入って中国人に南京事件真相議論しましょう

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

7月20日 宛平城での砲撃戦再開

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/10/27 18:42 投稿番号: [617 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
274〜276p

《 宋哲元公館で、和平不拡大を話合っていた午後三時、
盧溝橋の原では数日来の鎮静を破って、またまた変事が勃発していた。


午後二時四十分、宛平城の城壁上に、ポッカリ灰色の中国兵の姿が見え始めてきた。

「オヤッ!   あいつは中国兵じゃないか。どう見たって保安隊とは服の色が違うぞ。
また図々しくあんなところに出しゃばって来やがって、これは明瞭に停戦協定違反だ!」

「そうだ!   確かに中国兵だ。しかし彼等は宋哲元の命令で、ここ一両日中に
全部撤退しなきゃならんもんだから、わざわざマルコポーロ橋を渡って、

この古戦場に名残りを惜しみにやって来たんだろうぜ。
中国兵の中にも、あれで案外風流を解するやつもあるだろうからなあ!」



我が第一線は極めて軽くそれをあしらっていた。
ところが中国兵は、一人、二人、三人、四人、だんだんその数がふえて来る。

突如、彼等は我が第一線めがけて、小銃、軽機関銃による一斉猛射を浴せかけてきた。
どうやら撤退を前にして、悔し紛れの仕返しらしい。

盧溝橋の駅舎にあった牟田口連隊長は、眼鏡でジーッと宛平城を睨んでいたが
「やむを得ん。せっかく停戦協定まで結んだのに、彼等自らこれを無視し、

蹂躪 (じゅうりん) しようというのなら、こちらは懲らしめの砲火をもって酬いよう。
重砲および連隊砲、直ちに宛平城の城壁に対して砲撃開始!」

大瓦ヨウ部落の森陰に放列を布き標定まで終って待機していた連隊砲および
一文字山に陣地進入した十五センチ榴弾砲は、一斉に急襲射撃の火蓋を切った。


榴弾は城壁上各所に閃光を発して炸裂し、東北角および西北角の堅固な城壁が、
次々に打ちくだかれていく。

宛平城一帯はまたたくうちに濛々 (もうもう) たる砲煙に包まれ、
さきほどの中国兵はたちまち沈黙を守ってしまった。



旅団長河辺少将は、この時、戦闘司令所を豊台から西五里店に推進させた。
ところが永定河西岸の三十七師は今度は一文字山に向って迫撃砲火を集中し始めた。

戦闘司令所至近の距離にその十数発が落達し、
我が方では即死一、負傷一の犠牲を生じてしまった。

執拗な中国兵はこれに力を得て宛平城の東の城門からも、
一文字山に向って小銃弾を注ぎ始めた。

我が重砲が、城壁および永定河西岸の敵に対し、
第二回目の膺懲射撃の火蓋を切ったのはこの時である。

時正に午後七時。こんどの砲戦はさきほどのそれにも増して激しかった。
夕陽はまさに大行山脈のかなたに没せんとして、

盧溝橋一帯の原はいま、燃え立つばかり赫々 (かくかく) としている。



パノラマに見るような薄暮の砲戦を、終始息を凝らして見守っていた第一線の将兵達は、
その砲煙が薄れてゆくと共に、ついいまさきまで、

東の城壁上に巍然 (ぎぜん) として吃立 (きつりつ) していた二層の楼門が、
跡形もなく吹ッ飛んでいるのを見て、あちらからもこちらからも、

たちまち万歳の喚呼 (かんこ) が湧き起った。
連隊長はやおら駅のホームに立ち上った。

そして副官河野又四郎少佐をふり返り
「砲撃の威力は、物凄いもんだなあ!   楼門を吹ッ飛ばされた宛平城の姿はどうだい。

まるで兜を脱いださむらいといった格好じゃないか」 「そうですなあ。実に痛快に
やっつけましたなあ。これで中国兵もスッカリ度胆を抜かれた事でしょう」》


つづく
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)