入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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大紅門事件1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/10/01 18:29 投稿番号: [587 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
234〜235p

《 十三日の午前十一時、突如、ドーン!   城外の方向に当って、大きなニブい爆声が聞えた。

愛沢通訳生は調査のため永定門の公安分局に電話をかけた。
永定門からは巡警を現場に走らせたので、返事が来るまでに二十分ばかりかかったが、

その報告によると、事件は永定門の南、三、四百メートル、
南苑街道と通州街道の分岐点で起っている。

何でも日本軍の自動車数十台が、通州から豊台に向って移動の途中、
最後の二、三台がこの大紅門で、警備中の中国兵とブツかったものらしい。

その時、自動車上で炸裂した一発の手榴弾がガソリンに引火して、大爆発を起したのが、
さっきのあの音だというのである。

日本兵四名が、木ッ葉微塵になって死んでいるという事も、
その報告によってわかってきた。



笠井顧問は早速 「こりやぐずぐずしちゃおられません。私はいまから現場に行って来ます。
中国側の代表者も一緒に引っ張って行って、共同調査の形式をとる事が大切ですね。

直接秦徳純に会って、だれか出すよう交渉します」 と、車を航空署街の秦公館に走らせたが、
彼は折り悪しく外出していて不在。

そこへヒョックリ姿を現わしたのが二十九軍参謀周思靖だった。
顧問は早速周参謀をつかまえて、事件の顛末を説明した。

すると周参謀は一緒に現場へ行くという。二人が車に乗り込もうとしている折りも折り、
これはまた、おあつらえ向きに三十八師長張自忠が悠然そこに姿を現した。



「これはよいところでお会いしました。実はあなたの部下の三十八師が……」 と
顧問が大紅門事件の概貌を説明すると、彼は

「エッ?   そりゃあ誠になんとも申し訳がありません。
一に師長たる私の監督不行届で全責任は私にあります。この点重々お詫び申し上げます。

実は私、自ら現地にとんで行って、事態を収拾したいのですが、
いま、のッ引きならぬ会合に出かける途中ですから、対策は一切を周参謀に一任します。

周君!   日本側と緊密に提携して、この問題を善処してくれ給え。
なお、万一の誤解を避けるため、私から現地部隊にあて、命令書を一札書きましょう」

張自忠は副官の手から、赤い罫の入った、陸軍第三十八師司令部公用箋と、
同じく封筒を受取って、それにスラスラと命令文を認ためた。



笠井顧問と周参謀は、いったん特務機関に立ち寄って、軍事顧問部の広瀬秘書を帯同し、
午後一時半、永定門外事件の現場に車を走らせた。笠井顧問が張師長の命令の内容を尋ねた。

「エート、何だ?
今日大紅門で起った事件は、師長としてこれを非常に遺憾に思うという事。

次は事件の顛末を至急詳細に調査し、順序を経て上司に報告せよという事。
最後に、厳重に部下を戒め、日本軍に対しては今後絶対、

このような行動をとる事がないよう取締れ、と書いてあります」
と、その一枚一枚を顧問に示した。》


つづく
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