バスラ:県議会議員、県知事、政党
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/09/23 05:13 投稿番号: [80790 / 118550]
アジア経済研究会の「ワールド・トレンド」2005年7月号の
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/W_trend/wt_0507.html#contents
酒井啓子女史の
「イラク移行政権と国民議会構成にみる戦後イラクの政治勢力」によると、
<各県のイラク統一同盟(UIA)の国会選挙得票率>
・バスラ:70%
・ナジャフ:79%
・カルバラ:70%
・ムサンナ:77%
・ディカール:81%
ナジャフ、カルバラ、ムサンナ、ディカールの4県の県議会第一党はSCIRI
であり、県知事もSCIRI。
しかし、バスラ県議会第一党はイスラーム・バスラという地元の政党連合。
バスラ県知事はファディーラ党(第二党)。
つまり、元亡命政党中心の中央政界とは異なる国内地元政治政党中心。
ファディーラ党は、サドル派同様、故ムハンマド・サーディク・サドルを
信奉する国内イスラーム勢力。(海外亡命組ではない)
ダアワ党イラク機構(ダアワ党から1980年に分派)は、2004年3月に、
ファディーラ党などとともに、統治評議会の基本法制定に反対する会派を
形成した。(2004年3月18日付『ハヤート』紙)
ファディーラ党は、最後まで石油相ポストを要求したが退けられた。
(2005年4月27日付『フラート』紙)
「イラク移行政権と国民議会構成にみる戦後イラクの政治勢力」
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/08/post_8609.html
イラク統一同盟(UIA)140議席
・SCIRI :18議席
・ダアワ党:15議席
・ダアワ党イラク機構:9議席(1980年代に分かれた分派)
・サドル派:21議席
・「国民幹部エリート集団」というUIA外のサドル派3名も連立で合意
・イラク・ヒズボラは組閣が進まないことを批判してUIAから脱退
<地方政治勢力と中央との乖離>
国民議会選挙と同日に各県では県議会選挙が同じく比例代表式で実施された。
・ナジャフ、カルバラの両シーア派聖地と近隣のムサンナといった南西部県では
国会選挙でも県議会選挙でも同じ既存の亡命政党(SCIRI)が第一党、知事も。
・南東部県では、地元で独自に結成された政治連合が第一党
・スンニ派地域:スンニ派系政党の小党乱立、政党連合形成の失敗
スンニ派地域では、ジュブーリ部族やヤーウィル元大統領のシャンマル部族と
いった非政党勢力の非公式ネットワークを活用することで、政党政治の不在を
補完
「現在のイラクでは、中央政界で代表しえない地方の諸勢力を、中央から
取り込む形で政権の安定性を維持しようという方向性と、
地方で県議会などを軸に政治的代表性を積み上げていこうという地方勢力の
方向性が、せめぎ合う過程にある」
「そのせめぎ合いが比較的矛盾なく調整されている南西部およびクルド地域」
「乖離が緊張を孕む南東部」
「全く調整できずに暴力への依存が深まる中部紛争地域」
「地域的、宗派的なアンバランスがますます色濃くなっているのが、
現在のイラクの政治状況」
「分析・イラク新政権」酒井啓子(世界6月号)
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/05/6_49a8.html
「イラクにおけるシーア派イスラーム運動の展開」酒井啓子
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/03/post_10.html
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/W_trend/wt_0507.html#contents
酒井啓子女史の
「イラク移行政権と国民議会構成にみる戦後イラクの政治勢力」によると、
<各県のイラク統一同盟(UIA)の国会選挙得票率>
・バスラ:70%
・ナジャフ:79%
・カルバラ:70%
・ムサンナ:77%
・ディカール:81%
ナジャフ、カルバラ、ムサンナ、ディカールの4県の県議会第一党はSCIRI
であり、県知事もSCIRI。
しかし、バスラ県議会第一党はイスラーム・バスラという地元の政党連合。
バスラ県知事はファディーラ党(第二党)。
つまり、元亡命政党中心の中央政界とは異なる国内地元政治政党中心。
ファディーラ党は、サドル派同様、故ムハンマド・サーディク・サドルを
信奉する国内イスラーム勢力。(海外亡命組ではない)
ダアワ党イラク機構(ダアワ党から1980年に分派)は、2004年3月に、
ファディーラ党などとともに、統治評議会の基本法制定に反対する会派を
形成した。(2004年3月18日付『ハヤート』紙)
ファディーラ党は、最後まで石油相ポストを要求したが退けられた。
(2005年4月27日付『フラート』紙)
「イラク移行政権と国民議会構成にみる戦後イラクの政治勢力」
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/08/post_8609.html
イラク統一同盟(UIA)140議席
・SCIRI :18議席
・ダアワ党:15議席
・ダアワ党イラク機構:9議席(1980年代に分かれた分派)
・サドル派:21議席
・「国民幹部エリート集団」というUIA外のサドル派3名も連立で合意
・イラク・ヒズボラは組閣が進まないことを批判してUIAから脱退
<地方政治勢力と中央との乖離>
国民議会選挙と同日に各県では県議会選挙が同じく比例代表式で実施された。
・ナジャフ、カルバラの両シーア派聖地と近隣のムサンナといった南西部県では
国会選挙でも県議会選挙でも同じ既存の亡命政党(SCIRI)が第一党、知事も。
・南東部県では、地元で独自に結成された政治連合が第一党
・スンニ派地域:スンニ派系政党の小党乱立、政党連合形成の失敗
スンニ派地域では、ジュブーリ部族やヤーウィル元大統領のシャンマル部族と
いった非政党勢力の非公式ネットワークを活用することで、政党政治の不在を
補完
「現在のイラクでは、中央政界で代表しえない地方の諸勢力を、中央から
取り込む形で政権の安定性を維持しようという方向性と、
地方で県議会などを軸に政治的代表性を積み上げていこうという地方勢力の
方向性が、せめぎ合う過程にある」
「そのせめぎ合いが比較的矛盾なく調整されている南西部およびクルド地域」
「乖離が緊張を孕む南東部」
「全く調整できずに暴力への依存が深まる中部紛争地域」
「地域的、宗派的なアンバランスがますます色濃くなっているのが、
現在のイラクの政治状況」
「分析・イラク新政権」酒井啓子(世界6月号)
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/05/6_49a8.html
「イラクにおけるシーア派イスラーム運動の展開」酒井啓子
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/iraq/2005/03/post_10.html
これは メッセージ 80783 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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