中国の「暗部」

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Re: 中国の「暗部」

投稿者: ari_babajapan 投稿日時: 2008/10/14 05:51 投稿番号: [16 / 81]
、中国が2006年4月に行った全国規模のサンプル調査で、中国全土の障害者数は合計8296万人と推定されている。なんと中国の総人口の6.34%も占めている。1987年に実施した同様の調査では5164万人(総人口の4.90%)だったので、この20年近くでかなり増えてしまったことになる。

   8296万人の内訳は、視力障害1233万人、聴力障害2004万人、言語障害127万人、肢体障害2412万人、知的障害554万人、精神障害614万人、多重障害1352万人となっている。ちなみに日本はどうかというと、身体障害者351.6万人、知的障害者54.7万人、精神障害者302.8万人、合計で約709万人である(平成19年度障害者白書)。

◆障害者の4人に3人は農村部に

   中国の障害者数は、人口比でみれば日本とそれほど変わらない。だが総人口が多いだけに、絶対数では世界の中でも飛び抜けて多い。しかも障害者の多くは社会保障のほとんど普及していない農村にいるというところに、中国特有の深刻な問題が潜んでいる。

   15歳から59歳の障害者のうち、農村部の占める割合は約74%である。4人に3人は農村部ということになる。次に障害者の就業率をみると、農村部では57%にも達している。都市部の35%に比べると、20%以上も高い。

   さらに障害者数を年齢別にみると、60歳以上の高齢者が全体の52.8%も占めている。また高齢者の就業状況をみると、健康な人たちは50歳を過ぎれば退職者が増え、遅くても69歳では働かなくなる。ところが障害者は退職し始める時期が健康な人たちよりも5年ほど遅く、しかも70歳代になってもなお働いているケースが多い。中には80歳代になっても働き続ける障害者がいる。

◆養老年金や医療保険の恩恵にあずかれない障害者

   以上の調査結果から、農村部に多くの障害者がおり、しかも高齢になっても養老年金の支給がないため、働き続けざるを得ない、という悲惨な実態が浮かび上がってくる。日本では約709万人の障害者のうち、就業しているのはわずかに4%程度でしかない。それだけ社会保障が整っており、むりして仕事をしなくても生活していけるということであろう。その違いは余りにも大きい。

   障害者に「どのような補助が必要か」と問うと、医療サービスが全体の30%、貧困手当が27%などという答えが返ってくる。

   今年春の全国人民代表大会(全人代)で温家宝首相が行った政府活動報告には、「障害者」という言葉が三回、登場してくる。政府もそれなりに障害者救済を重視している証拠と言えるが、具体的な政策となると、「障害者の就業を増やす」ということしか盛り込まれていない。

   障害者の自立促進を考慮すれば、就業の機会を増やすという政策は決して間違ってはいない。だが中国の場合、最も手助けを必要としているのは農村部の高齢者である。彼らには就業機会を増やすより、まず年金や医療保険など社会保障の仕組みを優先的に作り、安心して老後を過ごせる環境を整えてやることではなかろうか。

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