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シェノールト上海爆撃をさせる

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/03 18:50 投稿番号: [1561 / 2250]
アラン・アームストロング著   『幻の日本爆撃計画』   日本経済新聞出版社
33〜34p


《 盧溝橋で日中両軍が戦闘を開始したことを知ると、シェノールトは直ちに

中国航空問題委員会に電報を送って軍務に就くことを申し出たが、

もはや中国空軍を視察する軍事顧問に留まるつもりはなかった。

もし許されるなら、日中間に正式な宣戦布告がないために〝満州事変〟 と呼ばれる

状況発生の後、日本に対する航空作戦の指揮を執りたいと伝えたのだった。



そこで新しい役割が与えられ、シェノールトは江西省の省都、

南昌にある高等飛行訓練学校で戦闘訓練を担当するよう命じられた。

当時この訓練学校を指揮していた毛邦初は、その二年前に、シェノールトに

中国空軍の飛行教官として支援してほしいと要請した人物だった。

しかし、その時点では大佐にすぎなかった毛は、いまでは将軍に昇進しており、

中国空軍に対する彼の権力と影響力は、責任と共に増しつつあった。



一九三七年七月二三日、シェノールトと毛は中国空軍の臨戦態勢の現状について、

蒋介石総統に対して報告を行なった。内容は、日本の攻撃に抵抗するために

戦闘可能な航空機は二〇〇機足らずしかない、というものだった。

それを聞いた総統は激怒し、毛を銃殺刑にすると語気を荒らげた。

それらの航空機は、アメリカ、ドイツ、イタリアから調達したものの寄せ集めだったが、

ボーイングP−26戦闘機一〇機、ドイツ製ハインケル機六機、マーチンB−10爆撃機九機、

さらにサボイアーマルケッティ三発爆撃機六機などが含まれていた。



幸い、中国はウィリアム・ポーリーのCAMCO社から、カーティスP−36ホーク

戦闘機を多数購入していた。これらホーク2型機と3型機は、戦闘機としても

爆撃機としても使える頑丈な航空機だった。

そしてこれらの機が、中国東部上空で日本機を相手に展開される空中戦で

中国側が使用する、主たる兵器となるはずだった。



日本の攻撃が上海に及ぶと、シェノールトとビリー・マクドナルドは

八月一三日金曜日に、日本軍旗艦出雲に対する攻撃計画の立案を開始した。

中国空軍による空襲は、翌日敢行された。

だが、結果は惨憺たるものだった。

中国人パイロットは、自国の市民たちを爆撃する結果になってしまったが、

これは重く垂れ込めた雲の下まで降下することを余儀なくされ、

その事態が爆弾の軌跡に及ぼす影響を読めなかったために起こった惨事だった。



シェノールトはと言えば、爆撃現場の上空を飛んでいたが、

ユニオン・ジャックを掲げたイギリスの軍艦の砲撃を受ける始末だった。

だが、状況はほどなく改善した。

一二機の日本軍爆撃機が空母加賀から発進したときには、

編隊は、シェノールトが選んだ最も腕利きの中国人パイロットの集団によって

甚大な損害を蒙り、一二機中一一機が大破した。》



*   この本では、 「日本の攻撃が上海に及ぶと」   と書いてあるが、

   これは、著者が事実を知らず、日本が侵略したという、嘘に騙されている。

   実際は、中国軍が13日に、上海を攻撃し、租界警備の為に常駐していた、

   日本海軍陸戦隊が防戦しているにすぎない。

   日本陸軍の上陸はまだ先の事。


*   なお、この日は台風が来ていて、空母から艦載機の発・着艦はできなかった。
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