>> 陣中日誌 (横レス)
投稿者: deliciousicecoffee 投稿日時: 2005/06/26 22:59 投稿番号: [6210 / 41162]
問題となっている【老婆を切りすてる】部分ですが、それって、日記ではなくノートに書いてあったのですよね。
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しかし、彼は実は日記の他にもう1冊のノートを残していたのである。それが今回発表する“禁公開”ノートである。
227頁
「[解説]「禁公開」小津安二郎陣中日誌」田中眞澄『諸君!』2005年1月
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そのノートの20ページ(1939年2月19日)から67ページ(7月4日)までは、「国民政府軍事委員会政治部」の作成したパンフレットである『対敵士兵宣伝標語集』の筆写(書き写し)ですよね。
そして、そのノートの76ページ(7月31日)から105ページ(10月23日)までが、『撮影に就ての《ノオト》』で、その中に、問題の【老婆斬り捨て】の場面が書かれているのですよね。
そして、その場面の直前には、
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侘しい日ざし。城壁に日の丸。翩翻としてゐる。ゆるやかな起伏
鳥がしきりにとんでゐる。
(ラストによろしからん)
223頁
『諸君!』2005年1月
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と、あります。
私の個人的見解ですが、問題の【老婆斬り捨て】の場面は、映画作りを意識した「作り話」だと思います。
老婆を斬り捨てた部隊長やそれを見ていた部隊全員の様子が、『撮影に就ての《ノオト》』(76頁〜105頁)全体の中でも、やたらと浮いています。
その場面だけが、その他の部分とは全く違う様相を呈しています。
部隊長の行為は、明らかな軍規違反であり、部隊全員が見ている前で行ったとは信じられません。
しかも、老婆を斬り捨てる前に部隊全員を集合させて、一人一人全員に聞き終わった後、老婆に「この部隊には御覧の通りいない」と言い聞かせ、老婆がうなづいたのにも拘わらず、直後に斬り捨てたと言うのですよね・・・?
これでは、#6131の
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しかし、その話がなぜ嘘かと言うと、まず
ばっさりやるのに、なぜいちいち一人ひとりに聞くという厄介なことをするのか。
いかにも作り物の映画のシナリオ的すぎる。人情の常識に遠い、などである
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という方が自然だと思います。
私は、映画史研究家の田中眞澄氏が、どうして解説で、「このネタ帳の性質からいってフィクションではあり得ず…」などと言っているのか理解に苦しみます。
これは メッセージ 6202 (asdll58 さん)への返信です.
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