1.盧武鉉大統領の「特別談話」
投稿者: annexation_of_korea 投稿日時: 2006/05/07 21:49 投稿番号: [7042 / 9207]
長いけど面白いので全文掲載
第45回 盧武鉉大統領の「特別談話」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/column/seoul/
<写真1>フジテレビ「報道2001」。画面左が黒田勝弘さん。同右がヤン・ギホさん ゴールデンウィーク。日本人観光客がソウルに殺到する。それを嫌がったわけではないが、いま日本に一時帰国中だ。
日曜日の30日朝。テレビを見ていたら、フジテレビ系列の「報道2001」に、2人の知り合いが出演していた。産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘さん、ソウルにある聖公会大学助教授(日本政治研究)のヤン・ギホさんの2人である。
黒田さんのことは、このコラムで書いたこともある。コリア・ウォッチャーの先輩だ。ヤンさんは僕が理事をしている社団法人「韓日社会文化フォーラム」(今春、NPOから社団法人になった)の同僚理事でもある。
* *
テーマは、竹島(韓国名・独島)問題。4月25日に発表された盧武鉉大統領の「特別談話」のことだ。司会者の質問に答えて、2人はこう答えた(山崎拓議員も出演していたが、この際、省略する)。
「今回は昨年に続いて2回目の談話です。盧武鉉大統領は東アジアの平和構築に大きな関心を持っておられるんですが、にもかかわらず靖国問題とか教科書の記述問題とか起きた。さらに領土問題となって、今回、キチンと申し上げておきたい、ということではないでしょうか」(ヤンさん)
「小泉さんの任期は今年9月までですが、大統領も実質的に来年いっぱいですから、日本に対して堂々たる姿勢を示したということを、政権の業績として残したいんじゃないですかね」(黒田さん)
ヤンさんの冷静に答える姿勢が、僕には印象的だった。黒田さんも韓国のテレビに出ている時より、柔らかい印象を与える。黒田さんは「大統領談話は国内政治がらみ」という見方を強調せず、「韓国の若いナショナリズム」が背景にあると指摘した。正解だと思った。
* *
議論は、案の定の展開になった。
「そんなにもめてるんだったら、国際司法裁判所に持ち込んで決着してもらおうということに、なぜ韓国はならないんですか」。司会者(黒岩祐治キャスター)がヤンさんに質問して、彼を困惑させた。
「女房と一緒に住んでいるのに、近所の人が来て、あなたたちが夫婦なのか、裁判所に聞いてみましょうと言われても、普通は(裁判所に)行かないでしょ」とヤンさん。「独島=韓国の女房」論は、金大中前大統領が考案したレトリックだ。
「いまの説明は、日本人としては納得できないですよ」と黒岩キャスター。「国際司法裁判所に持ち込むと、ひょっとしたら日本が勝つんじゃないかという一抹の不安が、韓国側にはあるんですよ」と黒田さん。
確かに、ヤンさんの説明はいささか苦しい抗弁に聞こえるだろう。日本側には「戦後、刑務所に行っている間(米軍占領中)に、女房(竹島)を隣の国に取られた」という思いがあるからだ。
大方の日本人にとって、竹島問題は関心の対象外だった。ところが昨年春ごろから、いろいろと騒がしくなった。揚げ句の果てに、今回の盧大統領による超強硬談話である。日曜の朝、双方のやり取りをテレビで見ていた日本国民が、竹島問題に、どんな印象を持ったかは想像に難くない。
* *
<写真2>TBS「サンデーモーニング」で盧武鉉大統領を批判する田中秀征氏 続いて、TBS系列の「サンデー・モーニング」を見た。興味深かったのは、かつて「新党さきがけ」の代表代行であり、第一次橋本龍太郎内閣の経済企画庁長官だった田中秀征氏(福山大学教授)のコメントである。
「盧武鉉大統領が登場したときは、私もずいぶん期待したんですが、失望が深まっています。今度の発言もそうなんです」
「日本は国際司法裁判所で決着つけよう、と呼びかけてきたわけです。(韓国の主張が)正しい主張であれば、(裁判所で)受けて取ってやっていくというのが、ひとつの筋だと思う」
「愛国主義をあおって、それに便乗していくというやり方は、政治家として二流ですね。そう思いますよ」
えっ?! 政治家として二流!
すごいなあ。「二流政治家」かあ。田中さんって、辛らつなこと言うんだね。韓国大使館の人もビックリしてるだろうな。司会の関口宏氏は「ちょっと、ガッカリしますね。そのへんわね」と相づちを打った。このあたり、僕には意外な展開だった。
第45回 盧武鉉大統領の「特別談話」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/column/seoul/
<写真1>フジテレビ「報道2001」。画面左が黒田勝弘さん。同右がヤン・ギホさん ゴールデンウィーク。日本人観光客がソウルに殺到する。それを嫌がったわけではないが、いま日本に一時帰国中だ。
日曜日の30日朝。テレビを見ていたら、フジテレビ系列の「報道2001」に、2人の知り合いが出演していた。産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘さん、ソウルにある聖公会大学助教授(日本政治研究)のヤン・ギホさんの2人である。
黒田さんのことは、このコラムで書いたこともある。コリア・ウォッチャーの先輩だ。ヤンさんは僕が理事をしている社団法人「韓日社会文化フォーラム」(今春、NPOから社団法人になった)の同僚理事でもある。
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テーマは、竹島(韓国名・独島)問題。4月25日に発表された盧武鉉大統領の「特別談話」のことだ。司会者の質問に答えて、2人はこう答えた(山崎拓議員も出演していたが、この際、省略する)。
「今回は昨年に続いて2回目の談話です。盧武鉉大統領は東アジアの平和構築に大きな関心を持っておられるんですが、にもかかわらず靖国問題とか教科書の記述問題とか起きた。さらに領土問題となって、今回、キチンと申し上げておきたい、ということではないでしょうか」(ヤンさん)
「小泉さんの任期は今年9月までですが、大統領も実質的に来年いっぱいですから、日本に対して堂々たる姿勢を示したということを、政権の業績として残したいんじゃないですかね」(黒田さん)
ヤンさんの冷静に答える姿勢が、僕には印象的だった。黒田さんも韓国のテレビに出ている時より、柔らかい印象を与える。黒田さんは「大統領談話は国内政治がらみ」という見方を強調せず、「韓国の若いナショナリズム」が背景にあると指摘した。正解だと思った。
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議論は、案の定の展開になった。
「そんなにもめてるんだったら、国際司法裁判所に持ち込んで決着してもらおうということに、なぜ韓国はならないんですか」。司会者(黒岩祐治キャスター)がヤンさんに質問して、彼を困惑させた。
「女房と一緒に住んでいるのに、近所の人が来て、あなたたちが夫婦なのか、裁判所に聞いてみましょうと言われても、普通は(裁判所に)行かないでしょ」とヤンさん。「独島=韓国の女房」論は、金大中前大統領が考案したレトリックだ。
「いまの説明は、日本人としては納得できないですよ」と黒岩キャスター。「国際司法裁判所に持ち込むと、ひょっとしたら日本が勝つんじゃないかという一抹の不安が、韓国側にはあるんですよ」と黒田さん。
確かに、ヤンさんの説明はいささか苦しい抗弁に聞こえるだろう。日本側には「戦後、刑務所に行っている間(米軍占領中)に、女房(竹島)を隣の国に取られた」という思いがあるからだ。
大方の日本人にとって、竹島問題は関心の対象外だった。ところが昨年春ごろから、いろいろと騒がしくなった。揚げ句の果てに、今回の盧大統領による超強硬談話である。日曜の朝、双方のやり取りをテレビで見ていた日本国民が、竹島問題に、どんな印象を持ったかは想像に難くない。
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<写真2>TBS「サンデーモーニング」で盧武鉉大統領を批判する田中秀征氏 続いて、TBS系列の「サンデー・モーニング」を見た。興味深かったのは、かつて「新党さきがけ」の代表代行であり、第一次橋本龍太郎内閣の経済企画庁長官だった田中秀征氏(福山大学教授)のコメントである。
「盧武鉉大統領が登場したときは、私もずいぶん期待したんですが、失望が深まっています。今度の発言もそうなんです」
「日本は国際司法裁判所で決着つけよう、と呼びかけてきたわけです。(韓国の主張が)正しい主張であれば、(裁判所で)受けて取ってやっていくというのが、ひとつの筋だと思う」
「愛国主義をあおって、それに便乗していくというやり方は、政治家として二流ですね。そう思いますよ」
えっ?! 政治家として二流!
すごいなあ。「二流政治家」かあ。田中さんって、辛らつなこと言うんだね。韓国大使館の人もビックリしてるだろうな。司会の関口宏氏は「ちょっと、ガッカリしますね。そのへんわね」と相づちを打った。このあたり、僕には意外な展開だった。
これは メッセージ 1 (scapin_677tx さん)への返信です.
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