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7月30日 通州事件5 救援部隊の到着1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2011/01/04 15:43 投稿番号: [691 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
391〜393p

《 七月三十日、守備隊は朝来幾組かの斥候を城内のそこここに派遣した。
そして極力敵情を探索し、併 (あわ) せて居留民の収容に努めた。

この日午後四時ごろ、守備隊直接警戒の監視兵が   「増援隊がやって来たぞ!」   と、
狂気のように大声を挙げた。 すると守備隊の兵隊も、収容されていた居留民も、

一斉に   「ワーッ」   という喚声諸共、門の方に向って走り始めた。
馬蹄の響も高らかに、まず駆けつけて来たのが一ヶ分隊の乗馬斥候である。



指揮官の軍曹は辻村中佐を求めて兵舎の中に入って行った。
そして軍曹は中佐を前に顔をほてらせながら報告した。

「萱島部隊の先遣斥候、長以下六名、到着致しました。
部隊は目下、通州街道を守備隊に向って急進中で、

主力は約一時間後、到着し得る距離にあります」   斥候は言葉を続けた。

「萱島連隊長殿からお言付けで、部隊は二十八日、南苑付近の戦闘で、
三十数名の死傷者を生じ、その運搬に難渋しておりますので、

守備隊から自動車二、三輌、至急拝借したいと申しておられます。
部隊の位置へは、我々斥候がこれから誘導して参ります」



トラック数台は直ちに、山田自動車隊の手で整えられた。
それが通州街道を西に向って疾駆し始めたころ、守備隊の柵のあたりには、

増援隊の来着を待つ避難邦人の群の山が築かれていた。
中には西の城門まで駆け出して行く者さえあった。

やがて   「来たぞ来たぞッ、万歳、増援隊万歳!」   守備隊の筋向い、
通州師範学校の前にカーキ色の日本軍の姿が点々として見え始めて来た。



この日午後、在留邦人探索の目的をもって派遣された望月少尉の偵察隊は、
まず通州特務機関に向って行った。

門のところまで来ると、早くも異様な屍臭が鼻を衝く。二、三歩中に入って行くと、
壁という壁には、機関銃弾が蜂の巣のように射ち込まれていて、

戦闘がいかに熾烈 (しれつ) だったかを物語っていた。玄関に近づくとそこには、
顔も名前も判別出来ないような機関員の惨殺死体が構わっていた。

堅く握りしめた五本の指、真っ赤に染まった背広服、見るからに壮烈果敢、
最後まで特務機関を死守した苦闘の状が偲ばれるのだった。

別の一機関員は両手を荒縄で縛り上げられ、刺され、撲られ、
散々に斬りさいなまれたあげく、首が斬り落されていた。



応接間にはワイシャツを二の腕までもまくり上げ、身に六弾をうけた甲斐少佐が、
白鉢巻も勇ましく、大の字なりに横わっていた。

すぐ其の情報室は、天井まで焼け落ちていて、部屋の前の石畳には、
可憐な少年給仕二人の死体が構わっていた。

重要書類焼却の任務を忠実に果し、拳銃一つに己が生命を託し、
頑張って頑張り抜いたのだろう。》


つづく
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