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盧溝橋事件19 反撃の許可でる

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/07/14 18:38 投稿番号: [506 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊
107〜109p


《 一木大隊長のところに、通信班長小岩井中尉が馬をとばせて駆け上って来た。薄闇の中から
「大隊長殿!   小岩井中尉であります。

電話はただいま西五里店部落の南端まで延線して参りましたが、
そこでとうとう線が終ってしまいました。ここまで引っ張ってこられません。

いま、導通試験をやってみましたが、北京とは完全に連絡がとれます。
そしていま、連隊長殿がなにか大隊長殿と連絡したいから、

至急電話口まで出られるよう申しておられます」
「そうか。連隊本部と連絡が出来たか。じゃあ早速連隊長殿に情況を報告しよう」

大隊長は副官亀中尉をともなって、小岩井中尉に続いて一文字山の緩斜面を下りた。
西五里店部落はタッタ一つの燈火が何よりの目標だ。

三頭の馬は轡 (くつわ) を並べ、軽速歩で進んで行った。
くさむらの中から、チリンチリン、しきりに電話のベルが聞え始めて来た。



「北京、北京の連隊本部ですか。こちらは一文字山の第三大隊本部です。ただいま、
大隊長殿が電話の位置に来られました。その事を連隊長殿に申し上げて下さい」

戦場の一木大隊長と北京の牟田口連隊長とは、ここに、直接談話を交換する事となった。
「ヤア、一木君か、ご苦労ご苦労。事件の内容については、

早速、軍司令部に電話で報告しといたがねえ。軍は事件の調停問責のため、
直ちに現地に軍使を送れという意見なんだ。

そこで特務機関から寺平補佐官が行くので、連隊からは取りあえず僕の代理として、
森田中佐に兵一ヶ分隊をつけてそちらの方にやっておいた。

中国側からは宛平県長の王冷斉、外交委員会の林耕宇、この二人が宋哲元代理として、
今一緒に自動車で山かけたから、もうおっつけそちらに着くころだろう」



「かしこまりました。そこでこんどはこちらの情況について申し上げますが、
大隊は三時二十分、完全に一文字山の占領を終りました。

ただいま、和戦両様の態勢をとっていますが、
いましがた、またまた向うから三発射って参りました。

これから考えると、どうもこの際、宛平県城を攻撃しませんと、
爾後の交渉がうまく行かないんじゃないかと思われます。

私はもう、この事態では断然攻撃を開始してよいと思うんでありますが、
連隊長殿はお許しになりますか。いかがでしょう」

「また、射撃してきたのか」

  連隊長はそういったまま、ここでしばらく考え込んでいるらしかったが、
やがて決心したものとみえ

「よろしい。やり給え」 と敢然攻撃の決意を明らかにした。



ところが一木大隊長としては、いってはみたものの内心
  − 連隊長がこれに攻撃の断を下すなんて事は、まずまず考えられない事だ   −

くらいに思い込んでいた矢先、案に相違していま、快刀乱麻を断つ式の、
明快な命令が下されたものだから、かえっておどろいてしまった形である。

本当にやるという事になると、事はすこぶる重大である。
万一にもこれが自分の聞き違いだったりしたらそれこそ大変だと思って、

「本当にやってよろしいんでありますか?」 とさらにもう一度念を押して見た。
すると連隊長は自信に満ち満ちた声で

「やってよろしい。いま、午前四時二十分!   確実に僕は攻撃命令を下した。
間違いはない」   −   時刻まで明確に示されたのだ。もう大丈夫。

「ではやりますッ!」
大隊長はガチャリと電話を切った。


つづく
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