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盧溝橋事件73 内地師団の動員は保留

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/09/26 15:46 投稿番号: [581 / 2250]
児島襄著 『日中戦争4』 文春文庫    10〜11p


《 支那駐屯軍参謀長橋本群少将の報告が入電した。
・・・
橋本少将からの入電は、その合意成立を告げるものであった。
・・・
陸軍は、とりあえず内地三個師団の動員下令はおこなわぬことにしたが、
朝鮮軍、関東軍の部隊の派出は、中国側に協定の締結と実施を促進させる

効果もあるとして、実行することにした。》



井本熊雄著 『支那事変作戦日誌』 芙蓉書房   93〜94p

《   七月十一日

支那側が我要求を受諾したという報告電が到着して、
内地師団の動員は保留することとなった。

ただし、前記の内地から派遣する航空部隊および朝鮮から派遣する諸部隊は
予定の如く実行し、これを南満に位置させ、中央部の直轄とすることに決定せられた。


夕刻   (午後六時三十五分)右の発令があった。

  〔動員派兵の事務的準備〕

動員派兵の方針が定まった以上、主務担当者は、何時発令せられてもそれが
実行可能であるように準備しておかねばならぬことは当然である。

筆者は動員兵力の決定、それに関連する動員班および陸軍省との折衝の事務に当った。
陸軍省の折衝相手は編制班長の西浦進少佐であった。

七月十一日、参謀本部階下の最も正門に近い室で会談した。
軍事課は渋くて何でも値切ると思い、強硬につっぱる考えで話を始めたところ、

案外すらすら運び、西浦少佐がこれだけでよいのかというので、少々拍子抜けした。
西浦少佐も見透しを持っていたであろうが、

何といっても田中軍事課長が積極論の中心人物であるので、問題はなかったのである。



松本重治著 『上海時代・下』 中公新書   137p

《 七月十二日朝、「同盟」 支社に出社すると、
私の机上には、前日の十一日の閣議決定、同夜の内地三箇師の動員保留、

しかし朝鮮軍一箇師、関東軍二倍旅の華北への派兵命令、

しかるに松井−張自忠による局地解決協定の調印という、
あわただしい、混沌たる動きのニューズの一切があった。》
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