入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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盧溝橋事件16 軍使一行 連隊本部にて2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/07/10 15:38 投稿番号: [502 / 2250]
寺平忠輔著 『日本の悲劇   盧溝橋事件』 読売新聞社刊

101p
「ただいま、林耕宇と宛平県長の王冷斉を連れて参りました。
下の応接室に待たせてあります。森田中佐殿と一緒におともしようと思いまして」
・・・


102〜103p
《 続いて連隊長は、一応彼等の権限を確かめるべく、今度は王冷斉の方に向き直った。
「君が宛平県長の王君か」

王冷斉は保定の軍官学校を卒業し、上校団長までつとめた経歴の持ち主だったけれど、
一向軍人らしい溌剌 (はつらつ) さがない。また日本語はまったくわからぬときている。

連隊長は厳然たる態度で彼にたずねた。

「王君、君は宋哲元の代表として、あるいはまた馮治安の代表として、
現地に行ってこの問題を解決するだけの権限を委任されているのかどうか?」

すると通訳代りの林耕宇が横合いから
「ハア、その権限は持っております」

「君に聞いているんじゃない。王君にたずねているんだ。君はその事を王君に通訳し給え」
連隊長の眼が光った。縮み上った林耕宇は小さな声でその意味を王冷斉に伝えた。



王冷斉はそれに答えて
「ハ、全権は持っております」

「確実に持っているのか」
連隊長は折り返し念を押した。

「まあ持っていると思います」
「何、思います?   そんなアヤフヤな態度で現地交渉の衝に当られてたまるもんか。

いいかい。説明するとね、宋哲元は冀察政務委員会の委員長という資格と、
二十九軍軍長という資格と、二つの権限を持っているんだぜ。

そこでいま、文官たる君が行政上の資格を代行するのはまあよいとして、
さらに軍長代理として、いままさに戦争でも勃発しそうなこのせっぱつまった情況に

直面し、しかも不法を働いた二十九軍の部隊に対し、君が独自の判断で
適切な軍命令を下し得るかどうか。その辺のところはいったいどうなんだ!」



質問の矢はすこぶる厳しい。しかし条理はあくまでも整然としている。
彼はこれに対して一言半句、答え得なかった。

「君はそんなあいまいな資格で盧溝橋に出かけようというのか?
ノコノコ盧溝橋に行って、これからいったい何するつもりなんだ?」

追及の言葉はいよいよ峻烈 (しゅんれつ) になって来た。
王玲斉もこれをなるほどと悟ったらしく

「一応その辺のところ、もう一遍電話で秦市長と連絡をとって参ります」

「一応も二応もシッカリ連絡とり給え。これが決まらない事には君達現地に
行ったって、単なるロボットでなんの役にも立ちはしない」

二人はコソコソと電話室の方に行ってしまった。

「イヤアどうも中国側には、いつもああいったピントの外れたのが多くていかん!」
連隊長は吐き出すようにそういって、煙草を灰皿にねじ込んだ。》


つづく
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