入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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大紅門事件2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/10/02 16:24 投稿番号: [588 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
235〜237p

《   南苑街道をとばせて行くと、間もなく事件の現場はここだという事がハッキリした。
爆破されたトラック、天津砲兵連隊第二〇二号車が、ブスブス煙を吐いていぶっている。

爆発が余ッ程激しかったと見えて、付近には手榴弾、背嚢、真ッ黒こげになって
ヒビの入った鉄兜、自動車の部品などが、あたり一面飛び散って、

実に惨憺たる状態を呈していた。
このトラックは北、永定門の方に頭を振って止まっており、

この車は故障した乗用車を牽引していた。別の一台は頭を南に向け、
楊柳の並木に激突して、十五センチもあるその幹をへし折っていた。



西側の溝には日本兵の死体が一つ、鉄兜を被ったままで仰向けに構わり、
両脚はグシャグシャに粉砕されていた。

いま一人の兵は腹から下が黒焦げとなり、さらにまた、乗用車脇の戦死者は、
軍服や肉塊があたり一面に飛散して、全く人としての原形を留めていない。

笠井顧問は取あえずその場で苦力を雇って、まず戦死者を一ヶ所に集めさせ、
これを路傍に安置して、その上に静かにムシロを覆いかぶせた。


楊柳を折り倒したトラックの傍らには、柄付の手榴弾が二、三十本、積み重ねて置いてあった。
顧問がまずこれを見付け 「これは中国軍の手榴弾じゃないか!」 と叫んだのと一緒に、

周参謀がその一本を手に取って 「そうです。中国軍の手榴弾です。
これでもってトラックを爆破させたのかもわかりませんね」 といった。


中国軍の営長が部下四、五名を引き連れて、その場を通りかかった。
周参謀は呼び止めて、「オイ!   この自動車はお前の部下が爆破させたのか?」

と問いただした。
「ハイ、そうです。ちょうどこの付近を警備していた私の部下がやっつけたんです」

営長の面には得意の色が浮んでいた。周参謀はこの時にわかに声荒らげ、
「とんでもない事をしてくれたもんだ!張師長は報告を聞いて、

カンカンになって怒っておられるぞ。この命令書を見ろッ!」 とどなった。
営長はおそるおそるその手紙を見た。彼の顔色がサッと変った。



そこで笠井顧問が口を切った。   「私は二十九軍の軍事顧問です。
日本軍が今日ここを通ったのは、豊台に移動するのが目的であって、

決してあなたの部下と戦争する目的なんか持っていなかったんです。
日本軍は今後まだ、続々この付近を通るだろうが、師長の命令にもある通り、

今後決してこういう事を仕出かしてはなりません」 営長はうな垂れて
「部下の不始末から、不祥事を引き起しましてまことに申し訳ありません。

今後厳に部下を戒め、絶対このような事のないよう、気をつけさせます」



この部隊は菰岡淳吉砲兵中尉が指揮する天津砲兵連隊第二大隊の修理班である事も判明した。
今日の事件は単なる一局部的の、小さな問題に過ぎなかったかも知れない。

しかし日本兵四名の尊い生命が失われた事実、並びに停戦協定の第一条、
「将来責任をもって再びかくのごとき事件の惹起を防止す」 という一項が

調印後僅々四十時間にして破り去られてしまったという事実、
これは決して軽視するわけにはいかなかった。



十四日午前十一時、笠井顧問は張允栄を、その私邸に訪問して、
大紅門事件の善後処理に関して協議した。そして、

  一、行方不明の日本兵の捜索に協力。

  二、破壊自動車後片付けに対する援助。

  三、日本軍通過部隊に対する安全保障。

  以上三項に関して同意を得た。

ところが午前十一時五十分、通州特務機関甲斐補佐官からの電話によって、
行方不明の十四名が、今朝方、通州守備隊に戻って来たという事がわかったので、

第一項の捜索に関する件は問題解消、

そこで第二項の処理のため、午後二時、笠井顧問、周参謀、それに憲兵四名と通訳二名が、
三度大紅門に赴いて、自動車の解体作業や情況聴取にとりかかった。》


つづく
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