対米全面テロ

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>権利を少しでも回復してあげたい

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/06/11 18:23 投稿番号: [157428 / 177456]
>通史を読んでみたが、アラブ人たちの政治的稚拙さは
>歯痒いものがある。国際政治の修羅場で鍛えられた欧米諸国の敵ではないよね、確かに。

ヨーロッパで国際政治の非情さを肌で学んだユダヤ人に対して
過去の栄光に寄り掛かり、大平の世に暮らしてきた
パレスチナ住民、アラブ諸国民はナイーブすぎたんだろう。

>アラブ側に相当問題があることも認めるが、総体としてみた場合、私はどうしても
>パレスチナの人たちの受けた屈辱に少しでも報いてあげたいと思うし、彼らの権利を
>少しでも回復してあげたいと思うね。

それは同感。
前にr911さんと和平トピで意見が一致しなかったのはこの部分。
たとえ指導者の失敗で、人民が苦難の道を歩むことになったとしても、
現在苦しんでいる民衆の苦しみを「自業自得」とすべて切り捨ててしまうのは
21世紀に生きる人間の価値に反すると思う。

そういう観点で見ていくと、「イスラエル=悪、パレスチナ=善」(逆でもいい)
みたいな善悪の価値判断で塗り分ける考えには、全く意味がない。

現実政治は映画じゃないから、「善が勝つ」「正義の味方」みたいなことにはならないし
よ〜く現実に起きる出来事を見ていくと、どちらかが白で他方が黒、じゃなくて、
若干濃淡の差があるにしても、どちらも「灰色」にすぎない。

和平トピでのんびりと投稿を続けているのも
「アメリカ帝国主義=シオニズム=戦車とミサイル=悪、
パレスチナ大衆=民族独立闘争=石=正義」みたいな夢にひたっている人たちに
こうした現実の多様さを知ってほしいから。

で、そういった現実を見る上で、私の頭のなかでは
「平和共存=善、それに反対する考え/人/組織=悪」と考えている。
その点で、私が、入植者やハマス、アラファトに対して
偏見を持っていることは否めない。
また、「自業自得」の最たる例であり、将来の平和を脅かしかねない「帰還権」と
それを主張し続けるパレスチナの一部政治家には厳しい評価をしている。

>イスラムは非寛容という印象があるようだが、イスラエルが入植を始める前、
>つまり19世紀末までは、かの地で、ユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教徒は
>あまり問題を起こさずにやっていたと聞いているぞ。少なくともヨーロッパにおける
>ユダヤ人迫害に比べれば、ずっとユダヤ人たちには過ごしやすい状況だったはず。

日本や西欧のイスラムに「理解のある人」たちの間では
十字軍の行状とサラディンの比較や、「経典の民」という思想、
イベリア半島から追放されたユダヤ人がトルコに暖かく迎えられた話などを引用して
「だからイスラムはキリスト教やユダヤ教より寛容である」
というのが定説になっている。
しかし、イスラムの過去の寛容性は素直に賞賛したいが、
そういった寛容性は、ほとんどが「過去のもの」であることを忘れてはならないと思う。
もし貴殿と私が18世紀あたりに生きているなら話は別だけどね。

かつて寛容であったイスラムから、どのようにして
r911さんが紹介するような現代イスラムの排他性が生まれてきたのか?
という問いについては
『現代アラブの社会思想』(池内恵)という本が
講談社現代新書から出ているのでおすすめ。
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