入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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1938年5月20日中国軍機、日本空襲

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/25 18:51 投稿番号: [1605 / 2250]
児島襄著   『日中戦争4』   文春文庫
356〜358p


《   −   五月二十日、

午前四時十分ごろ、熊本県球磨郡黒肥地村須山の農家の庭先きで、

住民源島義治が顔をあらっていると、空から紙片がふってきた。

粗末な菊判大のザラ紙に、五号活字で文字が印刷されている。

「日本労働者諸君に告ぐ」   −   という冒頭の一行を読むと、源島義治は、

なんとなく   「アカ」 (共産主義者)   の仕業ではないかと直感し、

村の駐在所に、ひろい集めたビラをとどけた。




駐在所から連絡をうけた人吉警察署では、すでに問題のビラについての警報をうけていた。

届出がある少し前、午前四時ごろ、熊本、宮崎両県の上空を

「国籍不明機一機」   が高度四千メートルで通過した。

そして、その航路にあたる熊本県芦北郡水俣町、球磨郡四浦、多良木村、

宮崎県椎葉山、冨島付近にビラが散布されていた。

黒肥地村も、〝怪飛行機〟   のコースにあたる。



ビラは各警察が押収して内容は発表されなかったが、新聞報道によれば、

「日本農民大衆に告ぐ」 「日本労働者諸君に告ぐ」 「日本商工業者に告ぐ」

「日本各政党人士に告ぐ」   などの種類があり、それぞれ   「中華民国農民協会」

「中華民国総工会」 「中華民国総商会」 「中華民国外交協会」   と署名されていた。



熊本、宮崎両県の警察本部特高課は、西部防衛司令部と連絡をとり、ビラの署名から

〝怪飛行機〟が中国機らしいと推定する一方、秘密工作員の落下潜入の有無を捜査した。

しかし、その気配はなく、〝怪飛行機〟 を目撃した住民たちの証言も、

機数は一機で   「白色のダグラス型」   らしい、とのことであった。

実際には、〝怪飛行機〟 はまさに中国機であったが、

中国側によれば、ボーイングB10型爆撃機であり、機数も二機であった、という。



日本への飛行は蒋介石の特命によるもので、そのねらいは、

「蓋倭人夜郎自大、自以為三島神州、断不被人侵入、此等迷夢、吾必促之覚醒也」

つまり、神州不可侵とうぬぼれている日本人の眼をさまさせてやろう、というのである。

準備は四月中旬からおこなわれていて、

中国空軍第十四轟炸   (爆撃)   隊長徐喚昇、副隊長トウ彦博がそれぞれ

操縦する二機が、五月十九日午後三時二十三分、漢口飛行場をとびたった。



「迷夢覚醒」   が目的なので、両機は爆弾をつまず、

かわりに二十万枚の伝単   (宣伝ビラ)を搭載した。

  蒋介石によれば、ビラの内容は、

「中日両国有同文同種、唇歯相依的親密関係……希望日本国民、喚醒軍閥放

棄進一歩侵華迷夢、迅速撤回日本本土」   と、呼びかけたものである。



二機は、中国側記録では、二十日午前二時四十五分に九州に達し、

「長崎、佐世保、福岡、久留米、佐賀」   にビラを散布し、正午前に漢口に帰着した。

蒋介石は、この飛行で日本は有史いらいはじめて   「他国飛機之威脅」   をうけ、

また、日本機が中国を爆撃しているのにたいして、中国側は   「紙弾」   でむくいた、

と指摘し、次のように自讃している。



「故世称為   『人道飛行』、敵我仁暴之別、於此灼然可見」

現実には、この日、漢口では、『人道飛行』   とは発表されず、ラジオは、

「中国空軍が九州、瀬戸内海を経て神戸、大阪に大爆撃をおこない、

大損害を与えた」   と放送し、市民は、爆竹をならして祝賀した。》


注   : トウはニンベン+冬の字
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