worst_human83さん、
投稿者: attoko12345 投稿日時: 2005/04/10 13:45 投稿番号: [31248 / 44985]
江戸幕府は封建制というのは正確ではありません。
そもそも封建制はヨーロッパの政治概念で、西ローマ帝国、ゲルマンのフランク王国党が解体しながら小さな領邦に分裂した状態を言います。
重要なことは元の国家は解体しているのに理念としてはローマ帝国が権威を持っていたということ。このときローマの理念とはキリスト教ローマ教皇の権威と同一視されています。ローマ帝国理念とローマ教皇は別物なんですがね。
類似の状態は天皇と鎌倉幕府の並立です。天皇は政治権力は失っていたのですが、正統性を握っていた。天皇の任命がなければ将軍にはなれなかった。
フランク王国からカール大帝がでて、ローマ教皇からローマ皇帝を認められるのと対応しています。
以後、ローマ教皇とローマ皇帝(神聖ローマ帝国で特に)は世俗の政治権力をめぐって争います。日本でも北条政権が後鳥羽上皇のクーデター、後醍醐天皇の政権奪還、と世俗政権を争っています。室町幕府が統一を果たせず、応仁の乱で更に分裂。
ヨーロッパではフランク王国はドイツ、フランス、イギリス、分裂してますが王権は室町幕府より弱く更に小領主へ分裂しています。ここまでが前期封建制。
日本では戦国大名が統一へ向かい、秀吉により統一、徳川幕府は現状凍結で不完全な中央政権でした。ヨーロッパでは王直属の軍隊と官僚制を整備して、王権がローマ教皇の権威を国内から追い出します。是が宗教界改革。更に貴族の特権を否定して完全な中央集権を確立します。
後期封建制。封建制の最後に出てきた中央集権的王政を絶対王政というのですが、革命で打倒されると、一気に中央政権的民主国家に変換します。(フランス革命がその典型)
この間の封建制が企業家精神の基になったのではないかと思われているわけです。
封建制の特徴
1.王権と宗教権の並立
2.身分固定による農業生産性の向上
の2つが産業化を促進する基礎になっていると思います。
これは メッセージ 31244 (worst_human83 さん)への返信です.
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