入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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1939年 影佐大佐に丁黙邨の計画を説明

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/09/07 18:40 投稿番号: [1880 / 2250]
晴気慶胤著   『上海テロ工作76号』   毎日新聞社
60〜62p


《「それよりも君。丁黙邨とは何者だい。それを早く聞かせろよ」



どこまでも親切な大佐にうながされてやっと気をとり直した私は、

彼らのいう国民党の更生運動と特務工作について、くわしく報告した。

だが、たった二日間聞きかじっただけの特工を、

影佐大佐のような中国関係の権威にどうしてうまく説明できよう。

しかし、大佐はたどたどしい私の話を、深く興ありげに眼を輝かしながら聞いていた。



「面白そうじゃないか。やりよう次第ではものになるかもわからないね。

だが君にはやり遂げる覚悟ができてるのかい」

「覚悟があるか」   とは、何をいうのだろう。

私はその意味がよくわからないので、

微笑する大佐をけげんな顔つきで見上げただけだった。



「いや、僕も中国人には随分だまされてこれまではひどい目にあったものだ。

だが、疑うばかりでは何もできない。

目途があったら断行して最善を尽くし、それで駄目だったら天命をまつだけだ。

大切なのは途中で挫折しないことだ。

君の考える特務工作は強引すぎて無理な点もあるが、

筋道が立っとるから僕としては賛成したい。



しかし、たやすくは成功しないだろう。

事情を知らない人々は工作が暴力的だというだけで辛らつに批判をするから、

責任の地位に立つ者はきっと苦境に立つ。

僕も昭和八年に天津で暴力団をちょっと使ったというだけで、

八方から非難されてひどい目にあった。どうだい、君はそれでもやれるかい」



大佐の言葉には私の決意を試すほかに、うっかりと多難な工作に飛び込もうとする

後輩の前途を気づかういつくしみが満ち溢れていた。

「苦労は覚悟の上です。

こうしてお願いにでる前に一晩寝ないでいろいろ考えました。

その点は大丈夫です」



「わかった。では明後日もう一度ここに来たまえ。

それから参謀本部の方には担任の課長、部長にだけ説明したまえ。

どうなるかはっきり決まるまでは、

関係がない人にはあまりしゃべらん方がよかろう」



会心の笑みをもらした先輩はもう電話をとり上げて、

参謀本部と謀略担任の課長と何か相談していた。

かゆいところに手がとどくいきとどいた手配だった。》



つづく
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