執行を免除する「裁量」などあり得ません。
投稿者: steffi_10121976 投稿日時: 2007/08/13 15:54 投稿番号: [15310 / 17759]
●>「執行するかどうかは、【政府(具体的には法務大臣)】の裁量行為であって、理論的に法治国家と関係ない。」
引用された部分のみで判断する限り、大間違いですね。
「【いつ】執行するかは法相の裁量」というのならば、まだお話はわかります。
(もっとも、刑訴法は「判決確定の日から6か月以内に執行命令を出せ」と規定していますので、その期間を超えればこれですら「裁量の範囲内」とは言い難い面もありますが。)
しかし、法相にあたかも「死刑執行を【免除する】裁量が与えられている」と言わんばかりの論調はまったく事実に反し、三権分立を蔑ろにする暴論でしかありません。
この論者の方はいったい何を根拠にそう決めつけておられるのでしょうか?
それが述べられている箇所を併せて引用してくださいますようお願い申しあげます。
そうでないと議論になりません。
●>現に死刑囚が死刑を執行されないで死亡した事件もあるが、それは違法ではない。
この種の論陣を張る人に特有の論題のすり替えですね。
常識で考えれば誰にもすぐわかることですが、執行される前に死刑囚の寿命が尽きたということと、執行が免除されたということとはまったく別の次元のお話です。
また、正当な理由がないにも拘らず、執行が無期限にモラトリアムされること自体は、(それを容認する地裁の判断が示されている以上)ただちに違法とまでは言い切れないことは私も再三述べているとおりですが、だからといってそれが法の精神に反し、民主主義の理念から言ってきわめて好ましくないことであることには何ら変わりありません。
最後に。
私は死刑囚がいかなる家庭や社会環境の中で育ってきたにせよ、能力者として自己責任において行なった行為が民主的法治国家における正当な司法手続きの結果有罪とされた以上、その人権が被害者やその遺族を含む善良な一般市民のそれに優越する、もしくは同等であるとの見解には絶対に与しません。
何度も申しあげてきたとおり、私は死刑廃止論者です。
しかし、私が死刑に代わって「絶対的終身重労働刑」の導入を主張する理由は、安っぽいヒューマニズムやイデオロギー的人権思想などではなく、あくまでも被害者遺族の現実的な利益(経済的・精神的)、つまり被害者側の人権を圧倒的な比重で重んじるがゆえです。
your Steffi
これは メッセージ 15307 (dorawasabi5001 さん)への返信です.
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