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陸軍増派に関する陸海軍の交渉1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/24 18:50 投稿番号: [1604 / 2250]
これは1937年の上海戦の話

陸軍は上陸したけど、人数が少なくて犠牲が大きかったので増派を要請しました。



戦史叢書   『支那事変   陸軍作戦1』   294〜295p


《 二十四日、中央部は、臨参命第七十八号により、

独立重砲兵第二・第三大隊及び独立攻城重砲兵隊を動員派遣した。

三十日、軍令部福留第一課長は上司の命を受け、参謀本部武藤第三課長を訪ねて、

上海に陸軍部隊を増派し速やかに敵を撃破するよう交渉した。

・・・


翌三十一日、石原第一部長は軍令部の近藤信竹第一部長を訪ね、

次のような申し入れを行った。

上海方面には兵力をつぎ込んでも戦況の打開は困難である。・・・

陸軍統帥部としては、何かのきっかけがあれは、なるべく速やかに平和に進みたく、

ついては平和条件を公明正大な領土的野心のないものに決めておきたい。

・・・


九月一日、近藤第一部長は石原部長に対し上海増派を督促した。

これに対し、石原部長は次のように回答した。

対ソ戦準備及び兵団の編制装備上、上海方面の作戦に適する兵力はない。

・・・なるべく速やかに講和をしたい。

・・・しかしせっかくの要望であるので更に研究する。》



*   石原部長は、「なるべく速やかに講和をしたい」

   「条件を領土的野心のないものに」   といっていたのです。

   世間でいう侵略戦争とは大違いです。

   日本人の危機にも関わらず、兵を出し渋っていますが、

   そうも言っておられなくなりました。



296〜297p   の注1


《 陸軍中央部内においても、上海方面の兵力が過少であるとして、

作戦部を非難する声が相当に強かった。

石原作戦部長は、増兵しても焼け石に水だからと言って容易に同意せず、

・・・頑張っていた。しかし上海方面の悲惨な戦況を打開する必要があるので、

ついに増兵に同意せざるをえなくなった。》



295p

《九月一日、第五次動員として、かねてから準備中の第百一師団、

独立工兵第十一聯隊(丁)、野戦高射砲隊(甲)一隊などに対する

動員が下命された。》


つづく
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