12月12日 南京攻城戦1
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/08/08 18:32 投稿番号: [931 / 2250]
児島襄著
『日中戦争4』
210〜211p
《第二十三連隊の右の第四十七連隊第一大隊の先頭第三中隊
(三明保真大尉)
が、
中華門西側城壁の前の水濠で待機していた。
・・・
水濠の幅は、この付近では約四十メートル、深さは約二メートル。・・・
中隊長三明大尉が苦慮していると、偶然に小舟が流れてきた。
見酉公夫上等兵がハダカになって寒流にとびこみ、舟をひっぱってきた。
・・・
舟には櫓
(ろ)
も櫂
(かい)
も付属していなかった。
旗竿で舟をおしだし、そのあとを水野上等兵が泳いで竹ハシゴを対岸に渡した。
ハシゴは二本。四メートルと六メートルの長さである。
この二本をつないで城壁にたてかけ、不安定にゆれるハシゴを
まず粟津一等兵がのぼりはじめた。
中国側は手榴弾を投げ、銃撃して登壁阻止にはげみ、
粟津一等兵は右腕に貫通銃創をうけて転落した。
安東軍曹が代り、中津留伍長がつづき、二人はハシゴの長さがたりない城壁を、
壁面にはえているツタ、木の根をつかみ、あるいはゆるんでいる煉瓦をぬいて
足がかりにして、城壁上に立った。
212p
二人は、銃に日章旗を結びつけている。
・・・
中国軍は逆襲し、決死隊のうち安東軍曹、真鍋、寺山一等兵は戦死した。
江口一等兵も負傷し、中津留伍長一人が敵の機銃をうばって奮戦した。
第二小隊第一分隊長白石躬喜雄軍曹が、水濠をわたって城壁下の民家に放火し、
煙幕展張にかえた。軍曹は戦死したが、この即席煙幕のおかげで第三中隊は
続々と城壁にのぼり、拠点を確保した。・・・》
つづく
これは メッセージ 922 (kireigotowadame さん)への返信です.
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