Re: 日本軍による適法な処刑?
投稿者: scheissespiel 投稿日時: 2006/03/05 18:51 投稿番号: [9144 / 41162]
初めまして,適法な処刑についての皆様のご議論,大変興味深く読ませていただきました。蒸し返しになってしまうのですが,私見を述べさせて頂きたく存じます。
Jaさんの“We have no right to protest about legitimate executions by the Japnese Army,but・・・”について,「日本軍が合法だとして行っている処刑については、我々にはその適否を判断することはできないので抗議する権利はない」という読み方は,この部分を一般論とする限りにおいて適切ではないと思います。ある行為者が適法であると主張する行為全般に対し抗議する権利はないという見解を一般的に述べることになってしまうからです。
他方,本文を以って,「記載者が(このケースの)合法性を判断した」という解釈も英文解釈上無理があると言わざるを得ません。ここは,あくまで一般論としての「合法的な処刑」であり,このケースの適法違法の判断は避けていると読むべきでしょう。
とはいえ,このような記述となった背景を読み取ることは出来るのではないかと考えます。日本軍による処刑が,当時の国際法や慣習に照らして,適法性に疑義があるものばかりであるのなら,処刑の方法云々を取上げるのではなく,処刑そのものについて言及することになるのではないかと思います。その場合,調査もしないで,ただ判断できないとするならば,そのような記載者の姿勢こそが問われることになります。普通は,それは避けるでしょうね。日本軍による絶対的な統制下にあったのならともかく。従いまして,このような記載になったのは,この目撃ケースがそうであるとは決して断定できませんが,当時日本軍による合法的な処刑が実際に存在した(あるいは,記載者自身がそのように判断したことがあった)からではないかと考えます。これは,Jaさんの読み方以上の解釈になりますね。
それにしても,軍人による平服市民の処刑そのものは一般論として片付けておいて,処刑方法やその結果のみを取上げるとは,現在の受け止め方からは随分離れていると感じます。これが当時の国際的欧米人のスタンス,または社会風潮だったのですかね。
これは メッセージ 9040 (ja2047 さん)への返信です.
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