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8月9日 大山中尉虐殺事件 3

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/03/24 14:16 投稿番号: [1541 / 2250]
東中野修道著 「南京虐殺」 の徹底検証   展転社
24〜25p


〈 東亜同文会編   『新支那現勢要覧』 (昭和十三年)   に、

日本海軍陸戦隊の実地検証結果が出ている。

それによれば、大山中尉は後頭部貫通の致命傷を受けて即死したあと、

「頭部は二つに切り割られ、顔面半分は全く潰され、内臓を露出し、

心臓部に拳   (こぶし)   大の穴をあける」   などの暴行を支那の保安隊から受けていた。

支那側の計画的な虐殺であったのである。



パリの   「   グラン・ゴアール」   紙特派員エドアール・エルセイの

「支那事変観たまま」が、 『国際パンフレット通信』   一九三八年 (昭和十三年)

八月一日号に翻訳転載されているので、あわせて紹介しておきたい。



《 八月九日には日本の海軍士官が、虹橋飛行場の支那番兵に殺害された不幸な事件が起った。

日本の士官も注意すればよかったと言へない事もないが、

併   (しか)   し支那側の計画的だった事はなんとしても否定出来ない。

南京政府が少なくも十五日前から上海に戦火を挙げる決意のあつた事は疑ふべくもない。》



《 其の目的は、日本の一部を南支に引裂くことばかりにあったのではなく、

日本軍を中立地帯の近くに引寄せて、いや応無しに国際間題を頻発させようといふ

腹だった。かくして頻々   (ひんぴん)   たる事件の発生と誤解に依り、

西洋の與論   (よろん)   を誘発しようといふ奸策なのだ。》



《 これは蒋介石自身が同意したことで、いささか得意でもあったことだ。

十月末   (昭和十二年)   に南京で会った時、僕は蒋に向ってこんなことを言ってみた。

   あの手は実にうまい、上海は日本の足に刺さった刺(とげ) みたいなものですからね、

   抜いてしまはない中   (うち)   は動きがとれないわけでせう。》

《通訳があって、

   さうだらう、まあうまくいった積りだがな、といふ彼の答へだった。

   当初は日本の政府も軍部も交戦を回避してゐた。上海攻略を危険視してゐたのだ。》



上海で支那側が   攻勢に出た狙いの一つは、エルセイ特派員も言うように、

上海で紛争を引き起こして、世界に日支紛争を印象づけることにあった。

それには、上海のど真ん中に位置するフランス租界と共同租界こそ、恰好の舞台であった。

上海で戦闘ともなれば、日支紛争は否応なく外国人の耳目に入って来る。

租界の外国人、とりわけ特派員は、スタンドの上から試合を見物するように

戦闘を観察できる。その計算が蒋介石に働いていたというのである。〉



つづく
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