入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件22 攻撃を決意する大隊長

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/07/17 15:56 投稿番号: [509 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
112〜114p

《 一木大隊長は桜井顧問と別れた後で気がついた。
  −   しまった、こりゃ余分な事をしゃべってしまったぞ!

俺はいま、顧問に宛平県城外の敵を撃つといってしまったが、
桜井君、きっとあの事を中国側に話すに違いない。

話したら最後、中国側はすぐ手を回して、城外にいる兵を皆城内に引込めてしまうだろう。
それじゃあせっかく攻撃して行っても藻抜けの殻でなんにもならぬ。

なんにもならぬどころじゃない。最初から配兵していなかっただの、
不法射撃をやった覚えはござらぬだのといわれたら、

結局事件の証拠がことごとく湮滅され、かえって日本側が悪者扱いされてしまう。
こりゃ一刻も速かに攻撃を開始せにゃいかん。   −



そこで大隊長はがむしゃらに馬をとばせて一文字山へ急いだ。
台の東斜面のところに歩兵砲隊長久保田尚平大尉がいた。

「久保田大尉、大隊はいよいよ攻撃開始だ!   歩兵砲の目標は竜王廟!
いいか。直ちにあれに向って射撃準備!」

大隊長は馬上から高らかにこう叫んだ。隊長の馬が盛んに狂奔する。
馬はやがて一気に中天の台上まで駆け上って行った。

そこでは機関銃中隊長の中島大尉と、第九中隊長の安達大尉とが、
眼鏡片手にしきりに前方の情況を展望していた。



大隊長はこの二人の頭の上から「オイ!   中隊長、大隊は直ちに攻撃を開始する。
目標は竜王廟から左、鉄道橋までの間だ。各中隊の態勢は現在の通り。

前進に当ってはグッと左前を張り出して右の方に向きを変えろ!
わかったな。わかったら直ちに現在の位置で攻撃準備!」

すると安達大尉が大隊長をふり仰いでいった。
「大隊長殿、あの宛平城の城壁にいるやつは攻撃しないのですか」

「うん、宛平城に対しては攻撃しない。
城外にいるやつだけを徹底的にたたきつけるんだ!

俺はとりあえず斜右、あの堆土 (たいど) の線まで進出する。
各中隊は攻撃準備完了次第、すぐ俺のところに報告して来い」

言い終るや否や、大隊長は馬に一鞭あててまっしぐらに一文字山の崖を敵側に
向って駆け降り、そして斜右、京漢鉄道の線路の方向に走って行くのだった。



桜井顧問から連絡に出された斉藤秘書は、この時ようやく息せき切って一文字山に
到着した。一木少佐に追いすがるようにして崖を下りながら

「大隊長殿、桜井顧問のところから連絡に参りました。
ただいま宛平城に参りまして、あちらにいる中国側に聞いてみましたところ、

竜王廟方面の城外には一兵も出しておらないそうです」
「なにッ、城外には一兵も出しておらん?

中国兵がおるかおらんか、そんな事は中国側に教えてもらわなくても、
このおれが百も承知だ。いまごろになってそんな嘘っぱちの弁解なんか聞きたくもない」

大喝一声、斉藤の報告を一蹴し去った大隊長は、また前方ヘ!
青草の原を馬を飛ばして走り去って行くのだった。》


つづく
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