反進化論と選民思想
投稿者: nmwgip 投稿日時: 2006/01/07 02:19 投稿番号: [8159 / 41162]
まず基本的な認識の是正から。
反進化論は進化の痕跡にミッシングリンクがあるから進化論は証明されない、というものではありません。
反進化論はキリスト教原理主義から出発し、ID論(知的デザイン論)で理論武装されています。
ID論は生物、特に高等生物は偶然によって誕生するには構造が複雑すぎるので、何らかの知的存在が創造したと考える方が論理的である、という説です。
このID論の欠点は、キリスト教原理主義の創造論と同じく、検証が不可能である点にあります。
そういう意味では、検証できない証言でも証言がある以上は事実なんだ、とするスタンスの方が反進化論に近いのです。
そもそも国際委員会メンバーの証言が疑わしい理由は、彼らの証言と彼らの発言・行動が整合していないという点にあります。
それはミッシングリンクの存在とか、時代の逆行が見られるとか、そういう異なるサンプルで整合性が見られないといった事例とは違います。
同一人物の行動・言動で、時と場所によって整合性が崩れていることが問題となるのです。
考古学・古生物学に喩えるならば、同一場所の同一地層に猿人と現人類の化石が混在しているようなものです。
反進化論とは全く関係ありません。
もっとも、貴方の論法の方が反進化論的だ、と言うつもりはありません。
もっと適切な喩えがあります。
1.旧約聖書にはユダヤ民族が神に選ばれた民族であると記述されている。
2.ユダヤ民族が神に選ばれた民族ではない、と記述された宗教書はない。
3.よって、ユダヤ民族が神に選ばれた民族である・・・
ある証言があり、それに直接反する証言が無いから、間接的反証に関わらず事実と認めるべきだ、という貴方の論法は、これに似ています。
これは メッセージ 8146 (ja2047 さん)への返信です.
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