対華21カ条の要求1
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/04/25 16:03 投稿番号: [421 / 2250]
「対華二十一カ条」 の要求と言うと、日本が理不尽に押しつけた要求のように
見えますが、本来の意図はそうではなかったようです。
日本は清国から、満洲の利権を承認されていました。
ところが、辛亥独立の変乱で、中国が満洲の持ち主の清国を滅ぼしたのです。
日本は対応を迫られます。
清国を滅ぼした中国が 「満洲は俺のもの」 と言うのなら、
先に清国に勝って満洲に拠点を置いている日本も 「俺のもの」 と言えるのですが、
日本は、そうせず、新生中国に満洲の権利の確認を求めたのです。
清国との約束を中国が守るとは限りませんから。
K・カール・カワカミ著 『シナ大陸の真相
1931〜1938』(原題 Japan in China )
訳者
福井雄三
展転社
101〜102p
《中国は、満洲における日本の企業 (それは、十分可能性のあるロシアの報復に
対して日本が武装するためにはどうしても維持せねばならぬ企業であった) を
無力にしようとして様々の第三勢力と陰謀をたくらんだ。
幸運にも当時のイギリス政府は日本の動機と意図をはっきり理解していて、
満洲で日本の利益と衝突するようになっていたイギリスの私企業を全て禁止した。
このような公式の態度は、一九〇九年七月のタイムに掲載された次の社説に反映している。
「満洲問題を扱う時の中国の狙いの一つが (かつてそうであり、
今でもそうなのであるが)、
日本と
他の列強諸国の間に摩擦を生じさせることであることは、
ほとんど疑う余地が無い。
ファークメン鉄道の契約をイギリスに与えることにより (日本がその計画を
一九〇五年の議定書に対する侵害と見なすであろうことを知った後で)、
中国は明らかにイギリスと日本の仲がもつれることを望んだのである。
この点において中国の期待ははずれた。
イギリスと日本の同盟と友好関係は両国の共通の利害の上に
あまりにもしっかりと根づいているので、
そのような見え透いた策略によって重大な影響を受けるようなことは無いのである」
中央であると地方であるとを問わず中国当局があまりにも執拗に妨害政策を
推進したために、日本は一九一五年に中国に対していわゆる
「二一ヶ条要求」 を提出しなければならなくなった。
この要求に関しては中国の宣伝によってあまりにも大きな騒ぎが生じたために
その本質がかすんでしまう程であった。
この二一ヶ条要求 (その本質的な狙いは満洲における日本の利権を
保護することだったのであるが)》
つづく
これは メッセージ 420 (kireigotowadame さん)への返信です.
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