1937年12月 城内でソバ屋を開く中国人
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/10/05 18:27 投稿番号: [1944 / 2250]
児島襄著
『日中戦争4』
226〜227p
《 南京城内の掃蕩はつづき、南部からすすむ第百十四、第六師団は、
次第に市の中央部に近づいた。
左翼を北進する第二十三連隊がたどる路上は、ほとんど人影もなく、
散発的な狙撃をうける程度であった。
そのうち、意外にも店をひらいている麺料理屋をみつけ、
連隊本部の数人がはいって注文すると、主人は手早く
『広東ソバ』
を給仕した。
「こりゃぁ、甘露だのゥ」
「テンハオですな、まったく」
銃弾がとび、手榴弾、砲弾の炸裂音、そして爆煙と屍臭がただよう、
〝死の街〟で、営業するソバ屋は、いかにも奇妙な存在である。
しかも、主人は日ごろの顧客なみに日本軍を笑顔でむかえ、
日本側も警戒を忘れてソバに舌つづみをうった。
一同は、久しぶりに料理らしい味に満足し、銀貨で代金を支払った。
主人は、紙幣ではなく銀貨をもらったが、よほど嬉しかったらしい。
「謝謝、多謝」
とくり返して、第二十三連隊将兵をおくりだした。》
これは メッセージ 1930 (kir**gotowa**me さん)への返信です.
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