするところにして、
南京は支那軍作戦の中枢なりと認め、我が海軍航空隊は九月二十一日正午以後、
南京市およびその附近における支那軍隊、ならびに作戦および軍事などに関係ある
いっさいの施設に対し、爆撃その他の加害手段を加えることあるべし。
右の場合においても、友好国の船舶および国民の生命財産はこれを尊重する意向なること勿論なるも、
日支交戦の結果、万一にも危害がおよぶことなきを保しがたき状況なるに鑑み、
第三艦隊長官においては南京市および附近に在住する友好国官憲および国民に対し、
自発的に適宜安全地域に避難の措置をとられんことを強調せざるを得ず。
なお揚子江上に避難せらるる向きおよび警備艦船は、下関上流に避泊せられんことを希望す。》
しかし、この予告は逆効果になりました。
《 不幸にしてこの予告は逆効果を生じ、世界を刺激し、我が国に対する世論をにわかに悪化させた。
中国側は盛んな宜伝を行い国際連盟の対日空爆非難決素、各国の対日抗議申し入れとなった 》
(海軍戦史叢書 『中国方面海軍作戦〈1〉』 407p)
中国の提訴で開かれていた、国際連盟諮問委員会は
9月27日、日本軍飛行機の中国における無防備都市爆撃を非難する決議を採択しました。
尤も、南京は無防備都市どころか、
「諸外国の不自然な対応」
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=552022058&tid=ffea4ca4fcf9qbfma4kfn5febbv7obfb faj5doc0a47a4dea47a4ga4a6&sid=552022058&mid=30
でも書いたように軍事都市なのですけど。
《 広田外務大臣は二十九日、爆撃は軍事目的達成に必要やむを得ざるものに限定し、
無差別的に非戦闘員をも対象とするものではない旨を強調する回答を発した。
上海においても本田忠雄海軍武官が外国新聞記者団に対し、爆撃目標は軍事目標に限定し、
細心の配慮の下に正確に実施されつつある旨の談話を発表した。》
(海軍戦史叢書『中国方面海軍作戦〈1〉』407p)
本来空襲は、予告したら対応されますので、意味がなくなるのです。
それを善意のつもりで、予告したら、逆に解釈された。
日本の善人根性はかくもおめでたいものなのです。
中国に引き渡し予定の英国機九機が九龍付近で組み立て中、ソ連機数十機南京着、
9月15日上海方面空襲の算ありとの情報が入りました。
九龍は英国の領域ですので、手が出せません。
代わりに輸送中継地である広東が攻撃目標になります。
長谷川長官は、二連空に上海付近の敵飛行場の偵察を命じました。
しかし、いずれも敵機は見つかりません。
ならば奥地だということで、南京、広東、漢口、南昌への空襲が決まりました。
尤も南京空爆には、外国からの注文があってましたので、予告しました。
《 南京空襲実施にあたり、長谷川長官は戦禍が第三国人及び一般市民に及ぶのを避けんがため、
九月十九日岡本上海総領事を通じ在上海各国総領事あて、南京空爆の予告を通告した。
更に二十日付、中国非戦闘員に対し避難を勧告する宣言を発した。 》
( 戦史叢書 『中国方面海軍作戦〈1〉』 407p )
〔昭和12年9月20日 大阪毎日(号外)〕
《 長谷川長官の通告正文〔上海二十日発同盟〕
第三国に対する通告
支那軍の敵対行為を終息せしめ、
もって時局の迅速なる収拾をはかることは我が軍の作戦の目的とするところにして、
南京は支那軍作戦の中枢なりと認め、我が海軍航空隊は九月二十一日正午以後、
南京市およびその附近における支那軍隊、ならびに作戦および軍事などに関係ある
いっさいの施設に対し、爆撃その他の加害手段を加えることあるべし。
右の場合においても、友好国の船舶および国民の生命財産はこれを尊重する意向なること勿論なるも、
日支交戦の結果、万一にも危害がおよぶことなきを保しがたき状況なるに鑑み、
第三艦隊長官においては南京市および附近に在住する友好国官憲および国民に対し、
自発的に適宜安全地域に避難の措置をとられんことを強調せざるを得ず。
なお揚子江上に避難せらるる向きおよび警備艦船は、下関上流に避泊せられんことを希望す。》
しかし、この予告は逆効果になりました。
《 不幸にしてこの予告は逆効果を生じ、世界を刺激し、我が国に対する世論をにわかに悪化させた。
中国側は盛んな宜伝を行い国際連盟の対日空爆非難決素、各国の対日抗議申し入れとなった 》
(海軍戦史叢書 『中国方面海軍作戦〈1〉』 407p)
中国の提訴で開かれていた、国際連盟諮問委員会は
9月27日、日本軍飛行機の中国における無防備都市爆撃を非難する決議を採択しました。
尤も、南京は無防備都市どころか、
「諸外国の不自然な対応」
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=552022058&tid=ffea4ca4fcf9qbfma4kfn5febbv7obfb faj5doc0a47a4dea47a4ga4a6&sid=552022058&mid=30
でも書いたように軍事都市なのですけど。
《 広田外務大臣は二十九日、爆撃は軍事目的達成に必要やむを得ざるものに限定し、
無差別的に非戦闘員をも対象とするものではない旨を強調する回答を発した。
上海においても本田忠雄海軍武官が外国新聞記者団に対し、爆撃目標は軍事目標に限定し、
細心の配慮の下に正確に実施されつつある旨の談話を発表した。》
(海軍戦史叢書『中国方面海軍作戦〈1〉』407p)
本来空襲は、予告したら対応されますので、意味がなくなるのです。
それを善意のつもりで、予告したら、逆に解釈された。
日本の善人根性はかくもおめでたいものなのです。
これは メッセージ 46 (kireigotowadame さん)への返信です.